DIYで作れるストックヤードとは
勝手口、裏口という意味
ストックヤードはDIY施工できます。しかし、そもそもストックヤードとはどのようなスペースのことを指しているのかわからないという人も多いでしょう。ストックヤードとはつまり、勝手口、裏口という意味です。
この勝手口がある自宅は、このスペースを無駄にしていることも多いと言えます。ストックヤードを上手にDIY施工することで、簡単におしゃれに、そして実用性のある収納スペースに変えることができると言えるでしょう。
DIYでストックヤードを作る前に
まずは使い勝手などから検討する
DIYでストックヤードが作れると聞けば、すぐにでもDIY作業に取り掛かりたいと思うかもしれませんが、まずは詳細に計画を立てることが先です。木材などを利用しておしゃれな作り方をしても、実用性がなければ意味がありません。
DIYにてストックヤードを作る前に、まずは実際にそのスペースを利用する人の意見をしっかりと聞きましょう。家族の中で誰がどのように使用するのかを考え、収納スペースやその素材などを検討していきます。
DIY施工できるストックヤードのメリット
空いたスペースを有効活用できる
勝手口が空いたスペースになっていませんか。このスペースを利用すれば、ストックヤードを設置することができます。つまり、ストックヤードは空いたスペースを有効活用できるということです。
こうしたデッドスペースは、戸建て住宅であればそのスペースの広さにもよりますが、大抵はあるはでしょう。使っていないスペースを活用して、便利なストックヤードをDIYで作ってみてください。
目隠しになるため見栄えが良くなる
DIYにてストックヤードを施工すれば、勝手口周辺がとても綺麗に見えます。今までに何となく行き場を失っていたものでも、ストックヤードに入れておけば、かなりスッキリとした勝手口になるでしょう。
また、DIYでストックヤードを設置すれば、完全な目隠し状態になりますので、防犯面においても有利と言えます。屋根や扉へのカギを取り受ければ、よりその効果は高まりますので、DIYでストックヤードを設置するのは大きな意味があるのです。
雨風を防ぐことができる
DIYにてストックヤードを作る方法なら、外に出している道具などの雨風を防ぐことができます。ストックヤードにDIYでしっかりとした屋根を取り付けることで、大切な道具を守ることができるでしょう。
ストックヤードは見た目がいいだけではなく、しっかりとした実用性も得ることができるのです。DIYでのストックヤードの作り方方法を工夫すれば、より実用性に優れたものにすることもできるでしょう。
使いたいときにすぐに探せる
今まで必要な道具を思い思いに勝手口に置いていた場合、使いたいときにどこにあるのか探してしまうというトラブルになっていたかもしれません。しかし、DIYにてストックヤードを設置すれば、こうしたストレスから開放されるでしょう。
ストックヤードの中に棚などを設置することで、どこに何があるのか一目瞭然になります。自分のイメージ通りに作れるのもDIYのメリットと言えるでしょう。ストックヤードがあることで、作業を行うときのもたつき防止にもなります。
ゴミの一時的な保管場所にもなる
ストックヤードは使い方を工夫すれば、さまざまなスペースに早変わりします。例えばDIYで作ったストックヤードをゴミの一時的な保管場所に使ってみましょう。ゴミ捨てができなかった場合や、ゴミがたくさん出た場合は置き場所に困るはずです。
勝手口にそのまま置いておくと、猫や野鳥などが荒らす可能性もあります。DIYでストックヤードを作っておけば、一時的なゴミステーションに使えるのです。発想を変えれば、さまざまな利用方法が思いつくでしょう。
洗濯物の干場としても活用できる
雨が降っているときには、洗濯物の干場に困るでしょう。DIYでストックヤードを作っておけば、最適な洗濯物の干場にもなるのです。もちろん、屋根を付けておけば、雨を完全に防ぐことができます。
また、屋根の素材をアクリルなどの波板にすれば、光のみをストックヤードに取り入れることもできるでしょう。DIYでストックヤードを作れば、工夫次第でさまざまな利用方法ができるということです。洗濯物の干場にすれば、実用性がかなり向上します。
費用を大幅に削減できる
DIYにてストックヤードを設置すれば、費用を大幅に削減できるでしょう。既製品のストックヤードでも、製品だけで10万円ほどかかります。また、設置場所によっては施工費にさらに10万円発生するかもしれません。
DIYにてストックヤードを設置すれば、材料を既製品の半分以下に抑えることも可能です。また、施工費はもちろん無料と言えます。その分、手間や時間はかかってしまいますが、費用面を意識すればDIYの方が確実に得です。
DIYで作れるストックヤードの素材
アルミ製なら耐久性が高い
ストックヤードの素材と言えば、多くの人はアルミ製をイメージするのではないでしょうか。アルミ製は雨風に強いという特徴があり、総合的に耐久性が高いため自転車置き場としても使われます。
また、アルミ製の場合は自分での作り方ができないということもあるのです。多くのアルミ製のストックヤードは既製品のため、形状やサイズが決まっています。ほとんどの場合は、材料の手配を含めて施工もプロに依頼をすることになるでしょう。
木製はDIY向け
木製のストックヤードは、まさにDIY向けです。木製は材料が入手しやすく、図面などを用いれば細かい部分まで自分好みにDIY施工ができます。材料を上手に入手することで、費用も大幅に抑えることもできるでしょう。
何より木製のストックヤードはとてもおしゃれです。材料を木製にすることで、家全体に雰囲気を壊すことなく設置できます。もちろん、主となる収納面についてもしっかりと図面で検討することでイメージ通りの収納能力を確保することができるでしょう。
木製のストックヤードのDIY方法
まずは設計図面の作成
まずはDIYでストックヤードが作れそうな場所を見つけます。そしてその場所の図面を作成していきましょう。図面を作るのは面倒と思うかもしれませんが、図面は失敗しないストックヤードが作る上で重要なものになります。
図面は手書きでも問題はありません。寸法などをできるだけ詳細に計測して図面に落とし込んでいきましょう。その図面のサイズでストックヤードのDIY施工を進めていきますので、慎重に図面の作成を時間をかけて作ってください。
材料の購入
図面を作ったら材料を購入します。木製の材料はカットすることを想定して、図面よりも少し大き目のサイズを選びましょう。木製の材料を揃えるのは簡単ではありません。ホームセンターなどでじっくりと時間をかけて材料選びは行う必要があります。
また、木製の材料はカラー選びにも注意しましょう。材料の塗装を行わない場合は、おしゃれな収納スペースにDIYするために最初から塗装された木製の材料を購入することも考えてください。
基礎作り
ストックヤードのDIY施工で基礎となる部分は時間と手間がかかる作業です。ただ順序を理解すれば簡単な作業のため、作り方を理解しておきましょう。まずはブロックを敷いてモルタルを使いしっかりとブロックを固定します。
ブロックで囲った枠の中には目の細かい砕石を敷いておきましょう。簡単にDIYにてストックヤードを作るときには、地面はそのまま砕石の状態でも問題はありません。
柱、木組
次に先ほど作った基礎の上に柱を組んでいきます。この柱の高さでストックヤードの高さの収納スペースが決まりますので、施工を行う前に図面も見て作り方を確認しておきましょう。DIY施工の難しさは図面通りに行うことです。
しかし、図面通りにDIY施工できれば、おしゃれで自分好みのストックヤードを完成させることができます。また、サイドや屋根部分の木組も同時に行いましょう。手順を踏めば、簡単な方法の作り方で施工を進めていくことができるはずです。
屋根、壁張り
DIYでストックヤードを施工するときに忘れがちなのが屋根の取り付けです。屋根の取り付けは収納品を大切に保管するためには大切な部分のため、屋根もしっかりと取り付けていきます。屋根はポリカと呼ばれる材料を使えば簡単な方法で取り付けできるでしょう。
波板とも呼ばれるこの材料はプラスチックに似ているため簡単にカットできます。屋根のサイズに合わせて部分的にカットして取り付けていきましょう。また、壁部分もこの材料を使えば簡単に施工できます。
扉の取り付け
便利なストックヤードをDIY施工するなら、扉も付けましょう。扉はサイズにマッチする板に蝶番を付ける方法で意外に簡単に取り付けが可能です。扉は作り方が難しいと思うかもしれませんが、構造を知れば簡単な方法で取り付けれます。
ポイントはサイズをしっかりと確認することです。おしゃれな扉が完成しても、実用性がなければ意味がありません。作り方の前に図面とは別に扉のみ計測しなおして取り付けることがいいでしょう。また、自転車などを入れることも想定して扉も大きさを決めることも大切です。
木製ストックヤードのDIYにひと手間を加える
木材を塗装する
DIY施工できる木製ストックヤードは、ひと手間を加える方法により、おしゃれに見せることができます。簡単におしゃれに見せるには、木材部分を塗装してみましょう。木製用の塗料を使う方法により、一気に見た目が変わります。
また、木材の腐食防止にもなるのです。塗料によっては害虫防止にもなりますので、しっかりと選んで塗装を行いましょう。費用を抑えて簡単におしゃれに、そして実用性のあるDIYストックヤードが完成しますので、ぜひ試してみてください。
物置用の棚を設置
DIYで小物を置く棚を設置すれば、よりストックヤードらしくなります。収納方法を予め想定してDIYで作れば、費用が抑えられるだけではなく、使い勝手のいい収納スペースを完成させることができるでしょう。
また、自転車を置くことを想定して、自転車用のスペースもDIYで作ってください。自転車は収納スペースをとってしまいますが、自転車用のスペースをしっかりとDIY施工で区切ってあげれば、狭いスペースでも実用性のあるストックヤードが完成します。
DIYでストックヤードを作るときの注意点
事前の検討には必ず時間をかける
ストックヤードをDIYで設置するときには、必ず事前の検討は時間をかけて行うようにしましょう。施工方法もそうですが、最終的にどういった形になるのか、どういったサイズになるのかは十分な検討が必要です。
また、材質や屋根の形状、扉の設置に至るまで、費用面も含めて検討が必要と言えます。こうしたDIY作業の成功のカギは、段取りが大半を締めています。できるだけ失敗を防ぐためにも、さまざまな情報を取り入れて検討してください。
結露が発生することを考慮する
DIYにてストックヤードを設置するときには、結露が発生する可能性も考慮しておきましょう。ストックヤードの設置は勝手口を利用することが一般的です。勝手口の多くは北向き、つまり日当たりが悪い場所であることが多いと言えます。
こうした環境では結露が発生しやすく、ストックヤードの中に入れた道具にダメージが及ぶことがあるのです。屋根の設置はもちろん、風通しも考慮した設計、材料を選ぶことが大切と言えます。
DIYでストックヤードを作ってみよう
なくてはならないスペースになるはず
DIYでストックヤードを作ることは、決して簡単なことではありません。しかし、時間をかけて綿密に検討を行いストックヤードを完成させれば、間違いなくなくてはならないスペースになるはずです。
ストックヤードはご紹介した通り、さまざまなメリットを生み出してくれると言えるでしょう。今まで不便だと感じていたことを全て解消してくれる可能性もありますので、ぜひ解説した内容をもう一度チェックして実際にDIYにてストックヤードを作ってみてください。
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