はじめに
キンセンカは開花時期も長く、生命力も強い華やかな花です。 ハーブとして親しまれていたり部屋や庭を暖かく彩ってくれますが、花言葉は冷たい言葉が多いものとなっています。 今回はキンセンカを渡すときの注意点を花言葉からに沿ってまとめてみました。
キンセンカの特徴
キンセンカはとても鮮やかなオレンジ色や黄色をしていて、庭もお部屋もいっきに暖かく彩ってくれます。またキンセンカは海外で昔からハーブとして利用されている馴染みのある植物で、内用と外用ともに人気のハーブとして扱われています。 今回は代表的なオレンジのキンセンカについて紹介します。
キンセンカの花言葉
花言葉:失望、寂しさ、別れの悲しみ、悲嘆、絶望、悲哀、静かな想い 、変わらぬ愛 、忍ぶ恋 、誠実、初恋
「失望」「寂しさ」「絶望」の花言葉由来
失望という花言葉が由来されている理由として、黄色は欧州では不吉な色に当たるということがあります。 キリスト教で黄色の花はキリスト教を迫害したローマ皇帝を象徴する色、裏切り者のユダの服と良くない色して扱われています。 このことから失望や悲しみ、寂しさという花言葉が由来されています。
「別れの悲しみ」の花言葉由来
別れの悲しみという花言葉はギリシヤ神話から由来されています。 ギリシャ神話の内容は水の精クリティが太陽神アポロンに恋をした話です。クリティはアポロンに恋をしたもののアポロンには想い人のレウトコエ女王が居ました。嫉妬に狂ったクリティは王女の父に密告しレウトコエ女王を生き埋めにさせます。これにクリティは自分のやったことを恥じ、9日間空にいるアポロンを見上げたままで居たらいつのまにか姿をキンセンカに変えました。
「悲嘆」の花言葉由来
こちらも、別れの悲しみと同じギリシア神話から由来されています。悲嘆は西洋での花言葉です。 暖色系の花はよく調べると不吉な花言葉がついているものが多いです。 贈る意味合いで変わるものも多く本命女性に黄色のバラを渡す時は「あなたを恋します」や「可憐」という花言葉が付きますが、恋愛対象以外の女性に贈ると「嫉妬」「薄らぐ愛」「別れよう」という不吉なものになってしまいます。 不吉な単語が目についたら花束として贈るのは控えたほうがよいでしょう。
「初恋」「忍ぶ恋」「変わらぬ愛」の花言葉由来
これもギリシア神話の恋をした部分から由来されています。 キンセンカにも良い意味の花言葉はありますが贈り方が限定されてきます。 初恋を意味して送る場合、相手が恋を知らないという前提が必要です。 変わらぬ愛を永遠の愛として結婚式に贈る場合もありますが、親友など密に仲が良くない限りは避けたほうが無難です。
2月13日の誕生花:キンセンカ
開花時期
キンセンカの開花時期は12月~5月です。
キンセンカの花言葉の贈り方
こんな人におすすめ
ハーブに興味があったり、園芸をしている人におすすめです。 というのも暖色系の花言葉はネガティブな意味合いが多く、キンセンカも例外ではありません。 花束のように贈るのは控えたほうが良いでしょう。鉢植えのまま贈るとベストです。
プレゼントの贈り方
ハーブとして使えるキンセンカを選んでプレゼントしましょう。 花束のように包装するのではなく鉢植えポットに入ったままであったり、乾燥させてキャニスターの様な入れ物に入れてギフト包装すると喜ばれます。 鉢に植え替えて渡すのもおすすめですよ。 ハンドメイドが得意ならチンキにして渡すほか、キンセンカをオイルに浸してトリートメントに加工したり、化粧水にして贈ると喜ばれます。
花と一緒に贈るおすすめグッズやアイテム
キンセンカ(ポットマリーゴールド)は昔から花や葉が薬や料理に使われてきました。 一緒に贈るおすすめアイテムは乾燥させたならキャニスターの様な可愛い透明瓶やティーセット、フレッシュな場合はサラダを一緒に買ってランチに使ってもらうのも悪くありません。 食用外でハーブとして使ってもらう時は、小鉢や小皿など小さめの食器や肌に塗るようのキャリアオイルをセットで送るといいでしょう。
キンセンカの飾り方
風水情報
キンセンカはとても暖かいオレンジや黄色の花を咲かせます。 そのため陽の気を含んでいるとされており、気分を明るく盛り上げたり人間関係を円満にさせてくれる働きがあると言われています。 そしてキンセンカは花が明るいため、部屋を暖かくしてくれます。 食卓や部屋の角に置くと暖かさを盛り上げてくれたり冷たい空気を和らげてくれますよ。
キンセンカの基本情報
科名・属名
キンセンカはキク科のキンセンカ属です。
和名・英名
キンセンカの和名は金盞花(キンセンカ)で、英名はカレンデュラやポットマリーゴールドです。
原産地
キンセンカの原産地は南ヨーロッパ、中央アメリカと北アメリカです。
花名由来
キンセンカの花の名前の由来は、花が黄金の様な色合いをしていることと盃のような形をしていることから金盞花という名前がつけられています。 英名のカレンデュラは1ヶ月という意味のカレンダーが語源となっていて、カレンデュラは開花期が長く1ヶ月咲くというところから由来されています。

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キンセンカの詳しい利用方法と効果
効果と効能
キンセンカは皮膚のガードマンと言われていて、皮膚の修復を助けたり消炎効果、保湿、ホルモンバランスの補助などがあります。 外用で用いる場合、キンセンカの修復力が日焼けや炎症を沈めてくれる他に殺菌力の高さから消毒にも向いています。 内用すると粘膜の修復や消炎効果が期待できますよ。 キンセンカはホルモンバランスを調節したり更年期障害の緩和、発汗解熱にも効果が期待できます。 キク科アレルギーの方は使用を控えましょう。
エディブルフラワー
キンセンカは食べることができるエディブルフラワーです。 生食する場合は花をサラダやおひたしに使うと彩りがよく、味はほんのりと甘くておすすめですよ。さらに揚げ物にも向いていて油であげると大変綺麗なきつね色に揚がります。 乾燥させた場合はティーやスープ、焼き菓子に使うとよいでしょう。 ハーブは乾燥させることで風味がぐっと上がるので香りをより一層楽しめます。 食べる時はしっかり洗いましょう。花には虫がつきやすいので水につけてゴミや虫を落とし数回水洗するといいでしょう。
ハーブティ
乾燥させたキンセンカをティースプーン1~2杯に沸騰したお湯を入れて3分蒸らせば完成です。 フレッシュな場合は大輪のキンセンカ1つをよく洗い丸ごと煮出すといいでしょう。 きれいな黄金色に輝いて見て楽しむこともできます。 味は癖が少なくブレンドにも適していてレモンバームとあわせると手軽にリラックスすることができますよ。 余談ですがハーブティを多く作りすぎて飲めなかったという場合は化粧水の代わりに使っても大丈夫です。
キンセンカオイルの作り方
キンセンカオイルは低刺激なので肌への負担が少なく様々な年代や書状の方に利用されていますよ。 作り方はとても簡単です。 密封できる容器に乾燥させたキンセンカ15gに対して200mlのベースオイルをいれます。オイルは酸化すると匂いがきつくなるのでなるべく酸化しにくい植物油(ホホバオイルや薬局で売っているオリーブオイルなど)を使用しましょう。 あとは日あたりの良いところで2週間管理し、1日1回軽く振ってなじませるとよいでしょう。 2週間経ったらオイルを濾しながら中身の花びらを取り除きましょう。
キンセンカオイルの利用
キンセンカオイルはハーブの浸出液なのでボディケアのみに使うのは少し物足りないものです。 キンセンカオイルは塗る他に精油として役割を果たしてくれます。 自分で石鹸や入浴剤、リップクリームなどを作る時にオススメですよ。
まとめ
花束として贈るのは不向きでも、ハーブとして贈ると使い道が多いためとっても喜ばれます。 キンセンカにあう料理を持って一緒にランチなどいかがでしょうか。