レインウェアの選び方を知りたい！
アウトドアはもちろんのこと、通勤・通学などでも役立つレインウェアは、1つ持っておくと便利なアイテムです。しかし、さまざまなレインウェアがある中で自分にぴったりなものを見つけるのは、難しいと感じることもあるでしょう。
レインウェアの選び方を確認しよう
日常的に使いやすいレインウェアを見つけるためには、選び方にこだわることが重要です。そこで、本記事ではレインウェアを探している時に役立つ選び方のポイントについて解説します。お気に入りのレインウェアを見つけるために役立ててみてください。
耐水圧をチェックする
雨の染み込みを防ぎ、洋服や体を濡らさないことがレインウェアの主な役割になります。どのくらい雨の染み込みを防げるのか知るために役立つのが、耐水圧の数値です。そこで、ここでは耐水圧から見るレインウェアの選び方について解説します。
耐水圧によって対応可能な雨の度合いは異なる
レインウェアに記載されている表示を見てみると「耐水圧1,000mm」などと記載されていることがほとんどです。ここに記載されている数値が高ければ高いほど、しっかりとした耐水圧を備えていることを示しています。
そのため、耐水圧によって対応できる雨の度合いは変わります。例えば300mmは小雨、1,800mmは中くらいの雨に対応できるとされていますので、軽い雨ならよいですが土砂降りには向いていません。
土砂降りにも対応するなら15,000mm以上は必要
アウトドアや通勤時などで急な土砂降りにも対応できるレインウェアを求めている場合は、150,000mm以上は必要だと考えるようにしてください。さらに20,000mm以上あれば、激しい嵐にも耐えられると言われています。
ちょっとしたお出かけには2,000mm程度のウェア、本格的なアウトドアには150,000mm以上のウェアといったように、シーンに合わせた選び方をするのもおすすめです。
雨を通さない防水性
耐水圧と同時に確認しておきたいのが、防水機能です。レインウェアにおける防水とは、生地の表地から裏地に雨が通るのを防ぐ機能のことを指します。そこで、ここからは防水機能に着目した選び方について解説していきます。
レインウェアの防水コーティングが重要
多くのレインウェアには、生地の表面に防水コーティングが施されています。なるべく隙間を作らないようにコーティングを行うことによって、雨の侵入を防ぎ、快適な状態をキープできるのがポイントです。
耐久性のないコーティングを施しているウェアは、購入後すぐに雨が染み込みやすくなる可能性があります。ポリウレタンコーティングや樹脂コーディングなど、耐久性の高いものを選ぶのがおすすめです。
ジッパーや縫い目の防水性も選び方のポイント
生地の表面にしっかり防水コーティングが施されていたとしても、ジッパーの隙間や縫い目から雨が入り込むことがあるため注意が必要です。防水加工を行い、閉じた時に隙間ができないジッパーがついていれば、雨の侵入を最小限に抑えられます。
また、縫い目の部分にシーリング加工を施してあるか否かも選び方のポイントです。シーリングによって縫い目の隙間を埋めてあるウェアなら、土砂降りの雨でも安心して使えます。
撥水性があるとさらに機能的
耐水圧や防水機能について詳しく確認した後は、撥水性についても見ていきましょう。撥水性は、レインウェアを選ぶ上で欠かせない機能の1つとなります。ここでは、撥水性について詳しく解説しますので、選び方の参考にしてみてください。
水だけでなく汚れも防ぐ撥水加工
撥水性とは、水を弾く機能のことです。多くのレインウェアには撥水コーティングが施されており、防水コーティングと組み合わせることで雨の侵入を抑えられるようになります。ただし、撥水コーティングだけでは雨の染み込みは防げないため、必ず防水性を備えたものを選ぶようにしてください。
また、高い撥水性を備えたウェアは、汚れが付くのも防げます。雨を防ぐだけでなく、汚れを抑えるためにも撥水性の高いウェアを選ぶのがおすすめです。
洗濯を繰り返すと撥水性は落ちる
残念ながら、撥水性は繰り返し洗濯をすることで落ちやすくなると言われています。そのため、レインウェアを購入するときは、いずれ撥水性は失われていくということを前提にしておくとよいでしょう。
レインウェアと同時に撥水スプレーも購入しておけば、洗濯後に吹きかけるだけで撥水性を元に戻すことが可能になります。購入後のメンテナンスも考慮に入れて、必要なものを揃えておくと安心です。
通気性があると快適
雨の日は湿気が多く、ウェアの内部が蒸れることがよくあります。高い防水性を備えていたとしても、通気性が全くないと不快な思いをする可能性が高くなりますので、注意が必要です。そこで、ここでは通気性について解説していきます。
生地が三層になったタイプがおすすめ
しっかりとした通気性を備えたウェアを選ぶには、生地の構造に注目するのが選び方のポイントです。表面に防水・撥水加工を施した生地・中間に通気性を備えた生地・裏地、といった3層構造を採用しているウェアであれば、防水性と通気性の両方を備えていると言えます。
通気性があればニオイも抑えられる
通気性の高いウェアなら、汗をかいた時の蒸れだけでなくニオイも抑えやすくななると言われています。レインウェアを長時間着続けた時の不快なニオイに悩まされている方も、通気性に着目してみてください。
動きやすさも重要
雨の侵入を防ぐだけでなく、動きやすさを重視することもレインウェア選びでは重要になります。動きやすさを確かめるためには、生地の質感に注目するのがおすすめです。そこで、ここでは生地の重さ・厚さ・ストレッチ性に注目した選び方を紹介します。
軽い生地ならアクティブに動きやすい
動きやすさを考えた場合、なるべく軽い生地であることが大切です。重みのある生地は体の動きを阻害しますので、アクティブに動き回りたい時には不便に感じる場合があります。そのため、通勤・通学時に自転車に乗る場合や、トレッキング・キャンプなどのアウトドアでは、動きやすい軽量タイプのウェアを選ぶとよいでしょう。
破れない程度の厚さか要確認
軽くて動きやすい生地選びの際に気をつけておきたいのが、生地の厚みです。どんなに軽くても、薄くて破れやすい生地のウェアだと耐久性は低いと言えます。適度な厚みと軽さの両方を備えたウェア選びが重要なポイントです。
ストレッチ性もあるのがベスト
アクティブに動けるウェアを見つけるには、ストレッチ性にも注目するのがおすすめです。体の動きに合わせて伸縮するタイプのウェアなら、スムーズに動き回れるでしょう。ストレッチ性のないウェアだと窮屈さが増し、大きく動いた時に生地が破れる場合もありますので要注意です。
コンパクトに収納できると便利
アウトドアや通勤・通学などでレインウェアを携帯する場合は、コンパクトにまとめられるタイプだと長時間持ち運んでも邪魔になりません。そこで、ここからは収納・携帯性に着目した選び方について解説していきます。
収納袋付きが役立つ
通勤・通学用のバッグやアウトドア用のバックパックへコンパクトに収納するためには、収納袋付きのウェアが役立ちます。収納袋付きのウェアは持ち運びを全体に製造されていることがほとんどなため、簡単に折りたたんで袋の中に入れることが可能です。ウェアを選ぶ際には付属品にも着目して、専用の収納袋を活用してみてはいかがでしょうか。
値段とのバランスも考えよう
さまざまなブランドから出ているレインウェアの値段は、バリエーション豊かです。しっかりと予算を決め、値段と機能性のバランスを考えることもお気に入りのウェアを見つけるためには大切な要素になります。
5,000円〜20,000円が目安
リーズナブルな価格帯なら、5,000円ほどのウェアでも十分な機能性を備えている商品が多くあります。ワンランク上のウェアを求めている場合は、10,000円〜20,000円を目安にすると、高機能タイプのものを手に入れることが可能です。使用するシーンや求めている機能に合わせて、予算を決めるのがおすすめになります。
おすすめウェア2選
最後に、使い勝手がよく、高い機能性を備えたおすすめウェアを紹介します。人気ブランドの中でも特におすすめの商品をピックアップしました。それぞれの特徴を解説しますので、ウェア選びの参考にしてみてください。
①：コロンビア
[コロンビア] ウッドロードジャケット PM5687
出典:Amazon防水性だけでなく通気性も備え、蒸れやニオイを抑えられるのが特徴です。立体裁断を採用していますので、肘や肩を大きく動かしても窮屈さを感じないのも嬉しいポイントとして挙げられます。内側にはジッパー付きのセキュリティポケットが付き、貴重品を入れるのに重宝します。
②：モンベル
モンベル コンバーチブル レイン ジャケット
出典:Amazon吸水性と拡散性の高い裏地を採用していますので、汗をかいた時もさらっとした質感をキープできるウェアです。ジメジメとした気候が続き、汗をかきやすい梅雨のシーズンも快適に着用できます。また、耐久性のある極薄生地を使用し、アクティブに動けるのも魅力です。
正しい選び方でレインウェアを探そう！
使い勝手のよいレインウェアを選ぶためには、雨の侵入をどれくらい防げるか、ということが大切になります。耐水圧の数値や防水・撥水コーティングに注目し、高い機能を備えたものを選ぶと安心です。
また、蒸れにくい通気性や生地の質、コンパクトな携帯性にも着目すると自分にぴったりなウェアを選びやすくなります。今回解説した基本の選び方を覚えて、バリエーション豊かなウェアの中からお気に入りの商品を見つけてみませんか。
レインウェアの選び方が気になる方はこちらをチェック！
レインウェアの選び方を把握できたら、好みの商品を探してみるのがおすすめです。関連記事では人気のレインウェアを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
コロンビアのレインウェア決定版！気軽にカジュアルに着れるおすすめ30選！
登山に必需品のレイン ウェア。種類が豊富で迷ってしまいますよね。数あるレイン ウェアの中でも高性能でおしゃれなコロンビアのレインウェアがおす...
レインウェア20選｜ゴアテックスジャケットなど登山におすすめ！
レインウェアとは、登山やアウトドアで雨など悪天候の時に着用するウェア。そしてレインウェアの代表的素材がゴアテックスです。画期的なゴアテックス...
モンベルレインウェア｜登山のみならず普段着にもおすすめ厳選8選！
雨の多い日本では、登山中に急に雨が降ってくることがあるので、レイン ウェアは必須です。特にモンベルのレイン ウェアがおすすめです。軽くてコン...