【登山歴5年】おとうさんの登山に関する知識レベル。
おとうさん(僕)の登山歴は約5年。
ソロで自宅近郊の山を登っている。
まずはその知識について触れていく。
アウトドアは妻とお付き合いしているときに地元北海道を車で飛び石一週したのがはじまり。
宿泊はもっぱらキャンプだったので若干の知識がある程度だ。
おとうさんの登山レベルは初心者レベル
僕の登山レベルは初心者。
登山歴5年だが一年のうち山に入るのは10回ほど(ほかにキャンプやサイクリングに行く)
しかも行先は自宅近辺の山に限定される。
仕事と持病と家族を抱えていては上出来だろう。
おまけに基本ソロなので、はじめて行く山は家族に対して緻密な登山計画を示さなければいけない。
家族の心配は痛いほどわかるし、ありがたい。それに対するせめてもの誠意だ。
持病のせいで長い時間一人で運転できない事情もある。
おとうさんの登山レベルは冬山はおろか、テント泊の経験もない、初心者と同じレベルなのだ。
登山道具に関する知識”も”初心者に毛の生えたレベル
では登山道具に関する知識はどうなのか?
それはお恥ずかしい話、初心者に毛の生えたレベル…
つまりみなさんより多少はあるかなといった感じだ。
ただ、Webライターをはじめるまで「ググる」という言葉を知らなかったくらいなので、実際に商品を買って試した実体験がある。
家の近くにアウトドアショップがないので、都会にでたら1時間も2時間もお店に入りびたり、目についた道具を食い入るように見つめ購入する。
年に一度のアウトドアショップで手に入れた道具は宝物で、まさに使い倒す。
道具を買うのが年に一度なのでなかなか道具がそろわない。
なので道具に関する知識は【深い】が一向に【広がらない】のだ。
よって僕の登山道具に関する知識も初心者とそう変らない。
はじめての登山はジーンズにスニーカー
実質的なはじめての登山はもう20年くらい前になる。
当時勤めていた工場のじいさんに「おい!山行くぞ!」と無理やり連れていかれた。
若かった僕は「うぜぇなぁ」と思いながらジーンズとスニーカーで待ち合わせの登山口に立った。
というかそもそもその山は小学生のときに遠足で登った山。
そこまでキツイ山ではない。
しかし現れたのは全身「ぽい」格好のじじい。「なに張り切ってんだ?」と思ったものだ。
大人になった僕の目に写った景色…そして…
あれ?こんなキツかったっけ?と思う僕を置いてずんずん進むじじい。
初心者を気遣う気持ちなどバチバチの職人にはない。
僕は太ももに引っかかるジーンズと滑るスニーカーにイライラしながら何とかついていく。
それでも普段すすけた工場で一日の大半を過ごす僕に、山の緑は新鮮だった。
やがて森林限界(北海道は緯度の関係で低山でもすぐに森林限界がくる)
信じられないくらい広がる緑に思わず「おお~~」と声が出る。
その景色を見た僕はみなさんと同様「また来たい」
そして「おい、その靴履けばもっと高い山登れるのか?」
そして僕の妻に対するプレゼンの日々が始まる。
はじめての登山靴に驚き!そして「ちゃんとした」に目覚める
約1年に渡るプレゼンでようやく手に入れた登山靴。
モデルはキャラバンのC1_02S。
妻と買い物に行ったときにやけに機嫌がよいので、チャンスとばかりに勢いで買った。
勢いで買ったから選んでいるヒマはない。
あとから初心者にも履きやすい評価の高い登山靴と知った。
登山はじじいと行ったあとすっかりハマり、一人でも行くようになっていた。
そのころの僕の登山靴は、冬に履くハイカットの防寒靴。
スニーカーで登るのに気恥ずかしさを感じ、少しでも雰囲気を出したかったのだ。
で、C1_02Sで山に入った。
進むのだ。登れるのだ。痛くないのだ。
そして、疲れないのだ。
いつも帰りは膝がガクガク。次の日は筋肉痛で歩くのがやっと。
それがない。
理由としては、滑らないのが大きいのではと感じた。
滑らないから余計な所に力が入らない。だから疲れない。
身体が疲れないから精神的にも楽。
当時「ちゃんとした登山道具ってすごいな」と思ったのを覚えている。
次はリュック”休憩中のアレ”がない?
登山靴を手にした1年後。
僕は妻に「ちゃんとした」登山道具の有用性を訴え続けていた。
それは実現の可能性が極めて低い公約を訴え続ける野党政治家のようだ。
そんなおり、コロナの臨時給付金が入った。
進学を控えた子供がいたので全額は使えないが、みんなそれぞれ好きな物を買おうとなり、僕はセール品の登山リュックを購入した。
それがミレー サースフェー30⁺5だ。
もちろん登山用品店でじっくり選んだわけではない。
若干予算をオーバーしていたので妻の気持ちが変わらないうちにパッと買ってしまった。
で、登山に持って行った感想。
いろいろ安全な登山に配慮したギミックが付いているのだが、何よりうれしかったのが、背面パッドだ。
それまで息子の使っていたナイキのバッグを背負って山に入っていた。
多少横の振られたり、肩が痛かったりしたがそれしか知らない僕は「こんなものだろう」くらいに思っていた。
それがサースフェー30⁺5を背負って入った山。その休憩中だ。
背中を抜ける風が冷たくない!
いつもなら身を捩る”背中の冷たさ”がないのだ。
一度でも登山をしたことがある人ならこの気持ちを分かってくれるだろう。
高く感じる本格的な登山道具。長く使えば…
本格的な登山道具。
価格だけを見ると確かに高額だ。
登山靴にしてもリュックにしても2万円前後と簡単には手が出ない。
アパレルメーカーのアウトドア「ぽい」道具を身につけ山に入る。それもいい。
しかしどうだろう?数千円のシューズが山に入る度に壊れたら。
年間2足、2年履いたらもう本格的な登山靴を買えてしまう。しかもちょっといいやつをだ。
だったらその時ちょっと高く感じるかも知れないが本格的な登山靴を買って長く履いた方が結果としてコスパは高くなる。
どうだろう。
なお道具の詳細は今後の「おとうさんのよも山ばなし」で連載していく。
期待して待っていてほしい。
最後に。安全と命はプライスレス。
出典:ライター撮影