紅葉を楽しむ秩父・両神山旅
秩父で紅葉を楽しもう
埼玉県秩父市は、東京から日帰りや一泊で行くことができる自然豊かな町になります。新緑や桜の季節はもちろんですが、秋に楽しめる紅葉スポットも数多くあり人気です。
中でも秩父市内から複数のハイキングルートがある両神山は、長瀞や秩父神社周辺とは違う、埼玉県最西端の大自然に囲まれた紅葉の風景を満喫することができます。
都内からもアクセスしやすく、初めての登山にもおすすめ、紅葉の両神山についてご紹介しましょう。
両神山の紅葉とアクセス方法
両神山とは
古くから修験の山として愛された秩父両神山。埼玉県でも子どもたちが冬に楽しむ「埼玉郷土かるた」で「秋は紅葉の両神山」と読まれる、県内有数の紅葉の名所になります。
両神山は埼玉県の中でも、北側に群馬県、西側に長野県が隣接し、周囲はそれぞれ県にまたがる山々に連なっている山です。県内や都内だけでなく、群馬や長野からもアクセスできる紅葉の絶景が楽しめる山になります。
両神山
- 公式サイトURLhttps://www.town.ogano.lg.jp/?s=%E4%B8%A1%E7%A5%9E%E5%B1%B1
- 住所〒368-0201
埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄 - アクセス車:東京駅から関越自動車道で3時間24分
中央高速道で3時間22分
両神山の紅葉時期
秩父の両神山は10月末から12月初めまで紅葉と、美しい展望が楽しめる山です。しかし近年の温暖化の影響で2020年には10月20日頃でもまだ紅葉には早かったという情報もあります。
そこで一番おすすめしたい時期は11月の初めです。天候によっては11月初めでも雪が見られることもありますので防寒着が必要になります。11月の終わりから12月にかけて、雪と紅葉の両方を楽しめる山です。
両神山へのアクセス
両神山は秩父の小鹿野町にあります。日帰りなら車を、宿泊をするなら車でも公共交通でもアクセスが可能です。東京都内からの車利用では、関越自動車道の花園ICを利用する方法と、中央自動車道で勝沼ICを利用する方法があります。
公共交通は秩父鉄道の三峰山口まで電車を利用し、そこからはタクシーを利用してください。本数は少ないですが、日向大谷口や丸神の滝入り口まで秩父エリアのバスもあり便利です。
登山口へのアクセス
両神山は登山口が7つあります。上級者に人気の日向大谷口、初級経験者におすすめの白井差口、中央自動車からアクセスしやすい諏訪神社口、バスでアクセスしやすい尾ノ内渓谷入り口です。
ほかにも八丁トンネル口や、魚屋道峠登山道入り口、上落合橋登山口などがあります。登山経験や難度によって自分にあったルートや登山口を選んでください。
両神山登山難易度別コース
登山経験が必要八丁尾根の高難度コース
表参道口から出発する日向大谷コースは両神山登山でも最も人気のあるコースです。総行程は12.2㎞で標高差が1067mのため、中級の人でも挑戦可能もあります。日向大谷登山口駐車場を利用し出発しましょう。
しかし難易度の高い八丁尾根ルートは岩場も多くなり、20か所の鎖場もあり8時間くらいかかります。八丁尾根ルートは滑落の危険地帯もあり、登山経験はもちろん専用手袋や登山靴など本格的な登山用具も必要です。
経験も必要な難度高めの表参道コース
同じ日向大谷登山口から両神山の山頂を目指す、平均的な登山コースです。平均的とはいってもこちらも鎖場が数か所あり、登山時間も6時間と経験は必要になります。
公共交通で三峰山口とタクシーを利用する方法もあるため、登山後の運転は疲れるという方はこちらもおすすめです。山頂付近には夫婦円満を祈願する伊弉冉と伊弉諾を祀る両神神社もありますので、紅葉と一緒にパワースポットを参拝するのは、いかがでしょうか。
丸神の滝で癒される難易度中級ルート
本格的登山に少しずつ挑戦したい、という方におすすめするのが丸神の滝から出発する「丸神の滝」コースです。こちらは小鹿野町観光協会もおすすめ、両神山と小鹿野の自然を満喫するコースになります。
丸神の滝バス停「滝前」または駐車場から出発。滝のマイナスイオンと展望台からの紅葉の風景を味わいましょう。旧滝前分校まで戻り途中休憩を挟み、小森川沿いに両神温泉薬師の湯まで2時間、全行程4~5時間のコースです。
丸神の滝
- 公式サイトURLhttps://kanko-ogano.jp/trekking/
- 住所〒362-0202
埼玉県秩父郡小鹿野町両神 - アクセス車:東京駅から関越自動車2時間30分
四阿屋山をめぐる初中級コース
両神山登山の途中に四阿屋山があります。両神神社奥社に隣接した山で標高771.6m、途中鎖場もある登山コースです。登山コースの入り口にはバス停や駐車場、民家もあり山頂手前には初心者でも登山可能な山も点在しています。
本格的両神山登山の前の肩慣らしや、神社仏閣巡りや観光を兼ねて紅葉を満喫したい方におすすめです。両神山山頂からの展望ではありませんが、四阿屋山頂上から両神山の紅葉を見上げるのもいいでしょう。
日帰りで安心白井差から上る初級コース
両神山登山の中でも鎖馬がなく登山道も整備され、八丁尾根ルートと比較すると初心者でも登山が可能なコースになります。白井差新道と呼ばれる整備された道から頂上を目指すため、環境整備費に1000円が必要です。
とはいえ全行程が3時間のコースで観光用の山ではないので、40代50代の経験がある人、または経験者と複数人で登りましょう。登山に少し慣れた、両神山の展望を手軽に楽しみたい人におすすめのコースです。
秋を満喫する秩父旅
両神山は秩父神社や三峰神社、諏訪神社に囲まれたパワースポットです。秩父市内はもちろん、遠くの山々も見渡せる頂上からの展望も絶景。秋は県内でも有数の紅葉の名所となります。
涼しい日が続いたら、秩父小鹿野町にある両神山に登って、美しい紅葉の景色と滝や川の音を聞いて、大自然を満喫してはいかがでしょう。
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