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素敵なインテリアになる、タイルDIY講座!簡単&安いアレンジ方法もご紹介!

玄関や浴室など生活の中でよく目にする空間に彩りやオリジナリティをプラスする材料であるタイルを使用して行う「タイルDIY」が人気急上昇中です。タイルDIYを行うために必要な道具、簡単な手順からインテリア雑貨を安くおしゃれにアレンジする方法までまとめて紹介します。
更新: 2021年9月17日
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タイルDIYとは?

Photo by2814052

タイルはデザインや機能によって建物の外装や内装、道路まで幅広く使用されています。タイルそのものは経年劣化を受けにくいものが多く、劣化した部分だけを剥がして修理できるという点でメンテナンスも容易なため選ばれやすい材料です。

出典:photo-ac.com

タイルをきれいに貼りつけることは至難の業で、DIYで使うことは難しいとされてきましたが、裏面が両面テープのタイルシールや表面積が小さいモザイクタイルなどDIYで扱いやすいタイルが登場してきて「タイルDIY」の人気が高まっています。

人気の魅力は、使用するタイルによってイメージが大きく変わるためアレンジ方法は無限にあり、オリジナル空間やインテリア雑貨を簡単にDIYできる点です。

DIYに使用しやすいタイルの選び方

出典:photo-ac.com

タイルにはさまざまな材質のものがあり、玄関やオフィスなどの外装には大理石タイルやコンクリートタイルが使われることが多く、内装やインテリア雑貨などのタイルDIYで頻繁に使われるのは陶磁器製のものです。

出典:photo-ac.com

陶磁器製のタイルの中でもガラス質の表面をしたガラスタイルはインテリア雑貨のDIYには特に人気が高く、多色である点と光の反射による見た目のおしゃれさが魅力です。最近は100円ショップでも購入可能で安く入手できます。

初めてタイルDIYをする方におすすめのタイルは「モザイクタイルシート」と「タイルシール」です。慣れてきたら大きいタイルや形が独特なタイルなどでDIYするとアレンジ広がります。
 

モザイクタイルシート

出典:photo-ac.com

モザイクタイルシートはタイルそれぞれの切り離しをハサミで行い、専用道具がなくてもタイルDIYを始めることができます。また、価格も安く、デザインも多様なのでDIYイメージに合ったものを選ぶことが可能です。

タイルシール

出典:ライター撮影

タイルの裏面に元々接着剤がついているタイルシールは、専用の接着剤や目地材は必要ないため道具代は安く、簡単にDIYできます。耐水性など機能がたくさん付いたタイルシールもあり、インテリア雑貨のタイルDIYに最適です。

タイルDIYに必要な基本道具

タイルを貼りたい場所やDIYを施すインテリア雑貨の規模によって必要な道具は多少変わりますが、タイルDIYに必要な基本道具とあったら便利な道具を紹介します。

タイルカッター

DIYを行う土台の形が独特だった場合やタイル幅と合わない場合、その形に合わせてタイルやタイルシートを切るために必要な道具がタイルカッターになります。複数の種類の中でも、初めてタイルカッターを使う方は一般的な紙に使うカッターと同様の形をしたタイルカッターと喰い切りの2つがおすすめです。

タイル喰い切りはモザイクタイルに代表される小さいサイズのタイルカットに向いており、ニッパー型やペンチ型があります。

タイル用接着剤

タイルを貼り付けるために用いる接着剤の種類に大きく差はありませんが、外壁用や内壁用など多少耐水性に違いが出るため、DIYを行う場所に合わせて購入する必要があります。

また、水気のない場所や小さい木材雑貨などにタイルDIYをする場合は木工用ボンドで十分貼り付けることが可能です。

クシ目コテ


クシ目コテとはコテ先が山と谷になっているコテのことを指し、タイルを貼り付ける土台に接着剤を塗りくまなく広げるときに必要な道具になります。

山と谷の間隔や山の尖り方によってさまざまな種類のクシ目コテがありますが、タイルDIYに最適なクシ目コテがかまぼこ型です。かまぼこ型コテで付く凹凸接着面の作用によって貼り付けたタイルが剥がれにくくなるとされています。

目地材

目地材とは並べたタイルとタイルの溝を埋めて、外部からのほこりや汚れを入りにくくし、見た目のばらつきをわかりにくくする仕上げ材のような役割を果たす材料になります。

目地材は見た目をきれいにするだけでなく、温度や湿度の変化などで下地が収縮してしまった場合の緩衝材や下地との接着力を強める役割も果たすので、タイルDIYの長持ち度合いに関わってくる必要不可欠な材料です。

目地用ゴムコテ

目地ゴムコテは目地材を伸ばすために必要な道具です。コテの使い方によっては強い力を加えるとタイル表面に傷をつけてしまうことがあります。表面にも優しく傷をつけにくいゴム素材のコテがおすすめです。

コテにはサイズがいくつかありますが、自分の手の大きさにあったものを選ぶようにすることが作業の効率を高めるポイントになります。

あったら便利な道具

その他にタイルDIYをする際に、スポンジ・ブルーシートや新聞紙・養生テープやマスキングテープ・雑巾やティッシュがあると便利です。これらは、はみ出してしまった目地材を拭き取るためや、溶剤が作業スペースを汚さないようにするための道具になります。

タイルDIYの簡単手順

接着剤で貼り付けるタイプのタイルを使ったタイルDIYの一般的で簡単なやり方を段階ごとに分けて、それぞれの手順を詳しく紹介します。

①DIY作業スペースと土台の準備

出典:photo-ac.com

タイルDIYでは溶剤を使うため、DIYスペースが汚れてしまわないようにビニールシートや新聞紙を敷き、タイルを貼り付けない部分に養生やマスキングテープを貼る必要があります。また、汚れても大丈夫な服装やゴム手袋の準備もDIYには必要不可欠です。

表面の汚れやほこりはタイルと土台との接着力を弱める恐れがあるため、タイルを貼り付けるインテリア雑貨や壁・床などの土台表面をきれいに拭きます。

②タイルの割付(切断)

土台の独特な形に合わせて、タイルそのものを切って形状を変える手順を割付と呼びます。

まず、タイルDIYを行うインテリア雑貨などにタイルシートをあて、完成像のイメージをつけることが重要で、ただ順番に並べるだけでなくタイルをダイヤ型の向きに並べたアレンジや何種類ものサイズのタイルを並べたアレンジなど多様なデザインを作り出すことができるのです。

そして、穴や斜線のようなタイルとずれる部分に印をつけて、ぴったり合うように切断します。

③接着剤を塗る

クシ目コテを使ってタイル接着剤を表面全体に伸ばし、切り取った穴の周りなどの細かい部分にもくまなく接着剤をつけます。

この時、タイルを貼りつける範囲が少ない雑貨やインテリアにDIYを行う場合は土台に接着剤を塗って表面全体に均一に伸ばし一気に作業を進めることが必要です。反対に壁や床など広い範囲にタイルDIYを行う場合、作業途中で接着剤が乾いてしまうことを防ぐために、範囲を決めて少しずつ進めます。

④接着剤を塗った面へタイルを並べる

接着剤を塗り伸ばした範囲へ一つ一つタイルを置き、タイルの上から軽く押しこみ並べていき、シートの場合はシートごと、土台の端からぴったり合うように慎重に貼り付け、全体を軽く押し込みます。接着剤が途中で乾いてしまわないように注意しましょう。

⑤タイル面を平面にする

接着剤が乾く前にタイルを並べた面をさらに平らにする手順です。木の板などまっすぐな面の硬いものをタイル面の上に載せて、その板の上からゴムハンマーなどを使って軽く叩いていき、タイルを並べた面を平面になるように仕上げます。

⑥余分な接着剤を取り除く

出典:photo-ac.com


接着剤が完全に乾くまで待ち、はみ出した部分の接着剤をカッターやへらなどを使って取り除き、タイルの表面についてしまった接着剤は湿らせたティッシュなどを使って拭き取ります。

⑦目地を詰める

出典:pixabay.com

準備した目地材を目地用ゴムコテで塗り広げます。この手順では、タイルとタイルの間にある溝をしっかり詰めることが重要なため気持ち多めに伸ばしても大丈夫です。目地材のいらない部分に関しては後から拭き取ります。

⑧目地材の拭き取り

タイル表面についてしまった目地材を完全に乾く前に拭き取りします。スポンジを使うとタイル表面を傷つけずにきれいに拭き取ることが可能です。水を含ませたスポンジを絞って水気を切り、はみ出してしまった部分やいらない部分の目地材を拭き取ります。

➈表面の拭き上げ

スポンジでの拭き上げだけでは白い粉っぽい目地材のかすが残っているため、雑巾を固く絞ってタイル表面を含めて全体をしっかり拭き取ります。

賃貸でも大丈夫!タイルDIYのやり方

「床や壁などおうちの内装にタイルDIYをしたい!」と思ったとしても、賃貸物件だと原状復帰のことを考えてなかなか踏み出せないですよね。そんな方に、賃貸物件でも可能な床や壁などへのタイルDIYの方法を紹介します。

ベニヤ板を土台にするタイルDIY

ベニヤ板とテープが付いたケーブルモールを壁にあらかじめ貼り、このベニヤ板をタイル貼りする土台代わりとしてDIYを行う方法で、材料はホームセンターなどで購入可能です。

ケーブルモールとケーブルモールでベニヤ板を挟み、このベニヤ板を土台として先ほどの方法でタイルを貼っていきます。

剥がすときには、ケーブルモールを取ってタイルが貼り付いたベニヤ板ごと取り除けば、壁に傷をつけずに原状復帰が可能です。

ブロック土台を使ったタイルDIY

ブロック型のタイルを使ったDIY法です。ブロック土台をスプレーのりで壁に貼り、そのブロック土台の上にブロック型のタイルをはめ込んでいきます。

スプレーのりはテレビ番組のフリップなどに使われるような道具で剥がすことも貼り付けることも簡単にできるので、壁を傷つけずに剥がすことが可能です。

インテリア雑貨のタイルDIYアレンジ法

タイルDIYを行う時、どんな形のタイルを使ってどんな風にアレンジをしたらイメージ通りのDIY作品になるか考えることは最初の難関ですよね。そこで、コストも安く簡単に挑戦できるタイルDIYアレンジ方法を紹介します。

出典:photo-ac.com

タイルDIYを初めてする方におすすめなのは、インテリア雑貨をタイルでアレンジするタイルDIYです。初めは、簡単なタイルを貼る面積が小さいものから挑戦してみてください。例えば、コースターや小物入れなどの雑貨はコストも安くて簡単なタイルDIYです。タイルDIYでアレンジされた素敵な作品を紹介します。

ガラスタイルでアレンジされた箸置きです。箸置きは面積が狭く平面なので、道具に慣れることや一度工程を通してやってみることにも最適な雑貨で、作品のように3つのガラスタイルを並べるだけでも素敵な箸置きになりますね。

モザイクタイルシートを使用してアレンジされたティッシュボックスです。ティッシュボックスは真四角で表面積も少ないのでタイルDIYを初めて行う方には挑戦しやすい雑貨の一つになります。


タイルDIYでアレンジした鍋敷きです。鍋敷きは平面で真四角なのでタイルを貼り付けやすいため、DIYに向いている雑貨になります。また、タイルは耐熱性の機能を持つことが多いため、鍋敷きにぴったりの材料です。

モザイクタイルや花柄などのさまざまなタイルを組み合わせて、アレンジされたスパイスラックになります。アレンジとして、カラフルタイルをさまざまな順番で並べる方法は簡単でおすすめです。

空間のタイルDIYアレンジ法

出典:pixabay.com

次のステップに狭い範囲より難易度の高い壁や床などの空間やテーブルの天板など広い範囲へのタイルDIYに挑戦するのはいかがでしょうか?自分でDIYすると愛着も湧き唯一無二の空間になること間違いなしです。まずは、どんな空間にしたいかイメージすることが重要になります。

正方形と長方形のさまざまなサイズのタイルを使用して、アレンジされたテーブルです。タイルDIYをする範囲が広いインテリア雑貨に挑戦する際は、作品のようにタイルの形状や並べ方を工夫すると、こだわりが強いオリジナル感あふれるDIY作品になりますよ。

洗面所の空間に大きくデザイン性の高いタイルを利用してアレンジされた壁になります。大きいタイルには小さいタイルには出すことができないタイル自体のデザイン性があり、並べる作業が比較的簡単にできるため、大きいタイルを使用したタイルDIYは壁や床などにおすすめです。

タイルDIYでアレンジされたキッチンの壁です。真っ白なキッチンの雰囲気に合わせた白いタイルを使用していますが、タイルがあることでただ真っ白なだけでなく独特でおしゃれな空間に変わっています。耐水性があり、油汚れも拭き取りやすいタイルはキッチンアレンジに最適な材料です。

まとめ

出典:photo-ac.com

タイルDIYについて道具やアレンジ方法などまとめてきました。タイルDIYは気に入ったタイルを使ってオリジナルインテリアやこだわり空間を作り出すことが可能です。タイルDIYの魅力に触れて自分がイメージしていたものや空間をぜひ再現してみてくださいね。
 

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