リトリーブ(ただ巻き)はルアーフィッシングの基本!
ほぼ全てのルアーに有効なアクションである!
ルアーフィッシングには数多のアクションが存在していますがその中で最も多く使われるアクションがただ巻きです。 一定のスピードで巻き続けることでルアーを動かしシーバスやヒラメといったフィッシュイーターにアピールします。
リトリーブが基本となるルアーは主にミノー系プラグ、バイブレーション、スピナーベイト、クランクベイト、シャッド系のワームなどがあります。 それぞれのルアーに適したリトリーブスピードがありますが基本の動作とテクニックは一緒です。 1つ覚えてしまえば100の場面で役立つアクションがリトリーブなのです。
リトリーブ(ただ巻き)のやり方
文字通り『ただ巻く』だけ!
リトリーブに難しいテクニックは必要ありません。 しっかりとロッドとリールを持ち同じスピードで巻き続けることでルアーをアクションさせます。 手首の力は抜いて指先で軽くハンドルをつまみ柔らかく巻き続けましょう。 この時ルアーの動きを頭でイメージして巻きましょう。釣りは目に見えないものにアプローチをし続ける想像力のスポーツでもあります。 大切なのは自分が想像しているスピードをキープさせることなのです。
リトリーブ(ただ巻き)が上手くできないときは?
ギア比を見直そう!
リールにはギア比というものがあります。 ギア比が高いリールは1回転に対する糸巻き量が多くなります。ルアーによって早いスピードで巻かないと動かないものや逆に早すぎると体勢を崩してしまうルアーもあります。 適切なスピードで巻くことが綺麗なアクションを出す大切な要素なのです。
ロッドとリールしっかり握ってる?
左巻きの人は右手で右巻きの人は左手でロッドとリールを握っていると思います。 この握っている手というのは実はリトリーブにおいてとても大切な役目を持っているのです。 握っている手が緩んでいると上手くルアーは動きません。また魚の当たりもとり難くなってしまいます。
力を込めすぎてない?
『上手くやろう上手くやろう』と考えてしまうとどうしても力が入ってしまい体が硬くなってしまいます。 こうなると肩や手首といったリールを回転させるときに大切な間接が固まりカクッカクッといったぎこちない動きになってしまいます。 ロッドを握る手はしっかりと力をいれリールを回転させるほうの手は力を抜いて回しましょう。
イメージは明確に持ってる?
ルアーの動きをイメージすることはどのアクションでもとても大事なことなのです。 リトリーブさせるルアーの理解から始めてみましょう。 例えばミノー系は早く巻きすぎるとバランスを崩してしまいます。 逆にバイブレーション系のルアーはある程度スピードを持たせて巻かないと動いてくれません。 常に頭の中でイメージしながら「このルアーはこういう風にアクションさせたい」「だからこのスピードで巻こう」と意識しながら練習するといいでしょう。
リトリーブ(ただ巻き)のいいところ!
コツさえ掴めば誰でもできる!
釣りを経験したことのない方がルアーフィッシングと聞くと「難しそう」と思われる方も多いと思います。 しかしリトリーブには複雑なテクニックは必要ありません。釣りを始めたその日にマスターすることも可能です。 また巻き物と呼ばれる全てのルアーで使えるので応用力も抜群です。
効果的な魚種が多い!
ルアーフィッシングにおいてメインとなる魚には有名なところではブラックバスやシーバス、ヒラメなどがいます。 その全ての魚種にリトリーブというアクションは有効なアクションになります。
リトリーブの応用技術!その名は『ストップ&ゴー』!
リトリーブのスピードに緩急をつけるだけでできるアクションがあります。 その名も『ストップ&ゴー』 非常に多くの魚に対して有効なアクションです。 基本形はリトリーブと一緒です。違うところは素早くリトリーブしたあとに食わせの間を作り出すことになります。
具体的なやり方を説明します。ロッドさばきと素早いリトリーブでルアーを高速で動かします。 その後1~2秒間ルアーを完全に停止させるのです。 素早く動くルアーに好反応を示したターゲットに対してルアーを捕食する時間を作ります。シンキングルアーでは力尽きたベイトが水中に落ちていくような姿を演出できますしフローティングルアーでは弱ったベイトが水面に浮かびあがるような演出が可能です。
リトリーブは変幻自在!? 色んな魚種に挑戦してみよう!
ブラックバス
バス釣りで使用するルアーの多くはリトリーブが非常に有効に作られています。 特にハードプラグと呼ばれるルアーはただ巻きを基本とするものが多くミノー系を始めクランク系、スピナーベイト系など種類も豊富です。
基本的にブラックバスフィッシングは『釣り場の環境から判断する』ということが釣れる要素の多くを占めます。 濁り気味のときはブラックバスに見つけて貰えるように大き目のルアーをゆっくりとリトリーブしてみたり逆に澄んだ水質のときは小さめのルアーを見切られないようにきびきびとした動きでリトリーブしてみたりします。 たった1つのリトリーブというアクションで様々な状況からブラックバスを呼び寄せることができるのでバスフィッシングをされる方は必須のテクニックと言って過言ではないでしょう。
シーバス
シーバスフィッシングで使用するルアーはミノー系プラグとバイブレーションが多いと思います。またシンキングペンシルなどブラックバスフィッシングでは使用することの少ないルアーもよく使われます。 シーバスフィッシングは昼と夜でリトリーブスピードを変えることが重要です。また流れの速い川で釣りをする場合は流れにルアーを乗せながらリトリーブする通称『ドリフト』と呼ばれるテクニックも必要になってきます。
昼のシーバスフィッシングは見切られないリトリーブスピードであることが重要になります。 夜と違いルアーがよく見えるので追いかけてきたのにルアーの手前でUターンしてしまった・・・なんてことが起きてしまいます。 逆に夜のシーバスフィッシングではゆっくりとしたリトリーブスピードが基本になります。 流れに漂わせたりエサとなる魚がゆっくりと移動している姿をイメージしながらリトリーブするといいでしょう。 ただしバイブレーションなど早いリトリーブスピードが前提として作られているルアーに関してはこの限りではありません。 それぞれに適したリトリーブスピードを大事にして釣りを組み立てていきましょう。
フラットフィッシュ
フラットフィッシュとはヒラメなどの砂地の底に生息することが多い魚を指す言葉です。 ヒラメは底に張り付いてエサを狙うチャンスをじっと待っていることがあります。そのため有効と言われるアクションが『スローリトリーブ』です。
その名の通りゆっくりとしたリトリーブなのですがヒラメを狙う場合は海底付近を重点的に攻めていくことになるのでその他の釣りに比べて難易度は上がると思われます。 感度の良い道具を使いイメージした通りの動きでイメージ通りのコースを通すようにしましょう。
アジング
アジと聞くとベイトフィッシュのイメージが強いと思いますがアジは成長すれば50cm以上にもなる立派な青物なのです。 アジを狙う場合はリトリーブスピードと共にレンジキープが大切と言われています。 アジングはスローリトリーブが基本です。アジがいる層を見極めスローリトリーブで誘いましょう。
スローリトリーブが基本と書きましたがアジの遊泳速度は中々のもので活性が高いときはリトリーブスピードを上げて狙ってみてもいいと思います。 またソフトルアーだけではなくメタルジグのただ巻きで遠投して大型を狙う方法もあります。
メバリング
釣り物が減ってくる冬にシーズンインするメバリングですが冬という季節の関係上水温が非常に低いことが多いです。 そのため魚自体の活性も低いことが多いです。なので基本はスローリトリーブとなります。 リトリーブで反応が悪いときはトゥイッチなどを含めながら誘うと釣果に繋がると思います。
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リトリーブから始めるルアーフィッシングライフを!
全ての基本が詰まっているアクション
いかがだったでしょうか? リトリーブは難しいものではありませんがルアーフィッシングにおいてとても重要なことをたくさん教えてくれるアクションです。 レンジキープからルアーのアクションイメージまで想像する力を養ってくれます。この想像力は釣りにおいて重要であることを釣りを続ければ続けるほど実感していきます。 皆さんのフィッシングライフがよりよいものになることを願っています。