LIGHT KNIGHT2 PLUS
LIGHT KNIGHT 2JPN
ネイチャーハイクテント Could up2
プロモンテ VL-27
ニーモ ホーネット 2P
37010 MSR
山岳テントとは
主に登山で使うテント
山岳テントとは主に登山で使うテントの一種です。キャンプ用のテントと比べると軽量かつコンパクトで設営しやすく、専門のメーカーが発売していことが多くホームセンターでは見かけにくくなります。快適さよりも持ち運びやすさ、携帯性を重視したテントが山岳テントです。
快適さよりも携帯性
山岳テントの特徴の一つに携帯性というものがあります。前述したように軽量かつコンパクトになっていて、登山に最適化されたテントになっているため快適さよりも携帯性を優先していて同じ2人用テントだとしてもキャンプ用と比べるとやや小さくなり軽いです。
また、シングルウォールという考え方もあり、フライシートとインナーを1枚の生地でテントを構成することで軽量化した特殊な構造をしたテントなどもありキャンプ用とは異なります。
キャンプでも登山でも使える
きちんと差別化されているモデルもありますが、キャンプ用と山岳用の境界線が曖昧なボーダーレスのテントもあります。登山でもキャンプでも使えるため使い勝手がよく、本格的な登山に挑まない方はボーダーレスのどちらでも使えるテントもおすすめです。
山岳テントと比べると生地が少し厚めで重量が増えやすいですが、その分耐久性の高い生地が使われていたりオールシーズン使えたりと兼用テントは山岳用テントにはない特徴もあります。
初心者でも扱いやすい
山岳用テントは2人用サイズでも設営が簡略化されているものが多く、オーソドックスなドームテントが多いため初心者でも素早く設営できる魅力があります。オーソドックスなドームテントはフレームをインナーテントの中央で交差させて対角線上にあるグロメットに通すものが多く、初心者でも非常に設営方法がわかりやすいです。
山岳テントはキャンプでも使えるため初心者の初めてのテントとしても設営がしやすい点はおすすめになります。
山岳用テントの選び方
1:季節を確認
山岳テントの選び方で大切なポイントは「いつ」、「どこで」使うのかという点です。暖かくなってきた春から初秋にしか使わないならオールシーズンに対応するテント、オプションがあるテントは不要になりますが、冬、積雪した場所でテントを使うなら冬用のオプションがあるテントが必要になります。
最初から冬に使うなら冬に対応した山岳テントを選びましょう。非対応のテントを選んでしまうと冬に再びテントを買い直さないといけません。
2:タイプを確認
テントのタイプの確認は2点あります。まずはインナーとフライシートが別れているダブルウォールか、シングルウォールかという点です。ダブルウォールは快適ですが2枚構造のため重たく、シングルウォールは結露が発生しやすいですが1枚で構成されているため軽量になります。
もう一点のタイプの確認は自立型と非自立型です。登山では下が岩場でペグが使えないということもあるためきちんとどちらのタイプにするか考えましょう。
2:人数の確認
何人で使うかという部分は通常のテントと同じで使用人数に合ったものを選びましょう。山岳テントの選び方のポイントになるのは人数に合ったサイズという点です。
キャンプ用で使うなら2人用に荷物を入れることを考慮して3人用という選び方が多いですが、登山で使う場合テントをバックパックに入れて持ち運ばないといけなくなることから、少しでも軽量なものを選ぶ必要があります。そのため2人なら2人用を選ぶようにしたほうがいいでしょう。
4:設営方法と軽さ
設営方法と重量は山岳テントでは大切な要素です。フレームを対角線に交差させるシンプルなものが多いですが、スリーブに通すタイプだと時間がかかりやすく、吊り下げ式だとスピーディーに設営できます。近年はキャンプ用のテントでも吊り下げ式が多くなったように吊り下げ式のほうが簡単です。
山岳テントは居住性よりも収納サイズ、軽さなどの携帯性が重要になります。広さなどの居住性よりもできるだけ軽いものを選ぶようにしましょう。
2人用おすすめ山岳用テント(コスパ)3選
1:LIGHT KNIGHT2 PLUS
LIGHT KNIGHT2 PLUS
MOBI GARDEN(モビガーデン)が発売する2人用山岳テント「LIGHT KNIGHT2 PLUS」はコスパに優れた山岳テントとして人気のモデルです。低価格ですがコンパクトで軽量で有名メーカーと遜色なく使えます。モビガーデンは人気メーカーのOEMなどを作ってきた信頼性の高いメーカーです。
低価格ですが、バリエーションも豊富で、フライシートにスカートが付いたオールシーズン対応モデルもあります。
おすすめ2人用テントの基本情報
グランドシート(フットプリント)を含めた総重量は、1930gになります。最軽量というわけではありませんが、キャンプ用テントと比べると軽量です。大きさは2人用で130×275(前室60)×高さ105cm、収納時は直径13×41cmになります。
フライシートの耐水圧は3000mm、ボトムは4000mmになり高めの耐水圧に加え、ポリエステル比べ強度の高いナイロン素材が使われている本格的な山岳テントです。
2人用テントのポイント
本品はシリコンにより防水処理が施されているところもポイントです。一般的な防水加工のポリウレタン(PU)と比べると自然劣化、加水分解に強く耐久性の高い防水加工、素材が使われています。またシリコンを使うと繊維の強度が高くなりやすく引き裂きに対する強度が期待できるテントです。
2:LIGHT KNIGHT 2/2 PLUS(JAP仕様)
LIGHT KNIGHT 2JPN
前述したMOBI GARDENの2人用山岳テント「LIGHT KNIGHT 2/2 PLUS」の日本仕様の特別モデルです。通常モデルはハーフメッシュのため風通しがよかったのですが、寒い時期には使いにくい部分になります。
日本仕様のLIGHT KNIGHT 2/2 PLUSは日本の環境に合うように通常のインナーが使われ、開閉式ベンチレーションになり通気性の調整が可能です。フットプリントも軽量化されています。
おすすめ2人用テントの基本情報
コスパが高いおすすめ2人用山岳テントで日本の環境に合うようになったおすすめモデルです。本品はキャンプでも使いやすい仕様ですが、登山用の軽量な日本仕様もあります。
キャンプ仕様で重量2310gになり、68Dの難燃加工のリップストップポリエステルが使われていて少し重たいですがキャンプでも登山でも使えるようになっているおすすめテントです。山岳仕様は20Dナイロン素材で重量が1680gになります。
2人用テントのポイント
日本仕様は2種類あり使いやすいキャンプ仕様と軽量なナイロン素材を使ったものもあります。キャンプ仕様でも2.3kgと比較的軽量なため本格的な登山はあまりせずキャンプが多いという方はキャンプ向きのほうがいいでしょう。逆に高地まで登るという方は軽量なモデルがおすすめです。
選択肢がありそれぞれ日本向きの特別仕様になっていて選べるところはMOBI GARDENの2人用山岳テントの魅力になります。
3:Could up2
ネイチャーハイクテント Could up2
Naturehikeの軽量な2人用山岳テントです。山岳テントとしては低価格ですが評価が高くコスパの高い2人用山岳テントとして人気のアイテムになります。キャンプでも使いやすい入門向けの2人用山岳テントとして使われていることが多いですが耐水圧なども高く初心者におすすめです。
種類としてはダブルウォールですがハーフメッシュのインナーのため冬期では使いにくくなる点だけ注意してください。
おすすめ2人用テントの基本情報
低価格ですが山岳テントとしてきちんと使える2050gです。125×210×高さ100cmとなり、インナーは台形のようになっていて足元が狭いデザインになっています。収納サイズは直径13×40とコンパクトです。
素材は210Tナイロン生地で強度や耐久性があり、耐水圧は4000mmと高めになっていて悪天候に強い高コスパの2人用山岳テントになります。口コミやレビューでもきちんと登山で使っている方が多くおすすめです。
2人用テントのポイント
NaturehikeのCould up2はバリエーションが豊富です。少し高価になりますが、より軽量なモデルやスカートが付き4シーズンでも使いやすいモデルなどもあります。今回紹介したタイプは2人用山岳テントの中でも一番価格が安いモデルとなり、暖かい時期に登山キャンプがしたいという初心者におすすめのモデルです。
2人用おすすめ山岳用テント(会社)3選
1:VL-27
プロモンテ VL-27
人気メーカーのプロモンテが発売する2人用山岳テントです。前述の高コスパテントと比べると本格的な2人用山岳テントになっていて高価ですがその分軽くコンパクトになるなど登山で使いやすいテントになります。
VLシリーズのコンセプトはオールシーズンに対応した小型テントということで風に強く、通気性の高いメイドインジャパンのテントです。本格的な山岳テントを発売している日本メーカーは国産が多く信頼性が高いテントが多くなります。
おすすめ2人用テントの基本情報
本品の大きさは205×120×高さ100cmです。長辺に出入り口があるため荷物置き場となる前室が広めになります。極限まで軽量化されているため使われている素材は薄手の生地となりデリケートなテントですが、引き裂き耐性は旧モデルよりも格段と高くなっていて耐久性が上昇しているロングセラーテントです。
フライシートは20Dポリエステルリップ、インナーは10Dナイロンリップ、フロアは30Dポリエステルリップになります。
2人用テントのポイント
信頼性の高いサプライヤー(部品供給メーカー)の高品質なフレームが採用されているところも大きなポイントです。世界的に有名なDAC社の9.3mmの金属製フレームが使われていて丸みを帯びたドーム状の形状は風に強くなっています。
本品には降雪時でも使用できるように外張りのオプションもありさまざまなシーンで使える本格的な2人用山岳テントになっていてフライシートが標準で付属する点も便利です。
2:ホーネットストーム2P
ニーモ ホーネット 2P
海外の人気ブランド「ニーモ」が発売するウルトラライトパッキングスタイルに向いた非常に軽量な2人用山岳テントです。ニーモの山岳テントは別にありますが、山岳テントよりも軽量なモデルのためとにかく軽さを最優先にしたい方にはおすすめできるテントになります。
初心者は少し設営に手間取るかもしれませんが、非常に軽いため背負っても快適です。また、収納サイズもコンパクトで携帯性が非常に高いおすすめテントになります。
おすすめ2人用テントの基本情報
居住性も携帯性も両立したウルトラライトモデルのため非常に軽量なモデルです。使われている素材はナイロン素材となり軽さと引き裂きに対する強度がある素材になります。
ウルトラライトモデルのためグランドシートとの併用が重要になりますが、特殊な構造で広い215×130×高さ98cmの広さがあり2人で使いやすいです。重量はウルトライトパッキングスタイル向きということで2人用ですがわずか878gしかありません。
2人用テントのポイント
広い天井がホーネットストーム 2Pの大きな魅力です。山岳テントは居住性がキャンプ向きテントより低いものが多く天井が狭い構造が多いですが、本品はボリューマイジングポールクリップと呼ばれる特殊なパーツを使うことで台形のように天井を広げていて2人でも使いやすくなっています。
軽さと居住性を両立し、きちんとフライシートもある非常に使いやすい2人用山岳テントです。
3:フリーライト3
37010 MSR
3シーズン向きの軽量なウルトライトパッキングに向いた人気メーカー「MSR」の2人用山岳テントです。種類としてはダブルウォールの自立式ですが、最軽量クラスとなり他の2人用山岳テントと比べても軽量な部類になります。
MSRだけしか使えない独自ポール「イーストンサイクロン」を採用し軽量ですが、強い弾力性があり強風が吹きやすい場所でも押しつぶされても復元力が高く耐久性のあるポールが使われていて強度が高いです。
おすすめ2人用テントの基本情報
2人用山岳テントとしては非常に軽く総重量で1140gしかありません。大きさは213×127cm、前後に荷物置き場となる前室があり荷物の管理が簡単なところもポイントとなり、前後2箇所の荷物置き場は非常に使い勝手がいいと評価されています。
2人用山岳テントとしては非常に軽いため素材は薄手の生地が使われていてフライシートが15Dリップストップナイロン、インナーが10Dナイロンマイクロメッシュです。
2人用テントのポイント
2人用山岳テントということで前後に荷物置きがあり、出入り口も両面あるため非常に出入りしやすいです。2人用山岳テントを紹介してきましたが2つの荷物置き場、2つの出入り口など2人用として使いやすい構造になっているところが本品の大きなポイントです。
2人用山岳テントの選び方として構造を確認するというのも大切になります。
2人用おすすめ山岳用テント(冬対応)2選
1:カミナドーム2
カミナドーム2
4シーズンに対応した冬でも使いやすいタイプの2人用山岳テントを紹介します。ファイントラックのカミナドームは内張りが使え保温性が高められる2人用山岳テントです。また、雪用のスノーフライもあとから付けられることから冬に強い2人用山岳テントとして人気があります。
内張りや外張りがありますが冬期専用オプションとなり、普段はフライシートとインナーのダブルウォール仕様で扱いやすい2人用山岳テントです。
おすすめ2人用テントの基本情報
カミナドーム2の大きさは130×212cmとなり一般的な2人用山岳テントと比べると少し大きい過ごしやすいテントになっています。収納サイズは本体8×17×27cm、ポールは39cmとなり、重量は総重量で1460gと山岳テントらしい軽量な作りになっていて持ち運びやすいです。
フライシート、インナー共にナイロン素材が使われ、ポールはジュラルミンが使われていて軽さと強度を両立した2人用山岳テントになります。
2人用テントのポイント
オプションが多く保温力を増したり、雪専用のフライシートを後から取り付けられるところが大きなポイントです。厳冬期に登山やキャンプをしたいと方におすすめのテントとなります。また、一般的な山岳テントと比べると少し広めになっているとこも魅力になり標準的なドーム型のため設営しやすいです。
2:エアライズ2
エアライズ2
日本の山岳テントを作っているメーカー「アライテント」の代表作の一つです。2人用山岳テントとして人気ですが本品は雪用のスノーフライを後から付けられるため4シーズンに対応した使いやすい2人用山岳テントになります。
山岳テントの特徴でもある風で潰されにくい吹き流し型のベンチレーションがある職人の手作りテントで。2人用としては使いやすい大きさなど魅力が豊富にあるおすすめテントです。
おすすめ2人用テントの基本情報
2人用山岳テントとなるエアライズ2の大きさは130×210×105cmです。2人で使えるサイズ感となり重量は1550gで軽量です。収納サイズは本体が直径15×30cm、フレーム38cmになります。
素材はインナーが28dnリップストップナイロン、フライシートが30dnリップストップナイロンPUコーティング、フロアが40dnナイロンタフタPUコーティングと比較的厚めのナイロンが使われている2人用山岳テントです。
2人用テントのポイント
国内の山岳テントの人気ブランドの中でもオプションを追加することで冬でも使える2人用山岳テントです。設営が簡単かつコンパクトで軽量な定番のテントということで初心者から上級者までおすすめのモデルになります。また、オプションを使うと冬でも活躍でき冬用山岳テントを買い足さなくてもいいところもポイントです。
おすすめ2人用山岳用テントのまとめ
さまざまなテントから使いやすい物を探そう
2人用山岳テントは種類も多いです。低価格な2人用山岳テントからプロが使うような山岳テントまで種類は豊富にあるため「いつ」、「どこで」使うのか考えて最適なものを選ぶといいでしょう。山岳テントは使用人数が2人の小型テントでも高価な物が多いため失敗しないように注意しながら自分に合ったものを選んでくださいね。
近年は低価格な2人用山岳テントも増えてきたので初心者でもテント泊に挑戦しやすくなっています。
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