釣り堀金ちゃんとは?
釣り堀金ちゃんは昭和の時代から営業していて50年ほどの歴史を持つ都会の屋内釣り堀です。東京江戸川区の篠崎街道に面して、昔と変わらぬ店構で営業を続けており、親子2世代で通う人もいます。
現在は、釣り具の販売、金魚などの販売、「コイ釣り堀」と呼ばれるコイ主体の屋内釣り堀、「金魚釣り」などをしていて、「コイ釣り堀」は20名以上収容できる広さをもち、金魚釣りは8名が並んで座れる程度のスペースがあります。
釣り堀金ちゃんの店舗情報
つりぼり金ちゃん
- 住所〒133-0061
東京都江戸川区篠崎町4丁目33−18 - 電話番号03-3678-3722
- 営業時間平日(月火水)は13:00-19:00、 土日祝10:00-19:00 但し、現在はコロナ対応で終業時間は17:00までとなっています
- 定休日木曜日と金曜日
(注)定休日について: お店の看板には、定休日は木曜日と書いてありますが、現在は木曜と金曜が定休日になっています。
釣り堀金ちゃんの歴史と特徴
釣り堀金ちゃんの誕生
釣り堀金ちゃんの初代店主は1940年生まれの芦田 秀夫さんです。子供のころは江戸川区の江戸川で泳いで遊び、カッパと呼ばれていました。秀夫さんは子供のころから釣りが大好きで、それが高じて地元で金魚の釣り堀を始めたのが釣り堀金ちゃんの始まりです。
この時以来ずっと釣り堀「金ちゃん」を名乗っています。釣り堀金ちゃんは金魚釣りから始めましたので、お客さんは子供が主体。芦田 秀夫さんは子供たちにやさしく釣り方を教えていました。
釣り堀金ちゃん初代店長の思い
釣り堀金ちゃん初代店長の芦田秀夫さんは常々「家族連れのお客さんが多いんだけど、家族で父親と子供が一緒になって楽しんでいるところを見ると嬉しいよね」と語っていました。
2008年に芦田秀夫さんにインタビューした記事がありますので下に紹介しておきます。
釣り堀金ちゃん2代目店主は息子さん
現在は息子さんが釣り堀金ちゃんの2代目店主になっていますが、以前と同じ江戸川区の同じ場所で以前と変わらぬ店構えで営業を続けています。
2代目店主も初代店主と同じように素人の大人や子供には釣り方の要領をやさしく教えて、釣りあげる楽しさを味わせてくれます。2代目釣り堀金ちゃんの店主も初代と同じような雰囲気を持った人で、次のように発言していました。
2代目店主の発言
「ここに遊びに来たことをたまに思い出して、友達を連れてまたここに遊びに来て…。そんな風になってくれたら嬉しいです。この釣り堀は隣との間隔が近いので、隣どうしになった初対面の子に釣りを教えてあげたりするのも素敵なことだと思っています。」
釣り堀金ちゃんは初心者や子供にやさしい
釣り堀金ちゃんは、最初に金魚釣りから始まりましたのでお客さんは子供が主体だったこともあり、初代の金ちゃん店主は子供たちにエサの付け方や釣り方をやさしく教えました。2代目金ちゃん店主も同じように素人の大人や子供に丁寧に釣り方を教えています。
これまでに紹介した、初代金ちゃん店長、2代目金ちゃん店長の発言からも、子供にやさしく、親しみやすい人柄がうかがえますね。
釣り堀金ちゃんで楽しめる釣り
釣り堀金ちゃんで楽しめるコイ釣りと金魚釣りの様子を紹介した動画をご紹介いたします。この記事でご紹介する内容が映像で確かめられますので、ぜひご覧ください。
釣り堀金ちゃんの「コイ釣り掘り」
この「コイ釣り堀」は魚を釣り上げることを楽しむ場所であり、釣りあげた魚は最終的には元の釣り堀に戻されるのです。釣り竿やエサなどを持込む必要がなく手ぶらで、また屋内釣り堀ですので天候を気にせず釣りが楽しめます。
竿、エサ付きで、大人単独、親子、中学生、など多くの区分があり、30分と1時間単位で料金が決められています。「コイ釣り堀」には、鯉と鮒のほかにブラックバスやライギョ、ナマズもいて魚の種類が豊富で、何が釣れるか分からないのも楽しみの1つです。
コイ釣り堀の詳細
釣りをする席
釣り堀金ちゃんの「コイ釣り堀」は長方形の形をした水槽ですが、中の水は黒く着色されていて水槽の中の魚は見えません。水槽を取り囲んで20個ほどの丸椅子が配置されていて、釣り人はこの丸椅子の空いている場所に自由に座りウキの動きを頼りに釣りをします。
釣りあげた魚を入れる水の入ったタライが丸椅子の後方に置いてあり、釣りあげた魚を掬いあげる ビニール製のタモが丸椅子2個に1つ程度の割合で配置されています。
釣り竿とつりエサ
釣り竿は店の準備した釣り竿を使用しますが、硬軟の2種類に分けられた竿の中から自分の好きな竿を選べるのです。釣りエサも店の準備したものを使用しますが、寄せに適した練りエサと魚が寄ってきてから使う細ワームの様な形に切った魚肉ソーセージのエサの2種類が提供されます。
魚にも優しい「金ちゃん」
「コイ釣り堀」で釣りあげられた魚はまた元の水槽に戻されますので、釣りあげられた魚が弱らないようにいろいろ工夫されています。まず、釣りあげた魚を掬うタモは通常は網で出来ていますが、金ちゃんではビニール製です。
水と一緒に掬い上げることで、魚へのダメージを減らしていますが水しぶきがすごいので釣り人は濡れないように注意しましょう。また、釣りあげた魚を入れておくタライには水と酸素が供給されていて、魚を元気に保っています。
釣りあげた魚は持ち帰りできません。
この金ちゃんの「コイ釣り堀」は釣りあげることを楽しむ場所であり、釣りあげた魚は自分で持ち帰ることは出来ないのです。釣りあげた魚の大きさと数で点数に換算し、その点数によって販売もしている駄菓子や釣り堀割引券などに交換するシステムになっています。
釣り堀金ちゃんの「コイ釣り堀」の料金表
釣り堀金ちゃんの「コイ釣り堀」の料金は30分、1時間単位で決められていますが、親子、大人単独、男女、高中小学生などなど、たくさんのメニューに細かく区分して決められています。なお、下に示す料金表は2020-7-20現在の情報に基づくものですが、釣り竿とエサが含まれた金額です。
親子料金
竿2本 | (1時間) 1,300円 | (30分) 750円 |
竿1本 | (1時間) 880円 | (30分) 480円 |
大人のみの料金
男性 | (1時間) 780円 | (30分) 450円 |
女性 | (1時間) 730円 | (30分) 430円 |
子供のみの料金
高校生 | (1時間) 730円 | (30分) 430円 |
中学生 | (1時間) 680円 | (30分) 400円 |
小学生 | (1時間) 620円 | (30分) 350円 |
釣り堀金ちゃんの「金魚釣り」の詳細
釣り堀金ちゃんの「金魚釣り」では、横1列に8名ほどが座れる横長の水槽に金魚が沢山入っています。水は透明で金魚を見ながら、超短い釣り竿で「見釣り」します。金魚がエサに食いつく姿も見えますのでウキはついていません。
エサは小さく切った魚肉ソーセージです。なお、金魚釣りには年齢制限はなく何歳でもよく、小さい子供でも釣りができます。料金は、10分200円で、10分を過ぎると自動的に更に10分の時間延長です。
釣った金魚は持ち帰れます
釣った金魚は水の入った小さな桶に入れておきますが、終了した時点での釣リ上げた金魚は持ち帰ることができます。家で金魚を飼うことができない場合は、釣った金魚の数によって決まるポイントに応じた駄菓子に交換してくれます。
アクセスと駐車場情報
電車・バスでのアクセス
釣り堀金ちゃんへの最寄り駅は、都営地下鉄新宿線「篠崎駅」です。バスで行く場合は、同駅前のバス停から「江戸川スポーツランド・瑞江駅・一之江駅」行き京成バスに乗り、「スポーツランド入口」で下車しましょう。下車すると、目の前に釣り堀金ちゃんがあります。
上記のバスはいずれもJR小岩駅が 始発ですので、ここから「江戸川スポーツランド・瑞江駅・一之江駅」行きの京成バスに乗ることもできます。JRが便利な人は利用するとよいでしょう。篠崎駅経由でスポーツランド入り口で下車です。
バス時刻表
バスの時刻表は気にする必要はありません。「江戸川スポーツランド行き」は本数が少ないですが、「瑞江駅行き」&「一之江駅行き」は本数が多く、昼間では10分程度待てば乗れるからです。
参考までに小岩駅発の「瑞江駅行き」&「一之江駅行き」の平日の時刻表から昼間の分のみを抜粋して下に示しておきます。2020年4月6日 改正、2022年1月15日現在有効です。
(08時) | 02 | 10 | 18 | 26 | 43 | 53 |
(09時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
(10時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
(11時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
(12時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
(13時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
(14時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
(15時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
(16時) | 03 | 13 | 23 | 33 | 43 | 53 |
都営新宿線篠崎駅から徒歩13分
都営新宿線篠崎駅からつりぼり金ちゃんまで徒歩13分ほどですので天候がよければ、散歩がてら歩くのもよいでしょう。この場合は事前に江戸川区の地図を調べておいて、大通りを避けるようにコースをとると車が少なく、快適な散歩を楽しめます。
車でのアクセスと駐車場
車利用の場合は京葉道路、江戸川区の篠崎インターで下りて篠崎街道を南下するとすぐです。釣り堀金ちゃん用に使用出来る駐車場が店舗の裏側にあります。この駐車場には釣り堀金ちゃん用として6台分のスペースが確保されています。
「つりぼり金ちゃん 専用駐車場」と書かれた看板を確認して停車しましょう。専用駐車場は無料で利用できます。
おわりに
都会の真ん中に、このような昭和を感じさせるレトロな釣り堀があったのですね。子供と一緒に行くのに適した場所のようです。近くに住む人は一度訪れてみてはいかがでしょう。
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