ガーデンシクラメンの育て方!知っておきたい8つのポイント!

ガーデンシクラメンの育て方!知っておきたい8つのポイント!

ガーデンシクラメンを育ててみたいけれど、何だか難しそう…と思っていませんか?ガーデンシクラメンは園芸用に改良された品種であることもあって、実は育てやすい花なんです。基本的な育て方を押さえた上で、今年こそ屋外での栽培にチャレンジしてみませんか?

記事の目次

  1. 1.ガーデンシクラメンの特徴は?
  2. 2.ガーデンシクラメンの選び方は?
  3. 3.初めてでも失敗しない!ガーデンシクラメンの育て方のコツ
  4. 4.【育て方その1】ガーデンシクラメンに適した土は?
  5. 5.【育て方その2】ガーデンシクラメンの植え付けは?
  6. 6.【育て方その3】ガーデンシクラメンの生育環境は?
  7. 7.【育て方その4】ガーデンシクラメンの水やりは?
  8. 8.【育て方その5】ガーデンシクラメンの肥料は?
  9. 9.【育て方その6】ガーデンシクラメンの病気や害虫は?
  10. 10.【育て方その7】ガーデンシクラメンのお手入れは?
  11. 11.【育て方その8】ガーデンシクラメンの増やし方は?
  12. 12.ガーデンシクラメンの育て方! まとめ

ガーデンシクラメンの特徴は?

原産地と名前の由来

シクラメンは、地中海原産の球根性の多年草です。 日本では、明治時代にドイツで品種改良された観賞用のシクラメンが輸入されてきたのが始まりです。 和名では、特徴的な花の形から「篝火花(カガリビバナ)」と呼ばれたり、豚が球根を食用にしていたことから「ブタノマンジュウ」と呼ばれることもあります。 ガーデンシクラメンは、耐寒性の強いミニシクラメンを屋外園芸用に改良した品種です。 花の大きさが4㎝以下で株も小さいので、ベランダでの栽培や寄せ植えにも向いています。

花色や形

ガーデンシクラメンの花色は、一般的なシクラメンとほぼ共通で、赤、ピンク、紫、白、青などがあり、それらの中間色のような色合いやグラデーションカラー、縁の部分だけに色がついた2色咲きのものなどがあります。 花の形は、通常の一重咲きのほかに、フリル咲きやベル咲きのものもあります。

原種シクラメンとガーデンシクラメン

原種のシクラメンは、地中海沿岸の標高1000m以上の山岳地帯に自生する山野草です。 その中から、シクラメン・ペルシカムという品種の系統が、大きくて美しい花を持つ観賞用シクラメンとして改良されてきました。 しかし、ペルシカム種はやや寒さに弱く、真冬の屋外で栽培するのには適していません。 現在のガーデンシクラメンは、埼玉県のシクラメン生産農家の田島嶽氏が、オランダで育種され、ミニシクラメンとして流通していたF1ミニメイトの耐寒性に目をつけ、「ガーデンシクラメン」として販売したのが始まりといわれています。 その後、品種改良が進み、様々な花色や形のガーデンシクラメンが入手できるようになりました。 現在は、ガーデンシクラメンの他に、より野趣のある「原種系シクラメン」といわれる品種にも人気が集まっています。

ガーデンシクラメンの選び方は?

ガーデンシクラメンの鉢植えは、暑さが和らぐ9月半ばごろから店頭に並び始めますが、種類が豊富になるのは10月以降になってからです。 沢山の鉢植えの中から、元気のいい健康な苗を選んで購入しましょう。 良い苗の選び方のポイントは主に以下の3つになります。

1.葉の数が多く、形が揃っていて傷みがない

ガーデンシクラメンは環境の整ったハウスで育てられ、少し涼しくなった秋口から出荷が始まります。 この時にハウスと外気の気温差がありすぎると、葉が傷んでしまうことがあるのです。 葉が傷んでいる苗は、本格的に寒くなってくると成長が鈍り、枯れてしまう可能性もあります。

2.花やつぼみの数が多い

花がなるべく苗の中心に揃っている株を選びましょう。 つぼみが多ければ、これから咲く花の数も多くなります。 また、意外な気がしますが、花びらが厚くて柔らかい苗よりも、薄くて硬い苗の方がより耐寒性の強い品種であるという目安になるそうです。 花が寒さで傷んでしまうのは、植物体の中の水分が凍って体積がふえ、細胞壁や組織を壊してしまうことが主な原因です。 花びらが薄いというのは、もともと蓄えている水分が少ないということなので、寒さによるダメージを受けにくいといえます。

3.品種がきちんと明記されている

「ガーデンシクラメン」と明記されている苗は、ほぼ耐寒性のある品種と考えてよいのですが、同じ売り場に「ミニシクラメン」と表記された苗が置いてあることがあります。 これは、シクラメンの小型種で、屋外での栽培に適していない場合があるので、鉢植えのタグに書いてある育て方をよく見てから購入するようにして下さい。 「屋外で育てられますか?」と店員に確認してみるのもおすすめです。 ポット苗で売られている小型のシクラメンは植え替えを前提としているので、ガーデンシクラメンであることが多いです。

初めてでも失敗しない!ガーデンシクラメンの育て方のコツ

それでは、ここからは初めてガーデンシクラメンを育てる人にも分かるように、育て方のポイントをしぼって説明していきます。

【育て方その1】ガーデンシクラメンに適した土は?

初めてガーデンシクラメンを育てる人は、「シクラメンの土」などの培養土を使えば手軽で失敗がありません。 自分で調合する場合は、赤玉土6:腐葉土4ぐらいの割合の土に、元肥として緩効性肥料を加えます。 水はけが良く、フカフカの土を用意してあげましょう。

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【育て方その2】ガーデンシクラメンの植え付けは?

鉢植えの場合も地植えの場合も、まだ暑さの残る時期に植え付けると株が傷み、本格的に寒くなってからでは根を十分に張れないことがあるので、遅くとも11月中旬ぐらいまでには植え付けるようにします。

鉢植えの場合

ガーデンシクラメンは浅めに根を張るので、深さが15~20㎝くらいのコンテナやプランターを用意すればよいでしょう。 容器が深すぎると、水はけが悪くなって根腐れすることがあります。 深めの容器しかない場合は、鉢底石を入れて高さを調整して下さい。 球根が土に全部隠れるのを嫌うので、球根の上の部分が少し見えるぐらいに植え付けて下さい。 株と株の間も15~20㎝くらいの間隔にしておけば、成長してからも葉が混みすぎることなく、株間が空きすぎて淋しい印象になることもありません。

地植えの場合

地植えの場合は、植え付けの10日ほど前までに植え付け場所の土を掘り起こし、水はけが悪い場合は腐葉土を足し、土が古くなっている場合は新しい土に入れ替えて環境を整えておきます。 土の表面を平らにならしたら、ポット苗が入るぐらいの穴を植え付ける間隔に沿って掘り、なるべく苗の根の部分を崩さないように気をつけながら、穴にすっぽりと入れるような形で周りの土を埋め、固定します。 鉢植えと同様に、球根の上の部分が土から見えるように植え付けるのがポイントです。

【育て方その3】ガーデンシクラメンの生育環境は?

ガーデンシクラメンは、冬の寒さよりも夏の暑さに弱いので、地植えの場合は日差しを遮ることのできる半日陰が適しています。 また、湿気のある場所に置くと病気が発生したり、蒸れて生育が悪くなったりするので、なるべく風通しのよい場所を選んであげて下さい。 ガーデンシクラメンの葉は、日光の当たる方向を向く習性があるので、鉢植えの場合はたまに鉢の向きを変えてあげると、バランスの整った株になります。

【育て方その4】ガーデンシクラメンの水やりは?

与えすぎによる加湿に注意!

植え付けた後、しっかりと定植するまでは土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。 根付いた後は、地植えの場合は、自然降水にまかせれば特に水やりをする必要はありません。 鉢植えの場合は、表土が乾いてからさらに2~3日ほど経ってから、たっぷりと水をあげます。 水やりの時に、花びらやつぼみ、球根になるべく水がかからないように注意して下さい。 花が終わった後は成長が止まっているので、ほとんど水やりは必要ありません。 晴天が続いて土の表面がカラカラに乾いていたら、早朝に少し水をあげて下さい。

底面給水鉢を用いる方法

鉢植えの場合は、鉢と鉢皿が一体になった底面給水鉢という鉢を用いて水管理をする方法があります。 これは、鉢皿に水を入れておくと、植物が根の部分から必要な分だけ水を吸収するという優れものです。 主に大型のシクラメンの栽培に用いられるものですが、室内で育てるガーデンシクラメンの鉢植えにも使えます。 皿の水がなくなったら水を補充すればよいので、簡単です。 1ヶ月に1回ぐらいは、鉢植えを屋外に出して鉢の上から水やりをし、土の中に残った肥料分を洗い流してあげるとよいでしょう。

【育て方その5】ガーデンシクラメンの肥料は?

開花期間中はこまめに液肥を

ガーデンシクラメンは球根植物なので、成長していくための養分を球根の中に蓄えています。 ですから、まったく肥料を与えなくても枯れることはありませんが、10月頃から4月頃まで長い期間にわたって花を咲かせ続けるので、必要に応じて肥料を与えた方がよいでしょう。 植え付けの際は、効果が長く続く緩効性の化成肥料などを元肥として用土に混ぜ込んでおきます。 花が咲くまでは肥料は無しでも構いませんが、開花したら2週間に一度くらいの頻度で追肥として液体肥料を与えます。 水に薄めるタイプの液肥なら、水やりと施肥が同時にできるのでおすすめです。 窒素分の多い肥料を与えすぎると、茎や葉が徒長したり、病気を誘発することもあるので気をつけて下さい。

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【育て方その6】ガーデンシクラメンの病気や害虫は?

病気

ガーデンシクラメンがかかりやすい病気の一つに灰色カビ病(ボトリチス病)がありますが、この病気は、温度が低く、湿度の高い環境で発生しやすくなります。 水やりの時に葉や花、球根に水がかかると乾きにくくなり、湿度が高くなるので注意して下さい。 地植えの場合は、基本的に植えっぱなしになってしまうので、風通しと日当たりのよい場所を選んで植えましょう。 寄せ植えの場合は、株と株を詰め込みすぎないようにすることも大切です。 灰色カビ病が発生すると、葉に白っぽい斑点ができたり、茎が溶けたようになります。 まだ症状が軽い場合は、病気の部分を取り去って、殺菌剤などで消毒して様子を見ます。 株元までカビが生えて、球根がぶよぶよしているようだったら、残念ですが株ごと取り除いた方がいいかもしれません。

害虫

アブラムシやハダニ、ヨトウムシなど他の多くの植物につく害虫がガーデンシクラメンにもつきます。 密に植えすぎず、風通しをよくすること、定期的に予防のための殺虫剤を噴霧することなどが対策になります。 液体肥料と殺虫剤が一つになっていて、肥料やりと害虫防除が一緒にできるというお役立ちの商品もありますよ。

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【育て方その7】ガーデンシクラメンのお手入れは?

花が枯れてきたら「花がら摘み」をする

ガーデンシクラメンは、1本の茎に1つの花を咲かせます。 花が枯れてきたら、茎の付け根から指でつまんで摘み取るようにして下さい。 これを「花がら摘み」といいますが、こうすることで実や種に栄養がいくのを防ぎ、新しい花を次々に咲かせることができます。 ハサミを使うと切り口からばい菌が入ったりすることもあるので、使わない方がよいでしょう。 花がらを摘む時に、変色した葉や枯れた葉もこまめに摘み取っておくようにします。

「葉組み」って何?

ガーデンシクラメンの苗は、購入した当初は花が株の中心に、葉が外側に集まって生えていますが、これは自然にそうなっているわけではなく、栽培農家が手入れをして育てているからです。 そのため、自然に成長するのに任せていると、どんどん株の姿が乱れて、球根のあちこちから茎が伸びてきます。 そうならないために行うのが「葉組み」です。 葉組みは、球根の中心部にすきまを作り、球根の頂点に日光を当てることで花を中央に集め、株の形を整える手入れです。 中央にある葉が成長して球根を覆ってしまうと、小さな葉やつぼみが枯れてしまうことがあるので、株の中央の葉の茎を引っ張って外側にある古い葉の下にくるように広げます。 開花期間中に何度か葉組みを行うことで、小さなつぼみが成長して花がよく咲くようになり、株の形もよくなります。 葉組みのやり方が今いち分からないという方は、下の動画を参考にしてみて下さい。

【育て方その8】ガーデンシクラメンの増やし方は?

ガーデンシクラメンは、種で増やすことができます。 ちょっと上級者向きですが、来年も株を増やしてみたい人は頑張ってチャレンジ! 花が咲き終わった後に丸い実ができますが、これが黄色く熟してきたら収穫します。 実を割ってみると、中には1~2㎜ほどの種が10~15粒ほど入っています。 採取した種は水で洗ってすぐに播くのが望ましいのですが、時期が合わない場合は涼しい日陰で種を乾燥させ、袋などに入れて保管します。 用土に種をまいたら、軽く土をかぶせます。 7~10日ほどで発根しますが、葉が出てくるのは30日ほど後になってからです。 乾燥しすぎないように水を与えながら管理しましょう。 ガーデンシクラメンは発芽率があまりよくなく、植え付け可能な苗の大きさに育てるまで手間がかかるので、苗の買い足しと並行して挑戦してみた方がいいかもしれません。

ガーデンシクラメンの育て方! まとめ

球根を土の表面から見えるように植え付けしたり、葉組みなどちょっと独特なお手入れが必要なガーデンシクラメン。 栽培は一見難しそうですが、基本的なコツを守って育てれば、毎年花を咲かせることも可能です。 ガーデンシクラメンの品種や夏越しなどの詳しい情報は下の記事でも読むことができるので、よかったら目を通してみて下さい。

【ガーデンシクラメン】10の基本情報をご紹介!のイメージ
【ガーデンシクラメン】10の基本情報をご紹介!
秋が深まってくると、店頭に並び始めるガーデンシクラメン。深い赤やピンク色など花色も多様で、冬の花壇をぱっと華やかにしてくれる存在です。一般的なシクラメンとガーデンシクラメンの違いや、花言葉、品種、育て方などの基本的な情報をお伝えしていきます。
atsugon
ライター

atsugon

子供にお金がかかる年齢になってきましたが、節約しつつもたまにはレジャーがしたい!と思っている2児の母。夏は家族旅行も兼ねてのお手軽キャンプ、冬は日帰りでスノボに行きます。ガーデニング、DIY経験も10年弱。自分のアウトドア体験を元に「読んで良かった!」と思って頂けることがひとつでもあるような丁寧な記事作りを心がけています。


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