ゴルフ70台のスコアを出す方法
ゴルフプレーヤーの憧れは70台のスコアです。1回だけでなく何度も出せればシングルプレーヤーの仲間入りができます。70台を出すにはラウンドが多くなければ無理と思う方がいらっしゃるかも知れません。ラウンドの回数が少なくても70台のスコアを出すことはできます。
70台のスコアを出すには効果的な練習とラウンド中のスコアメイクを考えたコースマネージメントが重要です。ここでは、ゴルフをする方が誰もが憧れるゴルフ70台を出すための方法をご紹介します。
ゴルフのスコア設定の仕組み
多くのゴルフ場はパー72に設定されています。内訳はパー3が4ホールでパー5が4ホール、残りの10ホールがパー4です。各ホールにはハンディキャップが設定されて、易しいホールほどハンディキャップが多くなります。
一般的には、距離の短いショートホールはハンディキャップが多く、距離の長いロングホールはハンディキャップが少ない設定です。初めてプレーをするゴルフ場では、ホールの難易度はスコアカードのハンディキャップを見ることで確認ができます。
ゴルフ70台を出しやすいゴルフ場
ゴルフ場はどこでも難易度が同じではなく、易しいコースや難しいコースがあります。初めてラウンドする場合や初心者の頃1回ラウンドしただけでは難易度が分りません。その時参考になるのがゴルフ場のコースレートです。
ゴルフ場ごとに71.5や71.2など少数点1桁までの数字があります。この数字はハンディキャップ0のゴルファーが複数回プレーした平均スコアで数字が多いほど難しいコースです。70台を目指すならコースレートの少ないゴルフ場がチャンスですね。
ゴルフ70台を出すための考え方4選
ゴルフ70台を1回だけでなくコンスタントに出すためには当日ラウンドするコース攻略の考え方、効率的な練習が重要です。ゴルフコースはそれぞれのコースごとに攻略方が異なるので、プレーするコースに適切な攻略方法と目標スコアを設定します。
目標達成のためにはスタート前の練習やラウンド中のメンタルマネージメントが重要です。プレー終了後は当日の課題を見つけて、次回のラウンドまでに矯正する練習を重ねることで安定した70台のスコアが可能になます。
- ホールごとの目標スコアを決めよう
- 重要なのはスタート前後の練習
- 周りを気にせずプレーに集中しよう
1.ゴルフ70台のスコアを出すホールごとの目標スコア
一般的にはロングホールはハンディキャップが少なく難易度が高いホールとご紹介しましたが、70台を目指すゴルファーには当てはまりません。70台を目指すプレーヤーの目標スコアはショートとロングはパースコアで上がりたいホールです。
残り10ホールのパー4の半分のホールでパーを目指して、予定通りなら77のスコアになり2打はミスショットの保険になります。このように70台を出すためにホールごとの目標スコアを設定する考え方は重要なポイントです。
2.ゴルフ70台を出すためのルーティン
ゴルフではルーティンという言葉がたびたび使われます。これはショットをするまでの流れの事で、狙うポイントを確認してから素振りをしてスタンスに入るなどいろいろなスタイルがあります。
ルーティンはショットの準備だけでなく、安定したスコアメイクにも重要です。ルーティンの方法は当日のプレーの内容分析と問題点の洗い出しをします。プレー終了後に練習場や次回のプレー日までにショットやパターの問題点を矯正するのが70台を出すためのルーティンです。
3.ゴルフ70台を出すためのスタート前の練習
ゴルフ場に到着してウォームアップもせずいきなりティーショットをする方たちもいますが、それでは70台のスコアを出すのは難しいです。スタート前には準備をして臨めばスコアアップにも繋がります。
スタート前の練習は、ストレッチをして体を柔らかくした後に50球ほど当日のショットの感覚をつかむ練習です。ショットはドライバーからアイアン、パターまでの練習をしますが、課題を矯正する練習ではないので、コースをイメージしたショットやパターの練習になります。
4.ゴルフ70台を出すためのコースでのメンタルトレーニング
ゴルフは最大4名でのプレーとなり始めてゴルフ場で会って一緒にプレーすることがあります。一緒の方はそれぞれのプレースタイルがあり、時にはご自身のプレースタイルと合わないことがあるのではないでしょうか。
このような場合は次のショットに時間がかかりプレーが乱れることがあります。ゴルフはご自身との勝負といわれるので、他の方のプレースタイルが合わなくてスコアが悪くても言い訳はできません。常に他の方のプレーが観察できる余裕を持つことが重要です。
ゴルフ70台のゴルフレンジでの練習4選
ゴルフで70台のスコアを出すためにはゴルフレンジでの練習が重要です。練習はスコアアップと維持が目的なのでドライバーの飛距離などを求める練習ではありません。効果的な練習をすることでミスショットの軽減が可能です。
ゴルフレンジでの練習は課題により異なります。主な練習内容としては、ミスショットの確率が高いクラブの矯正とドローやフェードの打ち分け、アプローチの距離間の確認などになります。ここではゴルフレンジでクラブごとの練習方法をご紹介します。
- ドライバーの練習は飛距離でなくフォームの確認
- フェアウェイウッドは高さが出ているか確認しよう
- 練習場で一番重要なのはアプローチ練習
1.ゴルフ70台のためのドライバーの練習
ゴルフレンジでは練習のほとんどをドライバーショットに費やしている方もいらっしゃいますが、その練習では70台のスコアを出すのは難しいといえます。70台のスコアを目指す方はご自身の飛距離は把握されているので飛ばすことは重要ではありません。
チェックポイントは第一にフォームの確認です。ラウンド後は乱れている場合が多いのでミートの瞬間の頭の位置の確認が重要で、力が入ると後ろに下がるのでお一人の練習では後方に携帯電話のカメラでチェックができます
2.ゴルフ70台のためのウッドとユーティリティの練習
70台のスコアを目指す方には2打目以降飛距離の稼げるフェアウェイウッドやユーティリティは大きな武器です。しかし、ティーショットのドライバーとは異なりキャリーとランが出ればよい訳ではありません。
グリーンを狙う場合はキャリーが出て止まるボールが重要なので番手ごとの安定した高さのボールが打てるチェックが重要です。さらに、コースのハザードを想定したインテンシショナルフェードやドローの練習を重ねれば、何度も70台のスコアを出すのに役立ちます。
3.ゴルフ70台のためのアイアンの練習
ゴルフ70台を1回だけでなくコンスタントに出すために重要なクラブがアイアンです。一般的に70台を目指すゴルファーのアイアンは8本程のセットになります。ゴルフレンジの練習はミドルアイアンは2本程度イメージ通りの高さが打てるかの確認です。
アイアンの練習で重要なのは50ヤード以内のアプローチショットになります。2種類くらいのウエッジを使い高さとスピン量を調整する練習は、ラウンドの時のピンの位置に関係なくアプローチで寄せることが可能です。
4.ゴルフ70台のためのパター練習
70台を目指すゴルファーにとり最も重要なクラブがパターです。何故なら距離が短いほど正確なショットが必要となりその短い距離を打つのがパターになります。パター練習場が備わったゴルフレンジならパターの練習が可能です。
練習場のパターの練習は目標近くに止めるのではなく方向性を重視します。ショートパットは1mや3mごとに目標を決めてミスしないように何度も繰り返しの練習です。5m以上の長いパットは感覚で覚えた距離感で方向性を重視して練習します。
ゴルフ70台のスコアマネージメント4選
ゴルフ70台を1回だけでなくコンスタントに目指すにはショットの技術以外にスコアのマネージメントが重要です。ラウンド前に想定していた通りに行かないことがありますが、その場合にはスコアメイクの考え方を変える必要もあります。
また、ロングホールやショートホールなど個々のホールごとに攻略マネージメントを考えることが70台のスコアにつながります。ここでは70台を目指す方にラウンド時のホールごとのスコアメイクするまねについてご紹介します。
- ゴルフ場の景観に騙されないマネージメントをしよう
- 無理にパーオンを狙わず寄せやすいポイントを狙おう
- パー3の基本はグリーンセンターピン手前
1.ゴルフ場の誘惑に負けないマネージメント
ゴルフ場のコースには設計者が考えた罠が待ち受けています。見た目には簡単に見えるホールに見えないハザードがある場合や、景観が素晴らしく無理をしてもグリーンを狙いたいホールです。多くのゴルファーはこの罠にはまりミスをします。
ここでミスをすると70台は遠のきますので対処法が必要です。簡単な方法は、グリーン方面からご自身のいる位置を想像すると安全なポイントが分ります。このようにミスを誘うホールでの誘惑に負けず安全なポイントを探しましょう。
2.パー5のスコアマネージメント
パー5は一般的にハンディキャップが少ないホールですが、70台を目指すゴルファーにとってはパーで上がりたいホールになります。このホールで重要になるのがティーショットでトラブルにならない限り2打目です。
300ヤード前後距離が残りますがアイアン2打で届きます。深いラフや前方にハザードがある場合は考え方を変える必要があります。100ヤードしか打てなくても、3打目でグリーン近くまで打てれば十分パーが拾えるので無理をせず我慢をしましょう。
3.バー3のスコアマネージメント
パー3は易しいホールの場合が多く70台を目指すなら確実にパーで上がりたいホールです。このホールでスコアメイクする注意点としてはグリーン周りのハザードとグリーンの傾斜、ピンの位置になります。
これらを確認した上で打つポイントを決めますが、確実にパーを狙うならグリーンセンターのピンの手前です。ピンがセンターにない場合直接狙うとハザードに入る場合や下り傾斜について3パットの可能性もあります。確実に2パットで入る位置にボールをつけましょう。
4.パー4のスコアマネージメント
どのゴルフ場でもバリエーションが多いホールがパー4です。70台を目指すゴルファーにとり鬼門になるホールが多いのもパー4になります。最も注意する点は初めてラウンドするコースのドッグレッグホールです。木越えをしてもその先はどうなっているのか分かりません。
この場合安全なのはウッドやアイアンでの刻みです。2打目も150以内にはなるので70台を目指すゴルファーならパーをとるのは難しくはありません。ティーショットは見える安全な所に打ちましょう。
ゴルフ70台のためのクラブセッティング4選
ゴルフ70台を出すには技術は勿論のですが、コースマネージメントの考え方と練習、そしてゴルフクラブが重要な要素です。14本のクラブを上手に使いこなせば70台が見えてきます。
初心者の時はクラブはそれほど重要でなくても、スコアアップするごとに重要性が分るのではないでしょうか。70台を目指すゴルファーはショットのミスが許されないので、正確な距離を出せるクラブセッティングが重要です。ここでは70台を目指すためのクラブセッティングをご紹介します。
- コースによりアイアンとウッドを入れ替えよう
- 狭いコースはショートウッドやユーティリティを活用しよう
- ハザードを避けるクラブセッティングをしよう
1.クラブセッティングの考え方
ラウンドで使用できるゴルフクラブは14本と決められていますが、途中で変えなければどのクラブを使うことも可能です。ゴルフ場により1打目を刻み2打目に距離が残るホールや距離がありボールが止まりにくいショートなどもあります。
このような時にはウッドやアイアンを余分に揃えてコースに合ったクラブセッティングが重要です。コースに合わせたクラブセッティングをすれば攻略方法が増えます。ご自身の考え方でコース攻略に効果的なセッティングをしましょう。
2.ゴルフ70台のためのウッドのセッティング
ゴルフクラブの中で最も距離が出ますが、反面OBも出やすいので慎重にセッティングしたいクラブです。基本はドライバーとフェアウェイウッドウッドが1~2本になります。コースによってはフェアウェイウッドのセッティングの考え方が必要です。
コースの幅が狭く距離のないコースでは3番ウッドが必要ない場合があります。ロングホールで無理して2オンを狙ってミスするよりも、正確なショットができるように5番ウッドからの番手を充実させる方が70台に近づきます。
3.ゴルフ70台のためのウッドとユーティリティのセッティング
70台を出すためにはトラブルを避ける考え方が重要です。次の1打を考えると距離が残ってもフェアウェイからのショットが断然有利といえます。こんな時にミスなく目標のポイントにボールを運びやすいのがショートウッドとユーティリティです。
70台を目指すゴルファーでもドッグレッグが多く狭いコースは3番や5番ウッドが必要のない場合があります。このような時は考え方を変えて、ショートウッドやユーティリティで対応するなどミスが出ないセッティングが必要です。
4.ゴルフ70台のためのアイアンのセッティング
70台のスコアを目指す方なら通常アイアンのセッティングは5番からウエッジまで8本くらいになります。パー4で400ヤードくらいの距離の長いホールが多いコースは2打目を5番アイアンでフルショットするよりもユーティリティやショートウッドの方がミスの確率が下がり安全です。
その場合にはアイアンを6番からのセッティングにします。ミドルホールで1打目がドライバーやフェアウェイウッドだとハザードに入る場合は4番アイアンのセッティングが効果的です。
まとめ
ゴルフで70台を出す方法をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ゴルフは技術だけでなく考え方でもスコアは大きく変わります。70台を1回だけでなくコンスタントに出すにはラウンド前後の練習が重要です。
また、ゴルフはスコアをクラブに依存する割合が大きいのでラウンドするコースに合わせたクラブセッティングも必要になります。これらを継続すればコンスタントに70台のスコアが出せて、ゴルファー憧れのシングルプレーヤーになれるのではないでしょうか。
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