気温1桁山でのレビューはキビシイ!低山ハイクでご勘弁…
夏の終わりに購入したままレビューできずにいたワークマン【WARM FACT COTTON(ウォームファクトコットン)長袖丸首シャツ】
忙しさを言い訳にしていたら夏が終わり、いつの間にか紅葉も落ち、アスファルトを覆う季節になっていた。
そんな季節に汗のかき具合を試すインナーのレビューを高山でするのは危険だ。
なにせここ一週間の最高気温はギリギリ2桁。山に入る午前中は1桁だ。さらに風にさらされるとなるとちょっと脚が前に出ない。
というわけでレビューの現場は近場の低山ハイクでご勘弁願いたい。
スタート時の気温は9℃風はない
登山開始となる駅に降りた時にスマートフォンで確認した気温は9℃。
裏当てのあるフリースをアウターにしてちょうどよい気温(道民の感覚)
スタートは市街地。風もなく、絶好の行楽日和。
自然の中を歩くのはもちろん気持ちよいが、見慣れない街並みを見ながら気ままに歩くのもなかなか楽しい。
スタートはゆるやかだがいきなり登り坂だ。
アスファルトは返って土の地面より衝撃があるので登山靴を履いてきた。
みなさんならローカットのウォーキングシューズで十分かもしれないが、僕のような90キロ近い体重で長い時間を歩くならハイカットは必須だ。
登山開始30分フリースのファスナーを開ける
登山開始30分。汗ばんでくる。
市街地なので日差しを遮る物がなく、まともに太陽の陽を浴びる。
それでいて通常の登山と同様にしっかり急登もあるので汗をかく。
ウォーミングアップも終わったところで給水を兼ねた休憩を摂った。
ザックを降ろしフリースを脱いでみたが、ちょっと寒い。
もう一度着て、ファスナーを半分開けて再び登り始めた。
名もなき偉人に思いを馳せる
ウォーミングアップも終わりペースが上がる。
誰もいない登山道を歩くのと違いエスケープルートがたくさんある低山ハイクではペース配分を考えずに歩きたいだけ歩ける。
つまずく心配のないアスファルトの道路を歩いていると何やら立て看板が見えてきた。
年齢のせいか最近はこの様な看板を見るとつい読み込んでしまう。
どうやら地元出身の芥川賞作家を記した碑のようだ。
いつかは僕も同じ物書きとして記念碑を建てられるような人物になりたいものだ。
頂上到着すぐに冷えることもなく快適
登山開始1時間、頂上到着。
市民の憩いの場らしくベンチのある公園があったので妻に作ってもらっおいたおにぎりを食べる。
頂上直下に短いが急登があったので息は切れ、身体が火照っている。
フリースを脱ぎ、身体に風を当てて体温を下げる。
ワークマン製のインナーは汗でしっとり濡れているがすぐに冷えることはないようだ。
気持ちのよい風が徐々に汗と興奮を鎮めていく。
下山したあとはタイトさが気になった
頂上からの街並みをひとしきり堪能したあとそそくさと下山を開始した。
登山口まで車で来る登山と違い、街中の低山を登る際は駐車場がない場合が多く、この日は電車で来た。
ヤフー乗り換えで確認するとちょうどよい電車があったのでそれで帰ろうとしたのだ。
家に着くころどうにも体が締め付けられて窮屈だ。自宅に着くころには服を脱ぎたくて仕方がない。
このインナーのタイトな造りが原因のようだ。
身体を動かしているときはサポートの役割りをするのか楽に感じるが、リラックスして筋肉が弛緩するといけないようだ。
その分、脱いだ瞬間は登山靴と同様「はあぁ」と声が出るのだが。
ちなみにサイズはXL。身長179㎝、体重は88㎏。お腹ポッコリだが、タイトさは腕にも感じた。
【結論】真冬はキツいが春秋なら十分使える
低山だが気温1桁であれば状況としては十分だろう。ご勘弁願いたい。
結論としてワークマンのインナーは「早春から晩秋までの登山で使える」だ。
長く着ているとタイトさが気になるが、サポート効果を感じないわけでもなかったし、登っている最中は気にならなかった。
それよりも、タイトなのでレイヤリング(重ね着)してもゴワゴワしないので返って使いやすいと感じた。
十分な速乾性で10分くらい風に吹かれていたが汗冷えもしなかった。ある程度の保温力もあるのだろう。
この機能性で980円(ワークマン公式サイト)なら複数枚揃えてもよいだろう(カラーバリエーションは3色)
初心者におすすめの一着だ。
出典:ライター撮影