食洗機でスキレットを洗うと
扱い方が難しイメージのスキレット
キャンプなどで大人気のスキレットを知っていますか。フライパン形状になっているスキレットは、火の通りがとてもいいため素早く高温で調理ができるアイテムとして特にキャンパーに絶大な人気を得ています。
便利で簡単に調理ができるスキレットですが、一方で食洗機で洗うと錆びるという噂があるのです。食洗機で洗えればとても便利で簡単ですが、錆てしまうと食洗機の中も含めて大変なことになるでしょう。スキレットの洗い方や手入れ方法について解説します。
そもそもスキレットとは
厚みのある鋳鉄製のフライパン
そもそもスキレットとはどのようなものなのでしょうか。スキレットとは厚みのある鉄製のフライパンのことを指しています。小柄なサイズですが、かなり重たく素早くじっくりと熱を通すことができるもの大きな特徴です。
調理が苦手な人でも簡単に調理ができ、サイズが小さいですが、一人分ほどの料理が素早く美味しくできます。そのため、このスキレットはソロキャンプなどで絶大な人気を得ているのです。キャンプをするならスキレットは必須アイテムと言えるでしょう。
スキレットを食洗機で洗うとどうなるのか
確実にサビが発生する
スキレットを食洗機で洗うとどうなるのでしょうか。結論から言えば、食洗機で洗うとサビが発生します。スキレットは鉄製のため、水分が少しでも残っている状態の場合、表面にサビが出てしまうのです。
食洗機内でサビが出てしまうとスキレットだけではなく食洗機内の他の食器にも影響が及んでしまうでしょう。さらには食洗機自体にもサビが付いてしまい、スキレットも見た目が悪くなるだけではなく、食洗機もサビで茶色に変色してしまう可能性もあります。
なぜ食洗機で洗うとサビるのか
ではなぜ、スキレットを食洗機で洗うとサビが出てしまうのでしょうか。スキレットはそもそも鉄製のため、サビが出やすい素材なのです。さらに食洗機はかなり洗浄能力が高く洗剤も混ざりますので、スキレットの表面のコーティングを落としてしまうと言えます。
食洗機の強力な洗浄能力によってサビたスキレットを元の状態に戻すことは可能です。しかし、また食洗機にスキレットを入れてまうと同じように表面にサビが出てしまうことになります。
サビを発生させないためには
手洗いで表面を優しく洗浄
愛用しているスキレットを食洗機でサビさせないためには、手洗いを行うのが一番です。表面をゴシゴシと擦るのではなく、簡単に手洗いのみで済ませることでサビが出にくくなります。手入れが難しいと考えられていますが、過剰に洗わないことが一番なのです。
また、洗剤をどうしても使いたいときには、中性洗剤などを使いましょう。また、植物性の洗剤などを使い、スキレットの表面へのダメージをできるだけ少なくするようにしてください。
サビたスキレットの復活方法
スキレットに火を入れる
もし食洗機で洗ったスキレットがサビてしまっても、手順通りに行えば復活できます。まずはサビた状態でスキレットに火を入れてください。赤くサビた箇所が黒くなるくらいまで、じっくりと時間かけて火入れをするのがポイントです。
オーブンなどで熱するより、直接コンロなどの火を使った方がいいでしょう。食洗機でサビてしまった箇所をしつかりと確認しながら、スキレットを熱していくのがポイントです。スキレットは高温になりますので注意して行いましょう。
タワシなどでゴシゴシ洗う
食洗機でサビた箇所が黒くなってきたら火からスキレットをおろしましょう。スキレットは小さなサイズのため、すぐに火が全体に行き渡るはずです。火からおろして粗熱をとってください。
次に金タワシなどを使ってゴシゴシとと水洗いを行います。食洗機で既にスキレットの表面のコーティングは取れていますので、金タワシでゴシゴシと洗っても問題はありません。ただし、洗剤は使わないようにしましょう。もちろん食洗機も使ってはいけません。
再度スキレットを熱する
金タワシを使い、ひと通りサビを取ることができたら、次に再度スキレットを熱してください。スキレットについた水分を全て蒸発させるために、キッチンのコンロを使って熱していきます。水分を飛ばすだけのため、オーブンを使っても問題はありません。
コンロがない場合は、キャップなどで使うバーナーであぶってもいいでしょう。とにかくスキレットをついた水分を全て飛ばすつもりで熱していきます。時間をかけて処理するのがポイントです。
スキレットの表面に油を塗布
最後にスキレットの表面をコーティングしていきます。コーティングには食用油を使いましょう。スキレットの表面に薄く、食用油を全体に馴染ませていきます。このコーティングをしておくことでサビを抑制させることができるのです。
食用油は何度も塗りこむ必要はありません。スキレットの表面にキッチンペーパーなどを使って塗り込んでいくだけで、スキレットの表面の酸化を防ぐことができますので問題はないでしょう。
スキレットは食洗機ではなく手洗いで
表面を優しく洗う
食洗機を使ってしまうとスキレットは表面がサビてしまいますので、スキレットは手洗いにすることが一般的な洗い方です。スキレットはサイズが小さいため、手洗いでも楽に洗えます。
手洗いをするときには、スポンジは目の粗いタイプは避けましょう。柔らかいスポンジなどでさっと汚れを洗い流すのがポイントです。食べ物の汚れが気になる場合は、先にキッチンペーパーなどを使って表面の汚れは落としておき、その後スポンジで洗うという方法をおすすめします。
乾燥させて新聞紙で丸めて保管
洗った後、しつかりと乾燥させておきましょう。オーブンを使ってもいいので、水分をしつかりと飛ばしておきます。そして、できるだけ水気が当たらないキッチンの場所で保管しておくことがおすすめです。
また、スキレットに新聞紙を巻いて保管しておく方法もおすすめと言えます。新聞紙をピッタリと巻いておくことで、スキレットの表面が酸化しにくくサビにくくなるのです。また、水分が付着してしまうことも防げますので、こうした保管方法がいいでしょう。
実は食洗機対応のスキレットもある
表面が加工されている
実はスキレットは表面が加工されたタイプもニトリなどで販売されています。このタイプなら食洗機に対応しているのです。ニトリなどで、食洗機対応のスキレットを選べば問題ありません。もちろん、オーブンなどにも入れることができます。
こうした食洗機対応のスキレットはとても便利ですが、少し高いのがネックなってしまうでしょう。また、あまりゴシゴシと表面を洗うと、コーティングが剥がれてしまいますので注意してください。
キャンプなどでスキレットを使ってみよう
スキレットなら最高の料理ができる
キャンプなどでスキレットを使えば、高熱で調理ができますので、すばやく美味しい料理が完成します。手軽に持ち運べるサイズのため、重宝するアイテムなのは間違いありません。
ただし、洗い方については注意が必要です。一般的なスキレットの場合は食洗機に入れると確実にサビます。もし、サビてしまった場合は、ご紹介した方法で復活させて、大切にた正しく保管しておくことをおすすめです。
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