【復讐の花言葉】はじめに
「復讐」の花言葉をもつ花々をご紹介します。 1「シロツメクサ」 2「トリカブト」 3「アザミ」 その他として「キショウブ」を紹介します。
復讐の花言葉1/3.シロツメクサ
「シロツメクサ」は別名「クローバー」と呼ばれていて有名です。 「クローバー」という名前はアカツメクサなど、約260種の『マメ科シャジクソウ属』を総じてよんでいる名前ですが、日本では「クローバー」=「シロツメクサ」と呼ばれることが一般的です。
科名・属名
科名・・・マメ科 属名・・・シャジクソウ属
和名・英名
和名・・・白詰草 英名・・・Clover、White clover
原産地
ヨーロッパ
花名由来
和名の由来・・・白詰草という和名は、「白い花の詰草」。なぜ詰草というかは、江戸時代に貿易で輸入したガラス製品を、この「シロツメクサ」で梱包して緩急材として使用していたからだと言います。
だから、『白詰草』。 英名の由来・・・ギリシャ・ローマ神話には、「ヘラクレス」という英雄がいます。
彼は先端が3つに分かれた棍棒=Club(クラブ)を持っていました。その3つに分かれたさまが、三つ葉のクローバに似ていたので、『Clover』となったのでした。
花言葉:『復讐』には実は驚きの由来が…
シロツメクサの花言葉には本来『約束』というポジティブな意味があります。これはキリスト教の「三位一体論」に由来されたものです。 しかし、シロツメクサには『復讐』という不吉な花言葉もあるのです。
シロツメクサをプレゼントするとき、相手がそのことを知っているかどうか入念にチェックしておきましょうね。
花言葉由来
シロツメクサの花言葉『復讐』。 アイヌのこんな物語が由来になっているそうです。 あるアイヌの村に、「酋長」と綺麗な「娘」がいました。娘にはすでに「許嫁」がいたのですが、娘は、「ある沼の主」に恋をしてしまいます。
ひっそりと逢瀬をする「娘」と「沼の主」に、怒りを覚えた「酋長」と「許嫁」は、沼の主を毒殺する計画を企みます。
ついに「沼の主」は毒殺されてしまいます。 しかし、「許嫁」と「酋長」は沼に吸い込まれてしまい死んでしまい、さらには「娘」も自害してしまいました。
その後、沼の辺りには、『シロツメクサが咲いていた』のです。 なんという物語でしょうか?恐ろしいですね。
シロツメクサ/誕生花
シロツメクサの誕生花は何日かあるようです。 ・4月2日 ・5月26日 ・5月27日 ・6月17日 ・8月29日 ・8月31日
開花時期
【4月20日〜8月15日ごろ】に開花。 ___________ 植え付けの時期は【3〜5月、9〜10月】です。 日当たりの良い場所を好みます。
花言葉を贈るシチュエーション
本来は『約束』というポジティブな印象の花言葉を持っているシロツメクサなのですが、『復讐』という意味を込めてプレゼントするのは、ある種のユーモアでしょうか・・・?
こんな人におすすめ
・約束を破られた方 ・浮気された方
こんな場面におすすめ
本来の『約束』の花言葉の意味を逆手にとって、あなたが約束を破られたのなら、このシロツメクサをプレゼントして『復讐』の思いを相手に贈るのはいかがでしょうか?
他にも、あなたがもし浮気をされたら、綺麗なシロツメクサをプレゼントしてあげれば、そのお相手は必死になってシロツメクサの花言葉を検索するのではないでしょうか?『復讐』の意味を知った相手は・・・。 ※あくまでユーモアです。
クローバーの飾り方
クローバーの飾り方をご紹介します。 クローバーでも、四つ葉のクローバーは幸運の印です。 開運、金運のグッズとしても有名なので、シロツメクサの花言葉に関わらず、インテリアに最高でしょう。
復讐の花言葉2/3.トリカブト
続いては、猛毒で知られるトリカブトです。
科名・属名
科名・・・キンポウゲ科 属名・・・トリカブト属
和名・英名
和名・・・鳥兜 英名・・・monkshood
原産地
北半球の温帯~亜寒帯地域
花名由来
和名の由来・・・和名の「トリカブト」を漢字で表記すると「鳥兜」です。字面の通り、和装に用いられた鳥兜に似ているから「鳥兜」と呼ばれるようになったようです。
他にも、「烏帽子(エボシ)」や「鶏のトサカ」に似ているからという由来もあるようです。
英名の由来・・・英名の「Monkshood」とは、「monk」が「僧侶」という意味なので、「モンクスフード」=「僧侶の被り物」という意味です。それに「トリカブトの花」が似ているので、「monkshood」となったようです。
花言葉:『復讐、人間嫌い』
トリカブトには色々な花言葉があります。 例えば語源にちなんだ「騎士道」「栄光」といった良い印象のものもあります。 しかし、『復讐、人間嫌い』という否定的な意味も持っています。
花言葉由来
これは、やはりトリカブトの「強い毒性」に由来しているようです。 さらに、ギリシャ神話の伝説も由来となっているようです。。 上のシロツメクサの花名由来に出てきた英雄ヘラクレスさん。
彼は、地獄の番犬ケルベロスを倒しました。 そして、なんとその死んだケルベロスの「よだれ」から「トリカブト」が生まれたという伝説があるようです。 ケルベロスの『復讐心』おそるべし。
トリカブト/誕生花
・7月19日 ・7月25日
開花時期
【8〜10月】に開花。 ___________ 植え付けの時期は【2~3月上旬】です。 毒性があります。必ずビニールの手袋をしましょう。
花言葉を贈るシチュエーション
トリカブトは毒性の強い植物です。 他人に贈るのはやめましょう。
トリカブトの飾り方
トリカブトは紫色の花です。 風水的には、紫色は南に置くと良いようです。 紫は知性や気品、芸術性を示しています。 もし栽培されるのであれば、南側に置きましょう。
復讐の花言葉3/3.アザミ
続いては、棘が恐ろしい「アザミ」です。
科名・属名
科名・・・キク科 属名・・・アザミ属
和名・英名
和名・・・薊(あざみ) 英名・・・thistle(シスル)
原産地
日本など北半球
花名由来
和名の由来・・・「薊(あざみ)」の由来は、主に、『方言による由来』と『あざむ(「惘」という意味)の言葉の由来』の2つがあります。 前者の『方言による由来』は沖縄県の八重山の方言に由来しています。
「トゲ」を意味する「アザ」という方言が元になって「アザミ」となったようです。
後者の『あざむ』という言葉は、驚き呆れる「惘」という字「あざむ」にちなんで「棘の多さに驚き呆れる」ので「あざむ→アザミ」となったようです。 英名の由来・・・英名の「thistle」とは、キク科植物の総称をさしています。
元から「アザミ」は「thistle」だったようです。
花言葉:『復讐、報復』
アザミの花言葉には、『独立』という猛々しいものがあります。 これは(後述しますが)スコットランドの独立にちなんで意味されたものです。 しかし、このアザミにも『復讐、報復』という恐ろしい花言葉もあるのです。
花言葉由来
なぜ『復讐、報復』というネガティブな花言葉があるのでしょうか? 明確な情報は得られなかったのですが、どうやら「キリスト教」や「ギリシャ神話」にヒントがあるように思われます。
「キリスト教」では、処刑された聖母マリアの十字架の釘をとって、地面に埋めたところ、なんとアザミが生えてきたというのです。
これは「祝福されたアザミ」とも言われているそうですが、「復讐」という意味もあるのではないでしょうか? 「ギリシャ神話」では、大地の女神マーテルが、ダフニスという少年に恋をしました。
マーテルはダフニスに思いを打ち明けようとするのですが、なんとダフニスは気づかずに通り過ぎてしまいました。
失意にくれた大地の女神マーテルは、悲しみの印として、アザミの花を咲かしたと言われているのです。 どうですか?「復讐、報復」とも考えられるエピソードではないでしょうか?
アザミ/誕生花
・3月19日 ・4月19日 ・9月18日 ・10月21日
開花時期
【7〜8月】に開花。 ___________ 植え付けの時期は【4〜5月】です。 棘があるので注意して栽培してください。
アザミの飾り方
アザミはご覧通り、棘の多い花です。 こういったパンチ力のあるものは、『火星パワー』があると風水で言われているそうです。 端的にいうと、「性的なパワー」をもたらすそうで、寝室に飾って置くと、情熱的な恋を誘ってくれるかもしれません。
アザミはスコットランドの国花
アザミはスコットランドの国花となっています。 スコットランドは8世紀〜13世紀の中世時代、北欧のヴァイキングの侵略に苦しめられていました。
ある戦いで、ヴァイキングの兵士が「アザミの棘」を踏んで泣き叫び、おかげで侵入に気がついたスコットランド兵によって、国が守られたという伝説があるようです。
そのため、スコットランドの国花は「アザミ」になっているのです(500年以上も前から!)。
その他の復讐の花言葉 キショウブ
キショウブは別名イエローアイリスと呼ばれています。 他の色のアイリスに関しましては、幸福な花言葉を持っているのですが、このキショウブに関しては、実は『復讐』という意味もあるようです。 しかし、広く知れ渡っていることではないので、【その他】とさせていただきました。
キショウブの花言葉
基本的には、『幸せ』『幸福』『幸せをつかむ』と言ったポジティブな花言葉です。 しかし、アイリスの中でもこの「イエローアイリス」=「キショウブ」には『復讐』という意味も込められているようなので、注意が必要です。
科名・属名
科名・・・アヤメ科 属名・・・アヤメ属
和名・英名
和名・・・黄菖蒲 英名・・・Yellow Iris, Water Flag, Yellow Flag
原産地
西アジア〜ヨーロッパ
花名の由来
★和名【黄菖蒲】 菖蒲とは本来はサトイモ科のショウブと呼ばれる別種の多年草なのですが、「アヤメ」という言葉がそのショウブの呼称を超えて、アヤメ科アヤメ属の総称になったようです。
アヤメ科アヤメ属の「花菖蒲」に似ていて、花が黄色いから、「黄菖蒲」です。 ★英名【Yellow Iris】 Irisとはアヤメ科アヤメ属の総称のことを指しています。ギリシャ語で「虹」を意味しています。
キショウブ/誕生花
4月17日
開花時期
【5月5日 ~ 5月末頃】に開花。 ___________ 植え付けの適期は【3月〜5月】ですが、真夏真冬を避けていただければ通年で大丈夫です。
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【復讐の花言葉】まとめ
いかがでしたか? 今回は【復讐の花言葉】をお届けしました。 もしこれらの花をプレゼントする際は、十分注意してくださいね。