一酸化炭素チェッカー
春のキャンプとは
暑すぎず寒すぎない季節にするキャンプ
春キャンプとは夏のように暑すぎず、冬のように寒すぎない比較的過ごしやすい季節にするキャンプになります。一般的にキャンプのシーズンと言うと夏とういうイメージがありますが春もおすすめです。また、春キャンプでしかできない楽しみ方や魅力などもあります。
ただし、キャンプをする時期が早すぎると防寒対策が必須です。春キャンプを始める時期に注意しながらキャンプを計画することで、初心者でも過ごしやすく快適なキャンプができます。
春キャンプのシーズンや楽しみ方を紹介
今回は春キャンプにおすすめのシーズンや注意点、また必要な装備などを合わせて紹介しますね。前述したように春キャンプは、早すぎた場合は気温が低く寒いため初心者には少し厳しいキャンプになります。また、晩春では過ごしやすいですが初夏に近くなるため春特有の楽しみ方もできなくなるため注意しましょう。
気温の問題は地域によって異なるためキャンプ地の気温を確かめてから春キャンプをしましょう。記事中の時期は一つの目安となります。
楽しみやすい時期とは
初心者でも過ごしやすいシーズンは5月
初心者でも過ごしやすく快適な時期の春キャンプは4月下旬~5月上旬のGWの時期からになります。近年はGW頃になると昼は初夏のような暖かく過ごしやすい気温になることも多く、初心者でも過ごしやすいです。キャンプ場でもGW頃になると予約が増え、オフシーズンの割引がなくなる時期になります。
また、GWと重なるため休みが取れやすい時期でもありファミリーキャンプでもソロキャンプでも春キャンプがしやすいタイミングです。
上級者なら3月下旬頃から
キャンプの装備が揃っていたり、寒い時期でのキャンプをしたことがある方は3月下旬頃からでもできます。そのため冬キャンプのように人が少ないキャンプも満喫でき、楽しく快適に過ごせますが、昼でも夜でもある防寒対策が必須です。
また、初心者でも過ごしやすく休みを取りやすいGW前後のキャンプ場は非常に混雑しています。そのため、寒さ対策がきちんとできる方はGWよりも少し早い3月下旬頃以降がおすすめのシーズンです。
シーズンの判断方法
キャンプ場と気温で判断可能
春キャンプの時期はキャンプ場の状態や気温も目安になります。キャンプ場によっては閑散期、混雑期があるため、オフシーズンが終わりレギュラーシーズンになった時期が春キャンプの始め時です。キャンプ場によりシーズンの切り変わる時期が異なるので事前に調べましょう。
気温で判断する場合は、日中の気温が15℃を目安にするとわかりやすくなります。15℃前後は肌寒いと表現されやすい温度となり昼間は厚手の防寒着が不要になやすいです。
春キャンプのポイント
春キャンプを始めるためのポイントをまとめると以下のようになります。春キャンプを始めるときは気温に注意しましょう。早すぎると冬のように寒いです。GWになると温かいですが混雑しやすくなります。
春キャンプの時期とは
- 春キャンプ初心者は5月が目安
- 春キャンプ上級者は3月下旬頃から
- キャンプ場のシーズンで判断可能
- 15℃あると昼間は比較的過ごしやすい
春キャンプの魅力3選
1:お花見キャンプができる
春キャンプだけしか楽しめないのがお花見キャンプです。キャンプと一緒に桜を楽しむ贅沢なキャンプで春以外の季節では、絶対に楽しめない春キャンプ特有の楽しみ方です。花見ができるように場内に桜を植えているキャンプ場もたくさんあります。
花見自体はキャンプ場でしなくても公園でできますが、花見キャンプだと夜桜を思う存分に楽しめる贅沢な時間を過ごせるところが魅力です。また、公園の花見のように混雑することなく楽しめます。
2:汗をかきにくい
汗をかきにくいところも、春キャンプの大きな魅力です。夏のアウトドアでは、動かなくてもテント内外問わず汗をかきやすいです。しかし、春キャンプでは肌寒かったり快適な気温だったりと汗をかきにくいため活動しやすくなります。太陽光もまだ強くなくテント内も熱がこもりにくいです。
汗をかかないため焚き火も思いっきり楽しめる時期となります。気温が高すぎないことから春キャンプは、初心者でも長時間焚火が楽しめる時期となります。
3:虫と人が少ない
GWの頃になると初夏の気温になることもありキャンプ場は混雑しやすく虫も発生しやすいです。しかし、桜が割く時期だとキャンプ場の利用者は少なく、虫の発生の少なめになります。そのため、春キャンプはGW以降のアウトドアシーズンでは中々楽しめない静かなキャンプ場を楽しめます。
虫は気温が高くなると活動するため桜の時期は花冷えという言葉があるように気温の低い時期もあり、夏のようにたくさん発生するということはありません。
春の楽しみ方
春の自然を満喫
春キャンプは「春」という季節を楽しみましょう。春にしか採れない山菜料理、桜を含む春に芽吹くさまざまな草花、小鳥のさえずりなど五感で楽しめます。
また、春になると新作のアウトドアギアなども発売されるため、新しく購入したアウトドアギアを楽しんだり、GWよりも前だと人の少ないキャンプ場を満喫するなどの楽しみ方ができるシーズンです。オフシーズン価格でキャンプできるところも春キャンプの楽しみ方の一つになります。
焚火も遊びも楽しみやすい
気温が適度に低いため、焚火が楽しめるところも大きなポイントです。キャンプファイヤーは夏のイメージがありますが、夏は焚き火でさえ暑くなり長時間するのは難しいです。
また、人が少ないというとで遊びやすいところも魅力になります。キャンプ場に多目的広場などがるとフリスビーやバトミントンなどもしやすいです。
春の天候について
春キャンプをする時期で大きく異なる
春は上旬と下旬で天候が大きく変わる季節です。菜の花が咲き出す3月中~4月上旬の上級者なら春キャンプしやすい時期は、菜種梅雨と呼ばれる雨の日が続きやすい期間もあるため注意しましょう。
梅雨という名前がついていますが、6月頃のように何日も連続で大雨が振るわけではないため、菜種梅雨の中でも耐水圧が高いテントなら問題なくキャンプできます。キャンプ道具としてレインウェアの準備を忘れないようにしましょう。
花冷えと標高について
前述したように花冷えには注意しましょう。桜の咲く時期でも雪が降ることも考えられます。そのため、早期の春キャンプほど寒さに注意しましょう。
また、キャンプ場の標高が高くなるにつれてぐんぐん気温は下がります。50m高くなると0.3℃下がり、150m高いと約1℃の差が生まれるため標高が600m高いだけでも冬のように寒くなるため注意しましょう。
後半は安定
4月中旬以降は天候が安定してきて過ごしやすい日も増えていきます。夏のように雨が振らないというわけではなく、きちんと雨に対する道具は揃えておいたほうがいいです。しかし春前半にある菜種梅雨のような連続で雨が降ることは少ないです。
そのため、初心者の方はGW前後から春キャンプをしたほうが過ごしやすくなります。その分虫が発生しやすくなる点は注意しましょう。
春キャンプの装備とは
1:寒さ対策が必須
冷えることもあるので寒さ対策グッズ、家電は準備しておいたほうがいい道具です。冬ほど冷え込むことはないためセラミックファンヒーターなどでも代用できますが、ファミリーキャンプ向けの大型テントでは石油ストーブを用意しておいたほうがいいでしょう。
また、ホットカーペットとセラミックファンヒーター、電気毛布など家電を合わせて使うと過ごしやすいです。初心者のうちは電源付きサイトを使い家電で保温したほうが安全に過ごせます。
寒さ対策グッズもおすすめ
電源が使えない場合は寒さ対策グッズを用意しましょう。冬キャンプのようにきちんと寒さ対策することで、過ごしやすくなります。初心者で石油ストーブを使うのが難しいは湯たんぽを活用しましょう。湯たんぽなら焚き火で沸かしたお湯で暖が取れるため、危険性が少なく扱いやすいです。
カイロも有効な寒さ対策グッズになります。2つの寒さ対策グッズは肌に直接触れると低温火傷する可能性があるため、寝るときは密着させないようにしましょう。
2:温かい寝袋
寝袋は非常に重要なキャンプギアです。春キャンプでは春~秋まで3シーズン用でもいいのですができるだけ冬用のものを用意しておきましょう。冬用のものだと予想以上に冷え込んだ場合でも対応しやすくなります。また、寒さに弱い方は冬用の寝袋を使ったほうがいいでしょう。
春~秋までの3シーズン用の寝袋を用意した場合は、寒さ対策グッズなどを使って保温しながら使うことで快適に過ごせます。インナーシュラフや湯たんぽがると快適です。
3:暖かい服装
日中は比較的温かいですが、夜は寒い時期も多いです。そのため暖かな服装も大切になります。冬のように厚手のコートッハ不要ですが、長袖のシャツ、フリースなどを用意して重ね着できるようにしておきましょう。キャンプなどのアウトドアは重ね着をして体温調整する形が基本です。
暑ければ脱ぎ、寒ければ着られるように防寒着を用意しておくことでどんな気温でも対応できます。春キャンプは昼と夜の寒暖差が大きいです。
春キャンプの注意点
1:寒さ対策
春キャンプは前述したように昼と夜の気温差が大きいため、寒さ対策は春キャンプの大きな注意点です。暖房器具や服装でできる対策方法の他にキャンプ場の選び方に注意しましょう。初心者のうちは標高の高いキャンプ場を避けて標高の低いキャンプ場にすることで、比較的暖かく過ごせます。
標高の低いキャンプ場は利用しやすくなるため込みやすい点も注意しましょう。事前に春キャンプの計画をたてて早めに予約しておくと春キャンプしやすいです。
2:テント内での暖房器具について
一酸化炭素チェッカー
テント内で石油ストーブを使うときは締め切らないように注意しましょう。テントを閉め切って石油ストーブを使うと非常に有毒な一酸化炭素が発生して危険です。一酸化炭素は無色透明のため発生しても目で見ることはできませんが、少量吸い込むだけで意識を失なったり最悪の場合は中毒症で命を落とす可能性もあります。
できるだけ開けて使用し、可能なら一酸化炭素警報機(チェッカー)も合わせて用意するといいでしょう。
3:標高の高い場所は路面に注意
標高の高いキャンプ場は移動手段に注意しましょう。残雪がある場合も考えられるため、標高の高いキャンプ場に行くときは路面状況の確認もしてください。雪が多い場合はキャンプ場では路面状況が案内されている場合があります。
寒さ対策が大切
春キャンプのまとめ
春キャンプは初心者でもやりやすい時期もありますが、夜は比較的寒いこともあるので寒さ対策は大切です。温かい格好をして寒さ対策グッズを用意することで楽しみやすくなります。注意点も多いですが、冬キャンプよりも過ごしやすく難易度が低いため初心者にもおすすめです。
3月下旬頃ならいつからでもできますが、初心者の方はGWぐらいから始めるといいでしょう。
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