ソロキャンプで肉料理を成功させるコツ
ソロキャンプの料理は簡単に調理できることが鉄則ですが、少しこだわった肉料理を作るのも楽しみです。野菜は前もって食べやすい大きさにカットしておき、お肉もカットするのはもちろん味つけなどの下ごしらえもしておきましょう。
こうすることでキャンプ場では時短になるので、ソロキャンプを始めとするアウトドアではアクティビティなどの他の楽しみも見つけられるのです。少しの工夫でソロキャンプでの肉料理の調理を成功させ、とびきりの時間を経験してください。
ソロキャンプおすすめ肉料理：初心者用2選
①シチューなどの「煮込み料理」
ソロキャンプなどのアウトドアでは、シチューやカレーなどの煮込み料理も手軽に作れるおすすめ肉料理です。ソロキャンプではカレーもよいですが、いつもとは雰囲気を変えてシチューに挑戦してみてはいかがでしょうか。
こちらのレシピのようにシチュー用のお肉ではなく、牛スネ肉をとろとろになるまで煮込むビーフシチューがおすすめ。お好みでバターを入れることで、コクのある風味になります。お肉をたっぷり入れて、ぐつぐつ煮込む調理時間も楽しみましょう。
材料：●牛スネ肉（お好みのかたまり肉で）…1.5㎏
●たまねぎ…３個 ●にんじん…４本 ●じゃがいも
…８個 ●赤ワイン…1本（740ml） ●野菜ジュース
1本（750ml) ●デミグラスソース…2缶 ●ローリエ…1枚 ●塩・コショウ…適量 ●バター（マーガリン)…20～30g
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②カマンベールの「チーズフォンデュ」
簡単に調理できるカマンベールのチーズフォンデュは、ソロキャンプでもおすすめのお肉料理です。カマンベールを容器にしてスキレットなどに載せて溶かすだけ。お肉はソーセージはもちろん、鶏肉などお好みで味わってください。ソロキャンプをより充実させるために全種類のお肉を味わうのもよいでしょう。野菜もお好みでよいですが、トマトやブロッコリーがおすすめ。
ソロキャンプなどのアウトドアで便利なスキレットさえあればよく、気軽に楽しめる初心者向けの肉料理です。
材料：●カマンベールチーズ…1個 ●ブラックペッパー…少々 ●お好みの具材…適量
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ソロキャンプおすすめ肉料理：中級者用2選
①お酒もすすむ「チーズダッカルビ」
チーズダッカルビは、″素″を使うので手間がかかるわけではありませんが、事前の下準備がやや必要なため中級者向けとしました。しかし下準備さえ終われば調理は簡単で、すぐにキャンプ場で食べられるのでぜひ挑戦してみてください。
道具はホットサンドメーカーやスキレットを使うと、ソロキャンプでも美味しくいただけます。お好みでボイルしたソーセージを串刺しにし、チーズを絡めて味わうのもおすすめです。辛い物が苦手なソロキャンパーはケチャップを多くしましょう。
材料：●タッカルビの素…1袋 ●野菜炒めパック…1袋（キャベツ・タマネギ・ニンジン） ●サツマイモ…小1本 ●鶏肉（モモ）…200g ●さつま揚げ…3枚 ●とろけるチーズ…約300g ●水…適量
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②意外に簡単「スモークチキン」
スモークチキンは一見難しそうに思えますが、意外にソロキャンプでも簡単に調理できる肉料理です。フライパンを使うのもおすすめですが、せっかくなのでソロキャンプでもアウトドアの醍醐味を感じられるダッチオーブンで調理しましょう。
鶏もも肉の下処理はキャンプ場につく前に必要ですが、それさえ完了しておけばあとはのんびりキャンプ場でスモークするだけ。そのままはもちろん、パンに挟むのも美味です。ソロキャンプが楽しくなる肉料理を味わってください。
材料：●鶏もも肉…2～3枚 ●マーマレードジャム
…1ビン ●しょうゆ…マーマレードと同量 ●ニンニク…
4粒以上【道具■ダッチオーブン ■アルミホイル ■スモークチップ】
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アレンジしてチキンサンドも！
スモークチキンをアレンジしてサンドウィッチにするときは、豪快にアメリカ風のハンバーグはいかがでしょうか。豪快なソロキャンプにふさわしく、一気にアウトドア気分を盛り上げてくれるはず。
基本的にはスモークチキンのほかに好きなレタスやチーズをパンに挟むだけなので、ソロキャンプでも簡単に作れます。朝食にコーヒーとともにいただくと、より美味しく感じられることでしょう。
ソロキャンプおすすめ肉料理：上級者用2選
①かぶりつきたい「スペアリブ」
ソロでも豪快にかぶりつきたいスペアリブは、実際は他の多くの肉料理と同じように簡単に調理できます。ただし、あまり普段は食べないことが多い食材という点や、レシピでは炭火で網焼きする点から上級者向けとしました。下ごしらえをする必要もありますが、ぜひ挑戦してみてください。
レシピではニンニクとローズマリーを利かせてマリネ風にしたお肉を使用しています。ソロキャンプでは好きな香辛料を使って下味を付ける人もいるので、いろいろ試してみましょう。
材料：●スペアリブ…600g程 ●ニンニク…2片 ●ローズマリー…適量 ●オリーブオイル…大さじ3 ●塩・胡椒…適量 ●ほりにしスパイス…適量
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②赤ワインの風味が効いた「ローストビーフ」
ローストビーフも通常はオーブンなどで焼いて作るため、少し難しそうな肉料理です。しかしこちらのレシピのローストビーフは、スキレットを使って簡単に調理できます。
牛肉料理は赤ワインや調味料などの下味をつけるなどの下ごしらえが必要ですが、それさえしておけば後はキャンプ場で焼くだけとなります。豪快に玉ねぎもごろんと載せて焼くことで、男前なソロキャンプめしを堪能し尽くせることでしょう。
材料：●牛モモブロック肉（赤身）…300～400g・2ブロック
●玉ねぎ…1玉 ●りんご…1個 ●赤ワイン…50～60cc ●オリーブオイル…20cc ●塩、黒コショウ、ハーブ…適量 ●しょうゆとケチャップミックス…100～150cc
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ソロキャンプの絶品ステーキの下ごしらえ
ソロキャンプだけではなく、アウトドアで一度は試したいお肉料理が多くの人が好きなステーキです。単純にステーキは自宅で食べても美味しいのですが、空気の美味しいアウトドアではさらに満足のゆく料理となることでしょう。
またお肉を焼くときにひと工夫をすることで、さらに味わい深くなります。牛肉だけではなく豚肉や鶏肉、厚切りベーコンのステーキなどにもよいので、ぜひご参考にしてください。
ソロキャンプではスキレットが便利
お肉を焼くときの道具はワイルドな雰囲気がする鉄板や網などが人気ですが、ソロキャンプではコンパクトなスキレットが便利です。100円ショップでお肉一枚を焼くのに好きなサイズを買っておくとよいでしょう。
スキレットのほかに、お肉にまんべんなく火を通すためにトングも用意してください。ジュウジュウとお肉を焼くときにする音も楽しみながら、焼き加減を調節できます。
牛肉は下ごしらえが肝心
牛肉を焼くときに注意したい点は、「硬くならないようにする」ことです。せっかくのソロキャンプでのアウトドアを楽しい時間にするためには、お肉を柔らかくするための下ごしらえが必要となります。
お肉を焼く前に筋に垂直な切れ目を2～3センチごとに入れ、次にフォークで穴を10か所ほど全体に開けてください。ポイントは、肉汁が逃げないように10か所程度にしていおくことです。
お肉を漬け込むのもおすすめ
牛肉を柔らかくする方法は筋切りと穴開けがありますが、ほかにも漬け込むことで柔らかくする方法もあります。この方法は、「ヨーグルト」や「牛乳」「塩こうじ」が一般的ですが、すりおろしたり刻んだりした「玉ねぎ」やパイナップル・キウイなどの「フルーツ」もおすすめです。
他にも酢や炭酸水（気の抜けたものでもOK）もよいといわれています。いずれも1時間ほど寝かせてから、お肉を焼いてください。
ソロキャンプの絶品ステーキの焼き方
スキレットを煙が出るまで加熱
スキレットは、お肉を焼く前に充分に過熱するなどの取り扱いに気を付ける必要がありますが、それ以外は簡単に調理できるため、ソロキャンプのステーキ初心者も安心です。
強火でスキレットから煙が出るまで加熱し、それから牛肉などのお肉を投入してください。お肉の側面に焼き色が半分ほどまで付いたら裏返し、反対側も一気に焼いてしまいます。弱火にしてオリジナルソースをかけて完成です。
材料：●牛肉肩ステーキ用…150g（マルエツ280円） ●サニーレタス（小分け）…適当（マルエツ68円） ●ミニストップの北海道ポテト…一個（198円）【ステーキソース調味料】醤油…大2 ●みりん…大1 ●酒…大1 ●水…大2 ●砂糖…小1 ●バター…少々 ●鶏ガラ…小1 ●チューブニンニク…少々
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味付けはお好みで
ステーキの味つけは参考にしたレシピどおりオリジナルソースでもよいですし、もちろんシンプルに塩コショウだけでも美味です。または人気のスパイスミックス「マキシマム」を使うソロキャンパーもいます。マキシマムは宮崎県の精肉店「中村食肉」オリジナルの万能スパイスで、一振りでリーズナブルなお肉に深みが出るとソロキャンパーにも好評です。
このレシピの要領で、豚肉のステーキ「トンテキ」や鶏肉ステーキ、ベーコンステーキも作ってみてください。
ソロキャンプにあると便利な調理道具一式
①自分で取りそろえる
ソロキャンプを始めとするアウトドアでは肉料理だけではなく、いろいろな料理を楽しむのも醍醐味です。ソロキャンプでの必要最低限の道具として真っ先にあげられるのが「クッカー」や「スキレット」などの鍋類と火器の「ガスバーナー」となります。あまり荷物を多くしたくない人は、シンプルにこれらの道具だけでも美味しいお肉料理を楽しめることでしょう。
さらに肉料理の調理にこだわりたい人は「ダッチオーブン」や「ホットサンドメーカー」も持参するのもおすすめです。
②セットものを購入する
各メーカー品がありますが、手軽さで選ぶならnda styleのバーベキューセットがおすすめです。バーべーキューに必須のトングやハサミを始めとするアウトドアに役立つ調理道具13点の一式となります。
10通りの使い方ができる万能ハサミ・トング・包丁・まな板・ピーラー・お玉・フライ返し・立てられるしゃもじ・クロス・スポンジ（2個）・シャープナー、これらを収納するかわいいデザインのバッグです。セット物は便利なのでソロキャンプにも欠かせません。
ソロキャンプでは肉料理を味わい尽くそう！
肉料理はソロキャンプをより楽しむものとして必須といえますが、多くのレパートリーを持っていることで、さらに充実したキャンプめしとなることでしょう。
一般的に手軽に作れるものだけではなく、一見では難しそうなスモークチキンやローストビーフなどの料理もスキレットがあれば簡単です。ソロキャンプに何度も出かけて、いろいろな肉料理に挑戦してみてください。
キャンプ飯が気になる人はこちらをチェック！
ソロキャンプは肉料理も欠かせませんが、いろいろな食材を使ったパスタ料理もおすすめです。湯切りをせずに済む方法も紹介してあり、参考になります。また缶詰を使った料理も便利なので記事をチェックして、パスタ料理との合わせ技で挑戦してみましょう。
出典：photo-ac.com