多彩なシーンに使える高性能な魔法瓶
スタンレー（STANLEY）の水筒とは
スタンレーは1913年から続くアメリカのアウトドア用品ブランドで、創業者のウィリアム・スタンレー氏が開発した真空断熱構造の魔法瓶「STANLEY」を看板商品としてきました。
今では手軽に持ち運びができる水筒型の魔法瓶をはじめとして、マグカップのような広い飲み口が付いたマグボトル、クーラーボックスや真空ジョッキといった多彩なラインナップを提供しています。
スタンレー製品は無骨なデザインが人気
耐久性を保つために設計されたスタンレーの水筒は砲弾のようなワイルドな形状で、そのデザインや豊富なカラーのラインナップにひかれて購入する方も多くなっています。また、表面には「ハンマートーン・パウダーペインティング」というサビ止め加工が施されいるのでサビに対しても強いのも特徴です。
以下ではスタンレー商品の魅力やシリーズの概要を解説した後に、おすすめ品をシーン別でご紹介していきます（本記事は2022年4月21日の情報をもとにしました）。
スタンレー製品の魅力
1．スタンレーの水筒は保温・保冷力が高い
スタンレーの水筒には独自の真空断熱技術が適用されていて、保冷・保温力が高いのが特徴です。魔法瓶の性能の目安として、「保冷効力」、「保温効力」という指標があります。
スタンレーの「クラシック真空ボトル1L」を例にとると、４℃の冷水を常温（20℃）の下で6時間後放置しても、5度以下に保つ保冷効力があります。保温については、95℃のお湯を常温で6時間置いた後でも、85度以上に保つことが可能です。
2．スタンレーの水筒は耐久性が高い
スタンレーの水筒は耐久性が高く、アメリカ軍にも採用された実績があります。底部には木炭シリカというクッション素材を配し、さらにステンレスの二重構造で補強しています。
その結果、高度12000mからの落下試験でも壊れないという、驚異的な強度を実現しました。通勤やアウトドアで誤って落としても壊れにくく、孫の代まで使えるともいわれるほどです。
ボトルの使い方＆シリーズの概要
1．スタンレー製水筒には何入れる？
スタンレーの水筒の使い方は一般的な魔法瓶と同じく、暖かいコーヒーや冷たいジュースの温度を保つのに便利です。また、保温力の高さを利用して、カップ麺用のお湯を長時間入れておくこともできます。
開口部が広いため、氷を保管する冷蔵庫代わりにできるのも便利です。ほかにも、ビールやコーラのような炭酸飲料や具入りのスープを入れられる製品もあり、「何入れる？」かの選択肢が広いのもスタンレーの魅力です。
2．スタンレーのシリーズは全部で5種類
初心者にはクラシックがおすすめ
スタンレー製品には5つのシリーズがあり、多彩なモデルが提供されています。「クラシック」が最もベーシックなシリーズで、初めてスタンレー製品を購入する方にもおすすめです。
また、「マスター」は保冷・保温能力が高く耐久性にも優れたハイエンドシリーズで、本格的なアウトドアにも活躍します。
日常使いからキャンプ向けまで多彩
「レガシー」は2021年に登場した新しいシリーズで、50〜60年代のアメリカで流行ったクラシックな外観と「マスター」に近い性能を保有しているのが特徴です。
「ゴー」はカラフルなラインナップもある日常使いにも適したシリーズで、「アドベンチャー」はクッカーやジャーといった豊富な種類を展開し、セットでキャンプを楽しむことができます。
スタンレーの日常使いの水筒【小】2選
1．クラシック真空ボトル0.47L
クラシックはスタンレーで最も歴史のあるシリーズです。2019年にはリニューアルが行われ、より耐久性が増しスタイリッシュなマットブラックカラーが追加になりました。また、リニューアルに伴い、熊が羽根を伸ばした新しいロゴに変更されています。
こちらのシリーズの水筒には4種類のサイズがあります。0.47Lタイプは最もコンパクトな日常生活でも利用しやすいモデルで、価格は5700円ほどです。
高瀬能で取り扱いも簡単
小型ですが、保温効力は6時間で79度以上、保冷効力は6度以下と日常で使用するのには十分な性能があります。使い方は通常の水筒と同じく、スクリュー式のふたをオープンし中せんを緩めてコップに注ぐスタイルです。
ふたはステンレスですが、口に当たる部分はプラスティックでコーティングされ、金属のにおいは抑えられています。また、開口部が大きいため内部のメンテナンスも簡単にできます。
2．ゴー真空ボトル0.37L
2020年末に発売になったゴーシリーズでも比較的新しいモデルです。日本人の手になじむようにつくられた水筒で、スリムなシルエットが特徴になっています。ふたとパッキン、本体からなるシンプルな構造でお手入れが簡単です。
新ロゴが印刷されたモデルで、スタンレーらしいグリーンだけでなく、カラーを7種類から選ぶことができます。ファミリーやカップルの場合は色違いでそろえるのもおすすめです。
日本人専用のシンプルでリーズナブルなモデル
保温や保冷力はクラシックシリーズの水筒と比べるとやや劣りますが、飲み物を氷とともに入れておけば、1日中冷たい状態に保つことが可能です。上蓋には指に引っ掛けられる「フィンガーループ」が備えられ、スマートに持ち運びができます。
4180円ほどとスタンレーの水筒にしてはリーズナブルなのもうれしいポイントで、日常用としてスタンレー商品を試したいビギナーにもおすすめです。
スタンレーの日常使いの水筒【大】2選
1．アイスフローフリップストロー真空ウォーターボトル0.65L
クラシックシリーズの2021年の新作で、ストローが一体型というのが最大の特徴です。使い方は簡単で、ふたの上部に折りたたまれた飲み口（ストロー）をワンタッチで起こすだけで準備が完了します。
外気と触れるのはストローの穴の部分だけのため、保冷力が高いのが特徴です。価格は6050円ほどで、コールドドリンク専用モデルとなっています。
冷たいドリンク専用のユニークな商品
こちらの水筒のカラーはクラシックシリーズにしては珍しいホワイトとチャコールグレーです。ストローは底まで届く長さがあるのでボトルを傾けずに飲める仕様で、作業をしながらでも手軽に利用できます。
0.65Lは日常にも利用しやすいサイズで、頑丈なハンドルは持ち運びに便利です。また、ストローは着脱して洗うことができるので、常時清潔に保つことができます。
2．レガシー真空ボトル0.6L
2021年に登場したレガシーシリーズの水筒で、0.6L品は真空ボトルとしては最もコンパクトなモデルです。ステンレスの真空2重構造の採用により保温効力は6時間で82度以上、保冷効力は6度以下と、日常使いはもちろんアウトドア用としても併用することができます。
スタンレーとしても最高クラスの性能ですが、価格は9020円ほどとハイエンドモデル（マスターシリーズ）と比べると安いのもおすすめポイントです。
レトロな外観の高性能な新作ボトル
レガシー真空ボトルのカラーは、伝統的なグリーンとシックなマットブラックの2種類から選べます。デザインとしては、昔のアメリカで流行ったハンドル付きのラップが付いているのが特徴です。こちらのラップはスナップボタン2つで簡単に着脱ができます。
ふたと中せんが付いた密閉構造で、逆さにしても中身がこぼれる心配はありません。中せんを緩めてコップに注ぐだけのシンプルな使い方で、メンテナンスもスムーズにできます。
スタンレーのアウトドア用水筒【小】2選
1．クラシック真空ウォーターボトル0.53L
真空ウォーターボトルは2019年にリリースされた直飲みができる水筒です。ピックアップする0.53Lタイプはコンパクトで軽量なので、アウトドアのお供としても利用できます。
口の部分がペットボトルの飲み口のように小さめに設計されているので、ごくごくと飲みやすく効率のよい水分補給が可能です。カラーは1種類（グリーン）のみで、4400円ほどで販売されています。
アウトドアに便利な機能が満載
真空ウォーターボトルのふたと飲み口は一体型になっているため、ふたをなくす心配もありません。また、ふたと本体をつなぐプラスティック部分にはすべり止め加工がされ、持ち運びにも便利です。
飲み口のユニットは着脱式で、外せば直径60mmの注ぎ口を利用できます。冷蔵庫で作ったロックアイスが入る大きさで、洗浄がしやすいのも利点です。
2．ゴー真空ボトル0.7L
ゴーシリーズで最も大型の0.7Lの水筒です。日常用途でご紹介した0.37Lに比べて断熱材を多く使用しているため、保冷効力は6時間で6℃以下に抑えられていて、夏のアウトドアにも利用することができます。
カラーはホワイトを含む3種類のラインナップがありますが、屋外で使用するなら汚れが目立ちにくいグリーンやブラックがおすすめです。
飲みやすく持ち運びもスムーズ
0.7Lタイプには、0.37Lタイプにはないスプラッシュガード（中蓋）が備えられているのが特徴です。透明なので中身の確認ができるだけでなく、飲みやすいという効果もあります。
密閉性が高く、リュックに入れておいても漏れる心配がないのもおすすめポイントです。車のドリンクホルダーがすっぽりと収まるサイズで、折りたたみ式のフィンガーループもついています。
スタンレーのアウトドア用水筒【大】2選
1．マスター真空ボトル1.3L
マスター真空ボトルはスタンレーのハイエンドシリーズで、1.3Lは最も大きなサイズです。クラシックシリーズと比較してステンレスを30％程度厚くすることにより、耐久性が格段に高くなっています。
また、真空断熱構造に金属の薄板を追加することにより、6時間での保温効力が89度以上、保冷効力が4度以下を実現しました。マットブラックの外観は高級感があり、14300円ほどとご紹介するなかで最も高価です。
パーツまでこだわったハイエンドモデル
マスター真空ボトルは本体だけでなく、パーツにもこだわりがあります。中せんはスチール加工されているので中身がプラスティックに触れることなく、においがうつりにくい仕様です。
また、台形状のスタイリッシュなハンドルは、滑りにくいシリコン加工が施されています。長時間の保温能力がありますが1kg以上の重量があるので、キャンプのような定位置で楽しむアウトドア用におすすめです。
2．クラシック真空ボトル1.9L
スタンレーでも最大サイズの1.9Lの真空断熱構造のボトルです。6時間での保温効力は89℃以上、保冷効力は4℃と一回り小さなマスター真空ボトル1.3Lと同等の性能があります。
こちらも1kg程度の重さがあるため、登山のような移動しながらのアウトドアには向きませんが、BBQのお供の冷たい飲み物を入れたり、カップラーメン用のお湯を保管したりと多彩な用途に活用できます。
大サイズで安心感のあるアウトドア用ボトル
大サイズですが価格は8360円ほどと、マスターシリーズと比較すると安い価格で購入できます。大きなハンドルは折りたたみ式で、起こすとロックがかかりしっかり固定されます。
使い方は、中せんを緩めて注ぎ口からコップに入れるという簡単なスタイルです。中せんとふた、パッキンといったシンプルな部品構成で口径も大きいため、メンテナンスも楽にできます。
お気に入りのボトルで生活を豊かに
スタンレーでおすすめの水筒をご紹介してきました。スタンレー商品は真空断熱技術の採用により中身の温度を長時間保ってくれます。また、ステンレスの2重構造によりアウトドアにも敵した耐久性もあります。
コップに移し替えて飲む昔ながらの水筒スタイルや、直飲みができるアクティビティにも便利なものなどバリエーションも豊富です。お好みのスタンレーを入手して、キャンプや日常の生活をより充実させてください。
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