安平山スキー場でウィンタースポーツを満喫
安平山スキー場は北海道の穴場スキー場
ウィンタースポーツの聖地とも評される北海道にはたくさんのスキー場が整備されています。ルスツリゾートや富良野スキー場など知名度の高い有名スキー場は、シーズン中は大勢のスキーヤーやスノーボーダーで大賑わいです。
ですが今回注目する安平山スキー場は大規模スキー場とは異なり、地元のスキーヤーやスノーボーダーの利用者が中心の穴場的なスキー場となっています。(情報は2022年10月29日現在のものです)。
眺望の素晴らしさと良質な雪が魅力
安平山スキー場のある安平山は標高160メートルの低山で、ゲレンデが整備されているのは標高50メートルから150メートルの場所です。標高は低くても日中はゲレンデ上部から遠く夕張岳や樽前山、日高山脈などの山々の眺望を楽しむことができます。
雪質もシーズンを通じて良好で、特に厳冬期である1月や2月は日中でも氷点下の日が多くなるため、スキーやノーボードでサラサラのパウダースノーを体験することが可能です。
バランスの取れたコース内容
コースの難易度の割合は?
安平山スキー場のコースの難易度は初級者向けコースが約45%、中級者向けコースが約15%。上級者向けコースが約20%となっていて、初級者を中心に中級者も上級者も楽しめるコース構成になっています。
どのスキー場も初級者や中級者向けのコースは全体的に混み合う傾向にありますが、穴場的な安平山スキー場なら週末や休日の日中であっても比較的のびのびと滑走することが可能です。初級者や中級者のスキルアップには最適でしょう。
楽しめるコースは4つ
ゲレンデには331メートルの長さのリフトが1本と非常にコンパクトですが、スキーやスノーボードを楽しめるコースが4つも設けられています。「初級コース」と「中級コース」、「上級コース」と「林間コース」という内容で、自分のレベルに合わせてコースを選択することが可能です。
最も傾斜のきつい上級コースでも最大斜度が20度ほどであるため、スキーやスノーボードの基本動作が身についていれば、初級者でも滑走することが十分に可能です。
そりコースやボブスレーコースも
スキーやスノーボードをしなくても安平山スキー場では楽しい時間が過ごせます。小さな子供のいるファミリーに欠かせないのがそりコースで、誰でも無料で一日中遊ぶことができます。
また、「氷上のF1レース」などとも言われるボブスレーが楽しめるコースも設けられていて、こちらも子供たちに大人気のゾーンです。子連れのファミリースキーヤーやスノーボーダーの利用者が多いのもうなずけます。
日中だけでなくナイターも
安平山スキー場には夜間照明の設備が整っているため、日中だけでなく夜の時間帯もスキーやスノーボードを楽しむことが可能です。ナイターの営業時間は午後4時から午後9時までとなっていて、地元では学校や仕事が終わってからひと滑りという人もたくさんいます。
気温が低下する夜間は雪が締まってゲレンデコンディションも良好です。ちょっとロマンチックにカップルで楽しみたいスキーヤーやスノーボーダーにもぜひおすすめします。
営業時間や料金
営業期間
安平山スキー場のある安平町は北海道の担振地方に属していて、北海道内では比較的積雪が少ない地域となっています。そのためスキー場の営業期間は他の北海道のスキー場と比べて短めです。
安平山スキー場がオープンするのは12月下旬で、翌年の3月中旬頃にはクローズとなります。人工降雪機を導入していないため、滑走可能な一定量の積雪がないと営業することができません。出かける前に問い合せするのがベストでしょう。
営業時間
安平山スキー場の営業時間は午前9時から午後9時までで、日中のリフトチケットを購入すると午前9時から午後6時まで利用することが可能です。ナイターのリフトチケットは午後4時から午後9時まで利用でき、リフトの最終は午後8時50分となっています。
ただ、一般的にスキー場が混み合うことの多い12月31日と1月1日は休業となっているため、年末年始をスキー場で過ごそうという人は注意が必要でしょう。
リフト料金
料金の安さも穴場の町営スキー場ならではの大きな魅力です。日中券は大人1,700円、高校生1,500円、幼児から中学生900円で、ナイター券は大人1,100円、高校生900円、幼児から中学生600円となっています。
土日祝日も同じ料金で利用でき、500台分ある駐車場も曜日に限らず無料と太っ腹です。こちらに数日間滞在してみっちりとスキーやスノーボードの練習をしてみるのもいいのではないでしょうか。
スキーやスノーボードのレンタルも可
安平山スキー場ではスキーやスノーボードのレンタル品を用意しています。スキーについては板とブーツ、ストックをラインアップしていて、スノーボードについては板とブーツをレンタルすることが可能です。
レンタルセットの料金は中学生以上3,000円、小学生以下2,500円となっています。ウェアーやグローブ、ゴーグルなどのレンタル品は用意されていないため、出かける際にはそれらを忘れずに持参しましょう。
周辺の便利な施設
ふる里の名湯 鶴の湯温泉
宿泊してゆっくりとスキーやスノーボードを楽しみたい人は「鶴の湯温泉」がおすすめです。その昔、鶴がこの温泉で病を治したという言い伝えがある効能豊かな温泉で、北海道内では2番目に歴史の古い温泉地として知られています。
日帰り温泉も楽しめますが、リーズナブルに宿泊できるのが大きな魅力です。素泊まりなら1泊5,040円、1泊2食付きでも8,240円で宿泊できます。宿泊が可能なのは木曜日から日曜日の間です。
鶴の湯温泉の所在地・問合せ
ふる里の名湯 鶴の湯温泉
- 住所〒059-1506
北海道勇払郡安平町早来北町5番地 - 電話番号0145-26-2211
ぬくもりの湯
スキーの後は熱いお風呂で温まってから帰りたいという人には「ぬくもりの湯」がおすすめです。町役場がある「安平町ぬくもりセンター」と呼ばれる公共施設の中にある日帰り専用の温浴施設で、天然鉱石を利用したミネラルウォーターのお湯に浸かれます。
天然温泉ではありませんが体がよく温まって疲れた体には最高です。もちろん町外の人も利用可能で、中学生以上500円、小学生250円と低料金で入浴を楽しめます。
リフト券とセットがお得
安平山スキー場では日中のリフト券とぬくもりの湯の入浴料金がセットとなった「ぬくもりセット」を販売しています。こちらのセットチケットを購入すると小学生から大人まですべての人が割引の対象となり、特に大人は入浴料分がまるまる無料となって大変お得です。
子連れのファミリーには「親子セット」というお得なチケットも用意されているので、ぬくもりの湯を利用する予定ならぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
ぬくもりの湯の所在地・問合せ
ぬくもりの湯
- 住所〒059-1931
北海道勇払郡安平町追分中央1番地40 ぬくもりセンター - 電話番号0145-25-2411
現地までのアクセス
安平山スキー場まで車でアクセスするのに利用する高速道路は道東自動車道です。追分町インターチェンジで降りてから国道452号線に入り、北海道道462号線、226号線と進んでスキー場にアクセスします。札幌市内からは約1時間、苫小牧市内からは約40分の所要時間です。
公共交通機関を使う場合には、札幌方面からなら「スーパーとかち」などの特急電車を利用すると、乗り換えをすることなく約45分で最寄りの「追分駅」までアクセスすることが可能です。
安平山スキー場の所在地・問合せ
安平山スキー場
- 住所〒059-1987
北海道勇払郡安平町追分豊栄193番地 - 電話番号0145-29-7036
安平山スキー場へ出かけよう!
ここまで北海道の安平山スキー場について解説してきましたがいかがでしたか?町営のコンパクトなスキー場ですが、初級者から上級者まで楽しめるバランスの取れたスキー場です。混雑することなくのびのびとウィンタースポーツを満喫するならぜひ安平山スキー場をチョイスしてみてはいかがでしょうか。
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