シーバスは夜の方が釣れる？
暗い時間帯に活動するのが特徴
シーバスは高級食材としても知られるルアーフィッシングの人気ターゲットです。夜行性の魚で昼間は水上から見えにくいボトムなどに身を潜めていますが、夜になると活性化しベイトを捕食するために表層付近に上がってきます。
ナイトゲーム用のルアーは多彩
シーバスのナイトゲームは昼に比べて釣果が得やすいとされていますが、攻略するにはコツがあり釣り方に合ったタックルを準備する必要があります。以下では夜のシーバス釣り用のルアーについて選定方法を解説し、おすすめの商品を攻略する水深別にしてご紹介します（本記事は2023年2月3日の情報をもとに作成しました）。
釣り方にあったルアーの種類
1．シーバスのナイトゲームについて
昼のシーバス釣りではルアーを見切られないように高速巻きで攻めますが、ルアーが見えにくい夜は逆にゆっくりとした巻き方でアピールするのが基本です。
なお、夜のシーバス釣りは表層（深さ0m～2m）付近を中心に中層（2m～4m）程度までを狙います。シーバスをスレさせないように先ずは表層からサーチを行い、徐々に深いレンジを探っていきましょう。
2．低速巻きでも攻略できるタイプが有効
シャローエリアを攻略するにはゆっくりとした巻き方でも沈んでいきにくいモデルや繊細なアクションをしてくれるモデルを選ぶことが重要です。具体的な種類としては表層ではミノーやペンシルベイト、中層ではワームやバイブレーションなどが活用しやすいでしょう。
釣れるルアーの選び方を解説
1．ナイトゲームに適したカラーを選ぼう
夜の釣りでは水中の少ない光量下でも視認できるカラーを選ぶ必要があります。具体的にはチャート系やホログラム系といったカラーが有効です。なお、常夜灯などの光量がある場所においては逆に派手すぎるカラーは警戒心を与えます。ホワイト系やクリア系、リアルなベイトをイメージしたナチュラル系で注意をひいてみましょう。
2．季節に合ったルアーサイズを選ぼう
シーバス釣りはオールシーズンできますが、特に釣果を得やすいのは春から秋にかけての季節です。春のシーバスはバチ（ゴカイ）やアミといった小さな生き物を捕食します。そのため、この季節には5cm程度の小さなルアーを準備しましょう。
なお、夏から秋の季節にはイナッコ（ボラの幼魚）やイワシといった大きめのベイトを追うようになるため、サイズに見合った10cm～20cm程度のルアーが釣れやすくなります。
ボイル撃ちもできる表層用ルアー2選
1．ダイワ・モアザン・スイッチヒッター85S
ダイワのシーバスタックルシリーズ・モアザンのシンキングペンシルで約20cm～100cmの水深で活躍します。河川や磯、サーフといった多彩なフィールドで昼夜を問わず使え、価格も1,900円ほどとコスパも抜群です。
初心者にも操作しやすい
スイッチヒッターはただ巻きだけでもアイを中心にテールを振るスラロームアクションという、水流に応じたランダムな動きをするため獲物に違和感を与えません。スローリトリーブでもアクションをしてくれるのでナイトゲームでも活躍するでしょう。
圧倒的な飛距離が魅力
磁石を用いた「MAGLOCKシステム」なる重心移動システムを搭載することにより最大 72.5mの飛距離をたたき出します。混雑した釣り場でも他のアングラーより沖を攻略できるのがアドバンテージとなるでしょう。
2．メガバス・LIVE-X・MODEL1
メガバスの90年代の名作・LIVE-Xを復刻したダイビングミノーです。最大2mまでエリアを幅広く探索できる仕様で価格は1,940 円とコスパも抜群。磁石を用いた重心移動システム「LBO2」が搭載され初心者でも飛距離を稼ぐことができます。
本物のベイトのような動きが魅力
LBO2の搭載により着水後の立ち上がりがスムーズでシーバスに警戒心を与えません。また、ウエイト移動でロール軸が安定に保たれ、生きているベイトのような自然な動きをするのも特徴です。
夜釣りのスローなただ巻きにも対応
LIVE-Xはただ巻きでも平打ちアクションをする初心者にも扱いやすいルアーです。獲物の反応がない場合はトゥイッチでアタリを待つのも効果的。巻き速度によらず安定した動作をするのでシーバスのナイトゲームにも活躍します。
大物も狙える中層用ルアー2選
1．コアマン・VJ-16
プロアングラーの泉裕文氏が代表をつとめるコアマンの商品で水深3m程度でのサーチを得意とします。アピール力に優れたジグヘッドと食わせ能力の高いシャッドテールワームを組み合わせた最強のルアーです。定価は1,540円ほどですが人気のため高値で取引されることも多くなっています。
飛距離を稼げて操作も簡単
重量はさほどありませんが、重心が前方に集中しているため通常のシーバスタックルでも50m以上のキャストができます。ただ巻きでも本物のベイトに似た柔らかな振動を発生するので、スレたシーバスも攻略しやすいでしょう。
根がかりしにくく初心者にも安心
VJ-16はワームのテールを上向きに取り付ける設定になっています。そのため浮き上がりが速くカバーでの根がかりを防ぎやすいのもメリットです。また、着水後の沈下時間で潜行レンジを変えられるので表層付近から徐々に深いレンジを探りましょう。
2．シマノ・エクスセンス・サルベージソリッド70ES
シマノのシーバス専用ブランド・エクスセンスから提供されているルアーです。沈降速度が比較的速いルアーのため手返しよく中層を攻略できます。1,100円ほどとコスパ最強なので複数のカラーをそろえるのもよいでしょう。
リアルな泳ぎ＆抜群の飛距離が魅力
材質に樹脂（ソリッド）を用いることで立ち上がりが速く、ベイトのような軽快な動きを再現しやすくなっています。また、鉄板ルアーに比べると軽量ですが薄いボディ設計のためロングキャストもしやすいでしょう。
低速巻きにもしっかりと反応
ヘッドは薄いキール形状の設計のため根がかりの心配も少ないでしょう。運動性能も高くスローなただ巻きでもアクションをしてくれるのでナイトゲームにも向いています。獲物の動きが鈍い場合は上下の動きを加えて刺激するのも効果的です。
最強の釣り具で夜のシーバス釣りを満喫
夜はシーバスが活動的になる釣りに適した時間帯です。ハードルが高いイメージがあるナイトゲームですが、簡単な操作で釣れるルアーも多く初心者にも気軽にチャレンジできます。
ワームやミノー、ペンシルといったナイトゲームに活用できるルアーの種類は多彩でさまざまなアクションを楽しめるのも魅力です。最強のルアーをタックルボックスに詰めてナイトゲームを満喫してはいかがでしょうか。
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出典：unsplash.com