島原産塩蔵くきわかめ
三陸産 茎わかめ乾燥
はじめに:茎わかめのヘルシーな食べ方紹介
茎わかめを美味しく食べる方法
茎わかめはお好きですか?そのままサラダとして食べてもいいですし、おつまみやお惣菜にもアレンジするレシピも豊富にあります。
ヘルシーな海藻ですので罪悪感なく食べることができるとこもろ人気です。市販のお惣菜もよいですが、茎わかめのサラダやおつまみを自分で作ってみませんか。
食感を活かした茎わかめのレシピを紹介
今回は茎わかめの調理方法の違いによる戻し方の工夫から、はじめて茎わかめ料理にチャレンジされる方にもわかりやすい、こりこりしゃきしゃきの楽しい食感を活かした美味しい食べ方をご紹介します。
茎わかめの選び方も悩むという方は後半に生と乾燥のおすすめの茎わかめ商品もご紹介していますので、そちらも是非御覧くださいね。
食べ方の前に知りたい茎わかめのこと
茎わかめの戻し方や食べ方レシピをご紹介するまえに、まずは茎わかめとはどのような食品なのか。その特徴や美味しい時期・タイミングも見ていきましょう。生茎わかめが手に入りにくいという方は、この旬のタイミングを逃しているかも知れません。
茎わかめの基本情報
科・属 | コンブ目チガイソ科ワカメ属 |
日本の主な産地 | 三陸地区・鳴門地区 |
英語名/学名 | Sea mustard/Undaria pinnatifida (Harvey) Suringar |
分類 | 海藻 |
茎わかめとは
茎わかめはわかめの茎の部分や茎の部分を含むわかめのことをいいます。昔はわかめはやわらかな葉の部分のみを商品として出荷されており、残りの茎の部分は漁師さんたちが、自家用としてこりこりの食感を楽しむ産地だけでの味として食べられていました。
しかしその歯ざわりのよさなどの評判を聞いた人から、家庭でも食べてみたいという声が増え流通されるようになったものです。
茎わかめの特徴
葉のわかめと比べると少し硬めで厚みもあるところが、茎わかめの部分です。わかめを植物として株で見ると根元の部分がめかぶ・茎の部分とそのまわりが茎わかめ・茎から出てくる葉の部分がわかめと3種類の食品として扱われていますが、どれも同じ植物からとれる食べ物です。
茎わかめの美味しい時期は
海の中は陸上よりも温度変化がゆるやかで、わかめもいつもあるようなイメージを持たれている方もいるでしょう。しかし養殖のわかめにきちんと美味しい時期・旬というものが存在します。
茎わかめの美味しい収穫時期は3-4月。保存もきく食品ですので通年スーパーマーケットなどに並んでいますが、製造日をチェックして3-4月に収穫しそれ以降加工されたものが一番美味しく栄養もたっぷりなものがいただけます。
旬の時期には生茎わかめも出回る
乾燥されたものや塩漬けなど茎わかめの保存方法は主に2種類。ただし茎わかめを収穫する時期だけ、産地や通販で特別に生の塩けのない茎わかめが手に入ります。保存期間は短くなりますが、水に漬ける時間もかからず調理するのにも使いやすいですし何よりも採れたての茎わかめは絶品です。
茎わかめの栄養は
砂糖やみりんなどで調理されていない茎わかめだけのカロリーは(100g)で15kcalとヘルシーです。糖質は0.4gですので糖質を気にされる方にも遠慮なく食べることができるダイエットにも適した食品。
お通じをよくしてくれる食物繊維・カルシウムの定着を助けるビタミンK・体に必要なミネラルが豊富な食材となっています。
食べ方で変える茎わかめの戻し方
茎わかめは食感とヘルシーさが人気の食材。生の茎わかめをあらかじめ味付け加工して個別包装されたものも売られていますが、自分でアレンジしたべたい場合は塩で保存加工されたものを戻して食べるのが一般的。
この戻し方も使用する料理により時間を調整することで、できあがりの食感や美味しさが変わります。
食べ方で茎わかめの戻し方を加減する
塩茎わかめのもどし方は簡単で時間は、お好みにもよりますが3-6時間が標準です。使うものは真水(水道水でOK)とつけておくためのボウルなど容器のみ。すべて戻してしまうと消費期限が短くなってしまいますので、食べるときに食べる分だけ戻すという方法がおすすめです。
茎わかめを加熱して食べる場合
佃煮など煮物として加熱して食べる場合は、調味料が入るのでより塩を抜く必要がでてきます。
少し意外なようですが生食よりも長めに水につけ、6時間くらいはつけるようにすると出来上がりがしょっぱいなどの失敗を防げます。つけておく水も2-3回新しいものと交換しながら水に漬けてください。
茎わかめを生で食べる場合
茎わかめをサラダで召し上がる場合は、煮物よりも時間は短時間でOK。だいたい3時間くらい水に漬けておけばサラダにするのにちょうどよい塩加減に塩抜きができているでしょう。
生の茎わかめならおしゃなサラダにも
旬の時期にまれに手に入る生の茎わかめ。塩や乾燥のものと違い戻す手間がないので、洗って切ってすぐにサラダとして食べることができます。マヨネーズで和えた茎わかめサラダを見かけることも多いですが、海藻にはポン酢などさっぱり系のドレッシングがおすすめ。
甘めのごま油の風味が効いた中華風ドレッシングでいただくのもまた格別です。サラダ用食材の彩りなどを考えつつおしゃれなサラダをいただきましょう。
簡単な中華ドレッシングの作り方
みりん 100ml
酢 100ml
醤油 100ml
ごま油 50ml
新玉ねぎ 半分
塩 少々
コショウ 少々
いりごま 少々
茎わかめのサラダにおすすめの中華ドレッシングの簡単で美味しい作り方です。材料を上から順に容器に入れていき、新玉ねぎをすりおろしたタイミングでよく混ぜ合わせます。
味をみながら塩やこしょうで味を整えてできあがり。材料さえあればすぐできるので、サラダが食べたいけれどドレッシングがないという時に作ってみてください。
ヘルシーなお惣菜に!茎わかめの食べ方
茎わかめにしっかりと味付けをするレシピの場合は、塩がすっかり抜けるよう長時間水につけて置くことが必要ということがわかりましたね。それをふまえて、茎わかめそのままサラダやアレンジレシピを作っていきましょう。
茎わかめの食べ方1.
茎わかめきんぴらレシピ
茎わかめ 200g
ごま油 少々
出汁 100g
酒 15g
みりん 15g
醤油 15g
砂糖 15g
お好みで 白ゴマ
茎わかめのこりこりとした部分はきんぴらにしても美味しくいただけます。またわかめの株がまるのまま手に入れば、色の変化を楽しみながらサラダ感覚でいただくわかめしゃぶしゃぶもおすすめです。この2つのレシピをひとつの動画でご紹介していきましょう。
きんぴらとしゃぶしゃぶの作り方レシピ
水にもどしたわかめは、茎の部分と葉のわかめの部分に分けます。茎わかめはきんぴらにするのですが、細いところはざくざくと大きめにカットして食感を残す感じで。太くて厚みもあるところはななめに切るとよいでしょう。
砂糖やみりんなど調味料できんぴらにしてお好みでごまをふりかけて美味しいおつまみに!葉の部分はさっと熱湯にくぐらせてポン酢でいただくしゃぶしゃぶでいただきましょう。
茎わかめの食べ方2.
食べ慣れたコンビニ風の味付けレシピ
茎わかめ 300g
酢 100ml
砂糖 大さじ3杯
白だし 大さじ1杯
茎わかめの味のイメージがコンビニで売られているおつまみの味という方も少なくありません。誰の口にも合うように工夫されているのですから、それも当然というもの。
茎わかめのアレンジ料理を作ってもなんだか味にしっくりこないという方は、このレシピで作ってみてはいかがでしょうか。もしかしたらこの味が求めていた茎わかめの味付けかも知れません。
簡単な茎わかめのおつまみの作り方
茎わかめは塩抜きの意味も含め真水に一晩しっかりつけておきます。3-4cmほどの長さにカットしたあと細切りに。調味料を大きめのタッパなどに合わせて砂糖をしっかりと溶かして用意しておきましょう。
細切りにした茎わかめを漬け込んで味がしみればできあがりです。食べる時間の2時間前くらいに準備しておけばOKです。冷蔵庫で保存すれば数日食べられます。
茎わかめの食べ方3.
茎わかめのお惣菜!ごま油炒めレシピ
茎わかめ 1株分
ごま油 適量
酒とみりん 1:1同量
醤油 加減をみながら
ごま 適量
生の茎わかめが手に入る時期であったり、前日に戻してあれば朝でもさっと短時間でできてお弁当のおかずにも合う茎わかめのごま油炒めです。みりんと酒は茎わかめ全体に絡まる量で同量。
茎わかめそのものに塩味がある場合がありますので、醤油は味をみて加減してください。最後に白炒りごまをお好みでふりかけてできあがり。数分あれば食べられるとても簡単なお惣菜で、忙しいときのお酒のあてにもぴったりです。
茎わかめの食べ方4.
茎わかめをやわらかい煮物に!
くきわかめ(ひと晩水に漬ける) 500g
酢 30ml
みりん・酒 各50ml
砂糖 130g
しょう油 50ml
干しシイタケ(2時間~ひと晩水に漬ける) 20g
干しシイタケ戻し汁 180ml
茎わかめも長時間煮込むことでやわらかく美味しい煮物になります。煮物の定番・味しみのよい干し椎茸と合わせてごはんによく合うお惣菜を作ってみましょう。通常の煮物の作り方とみりんや砂糖のタイミングが少し違うので要チェックです。
やわらか茎わかめの食べ方レシピ
塩茎わかめであれば前の晩からしっかりと塩ぬきをしてください。3-4cmに切ったものを縦に細切りにしたものを煮込んでいきます。干し椎茸は水で戻して戻し汁も煮汁に使いますので捨てずにとっておきましょう。
最初に酒とみりんで乾煎り、そのあと砂糖などほかの調味料を加えていきます。落し蓋をして煮汁が半量程度になるまで中火で煮詰めていきます。火を止めて30分粗熱を取り味をしみさせたら食べごろです。
茎わかめの食べ方5.
味噌汁の具材に困ったら!
●茎ワカメ(生)30g
●豆腐150g(1/2丁)
〇水300cc
〇和風顆粒だし小さじ1/2
★味噌大さじ1
※小葱(お好みで)適量
茎わかめは味噌汁の具材としての食べ方もおすすめです。わかめと少し違いあらかじめ茹でておくことで朝の忙しい時間でも、さっと味噌汁を作ることができます。
粉末ダシでだし汁を作ったら茎わかめを入れてひと煮立ち。そのあと食べやすいサイコロ状にカットした豆腐を加えて温まったら最後に味噌を入れて溶けたらできあがりです。味噌はぐらぐら沸騰させると風味が損なわれるので溶ければOKと考えておきましょう。
食べ方豊富なおすすめの茎わかめ
手軽に食べられる生茎わかめ
島原産塩蔵くきわかめ
生で塩漬けにされた茎わかめは塩抜きすることですぐに調理につかえて便利です。急いで食べたいという時にもすぐに対応できるでしょう。国内産の茎わかめだから安心してお召し上がりいただける一品です。
茎わかめの産地として名高い島原産の人気メーカー品で、口コミでも評判が高いものとなっています。
この商品の口コミは
塩抜きもわりと早く、食感もよく、気に入りました。
あらかじめ細くカットされた塩漬けの茎わかめです。そのまま使うと塩辛いので水で塩抜きしてからいただくのですが、細かくカットしてあるため塩も抜けやすく時間の節約になります。茎わかめを食べたいけれど塩抜きの時間がかかるのが難点だという方にはおすすめの商品です。
長期保存で食べ方豊富な乾燥茎わかめ
三陸産 茎わかめ乾燥
生の茎わかめは冷蔵庫での保存をしないと短時間で食べきらないといけませんが、そんなスペースを確保しづらいという人にも安心して茎わかめをストックしておけるのが乾燥された戻して食べるタイプの商品です。湿気と虫に気をつけて冷暗所に保管すれば、水で戻して調理に手軽に使えます。
この商品の口コミは
食べたい時に好きなだけ食べられるのが嬉しいです
旬の時期ならば生でいただきたいところですが、オフシーズンでも茎わかめを食べたいときには長期保存が可能な乾燥ものがおすすめです。いつでも食べたい茎わかめ好きな方から受けています。また乾燥しているためかさも減り場所を取らないのも魅力です。
まとめ:アレンジして美味しい茎わかめ食べ方
茎わかめの食べ方レパートリーを増やそう
茎わかめの食べ方はそのまま塩抜きをしてサラダで食べる方法と煮物やきんぴら・佃煮など和食アレンジなどもたくさんあります。最近では味付けされた茎わかめも個別包装で売られていますが、それらをちくわの穴に詰めて食べやすい大きさにカットするだけでも、簡単に美味しいおつまみとして食べることができますよ。
生が手に入りにくい時期には、味付け茎わかめも料理にプラスして健康的でヘルシーな海藻を積極的に食べていきましょう。
茎わかめや食べ方が気になる方はこちらもチェック
今回はしゃきしゃきとした食感が特徴の茎わかめの戻し方や美味しい食べ方・調理方法レシピなどをご紹介・解説してきました。このほかにも暮らしーのでは茎わかめのレシピや魚のさばき方・食べ方などの詳しい記事を発信しています。こちらも是非見てくださいね。
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出典:https://photo-ac.com/