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【山好きおとうさんのよも山ばなし】滑る足元対策、火山登山で活躍したアイテムとは?

低山で登山靴なんて必要ない。そう思っていませんか?今回は筆者を中心に初心者から上級者まで一緒に行った低山ハイクのお話。「登山靴だけは履いて来て」と言われた初心者T君の感想は?経験レベルから見る登山靴を紹介します。
更新: 2022年9月20日
おとうさん
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はじめまして、アウトドアライターをしている「おとうさん」です。

普段は北の大地【北海道】でアウトドアを楽しんでいます。

アウトドアの経験はキャンプ約20年、登山5年、サイクリングは北海道縦断を達成。

モットーは自分にやさしく人にやさしく、自然にやさしく。お財布にやさしく(ここ大事)

そして山に入ったら、笑顔で送り出してくれる家族の元に無事帰ること。

今日も家族を熊鈴で家族を起こさないようにこっそり出かけます…

【山行こう!】突然決まったグループ登山

Photo by Iwao Kobayashi

筆者は思い立ったら即行動がモットー。

この日も以前山で知り合った知人のS君と登山に行くことなっていた。

他愛もない話から「また一緒に山行こうよ」と誘ってくたのがきっかけ。

僕は先日再会した幼なじみにも「山行こう」と声を掛けられていたので、一緒に行くことを提案。

人のいいS君は快諾してくれ、初心者のT君でも登れる道南の樽前山に行くことにした。

初心者でも気軽に登れる樽前山

ライター撮影

幼なじみのT君は隣町に在住。一方、S君は高速で1時間くらい走らなければいけない。

樽前山はそんな3人が待ち合わせするにはちょうどいい場所にある。

火山なので足元は滑るが、初心者も登りやすい人気の山だ。

景色もよく、筆者も毎年のように登っている。

【装備の違い】初心者、中級者、上級者

オンシーズンは7合目ヒュッテから登山可能だが、山開き前の今回は林道前のゲートから。

午前9時。すでにたくさんの車が停まっている。

準備は三者三様。

初登山のT君は道具が少ない。僕がアドバイスした登山靴をのみである。

毎週のように登山に出かけるS君は余裕なのかザックをルーズに背負うだけだ。

心配性の僕だけやたら装備が多く2人を待たせてしまう。

経験の差と道具の差と関係性

初心者は道具が少なく、中級者になると道具が増えだし、上級者になると取捨選択ができる。

良し悪しではなく、成長過程で試行錯誤するから楽しいのだ。

先輩後輩なら自分のせいで待たせると気を遣うが、友だちなら「ちょっと待って」で済む。

この関係性が気持ちいい。

仕事ではかかない、いい汗

ライター撮影

7合目駐車場まで、約2㎞の林道を歩く。多少曇ってはいるが木漏れ日の中、緑が心地よい。

初対面のS君とT君もすぐに打ち解け僕無しで話している。

すると働きづめのT君が不意にこう言った。「仕事ではかかない汗だね。来てよかった」

歩くのが不安な人はトレッキングポールを使ってみよう

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筆者は普段のウォーキングでもトレッキングポールを愛用している。

樽前山は滑りやすいこともあり、T君にトレッキングポールを用意するよう言ったが、効果に半信半疑。

けれど普段デスクワークの筆者がスイスイ歩くのを見て、効果があるのだとS君も感心していた。

【休むタイミング…】ズンズン歩く2人、グループ登山の難しさ

ライター撮影

7合目に到着してひと休みしたらいよいよ登山開始だ。天候はイマイチだが久しぶりのグループ登山で気分は軽い。

毎回、登り始めは息が切れる。この日もはじめはペースが上がらない。

上級者のS君が僕たちをうまくサポートしてくれるが、僕だけ徐々に遅れ出す。

初めて登る山ではないし、迷うポイントもないので2人には先に行ってもらうことにした。

風は強いが霧の合間から見える景色にT君が見とれている。

その隙に追いつくのだが、とうとう最後までペースが上がらないままだった。

【予定変更】上級者の判断

ライター撮影

樽前山は頂上に着くだけなら7合目ヒュッテから約1時間で登れる。

今回の5合目ゲートからも2時間ほどだ。

僕の予定では山の景色を満喫してもらおうと、お鉢周りをするはずだった。

しかしこの日の頂上付近はあまりにも風が強い。

登るにつれ風が強くなっていたが、稜線に出た途端に暴風になった。

頂上の看板で写真を撮った時点で危険と判断した上級者のS君の進言で引き返すことにした。

【下山】登山靴履いて来てよかった

Photo bypcdazero

「また来よう」と再挑戦を誓って僕たちは下山を開始した。

樽前山の登山道は軽石でとても滑る。

3人とも転びはしなかったが、下りで足の筋力を疲れさせてしまった。

筆者はこの状況を予想し、T君に登山靴を用意してくるように言っていた。

その意味が初めての登山で分かってくれたようだ。

【登山歴別】それぞれが履いてきた登山靴

Photo byanalogicus

最後に登山初心者のT君が感心しきりだった登山靴について記しておこう。

登山の基本はもちろん歩くことだ。普段歩くときも靴には気を遣うと思う。

時に危険もある登山で、靴に気を遣うのは当然と言える。筆者もはじめはスニーカーで登っていた。

しかし、経験を積んだ今は、初心者にこそ登山靴を履いて安全な登山を楽しんで欲しいと思う。

ここからは登山歴がバラバラな3人が履いていた登山靴を紹介する。

【初心者が選んだ】モンベルマウンテンクルーザー600

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初心者のT君が選んだ登山靴はモンベルのマウンテンクルーザー600。

連休の時に「付き合え」と言われ郊外のショッピングモールに入っているモンベル直営店で購入した。

価格的にも機能的にも初心者に最適な登山靴。

価格は2万円弱。信頼できる機能とブランド、ゴアテックス使用を考慮するとお求めやすい価格。

靴の表生地が丈夫な素材を使用しているのと、ソールが張り替えられるので長く履くことができる。

アウトドア用品は気に入ったものを長く使いたい。

【中級者が選んだ】登山靴キャラバン C1_02S

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筆者が愛用している登山靴は、キャラバン C1_02S。

初心者の時に、街の量販店で見た目だけで選んだ。

ゴアテックス使用で1万8千円代で購入できる。基本的な機能を抑えこの価格は凄いと思う。

持った瞬間は重たく感じるが山に入れば丈夫な作りが安心感に変わる。

ソールの張り替えができるので長く履きたい一足。

【上級者の登山靴】マムートデュカン ミッド ゴアテックス

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上級者の愛用する登山靴はやはりちょっと違った。

勝手なイメージだがベテラン登山者が履く靴が、マムートの登山靴。

日帰りハイキングから高所登山までオールラウンドにこなす。

長年培ってきた様々なテクノロジーを遺憾なく発揮した一足。

160年の歴史に裏打ちされた技術は初心者からベテランまでの足元をカバーしてくれる。