ACクランプメーター3280-10F
クランプメーター2002PA
クランプメーターDCM-400
Fluke381
クランプメーターMT202
クランプメーターHT206B
kaise クランプメーター SK-7682
ACリーククランプメータCM4001
漏れ・負荷電流クランプメーター2433R
電流を簡単に測れるクランプメーター!
クランプメーターとは
2本の爪型のセンサが付いた特殊な構造で、通電中の配線をその爪ではさむことにより、非接触で安全に電流を調査できる電子機器になります。クランプメーターは家庭での漏電チェックや車のバッテリー診断など用途も多彩です。
また、最近では電気抵抗や電圧も扱えるものもあり、電子工作などのDIYにもおすすめのアイテムになっています。
クランプメーターの選び方
種類が多いので目的を絞った選び方をするのがおすすめです。電化製品などの電力消費を調べたい場合は「(負荷)電流測定用」、漏電の有無を調査する場合は「漏れ電流用」のクランプメーターを選びます。
また、自宅のコンセント周辺で測りたい場合には「交流用」を、車や家電、電池などのバッテリー周辺には「直流用」が最適です。
おすすめのクランプメーターが満載!
クランプメーターには電圧や抵抗なども測れる機能が付いているものも多く、電子工作などにも流用できます。ほかにも、車のバッテリー周りの確認用に特化したものや、モニター部が分かれて遠隔操作ができるものなどおすすめ品が満載です。
そんなクランプメーターを交流用と直流用、漏れ電流用に分けてピックアップしていきます(本記事は2021年8月2日の情報をもとにしました)。
おすすめのクランプメーター【交流】4選
最初に取り上げるのは交流電流用のクランプメーターです。このタイプは大電流まで測れるものが多く、値段がリーズナブルなものもおすすめ点になります。電圧などの測定にも使えるものもあり、DIY用に一台あると便利です。
各商品の使い方や注意点についてもレビューしますので、楽しみながらお気に入りを探してみてください。
1:ACクランプメーター3280-10F
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
ACクランプメーター3280-10F
サイズ | 幅57mm×高さ175mm×奥行16mm |
---|---|
重量 | 100g |
被測定導体径 | 130mm |
測定項目 | 交流電流・交流電圧・直流電圧・抵抗 |
長野県上田市に本社がある創業80年以上の電気計測器メーカー・日置電機が扱うクランプメーターです。1000アンペア(A)までの大電流まで正確に測れる仕様になっています。
サイズは幅57mm×高さ175mm×奥行16mmで100gと軽量なのもおすすめ点、測定できる導体の直径は130mmまでです。2本組のテストリードも付属し600mVまでの交流・直流電圧や419.9 Ωから41.99 MΩまでの抵抗測定も可能、値段は7000円ほどになります。
特徴やおすすめの活用術
このクランプメーターはシンプルに電流の平均値を出力する仕様です。インバータ装置などの歪みのある波形の電流を正確に測定したい場合は、実効値を出力する上位機種(3280-20F)にする選び方もあります。
はさむ部分がスリムで測りやすいのも特徴、「CT6280」というフレキシブルなセンサも付属し、分電盤内などの複雑な配線での作業にもおすすめです。携帯電話のように薄く、ポケットに入れて持ち運びができるのも人気点になります。
2:クランプメーター2002PA
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
クランプメーター2002PA
サイズ | 幅105mm×高さ247mm×奥行49mm |
---|---|
重量 | 470g |
被測定導体径 | 55mm |
測定項目 | 交流電流・交流電圧・直流電圧・抵抗 |
東京都目黒区が本社の計測機器のメーカー・共立電気計器が提供するクランプメーターです。サイズは幅105mm×高さ247mm×奥行49mmで、測定できる導体の直径は最大55mmになります。
2000Aまでの大きな電流を0.1Aの分解能で調べられるクランプメーターで、750Vまでの交流電圧や1000Vまでの直流電圧も測れるプロにもおすすめの商品です。単3乾電池を2つ使用で重さは470g、値段は17300円程度になります。
特徴やおすすめの活用術
このクランプメーターは記録計への出力端子付で、電流の変化をモニターすることもできます。消費電力も控えめで150時間ほどの寿命、10分間使わない場合は電源オフしてくれる省エネ機能もおすすめ点です。
実効値(平均値でなく)を測定できる商品なので、波形の歪みがあっても正確に測れるのが強みになります。ほかにもデータホールド機能があったり、ブザーでの導通チェックもできたりと、モニターが見にくい場所での点検作業にもおすすめです。
3:クランプメーターDCM-400
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
クランプメーターDCM-400
サイズ | 幅50mm×高さ193mm×奥行28mm |
---|---|
重量 | 約230g |
被測定導体径 | 25mm |
測定項目 | 交流電流・交流電圧・直流電圧・抵抗・周波数 |
東京都千代田区に本社がある計測器などのメーカー・三和電機から販売される商品になります。サイズは幅50mm×高さ193mm×奥行28mmと小型で、230gほどの軽量のクランプメーターです。
400Aまでの交流電流を0.01Aの分解能で表示します。付属のテストリードを使って600Vまでの電圧、400Ωまでの抵抗が扱えるのもおすすめ点です。電流・電圧だけでなくその周波数が測れるのも特徴、値段は7900円ほどになります。
特徴やおすすめの活用術
このクランプメーターにもデータホールドや導通ブザーなどの便利な機能が付いていて、暗所や高所などでの作業にもおすすめです。また、30分のオートパワーオフがデフォルトになった省エネ設計で、電池消耗表示があるのも特徴になります。
電圧や抵抗などの機能もついているので、家電の消費確認から電子工作など幅広い場面におすすめです。スリムなので狭い場所でも使いやすく故障診断がスムーズにできると、プロの方からも人気のあるクランプメーターになっています。
4:クランプメーターMT202
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
クランプメーターMT202
サイズ | 幅150mmx高さ240mm×奥行45mm |
---|---|
重量 | 369g |
被測定導体径 | 非公開 |
測定項目 | 交流電流・交流直流電圧・抵抗 |
アストロアイから提供中のクランプメーターで、値段は3300円ほどと値段も手ごろなおすすめ商品になります。アストロアイは中国の重慶市に本拠を持つ車関連製品を多く扱うメーカーで、この商品はコンセント周辺の点検作業などにも最適です。
電流はオートレンジで2000カウントまで表示可能、例えば2000Aまではレンジオーバーなしで表示できます。低価格ですがテストプローブは絶縁され、安全に使える初心者にも安心な仕様です。
特徴やおすすめの活用術
このクランプメーターは廉価ですが便利な機能が多いのがおすすめ点になります。記録をしたいときにはデータホールドボタンで測定値がロック、値の変化が大きい場合は測定した中での最大値を表示することも可能です。
また、内蔵バッテリーが不足すると警告が表示されるので安心、15分間使わないと自動で電源を落としてくれるエコな機能もあります。電圧や抵抗も調べられるので電気工作にも便利と口コミでも人気です。
おすすめのクランプメーター【直流】3選
ここでは直流電流も測れるおすすめアイテムを取り上げます。交流電流にも対応しているものが多く、上でご紹介したものよりもやや高価です。遠隔操作できるプロからも人気のアイテムや車での使用に重点を置いた商品などがあり、目的に応じた選び方ができます。
1:Fluke381
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
Fluke381
サイズ | 幅88mmx高さ277mmx奥行43mm |
---|---|
重量 | 350g |
被測定導体径 | 34mm |
測定項目 | 直流交流電流・ 直流交流電圧・抵抗・静電容量・電流周波数 |
アメリカのワシントン州が本社の有名な測定器メーカー・フルークが扱うクランプメーターです。2016年リリースのロングセラーで交流・直流ともに999.9Aまで、0.1Aの分解能で測れます。
本体のサイズは幅88mmx高さ277mmx奥行43mmで、電流以外にも電圧や抵抗、静電容量、周波数といったさまざまな項目に対応しているのもおすすめポイントです。センサ部は直径34mmで350gほど、値段は55000円ほどと高級になります。
特徴やおすすめの活用術
このクランプメーターにはほかにも機能が満載、直径75mmのテニスラケット型のプローブを使えば、複雑な配線にも対応でき測定レンジが2500Aに広げられるのもおすすめ点です。
柔らかく扱いやすいプローブですが、被検体がプローブの中央から外れるほど精度が落ちるのでご注意ください。また、本体からディスプレイを切り離すことができるのも特徴で、無線を使って最大10mの遠隔操作が可能、プロの電気点検作業にもおすすめのアイテムになります。
2:クランプメーターSK-7682
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
kaise クランプメーター SK-7682
サイズ | 高さ196mm×幅59mm×奥行30mm |
---|---|
重量 | 180g |
被測定導体径 | 19mm |
測定項目 | 直流交流電流・ 直流交流電圧・抵抗・周波数 |
長野県上田市にある自動車整備用などの機器を手掛ける、カイセが販売するクランプメーターです。SK-7682は直流・交流の両方の電流が測れるタイプで、歪んだ波形も正確に評価できる実効値型を採用しています。
高さ196mm×幅59mm×奥行30mmで重さは180g、被検体は直径19mmまで可能です。40Aや400Aといったレンジを自動切換えしてくれるので初心者にもおすすめ、単3乾電池を2本使用で、値段は25000円ほどになります。
特徴やおすすめの活用術
クランプヘッドが19mmと小ぶりのため、エンジンルームなどの狭い場所でも使いやすい商品になります。精度も高いので車の暗電流(時計やカーナビなどの管理ための待機電流)を測定するツールとしてもおすすめです。
スライドスイッチ式なので片手でも操作しやすく、ピークホールドや自動パワーオフなどの機能も充実、タフな環境での使用にも適しています。電圧や抵抗、周波数なども測定できるので電子工作などのDIYまで幅広く使えるのも人気のポイントです。
3:クランプメーターTC03
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
クランプメーターHT206B
サイズ | 幅37mm×高さ71mm×奥行190mm |
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重量 | 220g |
被測定導体径 | 30mm |
測定項目 | 交流直流電流・交流直流電圧・抵抗 |
機械工具などの卸売業者・トラスコ中山が扱うクランプメーターです。サイズは幅71mm×高さ190mm×奥行37mmで220gと軽量なので気軽に持ち運びできるのがおすすめ点、計測は平均値方式を採用しています。
直流と交流電流が600Aまで測れるのがこの機器の特徴で、テストリードを使えば電圧は600Vまで、抵抗は40メガΩまでが測定範囲です。対象の直径は30mmまでOK、値段は13000円ほどとこのタイプにしてはリーズナブルになっています。
特徴やおすすめの活用術
直流だけのクランプメーターより機能は増えますが、使い方は簡単です。本体のスイッチを電流測定(直流または交流)モードに設定し、クランプで活線を挟み込む操作はほかと同じです。
値が安定してから読み取るか、上下の変動がある場合は中間的な値でホールドもできます。ゼロ調整ボタンなどの補正機能もあり、メンテナンスが楽なのもおすすめ点です。クランプ部が大きめの仕様のため、配線が多い場所での使用には注意が必要になります。
おすすめのクランプメーター【漏れ電流】2選
ここからは漏れ電流用でおすすめのクランプメーターです。微小な電流を測定するため機能を絞っている商品が多くなっています。測定データをスマホやタブレットに送れる便利な商品もあり、自宅の電力使用を一括管理するのにも便利です。
1:ACリーククランプメータCM4001
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
ACリーククランプメータCM4001
サイズ | 幅37mm×高さ160mm×奥行27mm |
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重量 | 115g |
被測定導体径 | 24mm |
測定項目 | 交流電流 |
長野県上田市の老舗電気計測器メーカー・日置電機のクランプメーターになります。サイズは幅37mm×高さ160mm×奥行27mmで115gと超軽量、長時間の検査でも疲れにくいのもおすすめ点です。
測定項目は交流電流のみで、60mAから600 Aまでの5レンジ切り替えで実効値出力のクランプメーターになります。被検体は直径24mmまでと小さめで、複雑な電気配線の現場でも安全に作業ができるプロにもおすすめのアイテム、値段は33000円ほどです。
特徴やおすすめの活用術
このクランプメーターにオプションのワイヤレスアダプタを装着すれば、スマホやタブレットとの無線通信ができるのもこの商品のおすすめ点になります。手書きの手間が省ける上、現場写真や図面などを含めた報告書の作成もスムーズです。
事前設定した判定値と比較し、自動で音や光で知らせる機能もあり、作業がスムーズに進むと評判です。家庭でも過去の電力使用量を把握しておけば、節約対策ができるなどのメリットもあります。
2:漏れ・負荷電流クランプメーター2433R
クランプメーターのおすすめ商品はコレ!
漏れ・負荷電流クランプメーター2433R
サイズ | 高さ185mm×幅81mm×奥行32mm |
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重量 | 約270g |
被測定導体径 | 40mm |
測定項目 | 交流電流 |
東京都目黒区が本社の共立電気計器のクランプメーターです。外部磁界の影響が少ないセンサ設計により、0.01mAの分解能で計測ができます。漏電テストができる40mAレンジや400mAレンジ、通常の交流電流を測れる400Aレンジを切替えられるのもおすすめ点です。
応答時間は2秒ほどで波形のひずみにも強い実効値表示になります。高さ185mm×幅81mm×奥行32mmで被検体の直径は40mmまで、単4電池2つ使用で値段は29000円ほどです。
特徴やおすすめの活用術
連続稼働時間は24時間で、10分間オペレーションがないと自動で電源オフになります。微弱電流から大電流まで幅広く測れるのもおすすめポイント、データホールドやピークホールドなどの便利な機能も完備です。
数秒で漏電箇所が分かるので、広い場所でも宝探しのような気分で作業できたとの口コミもあります。数値が安定しているので測り直しなどの煩わしさがないのもおすすめ点です。シリーズも多く、線が太い場合は68mm対応(2413R)という選び方もあります。
クランプメーターの比較表
商品 | |||||||||
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商品名 | ACクランプメーター3280-10F | クランプメーター2002PA | クランプメーターDCM-400 | クランプメーターMT202 | Fluke381 | kaise クランプメーター SK-7682 | クランプメーターHT206B | ACリーククランプメータCM4001 | 漏れ・負荷電流クランプメーター2433R |
サイズ | 幅57mm×高さ175mm×奥行16mm | 幅105mm×高さ247mm×奥行49mm | 幅50mm×高さ193mm×奥行28mm | 幅150mmx高さ240mm×奥行45mm | 幅88mmx高さ277mmx奥行43mm | 高さ196mm×幅59mm×奥行30mm | 幅37mm×高さ71mm×奥行190mm | 幅37mm×高さ160mm×奥行27mm | 高さ185mm×幅81mm×奥行32mm |
重量 | 100g | 470g | 約230g | 369g | 350g | 180g | 220g | 115g | 約270g |
被測定導体径 | 130mm | 55mm | 25mm | 非公開 | 34mm | 19mm | 30mm | 24mm | 40mm |
測定項目 | 交流電流・交流電圧・直流電圧・抵抗 | 交流電流・交流電圧・直流電圧・抵抗 | 交流電流・交流電圧・直流電圧・抵抗・周波数 | 交流電流・交流直流電圧・抵抗 | 直流交流電流・ 直流交流電圧・抵抗・静電容量・電流周波数 | 直流交流電流・ 直流交流電圧・抵抗・周波数 | 交流直流電流・交流直流電圧・抵抗 | 交流電流 | 交流電流 |
商品リンク |
上にはこれまでご紹介したおすすめ商品を表にしました。サイズや重さ、被検体の直径、測定項目といった仕様についても併記しています。測定したい対象が決まっている場合は、その大きさに合わせたサイズにするのが選び方の基本です。
家庭用のコンセント周りのみなら交流タイプがおすすめ、バッテリーなどの直流が測りたい場合や、微小な漏れ電流を測りたい場合は専用のクランプメーターもあります。気になるものがありましたら、商品サイトで詳細をご確認ください。
おすすめクランプメーターで安全な作業を!
おすすめのクランプメーターをピックアップしてきました。「ACクランプメーター3280-10F」は、大電流までを精度よく測れるほか、電圧や抵抗測定の機能も付いたDIY用としても便利な機器です。
また、「クランプメーターSK-7682」は直流電流の精度がよく、車の暗電流などを調べるのにおすすめでした。「Fluke381」はセンサから10m離れたところで測定ができるプロにも人気の機器になります。お気に入りを1台入手してさまざまなDIYに使ってみてください。
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