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冷蔵庫を横倒しで運ぶのはダメ?故障を予防する、車移動の4つの注意点も解説!

冷蔵庫を運ぶときには、自身での運搬なら横倒しによる方法を取る方も多いのではないでしょうか。しかし、横倒しの冷蔵庫の運搬には大きなリスクがあることを知っていましたか。どのようなトラブルが起こるのか、そしてそうしたトラブルを回避させる方法について解説します。
2021年10月26日
ユウキ
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冷蔵庫の横倒しは危険

冷蔵庫は運搬時に横倒しにしがち

冷蔵庫を運ぶときには、どういった状態で運ぶことをイメージしますか。多くの人は車で、さらには横倒しで運ぶことをイメージするのではないでしょうか。しかし、こうした横倒しでの冷蔵庫の運搬にはリスクがあるのです。

横倒しによるリスクをしらないまま運搬をしてしまうと、高価な冷蔵庫が台無しになってしまうこともあります。大切な冷蔵庫を保るためにも、引っ越し時などに冷蔵庫を運ぶ際は注意しなければいけません。

冷蔵庫を運搬するには

引っ越し業者へ運搬を依頼

冷蔵庫を運ぶときには、多くの人は引っ越し業者などに依頼をするのではないでしょうか。横倒しによる故障などのトラブルを避けるという意味もありますが、引っ越し業者へ依頼をした方が確実で安心という意味もあります。

また、冷蔵庫を自力で運ぶよりも時間がかからないということもあるでしょう。引っ越し業者なら、横倒しをしなくても立てたまま車で運ぶことができるというメリットもあるため、引っ越し業者での車での運搬が主流と言えます。

自力で車で運搬

冷蔵庫程度なら自力で運ぶという人もいるでしょう。冷蔵庫を自分で運搬して、レンタルをしたトラックで運ぶようにすれば、時間はかかりますが、引っ越しなどの予算は大幅に削減させることができます。

しかし、冷蔵庫を自分で運ぶときにはまず横倒しにより運ぶことになるのがほとんど。確かに横倒しの方が楽なだけではなく、運ぶ際の転落を避けるという意味でも横倒しの方が有利と言えます。

冷蔵庫を横倒しにしてしまうと壊れるのか

長時間の横倒し運搬で故障をしてしまう可能性がある

冷蔵庫を横倒しで運搬をすると壊れるのでしょうか。冷蔵庫は気体の冷媒ガスを液体に変換します。この液体により冷蔵庫を冷やすことができるのです。液体を冷蔵庫内に流すオイルも入っていますが、横倒しにするとこれらのオイルが配管内に流れ込んでしまいます。

さらに横倒しにした状態で立ててそのまま電源を入れると、オイルと液体とが混ざった状態で動き出すためコンプレッサーに負担がかかるのです。こうしたことにより冷蔵庫の横倒しで壊れてしまう可能性が出てきます。
 


横倒し運搬で冷蔵庫が変形する可能性もある

冷蔵庫の横倒しによる車での運搬に注意が必要なのは、コンプレッサーの破損だけではありません。横倒しにしてしまうと冷蔵庫自体の破損にも繋がるのです。車で移動をするときには、どうしても揺れてしまいます。

横向きに設置してしまうと衝撃を受けやすくなり冷蔵庫のボディに傷がついてしまったりへこみなども起こる場合があるのです。内部の故障だけではなく、横出しにすることで外装の破損にも繋がるのです。横向きでの移動にはリスクが付き物と言えます。

冷蔵庫を横倒しで運ぶときの注意点4つ

1:まずは中身を全て出す

冷蔵庫を横倒しで運ぶときの注意点として、まずは冷蔵庫の中の物を全て出しましょう。食材はもちろん、冷蔵庫の中にあるパーツも全て出しておくようにします。なぜここまでする必要があるのかと言えば、思った以上に車での移動は揺れるからです。

せっかく横向きで冷蔵庫を移動させることができても、中のパーツが破損していたということにならないためにも、中の物は全て取り除いておくように注意しましょう。この冷蔵庫は大丈夫と考えて手間を省くことは避けてください。

2:冷蔵庫の霜取りは必須

冷蔵庫の霜取りをしないまま横倒しで冷蔵庫を運搬することもダメです。横倒しの運搬に限らず、冷蔵庫の霜をそのままにしてしまうと霜が溶けて内部に侵入し、故障の原因になってしまいますので注意が必要と言えます。

このため面倒でも霜取りをしなければいけません。冷蔵庫はとくに最近ではかなり機能が増えてきました。そのため水による故障の原因も起きやすいと言えますので、横向き運搬に限らず霜取りは事前に時間をかけて行いましょう。

3:できる限り業者へ依頼

冷蔵庫の運搬は時間がかかっても自分で運びたいと考えている人は少なくないはずです。なぜ自分で運ぶのかと言えば、予算を大幅に少なくさせることがでるからでしょう。しかし、自分で運搬することによるリスクは少なくありません。

故障などのリスクを回避させるには、業者へ依頼をした方が確実です。また、引っ越し業者なら横倒しの運搬をすることはまずありません。横倒しではなく立てて運搬をすることが基本のため、運搬後の故障のリスクも少なくなります。

4:2人以上で運搬する

もし、運搬する冷蔵庫が小さいサイズであっても冷蔵庫は2人以上で運搬をしましょう。冷蔵庫は横倒しによる運搬がよくないだけではなく、激しく揺らすこともよくありません。また、故障だけではなく、1人で運搬をしていると怪我の恐れもあります。

冷蔵庫は2人以上で優しく丁寧に運ぶように注意しましょう。激しく揺らすことなく、時間かけて運搬をすれば、冷蔵庫の故障や怪我などのリスクを回避することができます。

横倒し運搬した冷蔵庫の電源を入れるタイミング

最低2時間は放置する


横倒しで運んだ冷蔵庫はどうすればトラブルなく使えるのでしょうか。まず、横倒しで運んだ冷蔵庫を立てておきます。最低でも2時間、可能なら丸1日は電源を入れないまま放置しておきましょう。この時電源を入れない放置時間が大切です。

やがて内部のオイルが正常な位置に戻りますので、電源を入れないまま保管しておきましょう。時間が経過すれば電源を入れても問題ありません。保管中は冷蔵庫は使えませんので、そうしたことを加味して事前に食材などを整えておきましょう。

冷蔵庫の正しい運び方

電源は抜いてしばらく放置

最近の冷蔵庫は高性能なモデルが増えてきました。しかしその反面、システム的な破損も多くなってきたのです。こうしたトラブルを防ぐためにも、冷蔵庫を移動させる前には電源を抜いてしばらく放置しておきましょう。

なぜこうした方法を取るのかと言えば、内部のシステムがまだ動いている状態で運んでしまうと振動により基盤が壊れてしまう可能性があるからです。大丈夫だと思わず、電源を抜いた後の放置、保管は必ず行いましょう。

横向きでの運搬時にはクッションを敷き詰める

冷蔵庫を横倒しで運搬をしてしまうと、車の振動を冷蔵庫全体で吸収してしまうことになります。そうすると冷蔵庫の外部の破損に繋がるのです。横倒しにより外部の破損を防ぐためには冷蔵庫の下にしっかりとクッションを敷くことでしょう。

自分で運搬をする場合はクッションなどは準備をしてください。そうしたときには使わなくなった毛布などを活用しましょう。ゆっくりと運転をするから大丈夫と考えるのではなく、横倒しの場合は必ず行ってください。

冷蔵庫の頭を少し高い位置に置く

冷蔵庫をどうしても横倒しで運ばないといけないときには、冷蔵庫の頭だけでも少し高い位置にして運んでみてください。こうするだけでもオイルが内部に浸透してしまうことを少しは防ぐことができます。

ただしそうした運び方をしていても大丈夫と安易に考えず、電源を入れるときには数時間放置した後に行いましょう。冷蔵庫は壊れてしまうと大きな出費になります。また、処分にもお金がかかってしまうので、必ずさまざまなリスクを考慮して運搬しましょう。

冷蔵庫の扉はしっかりと養生する

個人で冷蔵庫を運搬するときによく起こるトラブルとして、運搬中に冷蔵庫の扉が開いてしまうということがあります。冷蔵庫の扉は、振動によっても開くことがあり、運搬中に開いてしまうととても危険です。

場合によっては他の車両へ迷惑をかけてしまうこともあります。必ず運搬するときには、扉が開かないようにしっかりと養生をしておきましょう。また、必要であれば見える面の養生も行っておけば、さまざまなトラブルを未然に防ぐことができます。

横倒しで壊れた冷蔵庫の処分方法

リサイクル料金を支払う必要がある


横倒しの運搬によって壊れた冷蔵庫はどうすればいいのでしょうか。もし、完全に壊れてしまった場合は、処分することになるでしょう。そのまま保管、放置しておくと場所を取ってしまいますので、早目に処分することをおすすめします。

冷蔵庫のリサイクル処分代は170l以下のサイズで3740円、171l以上で4730円です。決して安い金額ではありませんので、冷蔵庫の横倒しによる運搬で壊れないようにしっかりと注意するべきでしょう。

購入時に引き取りをしてもらう

壊れてしまった冷蔵庫は、次に新しい冷蔵庫を購入するお店に引き取ってもらうこともできます。ただし、こうしたサービスは必ずしもどのお店も行っているわけではありませんので注意しましょう。

無料で引き取ってくれるかを事前に確認をしておけば安心です。家電量販店の場合はこうしたサービスを行っている場合が多いので、実際にチェックしてみてください。ただし、中古の冷蔵庫を購入する場合はこうしたサービスはほとんど行われていませんので注意しましょう。

冷蔵庫を横倒しで運ぶときには注意が必要

正しい知識を持って運搬する

冷蔵庫を横倒しで運搬をすると壊れる可能性があるということを知らない人は多いかもしれません。しかし、引っ越しなとで冷蔵庫を横倒しで運搬した後に壊してしまったという事例は実際にあるのです。

せっかく購入した大切な冷蔵庫を長く使っていくためにも、正しい知識を持って冷蔵庫の運搬を行いましょう。横倒しでの運搬でも問題はありませんが、設置をした後に電源を入れるときには、細心の注意を払って行うことを強くおすすめします。

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