ディアウォール
ディアウォール 1×4
ディアウォール 棚受け
ディアウォール ジョイント
壁面収納が作れるディアウォールとは
簡単に壁面収納がDIYできるアイテム
ディアウォールは簡単に楽しく壁面収納(棚など)が作れるアイテムです。通常棚を作る場合はDIYの知識が必要になることが多く、特に壁面収納だと壁に穴を開けて固定するものもあるため賃貸ではDIYが難しくなりやすいですが、ディアウォールを使うと壁を傷つけることなくインテリアが作れます。
使う材料もディアウォールとディアウォールのオプション、規格に合った木材となりホームセンターで簡単に手に入るものばかりです。
ディアウォールの基本情報
ディアウォール
ディアウォールは若井産業が発売するDIY向けのアイテムの一つです。若い産業は創業時からネジなどを発売しているメーカーで特殊ねじや特殊釘、建築金物から樹脂成型品や切削工具など幅広いアイテムを取り扱っています。
ディアウォールは木材の規格の一種2×4材を使って、パネの反発力で天井から床に2×4の木材を突っ張り棒のように立たせることができるアイテムです。壁を傷つけず壁面収納や棚が作れるため人気がります。
柱がないところに柱が立つ
ディアウォールはバネの反発力を使う突っ張り棒の2×4の規格の木材に置き換えるためのアイテムとなり、縦方向にしか使えませんが壁などを傷つけることなく柱ができます。この柱を使って棚受けなどのパーツを取り付けることで壁面収納が手作りできるアイテムです。
例えば柱を2本立てて、棚受けを取り付け間に横にした木材を設置すれば棚になり、壁に寄せて棚を作るとディアウォールで手作りした壁面収納になります。
ディアウォールでできること
ディアウォールでできることは非常に多いです。壁際に柱を立てると棚、壁面収納になります。また他のパーツが必要になりますがTV掛けとしても活用できるなど使い方はアイデア次第です。
耐荷重は使い方(壁面収納のデザイン)や家の材質で変わるためあえて記載されていません。無理がないように壁面収納のデザインを考えなら棚を作りましょう。柱に使用した木材の表面から40mm以内に収まるようにするというのがポイントになります。
ディアウォールのデザイン
ディアウォールのカラーバリエーションは全4種類あり、後述するオプション(専用パーツ)も同じ色合いです。デザインは2種類があり角のある四角いスタイリッシュなデザインのシンプルタイプと丸みを帯びたかわいいデザインのレギュラータイプがあります。
どのタイプでも使い方自体は変わらないため部屋の雰囲気に応じて使い分けるといいでしょう。また、ディアウォール1組だけではなく複数のディアウォールがセットになったものもあります。
ディアウォールの種類
ディアウォールにはタイプがある
ディアウォール 1×4
ディアウォールにはタイプがいくつかあります。2×4の木材を使う定番のタイプと1×4ディアウォール、2×6ディアウォール、1×6ディアウォールの4タイプがありそれぞれ使える木材の規格が異なるため注意しましょう。2×4、1×4などの数字は木材の規格を表していてホームセンターでは規格通りの木材を売っています。
1×4、1×6の木材は薄くなりたわみやすいなるため注意してください。2×4と同じような使い方はできません。
ディアウォールの棚受け
ディアウォール 棚受け
ディアウォールは柱を作るアイテムのため単品では壁面収納はできません。ディアウォールと一緒に棚受けなどのパーツを使うことで壁面収納が作れるようになります。棚受けは規格が合えば専用のもの以外でも使えますが、若井産業から専用棚受けが発売されているのでセットで使うといいでしょう。
棚受けには耐荷重があるため、壁面収納を使った場合はきちんと耐荷重を超えないように注意してください。木材の規格似合ったものを買いましょう。
中間ジョイント
ディアウォール ジョイント
ディアウォールに使う木材が短いときに使うアイテムです。短い木材をつなげてディアウォールで壁面収納などが作れるようになるため無駄なくDIYできます。また、木材を短く切っても使えるため木材をあえて小さく切って持ち運びやすくしてから壁面収納を作ることもでき、力がない方でもDIYが楽しめるアイテムです。
ジョイントを使い短い木材をつなげると強度が下がるため木材の高さが3m以内になるように注意しましょう。
ディアウォールの使い方(簡単な作り方)
柱の作り方のポイント
ディアウォールの基本となる柱の立て方を紹介します。柱の作り方で大切なポイントは2点あり、ディアウォールは壁面収納を作るアイテムのため壁があるところに設置すること、畳やクッションフロア、振動が伝わりやすい場所は避けて設置することです。
畳やクッションフロアの場合は沈み込まないように大きい板を設置してその上からディアウォールを設置しましょう。壁際に設置するというのは壁から離れた場所だと転倒する可能性があるためです。
柱を立てるときに必要なもの
メジャー、ディアウォール、2×4(その他規格の木材)、水平器が必要になります。メジャーは設置したい場所の天井からの距離を測る時に使い、水平器は垂直に木材が立っているか確認するために必要です。ディアウォールはバネで突っ張るため垂直に立たせないと転倒する可能性が高くなります。
木材を加工するならのこぎりや紙やすり、塗料なども必要になってくるので準備しておきましょう。
作り方1:計測
木材を用意する前に事前に計測しておくと便利です。計測は天井から床までの距離を測り、そこから45mm引きましょう。天井までが3000mmだと必要な木材の長さは3000mm-45mm=2955mmとなります。
なぜ45mm引くのかというとディアウォールを木材の上下に取り付けた時にちょうど3000mmになるようにする必要があるためです。公式の説明では45mmですが、40~45mm程度ならスペーサーで調整できます。
作り方2:木材の用意
あらかじめ適当な長さの木材を用意してもいいですが、初心者は計測後にホームセンターで木材を購入したほうが楽です。ホームセンターでは木材のカットサービスがあり専用の機械で好きな長さにしてくれます。
前述した例では、ホームセンターで2950mmにカットしてもらうと自分で切る必要はなくすぐにディアウォールを使って壁面収納の基本となる柱が立てられ時短にもなり便利です。表面をなめらかにするなどのサービスもあります。
作り方3:柱を立てる
木材の上下にディアウォールをセットしましょう。バネがある方が上になります。上下ににディアウォールをセットしたら、設置したい場所の壁際の天井に木材を押し上げていきながら壁と平行になるように木材を設置します。
これでディアウォールを使った壁面収納の要(かなめ)となる柱ができました。木材の着色、ヤスリがけなどはあらかじめしておいたほうがいいでしょう。壁際に寄せた後は、きちんと水準器で垂直か確認してくださいね。
柱だけでできること
柱は壁面収納の棚の支柱にもなりますが、柱でけでも壁面収納として活用できます。柱にフックをとりつけると重たくない服、鞄、帽子などをかけたりフェイクグリーンを巻きつけて裸電球のペンダントライトを引っ掛けるとインテリアにもなり活用方法は多いです。
気軽に手作りできるインテリア、壁面収納として柱だけの立てても使い道は豊富にあり、立てた柱に穴をあけタペストリーなども飾れることから壁に穴を開けれない場所でも使えます。
注意点
天井の強度に注意して使いましょう。梁(はり)が入っているに使いましょう。天井が薄かったり、動くような場所では使えません。木材を壁際に動かす時に下側のディアウォールが抜ける場合があります。
抜けやすいときはディアウォールと木材の間に紙を挟んで仮止めすると壁まで動かしても、ディアウォールが外れにくくなり立てやすくなりますよ。また、ディアウォールは壁際で使うようにと若い産業からアナウンスがあるため壁際で使いましょう。
ディアウォールの使い方(壁面収納)
棚作りのポイント
柱を複数つかうため揃える道具やアイテムも多くなります。また、棚はさまざまな付け方があります。今回はディアウォール専用の棚受けを使ったやり方ですが、自由に高さを変えられる棚柱(ガチャ柱)を使ったものなどさまざまなやり方があり使い方に合うようにカスタマイズしましょう。
ただし柱の外に大きく飛び出したり、荷重がディアウォールで立てた柱の外側にかからないように注意して取り付けてください。
壁面収納は柱の応用
壁面収納は柱を応用して作っていくため比較的簡単です。前述した柱を複数立てていく感じになり複数の木材と複数のディアウォールを用意するとDIY初心者でも手作りで簡単にインテリアや壁面収納ができます。
今回はシンプルに柱を2本用意し、柱の間に棚を作る壁面収納の作り方を一例として紹介していきますね。ディアウォールなどが複数必要になる点は注意してくださいね。
壁面収納に必要なもの
壁面収納に必要な道具は、前述したメジャー、ディアウォール(上下セット2組)、2×4(その他規格の木材)2本、水平器に加え専用の棚受け、棚板にする木材、ドライバーなどを用意しましょう。棚一つに付き棚板1枚、棚受け1セット必要になります。
棚を三段にする場合は棚受け3セット、棚板として使う木材3つ必要になることから注意してくださいね。棚板の長さは特に決まりありませんが棚受けの耐荷重を超えないようにしましょう。
作り方1:柱を立てる
前述したように柱から床までの高さを計測し、天井のまでの高さから45mm引いたサイズの木材を2本用意しましょう。立てる前に棚受けを取り付ける位置をマーキングしておくとわかりやすいです。
後は壁に向かって垂直に柱を2本立てましょう。柱の間隔が棚の幅となるため用意した棚板の長さに合うように柱を立たせてください。例えば棚板の長さに40cmなら柱の間隔は40cmです。間隔が長すぎるとたわむので注意してくださいね。
作り方2:棚受けの取り付け
柱ができたら棚受けを取り付けましょう。棚受けはねじで直接柱にとりつけるためドライバーなどネジを締める道具が必要になります。2本の柱に取り付けた棚受けの上に棚板となる木材を乗せて、棚受けと棚板となる木材をねじで固定すると棚の完成です。
棚板がディアウォールで立てた柱より前に出る場合は40mm未満になるように注意しましょう。垂直方向への荷重は大丈夫ですが、外側に荷重がかかると倒壊する可能性があります。
できてから立てても大丈夫
作業スペースがあるなら柱を立てるのを一番あとにして最初に棚を作ってからディアウォールで立たせる方法もあります。つくりやすいやり方でするといいでしょう。最後に柱を立てるほうがより気軽に棚が作れます。
注意点
ディアウォールで作った柱自体の耐荷重は、家の素材や柱を立てた場所で変わるため明記されていませんが、専用の棚受けは耐荷重の記載があるため棚受けの耐荷重を超えないように注意しましょう。厚みが薄くなるワンバイ(1×4など)素材は柱にした時に高さ制限がある点も一緒に注意してくださいね。
ディアウォールで立てた柱から大きくはみ出すのは危険でこのような場合は手前にも柱を同じように2本立てるなどして対策をしましょう。
ディアウォールの壁面収納の作例紹介
有孔ボードとの組み合わせ
ディアウォールで立てた柱に有孔ボードを組み合わせることでさまざまな小物を吊り下げるられるようになります。柱にフックを取り付けると荷重が柱の前の方にかかりやすくなりますが有孔ボードは下方向に荷重がかかるため安定しやすいです。
有孔ボードを活用すると道具の整理がしやすくなることから作業スペース、ガレージなどで特に愛用されていて、あえて道具を見せるおしゃれな収納もでき気軽に作れるインテリアとしてもおすすめになります。
L字金具でとりつけるパターン
専用の棚受けでなくL字型の金具を使って作った棚です。40mm以内に収めるという制約はありますが、軽いものなら問題なく使えます。幅広い棚ができ、キッチンなどの壁面で利用できます。
専用の棚受けを使わなくても100均で売られている金具でも棚が作れるためコスパも高いです。100均素材で気軽に作れ、賃貸でも壁を傷つけないことから人気のスタイルになります。重たいものを下に置く(低重心)とより安定性が増します。
ディアウォールで壁を作る
ディアウォールは収納だけでなくインテリを飾るための壁を作ることもできます。考え方次第でさまざまなものを気軽に作れるアイテムとなり、ディアウォールに板を打ち付けてできた壁をインテリアとして取り込む案もおすすめです。
壁ができるとフックなどを取り付けて軽い時計などを吊り下げたり小型のモニターなどを取り付けることもできさまざまなインテリアに応用できます。
ディアウォールの壁面収納のまとめ
初心者でも気軽にDIYできる
ディアウォールを使うと気軽に壁面収納がDIYでき、賃貸でも壁を傷つけずインテリア、収納を増設できます。また、アイデア次第で棚だけではなくTVをかけたり壁を作ったりといろいろ使い方できる便利アイテムとして人気です。
ディアウォールで立てた柱に棚柱を取り付けることで可動式の棚にしたり、L字金具で安く作ったりとさまざまなスタイルで自分好みのインテリアを作ってみましょう。
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出典:https://item.rakuten.co.jp