第一精工 ガン玉セット
ヤマトヨテグス ライン 渓匠50m 0.4号.
がまかつ 糸付 山女魚 青 7号-ハリス0.6
ジェックス パックDE赤虫
シマノ 餌箱 サーモベイト CS-031N
マルキュー 生イクラ
ダイワ ブライト目印2 細 オレンジ
[DRESS]チェストハイウェーダー AIRBORNE
「渓流の女王」とも呼ばれるアマゴ
アマゴはイワナと同様に「渓流の女王」と呼ばれ、古くから日本の釣り人に親しまれてきた渓流に生息する魚です。 今でもその異名にふさわしい美しい姿と、ヒットした時の引きの良さ、 そして食べたときのおいしさなどで多くの釣り人を魅了してやまない魚。
今回は、このアマゴの釣り方や、仕掛けの作り方について解説します。
アマゴとは
アマゴは主に西日本の太平洋側や 四国、九州の一部の山の中の きれいな川に生息しています。 主な主食はヤゴやケラなどの水生昆虫など。 主な釣りのシーズンは春から秋にかけての間となります。
高温が苦手で高い水温の時には活性が下がるので、朝マズメや夕マズメ時を狙って釣るのがおすすめの魚です。
アマゴ釣りの仕掛け
アマゴはルアー、フライ、テンカラ、 餌釣りと様々な仕掛けで釣れる魚です。 ここでは初心者でも比較的釣れる可能性が高い餌釣りの仕掛けについて、解説していきます。
上の画像の様にアマゴを餌で釣る 仕掛けには延べ竿を使った 「ミャク釣り」と呼ばれる仕掛けを使います。 アマゴは好奇心旺盛ながら、それでいて臆病な魚。 警戒心もひと際強いので、細いラインを使い、繊細な仕掛けが求められます。
これからより詳しく、アマ後釣りの仕掛けについて5つに分けて解説しましょう。
2-1:アマゴ釣りの竿は渓流竿
アマゴ釣りの竿は一般的な渓流竿を使います。 長さはおおよそ4m強から6m強まで。 釣りに行くポイントによって長さを使い分けるのが一般的です。 4mから5mは幅の短い川や管理釣り場。5m以上から6m程度までは本流などの川幅の広いポイントで、という風に使い分けると良いでしょう。
初心者には4mから4m50cm程度の長さの渓流竿がおすすめ。 初心者が初めから長さのある竿を使うのはなかなか難しいです。 まずは短めのロッドで慣らすのがいいでしょう。
初心者はダイレクトトップの穂先がおすすめ
かつては延べ竿の穂先といえば リリアンが一般的でしたが、現在では金属製のダイレクトトップも存在します。 初心者の方にはこちらのダイレクトトップの穂先がおすすめ。 リリアンよりも手入れが簡単で、 穂先に道糸を結ぶのもこちらの方が楽に出来ます。
2-2:道糸はナイロン
ヤマトヨテグス ライン 渓匠50m 0.4号.
道糸はナイロンの0.4号から0.8号の ラインを使用します。 道糸のおおよその長さは竿の長さから80cmほど短い長さが 一般的。 道糸の先にハリスを結ぶこともあるので、少し長めに取ると良いでしょう。
2-3:目印はウキ替わり
ダイワ ブライト目印2 細 オレンジ
渓流釣りの目印とは他の釣りで言う、いわゆる「ウキ」の役割をするもので、アタリを取るために必要不可欠のものです。 毛糸などを使って目印にすることも出来ますが、専用の物が釣り具屋で販売しているので、そちらを購入するのが おすすめ。
目印を結ぶときに注意して欲しいのが、あまり強く目印を結びつけないことです。 強く結ぶと糸がヨれる可能性があります。
目印の結び方の解説動画を紹介
目印の結び方は動画で紹介している通り、非常に簡単です。 目印自体は簡単に付けれますが重要なのは、目印の付け方。 目印は基本的に3つ並んで付けるものです。
目印の一番下は仕掛けが底に付いた時に、水面から少し上になるように取り付け、 残りの2つを等間隔に並ぶように付けます。 この時、目印の大きさを下から上に行くにつれて大きくしたり、色をそれぞれ変えてみたりすると、アタリがより、取りやすくなるでしょう。
2-4:ハリスとハリはセットの物を
がまかつ 糸付 山女魚 青 7号-ハリス0.6
アマゴは非常に警戒心の強い魚です。 なので実際にハリに結ぶ糸は、道糸よりもさらに細い糸を使って、アマゴの警戒心を和らげるようにします。 太さは0.6号から0.3号。 道糸に使っているラインより、ワンランク下のハリスを選ぶのが一般的です。
長さは30cmぐらいを目安にして下さい。 ハリはヤマメないしは渓流針の6号から8号。 ハリスとハリがあらかじめセットになっているものが販売されているので、そちらを買うのが手間が省けておすすめです。
2-5:オモリはガン玉
第一精工 ガン玉セット
ミャク釣りでのオモリはガン玉を使用します。 ガン玉とは、球形のラインに挟み込むタイプのオモリ。 非常に使い勝手が良く、オモリのサイズ変更も楽なのがガン玉の特徴です。 ミャク釣りでは、使うガン玉の重さは5号から3B。
画像の様な様々なサイズのガン玉がセットになっているものを選ぶのがおすすめです。 川の流れが早くなるにつれて 重めのガン玉を付けるのが良いでしょう。
アマゴ釣りで使うノット(結び方)
3-1:チチワ結び
道糸と竿先を結ぶのに使うノットです。 述べ竿を使う時には必須のテクニックなので、動画を見てぜひ結び方をマスターしてください。
3-2:トリプルサージャンスノット
道糸とハリスを結ぶのに使うノットです。 結び方も簡単で他の釣りにも応用が利くので、是非覚えてもらいたいノットの一つ。 それほど難しいノットでは無いので、動画を参考に練習してみてください。
アマゴ釣りの餌
アマゴが普段食しているのは、カワムシやカゲロウの幼虫などの水生昆虫、産卵のために水面に近づいたカゲロウなどの成虫が主です。
これらの虫を現地調達して釣るのがやはり効果的ですが、 なかなか初心者では上手く見つけることは難易度が高め。 ここではお手軽に用意できるアマゴ釣りの餌を紹介します。
淡水の釣り餌の基本アカムシ
ジェックス パックDE赤虫
ヘラブナ釣りなどでも使われる、ユスリカの幼虫アカムシです。 様々な淡水の魚を釣るのに適しているため、釣り具屋 などで簡単に手に入れられます。
使い方は、アカムシのお尻からハリを体内に通して、少しハリ先をお腹から出すように仕掛けるだけ。 お手軽にセットできて入手も楽なのでおすすめの餌です。
マス系に効果的人工イクラ
マルキュー 生イクラ
イクラと言っても食べる為のイクラでは無く、釣りの餌として開発された人工のイクラです。 この人工イクラは特にマス系の魚に効果的。 もちろんアマゴもマス系の魚なので効果は抜群です。水生昆虫やアカムシの様な生き物が苦手な方には、特におすすめの餌になります。
現地で釣り餌を探す場合
先ほどの項目では入手しやすく扱いやすい餌を紹介しましたが、やはり本格的にアマゴを狙おうとなると、現地で餌を 調達するのが最も効果的です。
なぜなら現地で調達した餌は、その場にいるアマゴが実際に普段食べているもの。 イクラやアカムシよりも更に、アマゴに警戒心を抱かせずに釣れるでしょう。
カワムシなどは岩の裏に潜んでる
カワムシやカゲロウの幼虫は川の瀬(川の中でも比較的真っすぐな 水深の浅い区間)になっている部分に生息しています。
ふだんは捕食者から隠れる為に、川の石や岩の裏に潜んでいるので、瀬の部分の岩を丁寧にひっくり返して探していけば発見することが可能。 足元に注意してじっくり探してみましょう。
代表的な見つかる餌1:カワムシ
魚のエサになる水生昆虫としては代表的なものの一つです。 そこそこのサイズもあり、 色も目立つので見つけるには さほど苦労しない虫で尚且つアマゴの好物なので、 まずはこの虫を探してみるのをおすすめめします。
代表的な見つかる餌2:カゲロウ
カゲロウもまたアマゴの餌となる水生昆虫の中で代表的なものです。 カワムシよりサイズが小さいので発見は少し難しいですが、こちらもアマゴの好物の餌なので食いつきは抜群。 見つけたら積極的に確保していきましょう。
捕まえた餌を保存しておくのに便利
シマノ 餌箱 サーモベイト CS-031N
捕まえたカワムシなどの餌を保管しておくには餌箱が必要です。 採集したカワムシなどを長生きさせておくには、水を含んだ水草などと一緒に餌箱に入れてあげると長持ちするでしょう。
アマゴのいるポイント
アマゴが潜んでいるポイントは、上流から流れ込んだ水が小さな滝の様になって落ちる流れ込みや、 川の流れ中心部に出来る流心と呼ばれるポイント、いくつかの流れが合流して流れの勢いが弱くなっているポイントに、よく潜んでいます。
この他には岸際の草木が生い茂っている所の下などもアマゴの好みの場所。 すこし他より深くなっていたり、 流れが緩やかになっているポイントをアマゴは好む傾向があります。
近づくときは細心の注意を
アマゴは非常に警戒心の強い魚であることはすでに何度か述べましたね。 足音だけで姿を隠すこともあるので、アマゴ釣りのポイントに近づくときは騒がず、静かに身を低くして近づくのがおすすめです。
ウェーダーがあると便利
[DRESS]チェストハイウェーダー AIRBORNE
アマゴ釣りの釣り場は足場があまり良くなく、また川の中に入って釣ることもままあります。 そんな時にあると便利なのがウェーダー。 岩場でも滑りにくくなりますし、 腰まで水に浸かることができますので、出来れば用意しておきたいアイテムです。
アマゴの釣り方
アマゴの釣り方の基本は、下流から上流に向かって釣り歩くこと。 上流側に仕掛けを落としてしっかり底を取り、ゆっくりと下流に向かって 仕掛けを流していくのが、アマゴに警戒心を与えない釣り方です。
この時注意しなければならないのが、きちんとガン玉で川底を取ること。 仕掛けが川の流れと同じ速度で流れて行ってしまうと、それは仕掛けがきちんと底をとれていない証拠になります。 少しオモリを重くするなどして、しっかり底を取りましょう。
釣り方のコツは竿を体の正面にすること
アマゴの釣り方のコツは、仕掛けの流れに合わせて竿と体をきっちり正面に持って来ること。 体や穂先が斜めになっていると糸ふけができてアタリが取りにくくなりますし、仕掛けが不自然な動きをするので、アマゴに警戒心を与えてしまいます。
アマゴのアタリの取り方
アマゴは警戒心の強い魚なので、なかなかはっきりと目印が沈むようなわかりやすいアタリは出ません。 慣れないうちは少しでも目印の動きが怪しいなと感じたら、あわせてみるのをおすすめします。なんどか目印を見て、あわせのやり取りをしていれば、何がアタリなのかがきっと掴めてくるはずです。
繊細な仕掛けなのであわせも注意して
アマゴ釣りの仕掛けは繊細で、ラインも切れやすいです。 無理に合わせるとラインが切れてしまう恐れがあるので、アタリかな?と感じたら素早く手首を上に動かすようにあわせてください。
繊細な魚とハイレベルな釣りを
自然のアマゴを釣るのは、数多くの釣りの中でもトップクラスに難易度の高い釣りです。 しかし、だからこそ挑む甲斐がある魚だということでしょう。 初めはなかなか釣るのは難しいとは思いますが、ぜひチャレンジして見事「渓流の女王」をゲットして みてください。
渓流の釣りが気になる方はこちらをチェック!
今回はアマゴを中心にご紹介してきましたが、渓流の釣り方や、コツ、使うアイテムをもっと知りたい方はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
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