tab缶ストーブSE
tlymoキャンプストーブ大型
クッキングストーブ
ソロストーブキャンプファイヤー
時計1型薪ストーブ
1台3役で超便利なキャンプ用品・缶ストーブ
少し前の時代には、一斗缶と呼ばれるブリキ缶に空気穴を開け、その中で焚き火をしていました。暖房はもちろん網を載せれば調理もできる便利なものでしたが、それをさらにコンパクトにして、効率をアップしたものが缶ストーブです。
焚き火・調理・暖房の1台3役で簡単に持ち運びできる缶ストーブは、キャンプには最適な便利グッズといえるでしょう。小サイズなので最近はやりのソロキャンプにはもってこい。一人には缶ストーブの焚き火がぴったりです。
燃料は何でもOKな缶ストーブなので災害時にも大活躍
缶ストーブの燃料には、枯れ葉や木の枝、廃材、市販の薪、豆炭、練炭、木炭などが使えます。つまり、ガスや石油以外はたいていのものが燃やせるということです。アウトドアのキャンプなら、森や林、海岸でも燃料の調達が可能でしょう。
実際のキャンプには薪や炭を持参するでしょうが、万一の災害避難時などでも料理や暖房の熱源として活躍が期待できます。燃料は周囲に転がっているはず。小さいサイズなので保管場所も取りません。1台持っておけば重宝するグッズです。
キャンプで缶ストーブをどう使う?
缶ストーブの構造は、その名前の通り丸型か角形の金属缶が基本です。内部はさまざまですが、最下部に空気流入口があり、その上に燃料が入るのは共通します。上部には熱気口が開いたふたがあり、ここにフライパンや鍋を置いて調理するのが基本です。
上から太く長い薪を投入すれば、立ち上る炎を眺めながら焚き火を楽しめます。暖房用に使うのはもちろん、網を載せればバーベキューなどができるし、別売りの燻製用の器具が使える機種も人気です。※この記事は2022年2月の情報によります。
二次燃焼機能付きの缶ストーブが人気
缶ストーブの中で燃料を燃やすと煙が出ます。この煙には可燃物質が残っていて、何もしないと外部に放出されるものです。この可燃物質に空気を加えて再燃焼させる、二次燃焼機能が付いた機種があります。構造は簡単で、燃焼室の周囲に通気室を設けただけです。
こうすると可燃物質が燃えて、燃焼効率がよくなることが期待できます。さらに煙も少なくなるという一石二鳥の効果的な構造ということで、この二次燃焼構造を持つ缶ストーブが人気を集めているようです。
おすすめの缶ストーブ手頃な1万円以内3選
一斗缶が進化した燃焼器具ともいえる缶ストーブは、コンパクトで手軽に持ち運べる暖房・調理器具です。アウトドア向けにいろいろな機種が販売されているので、おすすめできる缶ストーブを厳選して紹介して行きましょう。まずは手頃な1万円以内のもの3選です。
手頃なおすすめ缶ストーブ①タブ缶ストーブSE
tab(タブ)缶ストーブSEは、現在販売されている缶ストーブの中でも抜群の人気商品です。コンパクトな丸型で、燃料は小枝や薪、練炭や炭など広範囲なものが使えます。キャンプでは自分の都合がいい燃料を選べる、とても便利な缶ストーブです。
タブ缶ストーブは大阪の田中文金属が販売しているアウトドア製品ブランド「tab.(タブ)」の一つで、SE型は二次燃焼機能を強化した最新モデルになります。値段は5,900円前後なので気軽に購入できるでしょう。
タブ缶ストーブSEは1台3役・アウトドアで大活躍
タブ缶ストーブは直径約20㎝、高さ約28㎝、重さ約1.2㎏という持ち運びしやすいコンパクトサイズ。機能的にも焚き火、調理、暖房と1台3役で幅広く使えます。缶状の本体、内筒、への字型ベース、五徳兼用ふた、底網の5つを重ねるだけなので、組み立て・分解は簡単です。
SE型で追加されたへの字ベースによって本体と内筒の間に空気が流れやすくなり、二次燃焼が促されます。燃焼効率がよくなるので、少ない燃料でも暖房・調理が可能です。
tab缶ストーブSE
手頃なおすすめ缶ストーブ②Tlymo キャンプストーブ
tlymo(トリモ)キャンプストーブにはサイズが6種類あり、305型(品番CP-JCB)が最大です。円筒形で直径20.5㎝、高さ30㎝、重さ1.1㎏ですが、収納時は高さ14㎝という持ち運びしやすいサイズになります。キャンプなど屋外での調理、暖房に最適な製品でしょう。
燃料の投入は上からで、細い枝、薪、炭、豆炭などが使えます。火吹き筒付きで火起こししやすく、慣れない人でも使いやすい缶ストーブです。値段も6,000円までで手軽に買えるでしょう。
二次燃焼方式で燃焼効率抜群の缶ストーブ
この缶ストーブは燃焼室が二重になっていて、効率のいい二次燃焼タイプです。煙も少なく少しの燃料で料理できる、扱いやすい製品と言えます。薪を燃料にする場合、燃焼室にいっぱいで約20分連続燃焼可能です。水5ℓが8分程度で沸かせる性能なので、たいていの煮込み料理が作れるでしょう。
製品構成は本体、燃焼室二段、五徳の4点セットで、組み立ては積み重ねるだけです。軽量ですが耐荷重は28㎏あり、大きな鍋を載せても安定して使えます。
tlymoキャンプストーブ大型
手頃なおすすめ缶ストーブ③クッキングストーブ
この缶ストーブは直径35㎝、高さ45㎝と、9千円程度のお手頃価格にしては大きいサイズです。しかも煙突付きなので空気の流れも強くなり、少々太めの燃料でもどんどん投入できます。
天蓋の直径は最大35㎝、4サイズの組蓋付きなので、載せる鍋の大きさに応じて調整可能です。正面の投入口は耐熱ガラスで、暖炉のように炎を眺めて焚き火を楽しめます。缶ストーブとはいえ煙突付きで、本格的な薪ストーブの雰囲気を持つかっこいい屋外用ストーブです。
薪ストーブ専門メーカー製のがっちりした缶ストーブ
このクッキングストーブは、薪ストーブメーカーとして知られた新潟市のホンマ製作所製です。材質は鉄製ですが、ミリタリーグリーンの耐熱塗装で錆や熱による劣化が防げます。重さは6㎏あるものの、両脇に取っ手があるので持ち運びには問題ないでしょう。
火の粉止めが付いていて、勢いよく燃やしても煙突からの火の粉は抑えられます。煙も少なく、自宅で廃材を燃やしても近所迷惑にはなりません。値段は煙突込みで9千円台と、安くて高性能の缶ストーブです。
クッキングストーブ
おすすめの缶ストーブ大きめ1万円以上2選
続いて紹介する缶ストーブは、少しランクアップした1万円以上の製品です。火力が強かったり缶の容量が大きかったりする、1人のソロキャンプはもちろん、2~3人で使っても大丈夫な缶ストーブを2つ紹介しましょう。
頼れる大きめ缶ストーブ①ソロストーブキャンプファイヤー
ソロストーブは野外で小枝などを燃料として使う小型缶ストーブのブランドです。大小ある製品中、最も大きなサイズがこのキャンプファイヤーになります。大きいといっても直径19㎝、高さ20㎝ととても扱いやすくシンプルな、1万3千円程度の缶ストーブです。
燃料は木の枝、薪、木炭、豆炭、練炭など固形なら何でも使えます。ペレットは底からこぼれやすいので、金網を火床に入れたほうがいいでしょう。二次燃焼方式なので完全燃焼して、煙や灰は少なくて済みます。
シンプルなつくりで火力が強く扱いやすい缶ストーブ
ソロストーブキャンプファイヤーは、缶ストーブらしいシンプルな形です。底面から上面への空気の流れがスムーズで、それが火力の強さにつながります。燃料は料理中でも上面の五徳の間から投入できるので、火力にムラができません。
小ぶりでもソロキャンプはもちろん、2~3人のグループでも調理や暖房、焚き火が十分楽しめる缶ストーブです。薪がよく燃えて燃料補給が忙しいので、煮込み料理なら木炭がおすすめ。灰が少なく、焚き火なら連続5~6時間使えるでしょう。
ソロストーブキャンプファイヤー
頼れる大きめ缶ストーブ②ホンマ時計型薪ストーブ1型
この缶ストーブも薪ストーブの専門メーカー・ホンマ製作所の製品です。缶ストーブを2つくっつけたような形で、サイズも長さ60㎝、幅40㎝、高さ35㎝(煙突90㎝)とかなり大きくなります。上から見た掛け時計のような形から、時計型と呼ばれました。
このサイズなので、長くて太い薪や枝でも問題なく燃やせて便利です。小型ストーブでは燃料補給が忙しくなりますが、この缶ストーブなら長時間ゆったりと暖かい焚き火でくつろげるでしょう。
使い勝手がいい野外用の缶ストーブ
この缶ストーブにはふたが2ヵ所にあり、調理器具が2つ同時に使えます。料理と飲み物が一緒に作れてとても便利です。うち1個は組み蓋で調理器具のサイズに調整できるし、火加減は前面下部の空気穴で調節できます。ムダに薪を消費しないので、コスパの良さも抜群です。
本体はステンレスで錆に強く、手入れが簡単で耐久性も十分あります。重さは約6㎏なので、車なら問題なくキャンプ場まで運べるでしょう。値段は1型が1万円程度ですが、仕様・サイズ違いが各種あります。
時計1型薪ストーブ
缶ストーブを使う時にはここに気を付けよう
缶ストーブは小さいので、何となく扱いも簡単に考えてしまいがちです。でも、小さいとはいえ火気があり高温になる器具なので、それなりの気配り、注意が必要です。缶ストーブを安全に使うために、注意したいことをいくつか挙げておきますので、記憶にとどめておいてください。
缶ストーブ使用時の注意事項①屋外で使う
缶ストーブはシンプルな造りなので、小さく見えます。その見た目からテントの中に持ち込みたくなりますが、これは絶対にやってはいけません。テントは小さくて、そこで火を焚けばすぐに酸素を消費して一酸化炭素が発生します。
テント外に煙突を出すタイプなら使えますが、その場合でも煙突が詰まっていないか頻繁にチェックしてください。煤が詰まると不完全燃焼が起こり、一酸化炭素が発生します。特に睡眠中が危険なので、寝る前には必ず消火してください。
缶ストーブ使用時の注意事項②ヤケドに注意
缶ストーブの周囲はとても熱くなっています。うっかりさわってしまうと必ずヤケドするので、ストーブの周辺ではあまり動かないようにしましょう。位置を変える時には火ばさみを使うなど、慎重な取り扱いが必要です。
特に子供連れでキャンプする時は要注意です。市販のペット用ガードフェンスなどを利用して、子供がストーブに近づけないように配慮してください。
缶ストーブ使用時の注意事項③火事に注意
山火事の原因でよくあるのが、キャンパーによる火の不始末です。特に寒い季節は燃えやすい枯草がいっぱいなので注意してください。缶ストーブは足が短いものが多く、地面に熱が伝わって草が燃えることがあります。レンガを置くなどの対策をとりましょう。
一番多いのが、燃え殻からの出火です。立ち去るときには灰に水をかけて、徹底的に消火してください。また、テントやシート自体が燃えやすい素材なので、本体に触れないように注意しましょう。
キャンプと災害避難に缶ストーブが大活躍!
使い勝手のいい缶ストーブを5つ紹介しました。スマートな粉ミルクの缶のようなものから煙突付きまで、どれも見た目以上にパワフルでした。焚き火に調理、暖房と1台3役のすぐれものなので、寒い季節のキャンプには必携です。
燃料が色々使えるのも缶ストーブの魅力でした。手近にある木片でも十分煮炊きできます。災害時にはがれきが燃料にできるので、頼もしい生活グッズになり得ます。これを機会に一台購入しておきませんか?
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