はじめに:手作りジョウロの簡単な作り方
子どもの水遊びにも使える手作りジョウロ
家にあるような身近なもので作れてしまう手作りジョウロ。夏の暑い時期には子どもの水遊びのおもちゃとしても重宝します。ちょっとした園芸用には大きな水流の強いジョウロよりも手作りジョウロのちょろちょろとした水の方が植物に優しいこともあります。
自分や子どもたちのニーズに合わせたジョウロを手作りしてみませんか。かかるコストは捨ててしまうものや家にあるもので間に合うため、ほぼ0円です。
牛乳パックやペットボトルの手作りジョウロ
今回は手作り工作で人気の材料であるペットボトルや牛乳パックを使った手作りジョウロの作り方をご紹介しましょう。大人の方が園芸に使う場合は、少し使いにくい点の改良方法もあわせて解説します。
100均の手作りジョウロキャップよりも安くできる、手作りジョウロの自作方法を知りたい方必見です。
手作りジョウロに使える材料と道具
牛乳パックを使うかペットボトルを使うかによって出来上がりの強度こそ変わりますが、水を入れられる容器に水が幾筋にも出てくるようにしてあげればよいので、基本的には難しい工作スキルや材料・道具も必要ありません。
手作りジョウロの材料や道具1.
手作りジョウロでよく使われるのがペットボトルです。加工することを考えると硬いものよりもやわらかくすぐ切れる・穴があくものがおすすめです。子どものおもちゃ用には持ちやすい小さなペットボトルを。大人が園芸用に使うのであれば2リットルペットボトルはたくさん水も入り使いやすいです。
ただし小さなペットボトルは硬いプラスチックでできていることが多いので、押すのに大変そうであれば500mlくらいのやわらかいものをつかうのをおすすめします。
手作りジョウロの材料や道具2.
ジョウロなどシャワー状に水を出すにはいくつか穴を開ける必要があります。穴あけ道具としておすすめなのが針です。あまり大きな穴を開けるよりも小さな穴を開けた方がシャワー感が出る作りとなります。
子どものおもちゃにする場合は、水の勢いなど調整しつつ千枚通しや釘など穴が開けられそうなもので代用することも可能です。
手作りジョウロの材料や道具3.
ペットボトルを切って使うときは切り口が危ないのでビニールテープで補強します。水を使うので必ず防水性があり粘着力が強力なものがおすすめですが、取れたら張り直すのが気にならないという方は、剥がれてもよいという気持ちでおしゃれなテープを使うのもひとつの方法です。
ビニールテープも赤や黄色・青など複数の色を用意しておくと、カラフルなストライプが貼るだけで作れて、簡単に楽しい雰囲気の手作り作品になりますよ。
手作りジョウロの材料や道具4.
手作りのジョウロ作りは工作になりますので、はさみやカッターなど切る道具。バケツ型にするなら持ち手となるもの(ビニールテープやモールなどの紐類)も必要となるでしょう。
どれも安全に切れればよい・持ち手として使う間だけくらいの耐久性があればよいと考えて、家にあるようなもので代用していきましょう。ずっと使うようなものではないので、できるだけコストをかけないことをおすすめします。
牛乳パックやペットボトルで手作りジョウロ
それでは早速手作りのジョウロを作っていきましょう。自作方法はとても簡単なものばかり!子どもが大人のマネをしてお花に水をあげたい!といいだした時にすぐに作って使わせてあげましょう。
カラフルな防水テープで飾り付けをすれば、さらにきれいで楽しく手作りジョウロを使うことができますよ。持ち手を付けたり飾りを付けたりと自分流のアレンジ方法もお試しください。
手作りジョウロの作り方1.
芽を出したばかりの植物にやさしい
こちらは植物を育てていて、芽を出したばかりの小さな株に普通のジョウロでは水流が強くて土が穴ぼこだらけになったり苗が倒れてしまうため、必要にかられて工夫した手作りジョウロの作り方です。
すぐ作れる基本的な簡単な方法となっているので、仕組みも単純でわかりやすいのが魅力。穴の位置はペットボトルの肩部分としていますが、これも使いやすい場所に移動させたり、牛乳パックで作ってみてもよいでしょう。
このジョウロの手作りポイント
こちらは手で持ちやすい小さめのペットボトルの肩部分に針で穴を開けるだけの構造です。使用しているのは100均で売られている針セットの一番細いもの。穴が大きいとうまくシャワーにならないので、いくつかペットボトルジョウロを作ってお好みの水の加減を見つけてみましょう。
穴の向きや安全にも注意
ポイントはペットボトルの肩(太い部分から飲み口に向けて細くなっていく部分)に垂直に穴があくようにすることで、これが曲がると水の方向がばらばらになってしまいます。針をそのまま手で持つと手を痛めてしまうこともあるので、厚紙ではさんで穴を開けるようにするとうまくいきますよ。
手作りジョウロの作り方2.
子どもの水遊び用にかわいいジョウロ
こちらは前半はペットボトルスコップの作り方となっているため、ジョウロの作り方だけを知りたい方は0:18あたりから御覧ください。使用するのはペットボトルと切る道具・切り口処理のためのビニールテープ・持ち手用の紐です。
子どもが使うのであれば、かわいいシールなどを貼って子どもが喜ぶ見た目にも気をつけてると素敵な作品になるでしょう。
このジョウロの手作りポイント
大きめの2リットルのお茶などのペットボトルの底部分を使います。子どもが使うのにちょうどよいバケツ状になるくらいの高さでカット。子どもに使わせる時には特に、切り口にビニールテープを貼り付けて怪我防止してください。
底に水が出る穴を開け、上部には持ち手の紐を通す穴をあけて持ち手を作ったら完成です。
穴の大きさや使い方
あまり穴が小さいと水がよく出なくて子どもがいらいらしてしまうこともあるでしょう。千枚通しなどで底部分に均等に穴をあけていってください。目安はただ持ち上げただけでも、水が筋になって流れるくらいにします。子どもが使うので楽しい飾り付けをしてあげると喜ばれますよ。
手作りジョウロの作り方3.
キャップの開け締めで水を調整するジョウロ
ペットボトルは穴をあけるだけでシャワーやジョウロのように使えることで、これらの水を使った道具作りにはよく使われる素材です。穴を開ける場所を変えることで使い勝手も変わったりします。
こちらは底に穴を開けるタイプの手作りジョウロの作り方。キャップの開け締めで水が出たり止まったりするので、思いのほか便利です。
このジョウロの手作りポイント
ペットボトルはぺこぺこと柔らかいものや炭酸飲料が入っているような底が硬いものなど選び方で作りやすさが変わります。特にこのように底に穴を開けるタイプは、一番硬い部分に穴を開けなければいけないことにもなるので、ペットボトルは選びましょう。
水がきれいなシャワー状になるように均等に穴を開けることが手作りのコツです。使う時はキャップを開けて。使い終わったらキャップを閉じると、シャワーのようには出なくなります。
牛乳パックで作るシャワー
子どもが喜ぶ動きのある手作りシャワー
植物の水やりにも使えますが、このような動きのある工作はただ水が出るだけのものよりも子どもが喜びます。水遊び用に牛乳パックの水車のような回るシャワーを作ってみましょう。手作りするには曲がるストロー・空の牛乳パック・紐が必要です。
詳しい手作り方法はメグミルクのHPで
手作り方法は簡単で、牛乳パックにストローが入る大きさの穴をあけ、曲がるストローを動画のような形になるように差し込みます。
上部に穴をあけたこ紐などを取り付けて吊ることで、水の勢いでくるくるまわるシャワーのできあがり。詳しい手作り方法を知りたいという方はメグミルクのHPでご確認ください。
手作りジョウロを使いやすくする工夫
似たようなペットボトルや牛乳パックの手作りジョウロの作り方も、どこに穴をあけるのか・どんな大きさの穴にするのかなどで出かたや勢いが変わって使いやすい使いにくいができてきます。ここでは手作りジョウロを使いやすくするコツをご紹介しましょう。
使いやすい手作りジョウロの工夫を
押さずに出る手作りジョウロ
手作りのペットボトルジョウロは底に穴を開けてキャップの開け締めで調整するほかは、ぎゅっと手で押すことで水を出すような仕組みになっているものがほとんどです。これを押さなくても水が出るように工夫できたら使いやすそうだと思いませんか?
市販品にある空気が入るキャップを手作りで
押さずに水を出すようにするには、空気が入るストローを別に取りつけることで実現可能です。ホームセンターで売られているペットボトルシャワーのキャップにはこのような空気を吸い込む管が付いているものもあります。
空気を入れることで水が出る手作りじょうろ
手作りでもこのような仕組みを作ることは簡単。手持ちのできるだけ太いストローを水が出る穴の真ん中に取り付けます。こうすることにより水が出ようとするとストローから空気が入り、ペットボトルと外側の圧力を均等にする働きが起こり水が出るようになるでしょう。
この手作りジョウロの作り方のコツ
真ん中のストロー部分は他の穴よりも大きめに作ることが大切です。またストローがしっかり固定されるようにきつめに作るか、グルーガンなどでしっかりと穴のすきまを埋めるのも、押さずに水がでる使いやすい手作りジョウロの作り方のコツです。
100均のキャップ交換型ジョウロのレビュー
最後になりますが、先程も少し話に出てきた100均で売られているペットボトルジョウロ用のキャップのレビューについて触れていきましょう。いろいろなタイプのキャップを実際に使っている動画がありますので、こちらも是非御覧ください。
100均手作りジョウロキャップの種類
ダイソーやセリアなどいろいろな種類がある
100均でもそのブランドによってデザインは少しずつ違います。穴の大きさにも違いがありますが、使い勝手はほとんど同じイメージです。種類はシャワータイプ・太い水が出るタイプとあります。シャワーではありませんが、園芸用に逆さにして土に差すタイプの口がセットになっているものもあります。
100均手作りジョウロキャップの水の出方
穴がたくさん空いているものは、力を入れてペットボトルをへこませると水流はシャワー状に出ます。力を入れないと出ないのは、自作のペットボトルジョウロと一緒ですね。
穴がひとつで大きい場合は、取りつけるペットボトルの柔らかさに寄っては自然にぽとぽとと水が漏れる場合もあります。しっかりとした水流で出そうとするとこちらも力を入れて押す必要がでてくるでしょう。
手作りが面倒な方向きの100均商品
水の出かたなどは自作の手作りジョウロとそれほど違いがありません。キャップ部分を取り替えることにより、たくさん水をあげたい時は2リットルペットに付ける・子どもにお手伝いさせるときは小さなものになど容器側を変えるのが楽という利点があるでしょう。
基本的には自作のジョウロとほぼ同じくらいのスペックと考えてもよいです。かわいいデザインや作る手間が面倒・うまく作れないという方は100均のキャップを買った方が早く簡単にペットボトルジョウロが作れます。
まとめ:子どものおもちゃにも!手作りジョウロ
水遊びや園芸に使える手作りジョウロ
ペットボトルや牛乳パックは、飲み物をよく飲まれる方はゴミとしてたくさん出る場合も多いでしょう。リサイクルごみとして別のものに生まれ変わってもらうのもよいですが、どうせ捨ててしまうものですからその前に手作り工作の材料として活用していきましょう。
子どものおもちゃやちょっとした園芸用ジョウロとして、夏休みなどのまとまった休みで飽きてきている子ども楽しみとして、一緒に工作するのも楽しそうですね。
手作りが気になる方はこちらもチェック
今回は手作りジョウロの作り方をご紹介してきましたが、暮らしーのではこのほかにもいろいろな手作りに役立つ記事を発信しています。子どもも大人も楽しいスライム作りの方法や、手作りせっけんの作り方などご興味のある方はこちらも是非チャレンジしてみてくださいね。
手作り石鹸の作り方講座!必要な道具や材料など、初心者でも簡単なレシピを大公開!
手作り石鹸の簡単な作り方をまとめました。道具や材料を一度そろえれば、あなただけの手作り石鹸をいくらでも作ることができますよ!作り方の他にも、...
手作りスライムは簡単?基本の作り方&インスタで話題の海外風スライムの作り方!
スライムの作り方を覚えて手作りし、インスタにアップすれば注目を集められます。スライムの作り方は簡単で、材料となる洗濯のり、重曹、ホウ砂を適切...
出典:https://photo-ac.com/