道具によりアウトドアでの種類が異なる
種類の把握は重要に
一言でキャンプ用品と言ってもコンパクトで低いものから広くて高いものなど製品により違いが豊富です。そのため、どんなキャンプ用品を使用するかでサイトのレイアウトやキャンプ種類などが変化します。
また、テントサイトを使用する場合やバンガローなどをレンタルする場合でもキャンプの種類は異なります。このようにキャンプスタイルは種類が多いため、事前にどのようなスタイルがあるか把握することは重要です。
初心者向きのスタイル(キャンプの種類)をご紹介
今回はさまざまなキャンプの過ごし方から初心者でも取り入れやすく、快適に過ごせるおすすめのキャンプの種類をご紹介します。キャンプに慣れていない方でも快適に楽しく過ごせるスタイルもあるため参考にしてみてください。
あえて宿泊しないデイキャンプスタイル
キャンプの雰囲気を掴みやすい
初めてキャンプをする場合は、宿泊せずに日没前までキャンプを楽しむデイキャンプがおすすめです。デイキャンプはピクニックと似ていますが、テントやタープを設営すれば本格的なキャンプを楽しめます。
また、夜を過ごすことがないため早春や晩秋などの、冷え込みが強くなる時期でも気軽にアウトドアを楽しめます。そのため、デイキャンプは入門におすすめの種類のキャンプといえるでしょう。
デイキャンプの魅力
宿泊する一般的なキャンプとデイキャンプを比較すると、少ない荷物でキャンプが楽しめます。そのため初期費用が抑えられたり、公共交通機関を使った移動がしやすくなるところも大きな魅力です。また、キャンプ場によってはデイキャンプだとテントサイト利用料が安くなるところもあります。
さらに宿泊する必要がないため、休日が1日だけしかないときでも計画できるところも大きな魅力。思いったらすぐにキャンプが楽しめるます。
キャンプ場選びの際に確認を
気軽に楽しめるデイキャンプですが注意点があります。キャンプ場なら一泊するキャンプはほとんどのキャンプ場で可能ですが、デイキャンプの場合は受け付けていない場所もあるため、事前にキャンプ場のテントサイトの種類を確認しておきましょう。
荷物を運びやすいオートキャンプスタイル
車を使うキャンプ
公共交通機関を使用したり乗物を利用するなど、キャンプの移動方法はさまざまな種類があります。オートキャンプは主に自家用車を使用するスタイルです。車を使うことで荷物を楽に持ち運べることから初心者におすすめの種類となります。
ただし、車種により積載能力が大きく異なる点に注意してください。車の種類によっては荷物を積載しきれないこともあるため、ルーフキャリアを使用するなど工夫をしましょう。
車が居住空間に
車を使用した場合は車自体が居住空間として使用できるところも大きな魅力です。オートキャンプ場は車でテントサイトまで乗り上げ可能となっており車とタープを連結することもできます。そのためアウトドア用品として、カーサイドタープという車と連結させることを前提とするタープも発売されています。
また、雨や風が強いときは車を避難場所として活用できる点も初心者におすすめです。
フリーサイトでは乗り上げできない場合も
車を使用した場合の注意点として駐車場とテントサイトまでの距離に注意しましょう。オートキャンプ場なら問題ありませんが、フリーサイトになるとサイト内に乗り上げできません。そのため歩く場合を想定し荷物を運搬するためのワゴンなどを用意しておくといいでしょう。
地面との距離が近いロースタイル
くつろぎやすいスタイル
キャンプで使用する椅子やテーブルなどの高さを抑えて、椅子や机が地面から近いキャンプの種類のことをロースタイルと言います。ロースタイル向きの椅子は地面との距離が近く足を伸ばしてくつろげるのが特徴です。
また、椅子に応じてテーブルや焚き火台も高さを抑えた種類を活用するため、荷物がコンパクトにまとまりやすく準備しやすい魅力もあります。そのため、軽自動車やバイクなど積載能力が低い小型車種との組み合わせにおすすめです。
ファミリーキャンプにもおすすめ
ロースタイルの椅子は高さが低いため小さな子供とのファミリーキャンプにおすすめのスタイルです。高さが抑えられているため、椅子から転落したときに怪我する可能性が減ります。
また、天井までの距離が離れることでテント内が広く感じれるようになります。そのため、ファミリーキャンプなどの大人数でキャンプをしているときに圧迫感を感じにくくなるでしょう。
覚えておきたいロースタイルの注意点
ロースタイルでは椅子の座高が低くなるため、立ち上がりにくくなる点に注意しましょう。また、机が低くなると料理を作る時や食べるときなどの作業がやりにくくなります。そのため高さのあるテーブルを別途用意しておくといいでしょう。
虫が苦手な方におすすめのハイスタイル
高さのあるギアも人気
キャンプに興味はあるけど虫が苦手という方には、高さのある机や椅子で統一するハイスタイルがおすすめです。ハイスタイルは、前述したロースタイルとは真逆のキャンプの種類となり、高さ50cm程度のテーブルや椅子で統一して地面から距離を取ったスタイルです。
椅子や机を高くすることで比較的虫が視界に入ることが少なくなったり、食べ物に虫が寄り付く可能性が減ります。そのため虫が苦手な人にはおすすめの種類といえるでしょう。
立ち上がるときに足腰が楽
背の高い椅子を使うことで長時間座っていても腰が痛くなりにくいとされています。そのため、ハイスタイルのキャンプは低い椅子に慣れていない方や腰痛持ちの方におすすめです。また、調理の際や作業の際など立ち上がるときも低い椅子と比べると楽に立ち上がれるところもハイスタイルの大きな魅力です。
荷物が大きくなる点に注意
ハイスタイルはロースタイルのギアと比較すると各種ギアの収納サイズが大きく、重たくなりやすい点に注意しましょう。軽自動車やバイクなど積載能力の低い車種では荷物が積載できない可能性が出てきます。そのため、普通自動車などの大きな車を持っている方に向いています。
地面に座り込むお座敷スタイル
椅子を使わないキャンプ
お座敷スタイルはロースタイルやハイスタイルとは種類が異なり、椅子を使わず地面に座り込むタイプのキャンプです。そのため、地面に座るためレジャーシートが必須になります。
また、ロースタイルと比べるとより必要なギアが少なくなるためさらに荷物がコンパクトにまとめられます。そのため、お座敷スタイルは公共交通機関を使用したキャンプ、積載能力少ない車種でのキャンプなどさまざまな移動方法と相性のいいキャンプの種類です。
低予算でキャンプが始められる
お座敷スタイルは、椅子の代わりにレジャーシートやラグ、マットを使用するため比較的低予算で始められるところもポイントです。特にレジャーシートだと低価格帯で広いものも多くあります。
また、高価になりやすいキャンプ用の椅子を買い揃える必要がないところもお座敷スタイルの大きな魅力です。そのため、まだキャンプ用品が揃っていない初心者にもおすすめのキャンプの種類と言えます。
さまざまなレイアウトが可能
お座敷スタイルは、棚を使わず直接レジャーシートの上に荷物を置いても違和感が生まれにくくなったり、椅子を利用しないことから前室が広くなるなど、さまざまなレイアウトが楽しめます。そのため、人数が多くなる家族でのキャンプにもおすすめです。
テントを二張するユニークなスタイル
人気のスタイル
カンガルースタイルとは大型テントやシェルターの中に小型テントを設営する(レイアウトする)人気のスタイルです。2組テントを設営する必要があるため、初心者には難しそうに思えるかもしれません。
しかし、大型シェルターの中に入れるテントはフライシートがないものでもよく、ワンタッチ式テントでも問題ありません。そのため初心者でも簡単に始めれます。
雨の日でも快適
カンガルースタイルは、先に大型のテントなどを設営するため雨の日でもレイアウトしやすいところも大きなポイントです。大型テントなどを設営し後からシェルター内をレイアウトするため、雨に濡れず作業ができます。また、出入りの際も雨に濡れれません。このようにカンガルースタイルはコンディションが悪いときにもおすすめのキャンプの種類です。
夏でも冬でも過ごしやすくなる
カンガルースタイルにすることで濃い影でき、朝日で目が覚めにくくなったり温度上昇を抑える効果が期待できます。ただし、夏季のカンガルースタイルはオープンタープを利用したほうが、通気性がよくなり過ごしやすくなります。また、カンガルースタイルは秋や早春など朝晩に冷え込む時期にも気温低下の影響を受けない人気のスタイルです。
キャンプ場の施設を利用するスタイル
安心して快適に過ごせる
初心者はバンガローやコテージなどのキャンプ場の施設を利用する方法もおすすめです。バンガローやコテージは前述してきたキャンプスタイルとは少しタイプが異なり、テントの中ではなく建物の中で過ごすスタイルになります。そのため、天候が悪くなった場合や暑い季節や寒い季節でも比較的対応しやすく、快適にすごせます。
バンガローは簡素な小屋
バンガローは基本的には電気も通っていない簡素な小屋を意味します。そのため、基本的には家電製品や風呂などが付属しておりません。ただし、キャンプ場により設備内容が異なる場合が多々あり家電製品やお風呂が付属する場合もあります。シンプルな施設のためテントで過ごすキャンプに近い種類といえるでしょう。
コテージは設備が充実
コテージはバンガローとタイプが異なり、おしゃれな外観だったり電気設備などが非常に整った宿泊施設を意味します。キャンプ場によりますが、家電製品だけではなく専用のお風呂やトイレなどがついることから家族でゆっくり過ごしたいときにおすすめです。
また、バンガローよりも大きいコテージも多くグループでのキャンプも楽しみやすい施設と言えます。
ホテルのような豪華なキャンプスタイル
グランピングは近年人気のあるスタイル
キャンプ場によりグランピングを受け付けている場合もあります。グランピングはバンガローやコテージとはタイプが異なりテントを使用しますが、自分でテントを持ち込んで設営するのではなくキャンプ場に常設されているテントを使用するスタイルです。
また、常設テントの中はおしゃれで豪華な装備で整えられていたり、豪華な食事が出てきたりします。そのためグランピングはホテルのような感覚でアウトドアの雰囲気を楽しめます。
事前確認が重要
豪華でおしゃれなキャンプが楽しめるグランピングですが、他のキャンプスタイルとはタイプが異なるため、専門のキャンプ場に行く必要があります。また、一言でグランピングと言っても常設型のテントだけを使用するわけではなく、コテージなどを使ったり形式もさまざまです。
このようにキャンプ場によりサービス内容が大きく異なるため、キャンプ場を予約するときはどのようなグランピングなのかきちんと確認しておきましょう。
テントサイトの種類も大切
家電が使えると快適
上記のキャンプの種類だけではなく、サイトの種類も大切です。例えば電源サイトを利用すると初心者でもより気楽にキャンプを楽しめるようになります。電源が使用できることで扇風機、サーキュレーターなどの家電が使用できキャンプに慣れていない方でも暑さ対策や結露対策がしやすくなるでしょう。
また、ミキサーやホットプレートなどの調理家電も使えるようになるため、さまざまなアウトドア料理に挑戦できます。
電源付きサイトの注意点
キャンプ場の電源付きサイトは、消費電力が1000Wまでとなっている場所が多いため、基本的にキャンプ場で使用する家電は1000W未満のものを選ぶようにしましょう。また、コンセントがサイトから少し離れている場所にある可能性もあるため延長コードもきちんと用意しておきましょう。
宿泊しやすいキャンプの種類を選ぼう!
今回紹介したキャンプの種類は初心者でも過ごしやすく、雰囲気もよくなるスタイルばかりです。また、ソロキャンプでも家族やグループでのキャンプでも取り入れやすいスタイルとなっています。そのため豊富なキャンプの種類から自分の装備や道具に応じて取りれやすいキャンプスタイルを選ぶといいでしょう。
キャンプ用品が気になる方はこちらもチェック!
前述したようにキャンプは道具のタイプによりある程度過ごし方が決まってきます。そのため、道具選びは非常に重要な要素となります。そのため当サイトにはさまざまなキャンプ用品に関する記事が豊富にあります。よろしければチェックしてみてください。
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出典:https://www.amazon.co.jp