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アグラオネマの育て方!株分けで増やす方法や植え替えの必要性を解説!

近年室内栽培として人気の観葉植物。空気清浄の効果もあるとされ多くの人から愛されてきています。特にアグラオネマは空気清浄の効果が強いとされ、独特の葉っぱ模様で見る者を楽しませるのです。そんな人気のアグラオネマの育て方と増やし方、特徴などを簡単にですが紹介します。
更新: 2022年2月19日
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アグラオネマはどのような植物?

アグラオネマとは、サトイモ科リョクチク属に該当する観葉植物です。 主にインドより先の東南アジア、中国南部などに生息しています。暑い地方で生息している植物な為、高温多湿を好みますが、逆に低温乾燥な状態には弱く、冬場などは室内に避難し越冬する必要がある植物です。

アグラオネマの名称は、ギリシャ語のaglaoth「輝く」とnema「糸」の2つを合わせた言葉で、雄しべに光沢があることから「輝く糸」と名付けられました。

アグラオネマは約50種類以上存在。近年では園芸用に特化しており、茎が縦に育つ種類と、茎が斜めまたは匍匐して育つ種類の、2つに大きく分けられています。 アグラオネマの一番の特徴は、葉っぱの模様。

種類によって模様や色は違いますが、どのアグラオネマも綺麗な模様の葉っぱを付け観賞用として人気があります。特に光沢や白色の縞模様のアグラオネマが人気です。 殆ど葉っぱがメインの植物ですが、ガマの穂の様な白い花を咲かせます。サトイモ科らしく、サトイモそっくりの花です。

アグラオネマを扱う際の注意点

アグラオネマは室内で栽培することのできる観葉植物ですが、扱う際に注意しなければならないことがあります。 アグラオネマはサトイモ科に分類される植物です。その為、樹液を触ることで皮膚がかぶれます。

また、樹液に含まれるシュウ酸カルシウムは、皮膚に触れただけでかぶれるような毒素です。口や目などに触れることで痛みや灼熱感を持つことがあります。量によっては呼吸困難などを引き起こし昏睡、最悪死に至ります。

観葉植物や食用のサトイモの様に、品種改良してある物は大分毒素が和らいではいますが、それでも、皮膚に触れればかぶれ、目に入れば充血し腫れあがります。

アグラオネマの剪定や挿し木などを行う際は手袋をして扱ってください。また、目や口に付着したら清水で洗い流し、それでも痛みが続くようなら病院で見てもらいましょう。

アグラオネマの花言葉

アグラオネマの花言葉は「青春の輝き」と「スマート」の2つあります。 アグラオネマは、タイでは「幸せを招くタイの宝石」と呼ばれ、「富を引き寄せる植物」として風水などに利用され、華僑や大分号などから愛されてきました。

富を惹きよらせ輝く様子や、宝石の輝きなどから「青春の輝き」という花言葉が付きました。 「スマート」は、高性能や鋭いなどの他に「粋」と言う意味があります。アグラオネマの葉っぱの模様が独特の美意識を与え、ある種の芸術を見出し「スマート」と花言葉が付けられたと考えられます。

有名なアグラオネマの種類

アグラオネマは約50種類以上と多くの種類があるのです。その中でも特に人気の植物を紹介します。

シルバークイーン

アグラオネマの種類の一つです。アグラオネマの代表品種と言われており、比較的入手しやすく幅広い人に愛されています。 草丈は50~70cm程度。葉っぱには緑色と白色(銀色)の斑が葉脈に沿って大きく入っているのが特徴です。

シルバークイーンに近い品種として「シルバーキング」「シルバープリンセス」という品種があります。シルバーキングは、葉っぱが一回り小さく模様がくっきりとしている品種。シルバープリンセスは、葉っぱがやや細く銀色の部分が綺麗に入っているのが特徴です。

それら近しい種類は「シルバーシリーズ」と呼ばれ、オーソドックスながらも濃い緑に入る銀の模様が美しいと、人気の種類になっています。 画像の中央にある白い物が花です。

ピクタム

アグラオネマの種類の一つです。ピクタムとは、「彩色されて」と言う意味で、葉っぱにはモザイク状の模様が描かれています。特徴として迷彩模様の様な葉っぱが有名です。

模様もそうですが光沢も強く、一見して作り物のような印象を与えます。ですが、これらはすべて自然についた模様で、作り物ではありません。

葉っぱの色合いは3色以上が有名で、それら3色以上の個体を「トリカラー」と呼びます。また、2色だと「バイカラー」と呼ばれているのです。トリカラーの方が人気で、色彩鮮やかで美しい個体はマニアが高額で取引したりもします。

カーティシー

アグラオネマの種類の一つです。和名にアグラオネマ・ニティドゥム・クルティシーとも呼ばれています。 品種名のカーティシーはイギリス人コレクター「Charles Curtis」への献名として名づけられました。 草丈は約90cm程、茎は垂直方向に成長していきます。


葉っぱには、葉脈に沿った矢羽状の白い模様が入り、カーティシーの一番の特徴となっています。 映画「(LEONレオン)」に登場するアグラオネマはカーティシーを使用しており、映画を見た人達から注目を集め人気となりました。

アグラオネマの育て方 その1「環境」

アグラオネマは耐陰性を持つ観葉植物です。その為、室内で育てることが出来ます。というよりも、直射日光に弱い為、半日陰の場所で管理しなければなりません。特に夏の直射日光は刺激が強く、当てすぎると葉っぱが変色してしまいます。

野外での世話はもちろん、室内でも窓際などの直射日光が入るところは遮光率を上げるか、離れたところに置くようにしましょう。ですが、植物である以上は光合成の為に日光は必要です。レースカーテン越しなど直射日光は当たらず、たくさん日光が当たる育て方にしましょう。

アグラオネマは東南アジアなど暑い地方に生息する植物です。その為、暑さや多湿に強いのが特徴。ですが、逆に寒くて乾燥した状態は苦手です。冬場などの寒い季節はアグラオネマにとってつらい季節になる為、越冬は室内に移動しましょう。

秋頃の外気温20度くらいから室内に移動し、外気温10度以下にはならないように管理してください。ただ、乾燥にも弱い為、冬場のエアコンなど直接風が当たらないようにしてください。乾燥してしまうと葉っぱが傷んでしまいます。

アグラオネマの育て方 その2「水やり」

水やりは、春~秋にかけての生長期と冬の休眠期によって与え方が違います。 成長期の水やりは、土が乾いたら水やりを行います。鉢の下から水が出るくらいたっぷりと水やりを行うのがポイントです。

鉢から排水し、受け皿に溜まった水は捨ててください。溜まったままにしておくと、用土に含まれる余分な水分が抜けきらずに根腐れを起こしてしまいます。また、夏場などの暑い時期は水が腐り菌が発生してしまう為、捨てるようにしましょう。

休眠期の水やりはほとんど行わなくて大丈夫です。休眠期の為、水分の吸収が緩慢になっています。その状態で水やりをしてしまうと根腐れをしてしまいます。用土が乾燥したのち2~3日後に水やりを少々行うような、乾燥した状態を保ちましょう。

また、一日一回程度年間を通して葉水を行うようにもしてください。アグラオネマは乾燥を嫌います。多湿に保つために葉水を行ってください。乾燥を防ぐだけではなく、光沢の維持や害虫予防にもなります。

アグラオネマの育て方 その3「肥料」

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基本的に肥料は必要ありません。ですが、与えた方が生長は早くなり元気に育ちます。もし、花の付き方が悪い様なら肥料を与えてみましょう。 肥料は生長期の5月から9月頃に与えます。顆粒肥料の様な緩効性肥料は大体1~2か月置き、液体肥料の様な速効性肥料は10日に一回程度に肥料を与えていきます。

肥料は与えすぎると肥料焼けを起こしてしまう為、与えすぎは逆に枯らす原因になります。アグラオネマの元気がなくどうしても肥料が必要なら、薄めた肥料や活力剤を使用するようにしてください。

アグラオネマの育て方 その4「用土」

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用土は水はけが良い種類を選びます。 自分でブレンドする際は「観葉植物用の土5:赤玉土3:鹿沼土2」の様な、半分は水はけが良い用土を選びましょう。何でしたら、「観葉植物用の土3:赤玉土5:鹿沼土2」の様に、赤玉土を増やしても構いません。

環境に合わせて調整しましょう。 ただ、自分でブレンドする事は難しく費用も掛かります。初心者など用土作成に慣れていないようなら市販の用土を購入し、そのまま使用した方が失敗が少ないのでおすすめします。

アグラオネマの育て方 その5「植え替え」

アグラオネマの植え替え時期は5~7月頃の暖かい時期に行います。数年に一度の周期で植え替えをしますが、育ちすぎて鉢が小さい、根が鉢に収まらず窮屈など、問題になる様なら植え替えましょう。

植え替え先の鉢は一回り大きい鉢にします。同じ大きさだと窮屈なままですし、大きすぎると根が水を吸収しきれずに根腐れを起こしてしまいます。植え替えの際は鉢の大きさにも注意しましょう。 植え替えの手順は以下の方法です。

鉢から株を取り出し、古い用土や根を落とします。引っ越し先の鉢を用意。軽石を下に引き詰め、その上に用土を薄く敷きます。株を新しい鉢に垂直に入れ、鉢のふちから約3~4cm下まで用土を入れ、棒で用土を押し込み隙間が無い様にします。水をたっぷりと与えます。もし、用土が減るようなら用土を追加。

植え替え直後は弱っている為、水や肥料の吸収は遅くなります。無理に与える必要はなく、土が乾く約2週間後くらいに水やりを行いましょう。また、直射日光も良くない為、約1週間くらいは明るい日陰で育てます。

植え替え中は株分けが行いやすいです。株分けだけではなく挿し木も行い、植え替えついでに増やせます。

アグラオネマの育て方 その6「害虫と病気」

アグラオネマを適切な栽培するには害虫病気対策をしなければなりません。害虫や病気を放置しておくと、見栄えが悪いだけではなく枯れてしまいます。大切に育てるためにも、害虫や病気の駆除だけではなく、発生しない様に予防することも必要です。

害虫の多くは乾燥を好みます。乾燥を防ぐために霧吹きなどを使用し、葉水をしてあげると防止効果があるのです。季節は3月~10月頃と冬以外の季節全てに発生し、特に外気温20度以上の乾燥した時期に発生。 病気の多くはカビや菌が原因です。

多湿によるカビの発生、用土に含まれる菌により感染、風によって飛ばされた胞子が付着など、様々な方法で感染・発症。薬品による防止だけではなく、通風がいい環境、清潔な用土の使用などを行うことで予防できます。

もし、発生してしまったら、薬品による駆除の他に直接的な排除も有効です。害虫なら直接で取り除き、病気なら発祥した葉っぱなどを剪定してしまいます。また、用土に菌が残っている場合もある為、植え替えや株分けなどをして用土を取り換えるといいでしょう。


大体の害虫・病気にはこれらの方法で対処できますが、害虫・病気の種類によっては違う場合もあります。すべて同じ方法で駆除するのではなく、害虫・病気に合う駆除の仕方をしましょう。 下記の紹介の他にも、害虫と病気はたくさんあります。

ハダニ

ハダニとは体長約0.3~0.5mmのダニ科の昆虫です。アグラオネマだけではなく多くの植物に寄生、枯らしています。 ハダニは植物の裏に寄生し、葉っぱに無数の白い斑点やかすり状の傷を付け、そこから栄養を吸収。

放置しておくと被害は広がり、葉っぱ全体に広がっていきます。そして、葉焼けや葉肉崩壊症を引き起こし、落葉や、枯れたりしてしまうのです。また、被害は葉っぱだけではなく、花弁にも寄生。花から栄養を吸収することで開花時期が短くなることも、ハダニの被害と言えるでしょう。

ハダニの発生時期は3~10月の梅雨明け頃から増え始めます。特に夏場がピーク。ハダニに寄生されてしまったら、テープや布を使用して除去します。また、水にも弱い為、霧吹きを使用し増殖するのを防ぎましょう。ただ、大量に寄生されてしまった場合は薬剤によりまとめて駆除しましょう。

ケシハネカクシに駆除してもらう

ハダニにはケシハネカクシと言う天敵がいます。主に果汁園などに生息しており、ハダニを退治してくれます。もし、近くに果汁園がある様なら野外に株を置いてみましょう。自然にケシハネカクシがやってきてハダニを退治してくれます。霧吹きと合わさり、植物に優しいハダニ駆除が出来ます。

カイガラムシ

カイガラムシは体長約1~3mmの害虫で、種類によっては4~5mmもする肉眼で確認しやすい害虫。ただ、まったく動かない為、発見はしにくいです。 ハダニと同じように葉っぱや茎に寄生し養分を吸収します。養分を吸われることで成長が遅くなるだけではなく、カイガラムシが増えれば枯れてしまいます。

また、カイガラムシによって、すす病やこうやく病といった病気も発症することがある為、早急に除去しましょう。 寄生されてしまったら、歯ブラシやヘラを使用して物理的に除去します。植物を傷つけないように丁寧に排除してください。

薬剤での駆除は、殻に覆われている為駆除しきれません。面倒ですが、物理的に除去するしかありません。 全て排除しきれたら再発防止の為、専用の薬剤を塗布します。もしくは、機械に使う潤滑油を乳化させたマシン油乳剤でも構いません。

特にカイガラムシが繁殖しにくく、植物が休眠中の冬に行うと効果があります。また、除去・防止した後も確認は続けてください。卵がある可能性もあり、来年も寄生される可能性があります。予防薬やマシン油乳剤でほぼ駆除できますが、念のため確認しましょう。

立ち枯れ病

立ち枯れ病の原因は用土に含まれるカビ。 立ち枯れ病の初期状態は、成長が遅く不良気味になります。しかし、病気が進行することで葉っぱは変色し、株全体が枯れ始めます。さらに進行すると株の根元までも変色し、根腐れを起こし枯れてしまう病気です。

初期状態では病気だと気が付きにくいのが特徴。また、立ち枯れ病は伝染病の為、放置しておくと周りの株に感染していきます。 発生しやすい時期は4~11月と広範囲で、特に長雨が続き高温多湿状態が続くと蔓延しやすいです。

対策として風通しのいい場所に株を置くか、排水・通気性のいい用土を使用することで発症を抑えられます。 もし発症してしまったら薬剤での除去が必要。ただ、初期段階で発症株数が少ない状態なら、発症株と周辺の用土を除去するだけで大丈夫な場合もあります。

発症株はもちろん、枯れた葉っぱや花などの焼却処分。除去に使用した道具の消毒をしましょう。また、用土にカビが残っている場合もある為、用土の破棄や紫外線による天日干し、熱消毒などを行い、カビの菌糸を完全に除去しましょう。

アグラオネマの育て方 その7「剪定」

アグラオネマが成長し邪魔になったり、古い葉が黄色く枯れてきたら剪定をしましょう。 剪定時期は春~秋にかけて成長期に行います。剪定するはさみは滅菌し、剪定口から菌が繁殖しない様にしてください。

剪定は根元から躊躇い傷が無い様に切り落とします。一気に切る方が細胞の損傷も少なく元気に成長するでしょう。断面が綺麗になるように切り落とすことが剪定のコツです。

アグラオネマは樹液に軽い毒性を含みます。手に触れるとかぶれることもある為、剪定の際は手袋着用がおすすめ。 剪定した葉は、枯れていないようなら挿し木にするのもいいでしょう。切り口を下に用土や水鉢に挿し木しておけば根が出て新しいアグラオネマの株が出来ます。

アグラオネマの育て方 その8「水栽培」

アグラオネマは水栽培で育てることも可能。 大まかに言えば、根腐れ防止の防腐剤とアグラオネマを固定する軽石やハイドロボール(下記動画は炭)を植木鉢に入れ、植え替えをします。水栽培な為、最後には水をたっぷりと。用土と鉢は違いますが用土の植え替えとあまり変わりません。

用土から水栽培にする際は、根も全体の半分程度に切り落とします。用土から栄養を吸収するのと水から栄養を吸収するのは仕組みが違うのです。その為、植物には土壌用の根と水栽培用の根が存在しています。

水栽培を行うことで植物から水栽培用の根が発根します。新しい水栽培用根が出やすいように多少は切り落としておく方がいいです。 水栽培をする際はカビに注意。葉っぱなどに白いふわふわが出来たらそれはカビです。カビの部分を取り除き綺麗にしてあげましょう。必要なら鉢から取り出し枯れない程度に乾燥させてもいいです。

稀に白い粉状の物が付着していることがあります。これは、水道水のミネラルやカリウム、肥料の塩分が結晶化した際に発生。カビではないので放置して構いません。


他にも、固定用の軽石を使用せず、茎の部分を固定して根の部分を水に浸ける水栽培の方法もあります。ただこの方法だと大きくは育てることが出来ないのが難点です。

アグラオネマの増やし方 方法1「挿し木」

挿し木する時期は生長期の5~7月頃が適してます。 挿し木に選ぶ葉は若い茎を使用。沢山葉がついている枝を使用する方が枯れにくく元気に発根します。 挿し木のポイントは、挿し木した茎の葉を減らすことです。

葉が多いと蒸発作用により水分がなくなり、発根する前に枯れてしまいます。逆に少なくても光合成できなくなってしまいます。茎のにある葉を全体の1/3程度残して取り除いておきましょう。また、残った葉自体も半分程度に切り取ってしまいましょう。

1:茎を先端から10~15cm程の大きさに切る 2:葉を先端から1/3程度残し、それ以外を取り除く 3:残った葉も、約半分ほどに切り取る 4:用意した赤玉土に切り口を下にして挿す 5:1~2カ月したら発根する為、植え替えと同じようにして移し替えます。

他には、切り取った挿し木用の茎を水が入った水差しに入れて置くだけの方法も。上手く育つと切り口から発根。ある程度根が育ったら、水栽培や土壌栽培に移し替えます。

ただ、水差しの期間が長いと水栽培用の根が育ちきってしまい、用土に植え替えた際に水分を吸収しすぎて枯れてしまうこともあります。土壌栽培にするのなら発根したら早めに移し替える様にしてください。

用土に挿し木するより蒸発作用を気にしなくていい分、楽です。 発根するまでが心配ですが、挿しておくだけと手軽でしょう。 株分けと比べて根が無い分成長は遅いです。また、発根しなければ枯れてしまう為、株分けよりも失敗しやすくなります。

ですが、根から分けない事によって根腐れなどの状態でも増やすことが可能。株分けよりも手軽なだけではなく、根腐れなどによって諦めなければならない時などにできる増やし方と言えます。

アグラオネマの増やし方 方法2「株分け」

株分けする時期は5~7月頃が適してます。 株分けのポイントは、時期を間違えないことです。株分けは根を切り分けて行いますが、その際他の根も傷つけてしまう事があります。

傷があると菌が侵入し枯れてしまうことがある為注意しなければなりません。ですが、成長期に行うことで多少傷つけてしまっても、成長し傷を癒すことが出来ます。

1:鉢から取り出し、古い根や土を1/3程落す 2:はさみや素手で株を2~3個ほどに分ける(株が大きければ増やすことも可能)。その際、すべての株に根が在るようにする。

3:植え替えの時と同じように、事前に用意してある用土と鉢にそれぞれ植える 4:水をたっぷりと与え、用土に馴染ませる 5:明るい日陰に置き、発根し根付くまでは葉水、根付いたら通常の育て方をします。

株分け直後のアグラオネマは弱っています。特に根が傷ついていると尚更です。発根し安定するまでは水やりなどに注意し、枯らさない様にしましょう。

株分けの為に鉢から出してもいいですが、植え替えと一緒に行うと手間が少ない上手な増やし方が可能。 株分けは根も分けて行いましょう。その為、挿し木よりも成長が早く大きく育ちます。友人などに渡す際などに行う増やし方としてもおすすめです。

まとめ

数多く存在する観葉植物の中でも、アグラオネマは色彩鮮やかで見る者を楽しませてくれます。また、アグラオネマは観葉植物の中でも空気清浄効果が強いとされているのです。耐陰性をもち室内で育てやすい、この天然空気清浄樹を是非育ててみませんか?

複数の色合いからなるアグラオネマは、空気を綺麗にするだけではなく、室内の彩ってくれます。インテリアとしても人気のアグラオネマ。是非お勧めしたい観葉植物です。

観葉植物が気になる方はこちらをチェック!

今回はアグラオネマをご紹介してきましたが、観葉植物にはもっとたくさんの種類があります。他の植物も気になるという方はぜひ以下の記事もチェックしてみてはいかがでしょうか。