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Q.登山にスパッツは必要ですか?A.あると登山が快適になります「おとうさんのよも山ばなし」

登山用スパッツって知ってますか?ゲイターと言ったり日本語では脚絆と言ったりもします。登山用品のなかでもひときわ地味なアイテムがスパッツでしょう。けれど2年前に導入したらすっかり手放せなくなりました。登山用スパッツの魅力について語ります。
更新: 2022年12月27日
おとうさん
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目次

登山用スパッツとは?

撮影:ライター

登山用スパッツとは脚の甲から足首または、ふくらはぎまでカバーするアイテムだ。

ドイツ語でゲイター(こちらを認識している人も多い)、日本語では脚絆(きゃはん)と言う。

用途は主に異物の混入防止。足首を覆うことで登山靴の中に小石が入るのを防いでくれる。

同時にパンツの裾を汚れから守ってくれる。ぬかるみを歩いても裾に泥が付きにくい。

また、登山靴を濡れから守る。スパッツは防水素材で作られているので、雨や雪などの濡れから足を守ってくれる。

登山にスパッツは必要ですか?

撮影:ライター

正直、スパッツはなくてもよいアイテムだ。

しかし断言しよう。一度使うと手放せなくなると。

構成が布1枚なので計量で、収納袋も付いているので携帯に困らない。

装着も左右を間違えなければ簡単だ。

それで登山中や下山後の片付けが楽になるなら使わない手はない。

価格も登山道具のなかではリーズナブル。

ザックやレインウェアなど一通りそろえたら手にしたいアイテムだ。

筆者がスパッツを使う3つの理由

撮影:ライター

筆者は2年ほど前にスパッツを導入した。

たしか楽天がセールを行っていて、ポイントも貯まっていたと思う。

資金が潤沢にある登山家は別だが、筆者のようなお小遣い制の山好きにとって、スパッツは贅沢なアイテムだ。

それが今ではすっかり一軍アイテムになった。

なぜか。

その理由をお話しようと思う。

1登山靴に小石が入るのを防ぐ

スパッツは足首より少し上、モデルによってはふくらはぎまでカバーしてくれるので、靴に小石が入るのを防いでくれる。

赤土や黒土の登山道の時は気にならないが、火山を登っている際はかなりの確率で石が入る。

しかも、登山靴は足首まで締めあげているので脱ぐときはひもを全部ほどく必要がある。

ベンチのない坂道でこれをやるのはなかなか大変だ。

スパッツはそのストレスを無くしてくれる。


2トレッキングパンツの保護

撮影:ライター

スパッツはトレッキングパンツを土や泥汚れから守ってくれる。

登山に限らず外遊びは汚れるものだ。

特にズボン。しかも裾に泥が付くとなかなか落ちない。

歩き方の悪い人のなかには登山のたびにため息をつく人もいるだろう。

スパッツを巻いていれば、帰宅後にスパッツだけをたわしやブラシで水洗いすれば済む。

3登山靴のメンテナンスが楽になる

パンツの裾に泥が付くということは、登山靴も汚れる。

スパッツは甲からソール付近まで覆うので登山靴も汚れから守ってくれる。

靴底に詰まった土は仕方ないが、アッパーに付く汚れをカバーしてくれるので、帰宅後のメンテナンスが格段に楽になる。

登山靴は素材によっては水を使っての洗浄が難しい場合があるので助かる。

登山用スパッツの選びかた

撮影:ライター

登山用スパッツにはいくつかタイプがあり、一長一短がある。

簡単な特徴は以下の通り。

POINTスパッツのタイプと特徴

  •  
    ショートorロング:ショートは足首まで、ロングはふくらはぎ付近まで覆う
  •  
    ファスナーorマジックテープ:スパッツの留め方
  •  
    素材:できれば防水透湿素材を選びたい

長さを決める

スパッツはショート丈とロング丈がある。

春秋の晴れた日はショート丈が暑くならなくてよい。

雨の日や、火山を登るならロング丈がよい。保護能力が格段に上がる。

注意点はロング丈はふくらはぎの筋肉が発達している人には窮屈に感じる場合があること。


留め方はファスナーまたはマジックテープ

撮影:ライター

スパッツは1枚の布を足に巻きつける形で装着する。

その際、布を止めるために、ファスナーまたはマジックテープで留めることになる。

ファスナーは重量面で不利だが見た目がきれい。マジックテープはヨレることがあるが、軽く、着脱が簡単なメリットがある。

両方使った経験があるが、個人的にファスナーの方が好みだ。

性格もあるがマジックテープはズレて付いてしまい見た目がよくないと感じた。

ゴアテックスは必須

撮影:ライター

ゴアテックスを使ったスパッツを選択しよう。

筆者ははじめ非ゴアテックスのスパッツを購入した。

当時ゴアテックスの商品を持っておらずその性能に懐疑的だったからだ。

しかしいざ使ってみると足首からこれほど汗をかいているのかと驚くほど内側が濡れていた。

そこでゴアテックス使用のロングスパッツを購入。

足首から下がゴアテックスなのだが見事に濡れていなかった。

価格にして2~3千円の差。これなら手が出る。

とかく価格の高いゴアテックス商品。その性能を実感してみたい人にもおすすめだ。

おすすめの登山用スパッツ3選

撮影:ライター

ではおすすめの登山用スパッツを3モデル紹介する。

ショート丈とロング丈、ファスナー留めとマジックテープをおり交ぜているので参考にしてほしい。

どれも防水透湿素材を使用した、山好きなら一度は聞いたことのあるメーカーの商品だ。

お小遣い制のあなたも手を出しやすい価格。プレゼントにもちょうどよい。

ノースフェイス NN21700・ハイベントショートゲイター

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計量、軽快なショート丈。

マジックテープで前面留めなので操作性がよい。

上端の留め具がU字フックなのが気になるが薄型なので問題ない。

晴れた日のみ使う人におすすめ。

イスカゴアテックスミッドサイズ

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スパッツは装着してしまうと靴ひもの結びなおしが難しい。

その点この商品はダブルジッパーで下からも開放できるので、登山中でも操作しやすい。

ゴアテックス使用。

4色展開。

モンベル GORE-TEXLスパッツセミロング

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筆者愛用のモデル。

ロング丈でファスナー留め。

ファスナーはふくらはぎ側にあり、装着の際は前で留めてうしろにクルっと回すとよい。

ソールに回すバンドの劣化が気になるが、別売されていて。簡単に交換できる。

これといった特徴のある商品ではないが、さすがモンベルといった質感とコスパの高さが魅力。

登山道具が一通り揃ったらぜひスパッツの導入を

スパッツがなくても登山はできる。

スパッツがないから危険性が増すこともないし、あるからといって楽になるわけでもない。

しかし間違いなく快適になる。ストレスが減る。

ドラクエでいえば防御力が上がる魔法のようなものだ。じわじわ効果が出る。

しかも登山用品のなかではお求めやすい価格帯。

自分への、パートナーへのプレゼントにいかがだろうか。