アルパインクルーザー 2300
SUPERFEET TRIMFIT GREEN
アルパインクルーザー2300をレビュー!
モンベルからは沢山の製品が発売されていますが、登山靴ならアルパインクルーザーが有名です。アルパインクルーザーには2000~3000まで種類がありますが、冬の雪山でも使えて夏の縦走でも活躍できるものなら2300がおすすめ。
今回はそんなアルパインクルーザー2300について詳しくレビューしていきます。また、2000や2500、3000を検討した方がいい場合や口コミでの評判などもご紹介していきますので参考にして下さい。(当記事は2022年3月8日時点の情報をもとに作成されております。)
アルパインクルーザー2300の基本スペック
夏から冬まで対応した評判製品
アルパインクルーザー 2300
ブランド・メーカー | モンベル |
---|---|
サイズ展開 | 24~29㎝(メンズ) |
カラー | イエロー(MST)、グレー(SLAT) |
重量 | 660g(25.5cm・片足) |
アルパインクルーザー2300は、標高2300mの山まで対応した登山靴です。基本的には春~秋の3シーズンで使用することを想定されていますが、まだ積雪量の少ない雪山までなら十分に冬でも使えます。
価格は定価で約27000円となっており、かなりしっかりした造りであることを考えるとコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。ちょっとした雪山くらいまでの使用をイメージされている方におすすめです。
レギュラーとワイド幅
アルパインクルーザー2300はレギュラーサイズ幅とワイド幅の2種類があります。レギュラーはぴったりサイズで、ワイドは幅広の4Eサイズ。レギュラーサイズでも日本人の足に合いやすく作られていますので、普段から靴幅に困られてなければレギュラーで大丈夫です。
この靴幅もモンベルのブーツが愛されている理由の一つ。欧米人は日本人よりも足がスマートな形をしており、靴も足先が細くなっていることが多いので、海外ブーツよりも日本製ブーツの方が合いやすいのです。
滑りにくいトレールグリッパー
アルパインクルーザー2300はトレールグリッパーというソールが使われています。このトレールグリッパーは非常に滑りにくいことで知られており、一般的なソールが角度24度まで耐えられる中、角度42度の斜面でも滑らないとされている程です。
こうしたグリップ力の高いソールは、柔らかい素材が使われることが多いので摩耗が早い製品が多いのですが、トレールグリッパーは一般的なソール素材と同等の摩耗具合を実現したのもポイント。摩耗しにくく滑りにくい、優れたソールです。
ゴアテックスファブリクスを採用
アルパインクルーザー2300はゴアテックスファブリクスの生地が使われています。ゴアテックスは透湿防水性が優れており、内部で汗をかいても乾きやすく、しかし外からは水が入りにくくなっていますので、アウトドアアクティビティにぴったりの素材です。
ゴアテックスが使われているのでそのまま使っても使いやすいのですが、さらに強化したい方は防水スプレーもかけましょう。スプレーをすると防水機能が高まるだけではなく、靴自体が汚れにくくなります。
知っておきたいその他の魅力
ハイカットなので足首を捻挫しにくい
アルパインクルーザー2300はハイカットタイプ。ハイカットの登山靴は足首を捻挫しにくいので、怪我の防止の面でおすすめです。ローカット方が値段が抑えられ、軽量であることも多いのですが、本格登山ならハイカットの方が安心できます。
登山靴の最初の一足はハイカットかミドルカットを選ぶのが定番ですので、最初の一足としても適しているでしょう。
セミワンタッチアイゼン装着可能
登山靴は冬にアイゼンを装着します。アルパインクルーザー2300はセミワンタッチアイゼンが装着可能。アイゼンにはベルトタイプやワンタッチタイプなどがありますが、セミワンタッチタイプはかかこにのみコバがついているブーツをレバーとベルトで素早く固定できます。一般的に3シーズン用の登山靴でよく使われるタイプです。
購入前に知っておきたいポイント
2300が活躍する場面と向かない場面
アルパインクルーザー2300は雪山対応モデルですので、多少積雪があるレベルであれば問題なく使用できます。ただし、本格的な厳冬期の雪山登山となると少し力不足になってしまいます。その際は上位モデルの2500や3000などのモデルも検討が必要でしょう。
しかし2500以上は重量があり、値段も高くなります。厳冬期の雪山登山をされる予定がなければ、2300が軽くてスペックも十分ですのでおすすめです。
中敷きを入れるとさらに快適に
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アルパインクルーザー2300には元々中敷きが入っていますので、必ずしも追加で中敷きを購入する必要はありません。しかし、高機能な中敷きを入れることでさらに履き心地がよくなりますので、多くの方がよく入れています。
さらに履き心地を上げたくなった際には検討してみて下さい。数千円かかっても、履き心地を上げる価値はあります。
ソールの張り替え時期について
アルパインクルーザー2300はソール張り替え可能モデルです。摩耗や経年劣化してきたと感じたら張り替えしてもらいましょう。目安は3~5年とされており、購入した店舗に相談することで対応してもらえます。
アルパインクルーザーのソール張り替えは約8000円ほどとされていますが、状態によってはランドラバーの交換も発生しますので、2000円ほど追加料金がかかる可能性もあります。ソールさえ交換すればまた使い続けられますので、定期交換をおすすめします。
タウンユースできる?
素敵な靴ですので「タウンユースできるかな?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかしこちらは本格的な登山靴ですので、タウンユースには向かないでしょう。硬めの靴ですので、街を軽快に歩くには適していません。また、比較的軽量ではあるものの、タウンユースする靴と比べて軽量ということはありませんのでご注意ください。
口コミでの評判は?
2500よりも軽量
2500m級に対応したアルパインクルーザー2500は、2300よりも70g重たいモデルです。2300よりも雪には強くなりますが、軽量性を求めるなら2300がおすすめ。2300でも多少の雪には対応していますので、使い道が本格雪山登山でなければ2300を検討してみて下さい。
今まで愛用の2500より大分軽い。今シーズンからはコレで
グリップ力がすごい
グリップがすごいという口コミも沢山あります。トレールグリッパーは一般的なソールとは別格のグリップ力を持っており、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。下記の口コミに「濡れたところは分からない」とありますが、トレールグリッパーは濡れた岩肌でもグリップ力を発揮するモデルですのでおすすめです。
ソールのデザインがやばいwまじで安全靴かと(笑)
でも履いてみると、濡れたところは分かんないけど、すごく感じたのが岩のグリップ!カメレオンも一応ソールはビブラムだけど、ぜんぜん違う、めっちゃグリップする。
にわかな自分には必要十分な相棒になりそうです。
アルパインクルーザー2300で快適登山!
日本人に合う万能ブーツ
モンベル・アルパインクルーザー2300を詳しくレビューさせて頂きましたが、いかがでしたか?日本人に合った評判の登山靴で、基本は3シーズンですが、多少の積雪量まで対応できる優れた製品となっています。
ソールを張り替えれば長く使っていけるのも魅力。本格登山靴を探している方はぜひ検討してみて下さい。
アルパインクルーザー2300が気になる方はこちらもチェック!
今回はアルパインクルーザー2300についてご紹介させて頂きましたが、暮らしーのでは他にもモンベル製品に関する記事が多数あります。モンベルが気になる方はぜひ下記記事も見てみて下さい。
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