登山リュックはサイズを確認して購入しよう
登山用のリュック(リュックに限らないが)は安くても2万円ほどする。
決して安くない買い物なので、間違えのない選択をしたい。
特に直接身につける靴やアパレルなどは気を付ける必要がある。
登山道具は丈夫なので間違えて購入してしまうと、なかなか買い替えるきっかけがない。
許可制で道具を購入する人(ぼく)は特に注意しよう。
間違えてしまっても背負えないことはない
完全に”フリ”だ。
そう。僕はサースフェー30⁺5を購入する際Sサイズを購入した。
180㎝90㎏の体型。
どう考えてもLサイズだ。なんならXLがほしい
登山用品店で購入すればアドバイスをもらえるのでこのような失敗は少ないだろう。
しかし田舎のスポーツ用品店でパートのおばちゃんに脚立を使って取ってもらう状況で「それじゃない」と言うのは勇気が必要だ。
それでも背負って背負えないこともない。
なにせそのことに気が付いたのは3回目の登山から帰宅した時だからだ。
考えてみるとリュックにサイズができたのは最近のことだ。
問題ない。
気になる人はMサイズを購入しておけばよいだろう。
3年使ったら見えてきた「ここがイマイチ」
ほかの記事にもあるように、サースフェーは良くできたリュックだ。
それでも3年使って見えてきた気になる点を先ずはレビューしておこう。
といっても非情に些細なことだ。
姑が指でほこりをすくうような感覚といえば、僕がいかに苦労してこの項を書いているか分かっていただけるだろう。
右側ショルダーベルトにも収納がほしい
左側のショルダーベルトにスマホが入る大きさの収納がある。
後述するがこれが実に便利。
それだけに右側にもあるといいのにな、と思ってしまう。
登山をするには直接関係のない部分かもしれないがより、便利さ、快適さが増すだろう。
実際はあまり使わない+5
サースフェー30⁺5のプラス5の部分。
ほかのサイトでは素晴らしいと言っているが、今のところ使ったことがない。
メインの使いかたであろう日帰り登山では30Lでも余ってしまう。
寝袋を持参する小屋泊やミニマムなテント泊では使うのかもしれない。
あ、旅行に持って行った際にお土産をギリギリ詰めたことはある。
これは人気出るわ!3年使ったら見えてきた「ここがイイ」
サースフェー30+5はその名の通り+5がウリで人気のひみつだ。
実際手にすると良くできたシステムだと思う。
しかしあえて、3年使ったからこそ見えてきたイイところを探ってみよう。
当たり前の造りが大きな安心感になっていたことに気づかされたことを記しておく。
左肩の収納が意外に便利
「イマイチ」の項でも触れたショルダーベルトの収納。
これが実に秀逸なのだ。
カタログではサングラスを収納しているが、大きさ的にペットボトルも入れられる。
僕は職業柄フィールドに行くと写真をたくさん撮るのでスマホを入れている(いまのスマホは驚くほどきれいに撮れる)
初心者からベテランまで安心の「丈夫さ」
サースフェーは決して軽量なリュックではない。
30Lで1500gは返って重い部類だろう。
軽さは正義と言われる登山道具でなぜこんなに重いのだろう。
その理由は丈夫さだ。
公式サイトを見ると210デニールとあるがイマイチ分からない。
とにかく触れた瞬間に重厚さを感じるのだ。
これはファストパッキングのペラペラリュックにはない安心感だ。
道具が登山中に壊れるほど不安で危険なことはない。
ましてや枝に引っかけて穴が開いたら安くない買い物だけにダメージは大きい。
軽さも大切だが丈夫さという安心感も大切だ。
「基本性能の高さ」背面パッドが優秀
背中にかく汗による不快感は長く登山者を悩ませてきた。
それに応えるべく登山メーカーも背面パッドの開発にしのぎを削って来た歴史がある。
確かにグレゴリーなど超高級ブランドの背面パッドは素晴らしいだろう。
早い話が高級外車の乗り心地が良いのと同じだ。
けれどカローラだってなかなかの乗り心地だ。
基本性能を過不足なくリーズナブルな価格で提供してくれるので、利用者はありがたい。
登山の後半、休憩から出発する際の背中のヒヤ!がないだけで登山は恐ろしく快適になる。
ぜひ実感して欲しい。
初心者からベテランまで使えおすすめのリュック
サースフェー30+5は基本性能が高くマイナス面の少ないリュックだ。
マイナス面が少ないのは疲れる登山の最中にストレスがかからず、安全な登山に繋がる。
また丈夫さや基本性能の高さはベテランこそ、効果を実感するだろう。
藪漕ぎでいちいち引っかかりを気にしていたら進まないのだ。
もちろん初心者が背中の不快感で登山を嫌いになるのも避けられる。
サースフェー30+5、初心者からベテランまで迷ったらコレとおすすめできるリュックだ。
撮影:ライター