登山用のカラビナをご紹介
登山やクライミングでは欠かせないアイテムであるカラビナは、登山以外にもキャンプや釣りなどのアウトドア、そして最近では日常的にも使われています。日常的にも使われることから、100均でも取り扱いがあるほどです。
しかし、登山にカラビナを利用する場合は100均などで売っているカラビナを使うことはできません。安心して使えるカラビナを探している方に向けて、今回は登山用のカラビナをご紹介していきましょう。
登山用に安全なカラビナを選ぶ
登山やクライミングをする場合に使うカラビナは、自分の体重が支えられるほどの力がないと危険な状態に陥ってしまうこともあります。ですので、カラビナ選びは慎重にならなければなりません。
登山やクライミング用のカラビナには安心できる丈夫なものを選びましょう。カラビナの種類や選び方についてもお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。（2022年1月27日現在の情報を元に記事を作成しています）
カラビナの種類
カラビナには種類があります。登山に使われる型の違い、そしてロックの違いがあるため、ここではその種類をご紹介していきましょう。それぞれ型やロックの違いで使い方や用途は変わってくるため、カラビナを購入する前にチェックしておくようにしてください。
型による違い
カラビナには種類があり、まずは形による違いがあります。型はオーバル型、HMS型、オフセットD型があり、それぞれに合った使い方があるため一つずつご説明していきましょう。
オーバル型
まず、こちらの型ですが名前のとおり、Oの形をしています。両側広く使えるようになっているので、幅の大きなものでも取り付けやすいでしょう。荷物の上げ下げやレスキューにも使われるタイプではありますが、他の型と比べると少し強度は弱くなります。
HMS型
HMS型は洋ナシ型で、オーバル型と違い、上下で幅が異なっています。ゲートが広く開きますので、ロープなどを入れやすいのが特徴です。また、広い部分にはたくさんのアイテムを下げることができます。とても便利に使えるので、初心者の方にもおすすめです。
オフセットD型
こちらも名前の通り、Dの形をしているカラビナで、今回ご紹介している中でも強度が高く、衝撃に強いタイプとなっています。最近ではこのタイプが主流となっており、よく使われている型です。また、軽量タイプもたくさんあるので一つでも持っていると安心でしょう。
ロックの違い
もう一つ、押さえておきたいカラビナの種類がロックの違いです。カラビナのロックの仕方には違いがあり、主に二つの種類があります。ここではロックの違いについてご説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
スクリューロック
まず、スクリューロックについてご紹介していきます。スクリューロックはネジがついているので、それをくるくるとねじと同じように締めることでロックをすることが可能です。自分でネジ締めしていくので、締めたという確認ができるところが良い点となります。
ツイストロック（オートロック）
このロックの方法は、オートと書かれているように自動でロックがかかる仕組みになっています。自分で締めない分、不安だという方もいるかもしれませんが、そんな方はスクリュータイプがおすすめです。逆に、締め忘れが心配な方はツイストタイプがいいでしょう。
カラビナの選び方とは
では次に、カラビナの選び方を見ていきます。登山用のカラビナといっても本当に種類がたくさんあるのでどれをどのように選べばいいのか分からない方も多いでしょう。カラビナの選び方を知って入れば、今回ご紹介する中でも自分に適したものが見つかるはずです。安全な登山、クライミングにぴったりなカラビナを選んでいきましょう。
シーンによる選び方
まず初めの選び方についてですが、シーンによっての選び方です。シーンというのは、カラビナに体重をかける場合、もしくはそれ以外の危険度が低い場合の違いになります。
カラビナに体重をかけるシーンでは、今回ご紹介しているスクリューやツイストタイプのものを選びましょう。危険度が低い場合には、素早く開閉ができるフリータイプがおすすめです。
使いやすさによる選び方
登山やクライミングでカラビナを使う場合、素手、もしくはグローブで開閉することになります。片手で簡単に開閉ができるのかという点は、とても重要になってくるでしょう。
素手、グローブをしている場合の開閉の違いも変わってきますので、できれば実際に操作した上で選んでいくことをおすすめします。登山やクライミングは危険なシーンもありますので、納得できるまでしっかり確認しましょう。
UIAAとCE表記があるのか
UIAAは国際山岳連盟、CEというのはヨーロッパにおける安全基準をそれぞれ満たしているという表記になります。安全なものだという印ですので、購入の際は確認しておくと安心です。また、最近では通販サイトで実際に使った方の口コミも見られるので、そういったコメントを見るのもおすすめとなっています。
tsubasaのカラビナ2選
ではさっそく、登山、クライミングにおすすめするカラビナをご紹介していきましょう。まず初めにご紹介するのはtsubasaブランドのカラビナです。ここではオートロック式のカラビナと、スクリュータイプの二種類をご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
①オートロック式HMSカラビナ
tsubasaの人気オートロック式カラビナ
tsubasメーカーーのカラビナは、強度が30kNあるオートロックタイプとなっています。HMS型なので開口部が広く、アイテムを多く吊るしたい場合にも便利に使えるでしょう。軽量アルミ合金素材で強度もありますし、CE認証もありますので安心して使えるカラビナとなっています。
カラビナの詳細や口コミ
片手で扱いやすいような人間工学に基づいた形状になっているため、扱いやすいカラビナです。サイズは12.5×8cmですので、購入する前になんとなくサイズを自分の手と比べておくといいでしょう。
口コミでは大きくてひっかけやすい、ツイストロックも簡易でかつしっかりしているので気に入っていると書かれていました。実際に使った方の声でも十分安心して使える商品であることが分かりますので、ぜひ、ご利用してみてください。
数百キロの重量にも耐えられるこのギアでは過剰かと思いましたが、
大きくて引っ掛けやすい。ツイストロックも簡易で且つしっかりしてるので気に入っています。
②スクリューロック式のカラビナ
tsubasaメーカーのスクリューロック式おすすめカラビナ
tsubasaメーカーのスクリュータイプのカラビナは、D型です。サイズは先ほどのカラビナより少し小さいですが、ゲートオープンは同じサイズとなっています。ブラックとオレンジカラーがおしゃれな商品で、強度も30KNと上部に使っていただける商品です。また、こちらもCE認証がありますので、安心して使っていただけます。
カラビナの詳細や口コミ
安全に使っていただけるスクリュータイプ、高質アルミ合金製素材の商品です。一つ目にご紹介したロック式よりも重量が少なく80gとなっています。口コミではジョイントが簡単に強固にできると書かれていました。カラビナを使う場合、簡単にできるというのも重要なポイントになってきますが、この商品はその点でも使いやすさがあるでしょう。
ジョイントが簡単に強固にできます。
ロックテリクスのカラビナ2選
次にご紹介するのは、ロックテリクスのおすすめのカラビナです。ロックテリクスはドイツのクライマーが起業したブランドで、シューズの製造から始まりました。ロックテリクスのカラビナは、丈夫で強いため、登山家の方にも人気のブランドとなっています。
①オーバル型のカラビナ
ロックテリクスの人気のオーバル型カラビナ
始めにご紹介するのが、オーバル型のカラビナです。3段階手動オープンで、強度が25kNとなっています。シルバーの本体にゴールドのネジが美しいカラビナです。ロックテリクスのカラビナはゲートが正常に機能するのかを一つ一つチェックしているので、その点でも安心して使っていただけます。
カラビナの詳細や口コミ
こちらのカラビナはEN362、CE0321の認証がされています。ゲート部分には直径0.8mmスプリングが利用されているため、片手での開閉も楽にできるでしょう。
なお、口コミはありませんでしたが評価は4.7とかなり高評価の商品ですので、その点でもおすすめできる商品です。カラビナはずっと使っていくものではなく、消耗品になります。ある程度使用したら、安全のためにも新しいものに買い替えるようにしてください。
②ロックテリクスのD型カラビナ
強いカラビナを探している方におすすめな商品
こちらはD型のタイプです。強度が30kNあり、ブラック、グリーンの美しいカラビナとなっています。サイズは先ほどのオーバル型とあまり変わりませんが、重量が90gと軽量ですので扱いやすいでしょう。素材はジュラルミンでできています。
カラビナの詳細や口コミ
D型のカラビナはクイックロックタイプとなっていますが、他にもスクリュータイプ、トリプルロックと種類があります。高所作業のために作られている商品ですので、登山やクライミングなどのアウトドアで安心して使っていただけるでしょう。
口コミでは使いやすくて便利と書かれていました。登山で利用する場合は使いやすいというのが一番です。また、こちらの商品はCE、EN12275、EN362の認証もあるため、その点でもおすすめとなります。
使いやすくて、便利
グリベルのカラビナ1選
次にご紹介する尾は、グリベルの登山用のカラビナです。登山やクライミングに使うカラビナは、キャンプや釣りなどのアウトドアで利用するものとは少し変わってきます。登山ように便利に使える商品をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
①グリベルブランドのカラビナ
ハーネス用ビレーカラビナ
オレンジ色のグリベルのカラビナは、ハーネス用ビラーカラビナとして販売されています。重量は89gと軽量で、強度は28kNです。ツインゲートセーフティーシステムが採用されており、補助ゲートもついているのでその点でも安心して使っていただける商品となっています。
カラビナの詳細や口コミ
グリベルのカラビナのゲートには、外側にしか動かない特殊なゲートが付け加えられており、ロープがカラビナから外れないような作りになっています。口コミではジム、外岩フリーで利用している方が、開閉には慣れが必要だがロックのし忘れがないので確実だと書かれていました。
主にジムと外岩フリーで使用しています。
最初は開閉の仕方に慣れが必要ですが、ロックのし忘れがないのでかくじつ
Palistonのカラビナ1選
最後にご紹介するのは、Palistonのカラビナです。ここでお伝えするカラビナは、セットでかなり安く手に入る商品となっています。セットで安いと聞くと心配になる方もいるかもしれませんが、認証もしっかりされている商品ですので、ぜひチェックしてみてください。
①Palostonのカラビナ
5個のセット商品
サイズ100×56mmのカラビナは、かなり軽量のタイプとなっています。素材も高強度のアルミ合金が使われ、ロックはスクリュー式です。登山用としてはもちろん、レスキュー、伐採、消防など幅広く利用されている商品となっています。
カラビナの詳細や口コミ
こちらの商品は、CE認証とアメリカのASTMF1774認証、EN 12275標準にも合格した優れた商品ですので、安心して使っていただける商品となっています。口コミでは安いけど全然問題ないと書かれていました。
この商品は5個セットで1,290円から販売されています。安くて安全に使える商品を探している方であれば、この商品がおすすめです。
安いけど全然問題ないです
まとめ
今回は登山やクライミングをする方に向けて、登山用のカラビナをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。登山用のカラビナは、普通に販売されているカラビナでは危険です。
カラビナを登山に利用する場合は、必ず登山用に作られているものを選ぶようにしてください。安全に、楽しく登山やクライミングをするために、自分の納得できるものを探していきましょう。もし購入した際は、必ず使い心地をチェックしてから使ってください。
カラビナが気になる方はこちらもチェック！
カラビナについての記事は、他にもカラビナの種類と使い方、キーホルダー用のカラビナ、高機能カラビナについての記事があります。今回の記事以外に気になることがある方は、こちらも合わせて読んでみてください。
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