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高い安全性を誇る、オイルランタンの燃料&種類別の魅力を紹介!使用時の注意点も!

今回はアウトドアやキャンプの明かりとして欠かせないアイテムのランタンの中でも一番ポピュラーな燃料を使ったオイル式のランタンについて紹介しますね。オイルランタンは燃料によって特性がことなり燃料の違いを覚えておくのも大切です。今回は魅力とともに燃料も初回しますね。
2021年8月7日
揚げ餅
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オイル(燃料)式のランタンとは

燃料を使う昔ながらのランタン

Photo byLUM3N

オイル式ランタンとは、灯油やガソリン、パラフィンオイル(ワックス)などの燃料を使って点灯する昔からあるランプ、ランタンのことです。1860年にはすでにあったと言われていて電気が普及する前は家の明かりとして大活躍していました。

当時のオイルランタンと仕組みなどは変わりませんが現在は主にキャンプなどのアウトドアで使用されることが多く、燃料を使ったオイルランタンならではの輝きがアウトドアの雰囲気を盛り上げてくれます。

ランタンの種類によって燃料が異なる

燃料を使うランタンなら灯油でもホワイトガソリンでも使えるというわけではありません。灯油とパラフィンオイルなら両方使えるものもありますが、適合する燃料を使わないと点灯した時に燃焼したりススがたくさん出る可能性もあります。

また、初心者が扱いやすいLEDランタンと比べ燃料式のオイルランタンは、使い方に慣れが必要と言われていて注意点もあるためきちんと使い方をマスターして使わないと思わぬ事故につながりやすいです。

オイル(燃料)式ランタンの種類

1:ホワイトガソリン

ホワイトガソリンはオイル式のランタンの中で一番明るくなると言われていてハイパワーな燃料です。車の燃料としてガソリンスタンドで給油できるガソリンは赤色に染められていますが、ホワイトガソリンは無色のガソリンになることから「ホワイト」ガソリンになります。

引火点はマイナス50度と低くガソリンのような強烈な臭いはありませんが高い揮発性とオイル特有の臭気がある燃料です。引火点が低いためよく燃焼し、光量が大きくなります。

使い方

製品ごとにオイルランタンの使い方は異なるためガソリンランタンの大まかな使い方だけ紹介していきますね。まずは燃料をランタン下部のタンクに入れてましょう。ファンネル(漏斗)があると入れやすいです。

次にポンピングして適当な圧力になるまで加圧していき、発光体(マントル)をとりつけ空焼きしていきます。空焼きが終わったら発行体に柄の長いライターを近づけながらつまみを回していきましょう。

2:灯油(ケロシン・白灯油)

Photo byklimkin

ホワイトガソリンとガソリンは異なる燃料ですが灯油、ケロシン、白灯油は全て同じ種類となり1号灯油になります。引火点は40度以上になり揮発性オイルとしては高めです。オイルランタンの燃料として使うと明るさと価格のバランスが優れている燃料になります。

オイルランタンだけではなく石油ストーブやボイラーなどの身近な暖房器具でも使う燃料となり安全性が比較的高めです。その安全性から一般家庭でも500L程度貯蔵可能になります。

使い方

基本的には前述したガソリンランタンと変わりませんが、予熱が必要です。灯油は常温では引火点が40度になり、自然発火には200度以上の温度が必要なため少しステップが異なります。予熱するタイミングや方法はオイルランタンによって違いますが、ポンピングして加圧した後が一般的です。

3:パラフィンオイル

オイルランタンの燃料として使われている揮発性オイルの中で安全性が高いオイルがパラフィンオイルです。引火点は95度のため常温保存しやすく揮発性も他の種類と比べるとほとんどなく扱いやすい特徴があります。

光量は低めですが、ススがほとんど発生しない、虫除け効果のあるオイルなど他の燃料との違いが大きいところとが特徴です。パラフィンオイルを使用するランタンは発行体(マントル)がないキャンドルランタンのようなものを使います。

防虫パラフィンオイルとは

Photo by けんたま/KENTAMA

他の種類と比べるとパラフィンはハーブなどから生成したオイルを追加したり、色を付けたりできるためキャンプなどのアウトドアでは嬉しい防虫モデルもあります。蚊取り線香と同じような仕組みでミントやユーカリなどのハーブの臭いが、燃料として使われた時に周囲に拡散して虫を遠ざけてくれると言われていて人気です。

他の燃料とパラフィンオイルはススが出ないなどのメリットがありますが、やや高価になります。

使い方

パラフィンオイルを使うものは発行体がないキャンドルランタンのような雰囲気作りに長けているランタンを使うことが多いです。芯にパラフィンオイルが染み込み徐々に燃焼するという仕組みになり初心者でも使いやすくなっています。

点灯手順はタンクにオイルを入れ、芯をセットしてから時間を置いて芯に火を近づけるだけです。ろうそくに火を付ける感じとなり他のオイルランタンと比べ非常に簡単に使える部分は魅力になります。

燃料がガソリンのオイルランタンの魅力


1:明るい

さまざまな燃料がありますが、オイルランタンの中ではガソリンランタンが明るくなりやすい傾向があります。光量が大きいためサイト全体を照らすメインランタンにおすすめです。登山などのアウトドアでは明るすぎるためベースキャンプなどに向いています。

また、光量に比例してオイルランタンも大きくなる傾向にあることから、大型のランタンが多いという特徴もありキャンプサイトのレイアウトでは飾っておくだけでも映えるアイテムです。

他の燃料と比べ圧倒的に明るい

単に明るいのではなく他の燃料とくらべ圧倒的に明るいランタンです。オイルランタンだけではなくカセットボンベやOD缶などを使用するガスランタンや電池式のLEDランタンと比べても群を抜いて明るく、広いサイトでもガソリンランタンをメインにサブランタンとして小型のLEDランタンなどがあれば十分な光量が得られます。

2:暖色の明かり

発光時の色味はアウトドアでは非常に重要な要素です。白や青になると明るく見やすいのですが、アウトドアやキャンプの雰囲気を感じられなくなり、赤みの強い暖色の光だとアウトドアの雰囲気を壊さない色合いになり非日常の特別感のある照明になります。

LEDランタンは電気的な光のため暖色もありますが白い色が多く、雰囲気を壊さずムーディーに盛り上げられるのは燃料を使用するオイルランタンの特権と言っても過言ではありません。

色温度とゆらぎが魅力

発行体の繊維の太さによって色味は変わりますが、一般的にガソリンランタンは色温度が3000Kと低めです。色温度は低ければ低いほど暖色になり、LEDランタンは昼白色と呼ばれるような高い色温度になります。

また、電気式の明かりではなくオイルという揮発性のある燃料を使いながら発光するためキャンドルランタンのようなゆらぎが生まれるところも魅力的です。このゆらぎには科学的にリラックス効果があると知られています。

1/fゆらぎとは

1/fゆらぎとは規則性の中にランダム性があるパターンのことで電車の揺れ、波の音、小鳥のさえずり、ろうそくのゆらめきなどが該当します。電車で眠くなるのも海の音や小鳥のさえずりで癒やされるのは1/fゆらぎがあるためです。オイルなどの燃料を使ったランタンは、炎がゆらめくため同じような癒やす効果が期待できます。

3:音がする

LEDランタンは電気式のため点灯中に音がなることはありませんが、ガソリンランタンは燃料を消費して燃焼することで発光するためジェットエンジンのような音がします。ジェットエンジンというと大げさですが「ゴー」という音に癒やされる方も多いです。

音がなるのは発行体を使っているオイルランタンだけとなり、燃料を吸い上げて点灯するキャンドルランタンのようなタイプのオイルランタンでは音はならず静になるという違いがあるます。

4:寒い場所でも安定

Photo byFree-Photos

ガソリンは低音でも強く安定していることから、ツーバーナーや高地登山向けのシングルバーナーでも重宝されている燃料です。他のオイルと比べ引火点が低いため冷気に当てられても安定して点灯してくれることから冬キャンプでも使いやすい、寒い時期では最も信頼できるオイルランタンと言えます。この安定性がガソリンランタンの魅力です。

その反面引火点が低く氷点下を下回るような状況でも扱いを謝ると危険になります。

5:きちんとメンテナンスすると長く使える

Photo byFree-Photos

燃料を使うものは点灯するたびにスス汚れなどが発生しノズルが詰まるなどの問題が発生しますが、きちんとメンテナンスすると親子二代、孫の3代と末永く使えるところも魅力になります。また、パーツ交換による修理できるように細かくパーツが発売されているなどの違いがあり手入れや交換修理しやすいです。

また、ガソリンランタンは灯油式よりもスス汚れがつきにくいなどの魅力があります。

燃料が灯油のオイルランタン魅力

加圧式タイプの魅力

灯油を燃料に使うオイルランタンは、2つのタイプがります。一つはポンピングして圧力をかけて予熱して使う加圧式タイプとなり、もう一つはパラフィンオイルを使うタイプと同じように芯が吸い上げてキャンドルランタンのように光るタイプです。

芯がオイルを吸い上げるタイプはフェアーハンド式と呼ばれていてパラフィンオイルを使うものと同じため合わせて後述しますね。ここでは加圧式オイルランタンの魅力を紹介します。

1:価格と明るさのバランスがいい


Photo bynattanan23

ガソリンランタンと比べると光量は少し下がりますが、燃料が低価格になるところがポイントです。車に使うレギュラーガソリンとランタン用の燃料は異なるため直接比べられませんが、ガソリンよりも灯油は非常に安価になります。

ケロシンや白灯油は前述したようにガソリンスタンドで発売されている灯油と変わらず、低価格です。燃料のオイルが低価格でランニングコストがあまりかからないため常夜灯向く種類のオイルランタンになります。

ガスよりもランニングコストいい

灯油とガスのランニングコストを比べると灯油のほうが高そうですが、実際は灯油のほうがランニングコストがよく低価格で済みます。つまりランニングコストに関しては、オイルランタンだけではなく他のランタンと比べても高く運用しやすいです。

また、光量はガソリンを使うランタンよりも少し落ちる程度でメインランタンとしても使える光量があり非常に使いやすいオイルランタンになっています。

2:手間がかかる

手間がかかるというのは通常なら避けたいことですが、キャンプは不便さを楽しむという方も多くあえて手間のかかるランタンを好む人も多いです。灯油は引火温度が高いためそのままでは点火できず、別途アルコールなどの燃料が必要になる場合もあります。

灯油ランタンは別途用意したアルコールなど燃料を使って予熱(プレートヒート)が必要になるため、不便さや手間のかかる道具を楽しみたいという方にはおすすめのオイルランタンです。

3:暖色で癒やされる

灯油ランタンは、ガソリンランタンと同じように発行体(マントル)により発光するため暖色の暖かい光はキャンプやアウトドアの雰囲気を壊さず、暖かい暖色の光はリラックス効果もあります。また、明かりが揺らぐところや音がするところもオイルランタンの魅力になりガソリンランタンと同じように魅力的です。

さらに実際にオイルを使用し燃焼しているため周囲を暖かくする効果も多少あります。

4:手入れで長く使える

灯油はホワイトガソリンよりもススが発生しやすくノズルが詰まりやすいですが、きちんとメンテナンスすると長く使えるところが魅力です。この部分もガソリンランタンと同じになります。手間がかかる部分ですが、道具の手入れが好きな方には使っていて楽しくなるようなオイルランタンです。

5:2種類ある

前述したように灯油ランタンはメインにも使える加圧式ランタンと芯が燃料となるオイルを吸い上げるフェアーハンド式の2種類があることからすでにメインランタンを持っている方は、フェアーハンド式を選ぶなどの選択肢があるところも魅力的です。

加圧式とフェアーハンド式では使用する燃料は同じですが、光量、仕組み、大きさなどが大きく異なります。

燃料がパラフィンオイルのランタンの魅力

1:デザインがおしゃれ

Photo bysumanley

パラフィンオイルを燃料にするオイルランタンはデザイン性が高いものが多く、小さなランプのようなデザインをしています。また、他のオイルランタンと比べると小型で家の中でも使いやすいデザインです。

また、小さいことでキャンプ場までの運搬がしやすく持ち運びやすいランタンになっていて複数キャンプに持っていくという方も多くサイトの飾りとしても利用されています。使わなくても置いておくだけでアウトドアの雰囲気がよくなるギアです。

色違いなども豊富

メーカーにもよりますが、他の燃料を使うオイルランタンと比べるとカラーバリエーションも多くデザイン性が高いです。好きな色を選ぶ楽しさがあるのもパラフィンオイルや灯油を燃料にするオイルランタンならではの魅力になります。

2:灯油・パラフィンオイルが使える

ガソリンランタンは灯油が使えませんが、パラフィンオイルと灯油を使うフェアーハンド式のオイルランタンはどちらの燃料でも使えます。そのためサブランタンとしても燃料が統一できるため非常に使いやすいです。

フェアーハンド式だとパラフィンオイルでも灯油でも光り方はあまり変わりません。注意深く火を観察すると少しだけですが、灯油のほうが明るい違いがあります。

ススに注意

フェアーハンド式のオイルランタンはどちらの燃料でも使えますが、灯油を使うとススが発生しやすくなります。パラフィンオイルを使うとススが発生しないため灯油よりもパラフィンオイルを燃料にする方が多いです。

3:手入れが簡単

Photo byFree-Photos

オイルランタンの中でパラフィンオイルをメインインにするフェアーハンド式は手入れが非常に簡単です。発行体がなく扱いやすく構造が単純なため手入れが非常にしやすいという魅力があります。

また、グローブが汚れた場合も簡単に外せて手入れしやすく、他のオイルランタンと比べると単純構造のため故障しにくい魅力もあります。燃料が染み込んだ芯は点灯するごとに徐々に短くなっていくため交換する必要がありますが芯の交換も簡単です。

4:雰囲気作りに向いている

Photo byDesigner-Obst

灯油を使っていても発行体がないフェアーハンド式のランタンはテーブル周辺を照らすぐらいしか明るさしかなく、キャンドルランタンのようにテーブル周辺を優しく照らしくれるため他の燃料を使ったランタンよりも雰囲気作りに向いています。

またキャンドルライトのように燃えている部分が直接見えるため、癒やされる効果も期待できるなど他の燃料を使うランタンと比べ違いが大きいです。

燃料を使うオイルランタンの注意点

テント内で使うのは危険

Photo byBen_Frieden

燃料を使うため酸素も消費しています。テント内で使うと酸素が少なくなり酸欠になる可能性があるため大きなテントでも中で使わないようにしましょう。また、燃料を使うランタンはどの種類も実際に燃焼しているためテントが燃える可能性もありテント内で使うのは危険です。

燃料を使うランタンはテーブル周辺、もしくはテントの外でメインランタンとして使うようにしましょう。

ガソリンランタンはガソリンのみ

フェアーハンド式のオイルランタンは、灯油でもパラフィンオイルでも使えますが、ガソリン式はホワイトガソリンだけしか使えません。ガソリン式に灯油を使うと炎上したり破損する可能性もあるので間違えないように注意しましょう。

また加圧式の灯油ランタンにはパラフィンオイルは使えません。

使用前後のメンテナンス

燃料を使う全てのオイルランタンはグローブが外れて、内部をメンテナスできるようになっています。単純構造のフェアーハンド式を含め使う前にススなどが詰まっていないか、芯はちゃんとあるかなどの確認をして使うようにしましょう。

また、長時間使わないときはメンテナンスしてから片付けるようにするなどして使用前後手入れを心がけてくださいね。

オイルランタンのまとめ

燃料の違いを確認

Photo byIADE-Michoko

一言に「オイルランタン」といっても違いはたくさんあります。使える燃料で性質も明るさも大きく異なるから燃料の違い覚えてからオイルランタンを選んでいくと選びやすくなります。フェアーハンド式は光量が他のランタンと比べると少ないためテーブル周辺でしか使えないため注意してくださいね。

また、ガソリンランタンはガソリンしか使えないので間違わないように注意しましょう。
 

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