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カモミール(カミツレ)の花言葉!意味やその由来とは?

黄色い花芯に白い花びらをつけた小さな可愛らしいカモミールは、見た目と違い、とても強い印象を与える「花言葉」を持っています。なぜ、そんなギャップがあるのでしょうか。 カモミールの花言葉で、仲直りのきっかけになる優しい花言葉もあわせてご紹介します。
2020年8月27日
tsukibijin
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カモミール(カミツレ)に込められた沢山の花言葉

公序良俗を乱す表現を取り締まる法律「メディア良化法」が施工された舞台の中で、敵である「良化特務機関」から表現の自由を守るために武装して立ち向かう図書館の人々。 並べられた本の数々と、静けさ漂う図書館を守るため「図書隊」が形成され「図書館戦争」は始まりました。 その図書隊のシンボルマークとして登場したのが「カモミール(カミツレ)」です。

図書館戦争のスパイスとなったカモミール(カミツレ)の花言葉

「図書館戦争」のストーリーの中で、カモミール(カミツレ)の花言葉は、直接的にも間接的にも散りばめられていました。 もちろん、戦争ですから怪我人も、亡くなっていく人もあります。 そんな中、女性の主人公の憧れの教官さえも銃に撃たれて瀕死の状態になってしまいます。 この時、主人公はどんな行動をとったのでしょうか。後ほどご紹介します。

カモミール(カミツレ)|苦難や逆境に寄り添うコンパニオンプランツ

マリーゴールドが、虫よけに一役かうことも知られていますが、カモミール(カミツレ)にも、他の植物と一緒に植えることで害虫予防の効果があったり、その浸出液をスプレーすることで、他の植物が病気にかかるのを防いだりする効果があります。 こういった意味でも、図書館戦争において、逆境の中で傷つき、疲れ切った隊員たちのそばで、カモミール(カミツレ)は相棒として、幾度となく励ましや慰めの花言葉をかけ続けていました。

図書館戦争の中でも、象徴的に使用されている花言葉ですが、カモミール(カミツレ)には、多くの数の言葉が付けられています。 苦難や逆境に耐え、そこから抜け出した時の達成感、歓喜の叫びが聞こえてくるようです。

カモミール(カミツレ)の花言葉

・苦難の中の力 ・逆境に耐える ・苦難に耐える ・逆境の中の活力  ・逆境にあっても負けません ・逆境に負けない強さ ・逆境の中のエネルギー ・逆境で生まれる力   ・負けないで ・あなたを癒します ・仲直り ・親交 ・清楚 以上の花言葉を、英語と比較してみると日本語のものと、とても良く似た意味を持っているのが分かります。

英語でも、花言葉は苦難に立ち向かう

・「Energy In Adversity」=「逆境に根気強く向かう」 ・「Patience In Adversity」=「逆境に耐える」 ・「Power In Suffering」=「苦難の中で湧き出る力」 ・「Bearing Hardships」=「困難に耐える」 カモミール(カミツレ)の花言葉は、英語の意味を見ても「逆境や苦難にひるむことない勇気」を感じ取れます。

どんな場面でも応用できる意味を持つ花言葉

日本語や英語で語られている、カモミール(カミツレ)の花言葉ですが、その表現が少しずつ異なるのは、その時その時の受け止める気持ちの違いと、置かれた状況がそれぞれにあったことを、意味しているのでしょう。 カモミール(カミツレ)の花言葉は、職場や、家庭、近隣などのコミュニケーションの場で関係を築く助けとなってくれます。


カモミール(カミツレ)/科名・属名

一般的に、カモミール(カミツレ)と呼ばれているものは、「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」のふたつに分かれています。この2種類だけが、薬用として使用できるものです。 【ジャーマンカモミール】科名:キク科・属名:マトリカリア属(matricaria recutita) 【ローマンカモミール】科名:キク科・属名:カマエメルム属(chamaemelum)

【ジャーマンカモミール】 ・「1年草」花の花芯の部分が盛り上がっているのが特徴です。 【ローマンカモミール】  ・「宿根草」春に株分けして増やすことができます。

カモミール(カミツレ)/和名・英名

【ジャーマンカモミール】 【ローマンカモミール】 共に/ 和名:加密列(カミツレ)・英名:カモミール(chamomile) フランス語では「camomille(カモミイユ)」と表します。 別名で「カモマイル」・「カモミイユ」とも表現されることもあります。

カモミール(カミツレ)|原産地

カモミール(カミツレ)の原産地はヨーロッパです

カモミール(カミツレ)は、花や茎、葉それぞれを様々な用途で利用することが出来ます。 リンゴのような香りがほんのりと立つカモミールティーや、お菓子作りなどの料理、美容関係、 アロマテラピー、ポプリなどでも目にする機会も多いことでしょう。

カモミール(カミツレ)の薬草としての作用

ヨーロッパでは、カモミール(カミツレ)を漢方薬と同じような意味で使われています。 カモミール(カミツレ)に含まれる「アズレン誘導体」という物質は、胃腸に優しく、消化する力を補うので、乾燥して煎じたものを薬のように飲用します。 また、体内の平滑筋の組織を整える作用もあって腹痛や胃痙攣、女性の方の生理痛を和らげる効果も持っています。

カモミール(カミツレ)|花名の由来

花名の語源「カマイメロン」

ギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味に持つ【chamae mellon】という語源がありますが、「大地の」を意味する「chamae」と、「リンゴ」を意味する「mellon」から由来しています。

オランダ語で、カモミール(カミツレ)を意味する「kamille(カミルル)」が、なまって呼ばれるようになりました。 また「カミツレ」に関しては、この綴り字「カミッレ」が語源となっているといった説もあり、この発音を漢字で「加密列(カミツレ)」と表記しています。


カモミール(カミツレ)の味と香りを楽しむ

カモミール(カミツレ)の花の香りをかぐと、リンゴに似たフルーティーな香りが鼻をくすぐります。 ハーブティーでも、その香りを楽しめますが、味はリンゴのようではなく、くせのない緑茶のような、なんとも言えない風味があり、日本人にも親しみやすいものです。 はちみつやミルクを加えることで、また違った味わいが楽しめます。

カモミール(カミツレ)の花姿と花言葉のギャップ

可憐な姿で、心安らぐ爽やかな香りを持つカモミール(カミツレ)ですが、その花言葉はなぜ「図書館戦争」のキーワードに用いられるほどの強さと意味を持っているのでしょうか。

カモミール(カミツレ)の花言葉の由来

時期が来ればカモミール(カミツレ)は、生きている限り、芽吹きます。

カモミール(カミツレ)は、苦難や逆境にも立ち上がる!

カモミール(カミツレ)のほとんどが、群生しながら成長していきます。 雨や風に吹かれ、太陽に照り付けられて枯れてしまっても、またその付近から芽吹き、花を咲かせています。 何度踏まれても、刈り取られても、根が生きている限り生きようとしているのです。

図書館戦争の実写化で注目された「花言葉」

図書館戦争の主人公からカミツレのアロマオイルを受け取った隊長が言うセリフです。 その後の戦いの中で、銃撃を受け倒れた隊長を残したまま、主人公は戦いの前線へ走ります。 この行動の引き金となったのは、隊長の言った言葉でした。 「走れ!お前は止まるな」「俺がいなくてもやっていける」

図書館戦争の舞台の中で、隊長が言った「強い花」こそ、図書隊のシンボル「カモミール」を意味していました。 前述した「踏まれても生えてくる」「踏まれるほど丈夫になる」といったカモミール(カミツレ)の特徴が、この花の花言葉のゆえんであることが分かります。

カモミール(カミツレ)も独りでは生きられない


日本語でも、英語でも「逆境や苦難の中の力」といった花言葉をもっている強いイメージのカモミールですが、 アブラムシにつかれやすいなどの弱点もあります。 枯れた部位を刈り取る、種を取って育てる、株分けをする、などきちんと手間をかけてあげることで、その愛情に応えているかのように、美しい姿に育っていきます。

花言葉を添えて、カモミール(カミツレ)を贈ろう!

これまで、「逆境や苦難の中で発揮される力」のような強いイメージの花言葉を紹介してきましたが、カモミール(カミツレ)の日本語の花言葉にはこういったものも含まれていました。 ・「負けないで」 ・「あなたを癒します」 ・「仲直り」 ・「親交」 ・「清楚」

英語に訳して優しい花言葉を贈ろう!

上記で紹介した花言葉をアレンジして、英語に訳すとこうなります。 ・I heal you(あなたを癒します) ・You smile heals me(あなたの笑顔に癒されます) ・I wont make you feel better(あなたを癒したい) ・Make naide(負けないで) ・Reconciliation(仲直り) ・Friendship(親交) ・I like your neat and trim(清楚な感じが素敵です) ・You are very neat(君はとても清楚ですね) ・Tidy(清楚)

心づくしの思いを、花言葉にのせて

日本語では照れくさい優しい意味の花言葉も、英語に換えてみれば恥ずかしさも半減します。 立派な花束でなくてもいいのです。一輪の花と言葉に、思いが込もっていれば伝わります。 図書館戦争の中で、カミツレのアロマオイルを、憧れている隊長にプレゼントした主人公はこう言っています。 「カミツレって強い花だけど、育てるのに手間がかかります。誰かに手を尽くしてもらって、やっと咲く花。」