検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

化繊ジャケットは暖かくない?普段使いには化繊がおすすめ

冬のアウターと言えばダウンジャケット。今や常識ですね。しかし高価な商品なだけに、汚れたら大変です。ダウンジャケットは濡れに弱く、家で簡単にお洗濯という訳にいかないのもマイナス点。そこで北海道で50年近く生活して来た筆者が冬のアウター最適解を紹介します。
更新: 2023年2月8日
おとうさん
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ダウンジャケットは暖かい。けれどメンテナンスが大変

Photo bymarkusspiske

「こちらの画像はイメージです」

冬のアウターと言えば誰もがダウンジャケットをイメージする。実際に使っている人も多いはずだ。筆者も近年まで使っていた。

しかしダウンの決定的な弱点、「濡れに弱い」点が筆者はいつも気になっていた。

濡れに弱いので初冬や春先など水分の多い雪の日は途端に保温能力が落ちてしまう。おまけに乾きにくい。

濡れに弱く乾きにくいので、家で簡単にメンテナンス(洗濯)ができない。家で洗濯できないと50近いおっさんの首元は大変なことになる。

仕方なしにシーズン前後に開催されるクリーニング店のセールを目掛けてお願いすることになる。それもバカらしいので、たいして暖かくない安物のダウンジャケットを1~2年サイクルで購入することになる。

北海道民が出した冬の最適解は化繊ジャケット

撮影:ライター

家でメンテナンス出来ずにクリーニングに毎シーズン出す。それがもったいなくて安物のダウンを数年で使い捨てる。

アウトドアを愛する者として「これじゃいかん!」と常考えていた。

そんな折とあるアウトドア雑誌を見ていた。そこにはこんな見出しが「いま化繊が熱い!」

たしかに化繊は濡れに強い。ダウンより保温能力は劣るが、メンテナンス性を考えると化繊の方が普段使いしやすいし、濡れに強いのはもしかするとアウトドアで大きなメリットなのでは?と考えた。

よし、この冬は化繊を中心にジャケットを探してみよう。


オムニヒートが暖かい【コロンビア】パイクレイクジャケット

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

そうして見つけたのが、コロンビアのパイクレイクジャケット。

見つけたと言っても町に一軒のスポーツ量販店にたまたま有ったのだが。

しかし、お気に入りのアイテムに出会うときは得てしてこの様な運命的な出会いでもたらされる。

2年前くらいに購入したが、当時セールで1万円半ば。いまamazonで見ると1万円前半で購入できるので買うならいまだ。

はじめて着た感想「軽い!暖かい!」

撮影:ライター

実を言うと購入時、筆者はパイクレイクジャケットはダウン製品だとばかり思っていた。

それほど軽く暖かい。

軽さの理由は分からないが、そこがファストファッションとアウトドアメーカーの違いなのだろう。

暖かさの秘密はすぐに分かった。ジャケットの内側が銀色なのだ。

銀マットに代表されるように、アウトドア製品の銀色は暖かいと相場が決まっている。

買ったときのタグを見ると英語で「オムニヒート」と書かれている。

英語は読めないが、図解から推測すると体温を反射することに間違いないようだ。ちなみに最新モデルでは、銀色がパワーアップして金色になっている。イメージはゴールデンフリーザだ。

普段使いではヒートテックがいらない


Photo by5688709

「こちらの画像はイメージです」

文章で「暖かい」と読んでもピンと来ないだろう。もう少し具体例を挙げる。

筆者の感覚では外気温プラス1桁では厚手のフリースにヒートテックを着て外に出る。それに加えて、マイナス気温になってはじめてダウンを着る感覚だ。

しかしパイクレイクジャケットの場合は、薄手のシャツ、薄手のフリースになる。

感覚として伝わるだろうか。

パイクレイクジャケットの中は春先の装い。最高気温がマイナス5℃以下になってはじめて厚手のフリースを着る。

パイクレイクジャケットを購入してから、外出時にヒートテックを着たことがない。

パイクレイクジャケットの弱点 お店の中では暑くなる

Photo bystux

「こちらの画像はイメージです」

パイクレイクジャケットの弱点も紹介しておこう。

パイクレイクジャケットは暖かい。いや暖かいのはよいのだが、外出中にお店などに入ると暖かいを通り越して、暑くなる。

特にスーパーやデパートなどであちこち歩き回り、パートナーが気になる洋服などを見ているときは大袈裟ではなく額から汗が流れる。

適時脱ぎ着すればよいのだろうが、いかんせん荷物になる。化繊アイテムはコンパクトにならない弱点故だろう

冬山登山には不向きらしい

Photo byKanenori

「こちらの画像はイメージです」


kurashi-noをご覧になっている方には冬山登山に挑戦しようと考えている人もいるだろう。

冬山登山に化繊ジャケット(ダウンジャケット)は適さない“らしい”

らしいというのは筆者に冬山登山の経験がないからだ。

以前登山者とお話したときに冬山についてアドバイスをいただいた。その時に「綿入りジャケットはすぐに暑くなり汗をかいてすぐに冷えてしまう」と言われた。

冬山はリスクが大きい。できるだけ情報収集をし、安全に楽しんでいただきたい。

冬山登山はレイヤリングで対応

冬山登山に化繊やダウンが使えない。そうなると、どうやって寒さを防ぐというのだろう。

ポイントはレイヤリング(重ね着)だ。

オンシーズン(春~秋)に急登では汗をかきTシャツに、稜線では風に吹かれてフリースを着た経験がないだろうか。

冬山ではそれがより顕著になり頻度か高くなる。

頻繁な体温調整が必要な登山では、薄手の衣類を重ね着(レイヤード)して対応する必要がある。

その際に一枚で保温力の高いジャケットでは体温調整がしにくいのだ。

冬山登山でアウターに用いるなら、ハードシェルと呼ばれるジャケットや防水透湿素材のレインウェアがいいだろう。

冬アウターの新定番!化繊ジャケットに注目!!

 

ダウンジャケットは暖かい。軽いので着心地もよい。

けれど、いかんせんメンテナンスが面倒だ。高価な物も多いので簡単に買い替えるわけにもいかない。

そこで北海道に長年住む筆者が出した最終回答が化繊ジャケットだ。

化繊ジャケットは水に強いので、家で選択することも可能。

軽さもここに紹介したパイクレイクジャケットなら十分軽い。

暖かさもオムニヒートのお陰でショッピング中は暑く感じるほどだ。

コスパもよい。

この冬、ベテラン道民の進言を信じてダウンジャケットを試してみてはいかがだろうか。