和田堀公園・武蔵野園に行こう!
杉並区にある都立和田堀公園は、杉並区内に流れる善福寺川に沿って広がる防災公園。川沿いに整備された和田堀公園は細長い形をしています。
和田堀公園周辺は地盤が低く、たびたび氾濫していたことから整備され1964年に開園した公園。地元の人々にとって自然あふれる憩いの場となっています。そんな和田堀公園内武蔵野園について紹介していきましょう。
※当記事は2021年10月9日の情報を元に作成しています。最新情報は公式HPなどを確認してください。
和田堀公園「武蔵野園」は釣り堀スポット
和田堀公園の「武蔵野園」という施設をご存知でしょうか。地元の方にはもちろんのこと、街歩きの特集やグルメ番組などテレビでもたびたび紹介されたこともあるスポットとして知っている方もいるのではないでしょうか。
「武蔵野園」は和田堀公園の西側に位置している釣り堀です。和田堀公園の中にある釣り堀として武蔵野園はよく知られていますが、どうして有名なのでしょうか。知っている人も知らない人も、和田堀公園の「武蔵野園」の魅力についてたっぷり紹介していきましょう。
和田堀公園を知ろう
杉並区にある、和田堀公園は善福寺池を水源とした善福寺川に沿ってできた公園です。善福寺川の下流の川沿いに沿って公園が整備され、遊歩道は全長2キロにもなります。木々が生い茂り四季を感じ、武蔵野の頃の面影が残っている公園です。
園内にある和田堀池は、東京では珍しいカワセミの生息地として知られていて、バードウォッチングを楽しむ方も多く、大きなカメラをセッティングしている方も。週末の競技場や球技場では子供から大人までスポーツをしている姿が多くみられます。
和田堀公園はBBQスポットも
和田堀公園は川に沿ってエリアが分かれている公園です。23区内の中でも広めの公園なので、行く目的地を考えてから行くほうが良いでしょう。蛇行した善福寺に沿った公園のために、園内の移動は一苦労するからです。
12の橋が架けられている園内には、遊具のある広場や競技場、BBQ広場が点在しているため、目的地付近のエリアを間違えると大移動になってしまいます。小さい子供連れの方は移動が大変なので、ベビーカーやキャリーワゴンなどがあると重宝するでしょう。
和田堀公園・「釣り堀」武蔵野園へのアクセス
和田堀公園は、京王井の頭線の西永福駅が最寄りになります。駅からは歩いて15分ほどかかります。少し距離があるので、バスを利用するのがよいでしょう。
バスを利用する場合には、永福町駅かJR線高円寺駅から路線バスが出ています。バス停は「都立和田堀公園」です。こちらのバス停を利用すると、公園のちょうど真ん中あたりでの下車になります。左右のエリアどちらにも行けるため、便利でしょう。武蔵野園を利用する場合にも、こちらが一番近いバス停になります。
武蔵野園に近い駐車場
和田堀公園・武蔵野園へのアクセスは車でも大丈夫。園内駐車場は、第一駐車場と第二駐車場の2ヶ所があります。休日などは、球技場などで少年野球やサッカーなどの試合や練習が行われていることが多く、公園の来園者も増えて駐車場は混雑し、満車で入れないこともあります。時間に余裕のない方は早い時間帯に訪れるか、公共交通機関の利用がよいでしょう。
武蔵野園に一番近い駐車場は第一駐車場です。第二駐車場に駐車してしまうと、武蔵野園までかなり歩くことになってしまうので注意してください。
和田堀公園・武蔵野園の釣り堀の魅力
和田堀公園の人気スポット武蔵野園。公園の中央あたりに現れる赤い建物に、忍者のポップコーン自販機が見えたら、武蔵野園の目印です。
どこか古い感じのする建物で、初めての方は入るのに躊躇してしまいがち。しかし中はたくさんの人で賑わっています。料金を払って抜けると、すぐそこには釣り堀が。そんな武蔵野園の魅力について紹介してきましょう。
1.武蔵野園は地元のオアシス
武蔵野園は2020年で創業70周年を迎えました。和田堀公園にある民間の釣り堀として、昔から愛されているスポット。また武蔵野の面影を残す公園内の都会のオアシス的な存在として、地域の人々に親しまれている釣り堀です。
休日には親子連れやカップルや友人同士など、老若男女問わず多くの人が楽しみにくる釣り堀で、誰もが楽しめるアットホームな場所。こじんまりとした釣り堀ですが、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気の漂う釣り堀です。
2.武蔵野園のシンボル・サメ
釣り堀に入ると一際目を引く、有名映画で見たことのあるようなサメの口がお出迎え。大きな口を開けたサメのモニュメントは、お子様には大人気な写真スポットとして、武蔵野園の釣り堀のシンボルとしても親しまれています。
武蔵野園へ来た記念に、釣り堀のサメをバックに一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
3.ザリガニやクチボソが販売されている
釣り堀で、魚が釣れなくても武蔵野園の入り口入ってすぐ右側にクチボソやザリガニの水槽があり買うことが可能。釣り堀で釣れなくて残念な思いをしたお子様などに人気です。
武蔵野園の魅力は釣り堀なのですが、多くの人が訪れているためか、釣り堀内の魚たちもエサに食べ慣れているのか、なかなか釣れないこともしばしばあります。釣り堀に行ったお土産に、何匹か連れて帰ってもいいかもしれませんね。
4.多くの有名人のサイン
多くのテレビ番組やロケ地として撮影などで利用されることの多い武蔵野園の釣り堀の受付には、入り口にたくさんの有名人の方のサインが飾られています。
サインを見てみると本当にいろいろな番組で特集されたり、撮影に使われていることがわかり、まじまじ眺めてる方もよくいます。「知らないだけで、こんなに武蔵野園は使用されていたんだ」と思わず見入ってしまうので、興味のある方はこちらも見逃さずに見てみてください。
Q.武蔵野園の釣り堀の料金は?
武蔵野園の釣り堀の料金は時間制になっています。大人料金は、半日(4時間)1900円・2時間1200円・1時間700円・30分500円となっています。子供料金は、半日(4時間)1500円・2時間800円・1時間500円・30分400円。小さい子供は飽きてしまうので1〜2時間がベストです。
未就学児でも釣竿を使用する場合は料金がかかります。また、釣りをしなくても付き添いの方は通常通りに料金が発生するので気をつけてください。
和田堀公園・武蔵野園の釣り堀を楽しむコツ
武蔵野園の魅力は伝わったでしょうか。では、さっそく武蔵野園で釣り堀を楽しんでみましょう。武蔵野園で釣り堀を楽しむのには少々コツが必要です。エサをつけてただ垂らすだけでは実はなかなか釣れません。武蔵野園の釣り堀を楽しむコツも一緒に紹介していきましょう。
1.浮きの微妙な変化を見逃さない
武蔵野園の釣り堀にいる魚は主にコイとフナです。実はコイやフナはエサにガブっとかぶりつくことがなく、吸い込むようにして食べます。そのため、釣り竿への反応がとてもわかりづらいのが特徴です。
武蔵野園の竿は竹に糸をつけて、針と浮をつけた簡単な作り。竹のせいなのか、反応がとてもわかりづらいです。浮の動きなど見逃すと、気づいた時にはもう遅くあっという間にエサが取られています。
針にかえしがない
釣り竿についている針には返しがないので、エサに食いついたとしてもなかなか引っかかりません。武蔵野園の釣り堀でいただけるエサは柔らかめの練りエサ。すぐになくなってしまいます。
こちらで借りられる竿は竹に糸と針、浮がついただけの簡素な竿です。武蔵野園では借りられる竿のみではなく、エサや竿の持ち込みも可能。結構持ち込みで楽しんでいる方もいるので、釣ることを楽しみたい方は持ち込みで楽しんでもいいかもしれません。
2.日陰を狙う
魚たちが集まりやすい場所を考えるのも釣り堀の必勝法。魚たちは釣り堀の真ん中よりも、隅っこや日陰になっているところに集中していることが多く、そのあたりを狙って釣り堀の場所を確保しましょう。
釣り堀なので魚はいるはずなのですが、正直フナやコイを釣るのはなかなか難しいのが武蔵野園の釣り堀。しかし、多くの人が訪れるのは、釣り糸を垂らしながらのどかにおしゃべりしたり、季節の風を感じながら過ごせる雰囲気がとてもすてきだからでしょう。
端っこは狙い目
武蔵野園の釣り堀でしっかり釣れている人を見ると、端っこの方に座っている方や、端に竿を垂らしている方が多いように感じます。やはり、武蔵野園での釣り必勝法は端っこです。
また、通路にもなっている座る所(自分が座っているすぐ真下)に垂らすのも良い方法。とても小さいクチボソを釣った方もいました。いろいろな方法を試してみてください。
3.エサの付け方
受付の時にもらえる練りエサ。ただつけるだけでなく少々コツも必要です。大きすぎると魚の口に合わないのでNG。1~1.5センチくらいのボールを作って針にしっかりつけるのがコツです。
エサをつけたら釣り堀の角や縁に沿った部分に入れてみてください。あとはじっと待つのみです。
武蔵野園の釣り堀には30センチ程の大きなコイがいるそう。手応えがあったらサッと竿をひきましょう。初心者でも気軽に挑戦できるのが釣り堀です。コツを参考に楽しんでみてください。
和田堀公園・武蔵野園の魅力は釣り堀以外にも!
和田堀公園の武蔵野園の魅力は、実は釣り堀だけではありません。多くの番組などで紹介されたり、グルメ番組や散歩番組などに出ているのは、武蔵野園の食堂に鍵があります。武蔵野園の釣り堀のもうひとつの魅力を解説していきましょう。
1.グルメドラマで一躍有名に
グルメ好きに人気の「孤独のグルメ」というドラマを知っていますか。原作は漫画で、主人公が仕事の合間に立ち寄ったグルメを紹介していくもので、都内のお店が多く、庶民的なお店を中心に紹介されてます。2012年からテレビドラマ化され、Season1の第5話で武蔵野園が登場しました。
ここで紹介されたのが、武蔵野園の親子丼と焼きうどん、おしるこです。地元では昔から愛されていた人気スポットでしたがこれをきっかけにさらに多くの人が訪れるようになりました。
2.釣り堀を眺めながらの食事
武蔵野園の食事処は大きなビニールハウスのようになっていて、釣り堀を眺めながら食事が食べられることも魅力のひとつです。食堂はとても簡易的な作りなので、初めての方は少々心配になってしまうような作りですが、安心してください。
お料理は店員さんが持ってきてくれますが、カラトリーやお水などはセルフサービスになっています。
3.懐かしい味が魅力の武蔵野園
創業70年を迎えた武蔵野園。武蔵野園の食事処は昔ながらの大衆食堂のイメージで、メニューも居酒屋的メニューから、がっつり食べられるメニューなど、意外にもたくさんのメニューがあり、迷ってしまうほど豊富です。
代々伝わる昔ながらの昭和の雰囲気の料理の数々で、武蔵野園の料理人さんが一生懸命作ってくれています。家庭的な味わいのある料理が魅力的でしょう。
店内が混んでいても大丈夫
休日のお昼時は、武蔵野園の食事処には順番待ちの行列ができます。名前を書いて置くと、武蔵野園の周辺にいればマイクで呼び出しをしてくれます。
店内に入るのに時間がかかるのが嫌な方は、テイクアウトで公園のベンチなどでも食べることができます。武蔵野園の目の前にもいくつかテーブルとベンチがある広場があるので、お店に入れない場合はそれも選択肢に入れておきましょう。
4.食事だけでもOK
武蔵野園は、昔から地元民に愛されていた食事処。釣り堀を利用しなくても食事だけを楽しむのも大丈夫です。
アルコール類やおつまみなどのメニューもあるので、昼間からお酒を楽しんでいる方も多くいます。夏はかき氷、冬はおしるこなどのデザートもあるので、公園にきた親子や散歩の休憩に寄る方も多く、まさに憩いの場。気軽に食事や休憩に立ち寄ってみてください。
武蔵野園・食事処の口コミが気になる方はこちらもチェック!
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和田堀公園の武蔵野園で釣り堀を楽しもう!
杉並区にある和田堀公園の武蔵野園、いかがでしたか。釣り堀と食事が一緒に楽しめるので、1日過ごせてしまいそうです。武蔵野の雰囲気を味わいながら感じる、都会のオアシスのひとつとして、武蔵野園へ行ってみましょう。東京のへそ「大宮八幡宮」からも近いので、散歩がてら散策するのもいいかもしれません。
公園であそんだり、釣り堀、食事も一緒に楽しめる施設はなかなか都内では珍しい場所ではないでしょうか。ぜひ、武蔵野園で新しい休日の過ごし方や楽しみ方を発見してみてください。
つり堀武蔵野園
- 住所〒168-0061
東京都杉並区大宮2-22-3 - 営業時間【平日】9時~17時【土、日、祝日】8時~18時
[定休日]火曜日(定休日が祝日の場合は営業) - アクセス京王井の頭線「永福町駅」より京王バス新高円寺行5分「和田堀公園入口」より徒歩2分
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