ゴルフの正しいアドレス
ゴルフを上達するためには正しいアドレスが大切です。正しいアドレスをすることで目標の方向にボールを打つことができますが、アドレスが正しくなければ目標の方向に打つことができません。
正しいゴルフのアドレスとは、アドレスまでの準備と姿勢、体重配分と方向が大切な要素です。これらは練習場での正しい練習をしないと構築されません。ここでは初心者におすすめのアドレスの練習方法を詳しく解説します。
正しいアドレスの必要性
ゴルフは目標の方向にボールを打ち出すためには目標を向いたアドレスとスイングができなければなりません。正しいスイングをするためには基本のアドレスが大切です。正しいアドレスができれば方向性やボールのミート率が向上してゴルフが上達します。
正しくアドスができないと目標の方向にボールを打てません。アドレスと違う方向に打とうとすると無理なスイングになりフォームを乱してゴルフの上達の妨げになります。それほどアドレスはゴルフで大切なポイントです。
ゴルフの基本の手順でアドレスに入る大切さ
ゴルフを始めたばかりの初心者のアドレスは目標のスポットを向いて構えるのが基本です。その後はスタンスの広さや手の位置、体重配分を調整します。ここまではゴルファーごとの手順がありますがこれがルーティンです。
きちんとしたアドレスが確認できたら後はボールを打つだけですがこのルーティングが狂うと上手にアドレスが作れずミスショットに繋がります。どのような場面でも練習してきた基本のルーティンとアドㇾスを忘れずにプレーすることが大切です。
ゴルフのアドレスで基本のチェックポイント
ゴルフのアドレスで大切なチェックポイントはご紹介しましたが、一つずつ考えながらアドレスを作ると時間がかかりスロープレーの原因になります。特に初心者は練習で意識をしてルーティンを繰り返して大切なチェックポイントを覚えることが必要です。
普段の練習で基本のルーティンを繰り返すことで短時間でアドレスをチェックする方法が身につきます。アドレスのチェックポイントはいくつかあるので、ここでは初心者がアドレスの練習に必要な基本のチェックポイントを解説します。
- アドレスは姿勢と方向性が大切
- ご自身に合うルーティンを練習しよう
- アドレスした時のチェックポイントはボールと手の位置
1.アドレス時の目標の見つけ方
ゴルフ初心者が正しいアドレスを覚えるのに大切なのは方向です。一般的には構えた時にボールを手前から見るので右打ちの方は右を向きやすくなります。方向の確認方法は後方からボールとターゲットを結ぶラインの前方30センチに目印を探しましょう。
近くの目印なら方向が正確なので、目印を確認してルーティン通りの手順でアドレスに入る準備をします。あとは目印に向けてボールを打ち出すだけです。このようにアドレスに入る前には近くの目印を見つけましょう。
2.ゴルフのアドレスの基本の姿勢
ゴルフのアドレスで大切なのは姿勢です。基本の姿勢は腰からクラブが地面に着くまで前方にまげるのが正しいアドレスの姿勢になります。この時に多くの初心者の方がなりやすい姿勢が猫背です。
ゴルフのアドレスは普段はやらない無理な姿勢が猫背になる原因といえます。矯正方法はクラブを背中に当ててそのままアドレスの姿勢をした時にお尻と後頭部にシャフトが同時に触れるのが正しい姿勢です。練習場や自宅ではクラブを背中に当てて体を回転させる練習をしましょう。
3.ゴルフのアドレスに入るまでの手順
ゴルフ用語でアドレスに入るまでの手順がルーティンです。ルーティンの手順はゴルファーにより異なりますが、どのクラブを使う時も同じルーティンをすることで落ち着いてアドレスに入ることができます。
多くのゴルファーのるは打ち出す方向を決めてからアドレスに入る流れです。初心者の方は目標も定めずにいきなりアドレスに入る方もいらっしゃいますがミスショットの原因になります。ご自身に合うルーティンを練習の時から意識して身につけましょう。
4.ゴルフのアドレスの足の位置と体重配分
ゴルフのアドレスで正しいスタンス幅は肩幅くらいです。短いクラブになるほど幅が狭くなります。左右の体重配分は右打ちの場合は右足が7割、左足が3割ほどでスタンス幅同様に短いクラブほど体重は左足寄りです。
足の裏の体重配分は前方に7割くらいの比重になりますが初心者の多くはかかと体重になりやすい特徴があります。原因は普通は前足体重で歩かないので窮屈な恰好になるからです。矯正方法はつま先だけで立って素振りを繰り返してから打つ練習をしましょう。
5.ゴルフの正しいアドレスの手の位置
アドレスの手の位置はクラブごとに異なります。右打ちの場合はドライバーは左足のやや内側です。スイング中のゴルフクラブの最下点は体の中心になるのでアッパースイングのドライバーは最下点を過ぎたところに手があるのが最適です。
クラブが短くなるごとに手の位置は内側になります。アイアンの手の位置は体の中心のやや左側です。アイアンは手の位置よりクラブヘッドが後ろにあり最下点も前にボールを打つ構造なので、ボールの位置は手よりも後ろになります。
6.アドレス時の正しいボールの位置
アドレスの時のボールの位置は手の位置と同じように右打ちの場合はドライバーは左足内側です。クラブが短くなるごとにボールの位置も右寄りになり、最も短いウエッジは体の真ん中になります。
これは基本的なアドレスの時のボールの位置です。ゴルフコースのように傾斜がある時は左足上がり傾斜は左足寄りの位置になります。左足下がりの場合は右足寄りです。これはクラブをスイングした時の最下点が平らな場所とは異なるので、最下点の位置にボールの位置を合わせます。
7.パターのアドレスのチェックポイント
パターはショットとは異なりゴルファーによりアドレスはさまざまです。パターはその方にとりカップを構えやすいアドレスなら問題ありませんが、パターにも基本のアドレスがあります。
パターのアドレスは足を体の正面に向けてスタンス幅は肩幅と同じ位です。ボールは体の中心より2個分左にセットします。頭がボールの真上に来るようにして若干ボールの後方から見るようにすれば基本のパターのアドレスが完成です。
正しいアドレスのチェック方法
初心者の方はアドレスをした時に正しいアドレスなのか気になるところですね。アドレスのチェックの方法としては練習場などの鏡や画像でチェックができます。
画像のチェックはゴルフコースでもできるので、練習場との違いが分りアドレスチェックには効果的です。チェックする場合には正面や後方、背後からできればアドレスの修正にも役に立つのではないでしょうか。ここでは初心者におすすめの正しいアドレスのチェック方法をご紹介します。
- 鏡を見て正しいアドレスを完成させよう
- 画像でアドレスの確認を仕様
- ゴルフクラブを使って方向確認をしよう
1.ゴルフの正しいアドレスの構えを鏡でチェック
正しいアドレスは鏡でチェックが可能です。鏡でのチェックは前方と正面、後方からの三方向からでそれぞれのチェックポイントは異なります。前方と後方からのチェックポイントはアドレスの姿勢の中でつま先体重と肩の向き、背中の姿勢などです。
正面からのチェックはボールと手の位置と足の開き具合、左右の肩の高さをチェックになります。チェックする場合はドライバーやアイアンなどクラブを変えてクラブごとのアドレスができているかチェックするのもおすすめです。
2.ゴルフの正しいアドレスの構え方を画象でチェック
ゴルフのアドレスをチェックするおすすめの方法が画像です。画像チェックはアドレスを見ながらチェックする方法ではありません。画像に映ったアドレスを見て修正点を見つけるチェック方法です。
チェック方法は画像と撮ってくれる方がいれば練習場では前の練習スペースの空きを見つけて正面と後方からの画像チェックをします。ゴルフコースでも同じ位置から画像チェックが可能です。練習の時とアドレスの構えが違う場合は画像のチェックしながら鏡を見て修正しましょう。
3.ゴルフクラブを使った正しいアドレスのチェック
アドレスのチェックをする時におすすめなのがゴルフクラブを使ってのチェックです。アドレスのチェックで大切なのは構えの作り方だけでなく方向性も大切なチェックポイントになります。構えがよくても方向が悪ければよい結果にはなりません。
練習場では同じ方向に向けてアドレスするのではなく、ターゲットを決めていろいろな方向にアドレスを取りましょう。この時にはゴルフクラブをターゲットに向けて置きます。この練習はアドレスの方向感覚を養うのにおすすめです。
ゴルフ練習場でおすすめのアドレスの作り方
練習場のマットは平らでその方向通りにアドレスをすれば打ち出すターゲットがどこなのか確認できます。ゴルフ場にはマットのように方向を示すものはなく、傾斜があるので練習場と同じようなアドレスはできません。
ゴルフコースできちんとしたアドレスを作るには練習場ではゴルフ場を想定した練習が役に立ちます。練習場でもゴルフ場を想定した方向の確認や傾斜の練習が可能です。ここでは練習場でゴルフ場と同じ感覚でできるおすすめの練習方法をご紹介します。
- 平らな練習場でも傾斜の練習ができる
- 下り傾斜が一番難しい
- 前足上がりや前足下がりは腰の高さを変えない
1.左足下がりのアドレスの構え方の練習
練習場の平らなマットの上でも傾斜の練習はできます。傾斜の中で最も難しいのは左足下がりです。練習場での左足下がりのアドレスの構え方は右打ちの場合は左足を後方に下げるアドレスをとります。
左足を30センチほど後方に下げて体重を左足にかければ左足下がりのアドレスが完成です。この場合の目標は両足が向く方向ではなく、マットに沿った方向になります。このアドレスからのスイングは左足下がりの傾斜の感覚が掴むにはおすすめの練習方法です。
2.左足上がりのアドレスの構え方の練習
左足上がりは初心者の方でも比較的易しい傾斜です。初心者の場合はすくい打ちが多いので傾斜に沿ったスイングになるのがその理由ですが、左足上がりの傾斜のアドレスの練習はすくい打ちの防止にもなります。
左足上がりの傾斜の練習は左足を前方に出した右足体重のアドレスです。注意点はすくい打ちのスイング軌道になるので右打ちの方はボールの位置はやや左足寄りを想定したアドレスにしましょう。この練習の後に正しいアドレスで練習すればすくい打ちが少なくなります。
3.前足上がりのアドレスの構え方の練習
ゴルフコースの傾斜でスイングの時にトップやダフリが多いのが前足上がりと前足下がりの傾斜です。平らなライと異なりボールの位置が足より高い所や低いところにあるので難易度の高いショットになります。
前足上がり場合はかかとに体重をかけて体を起こすアドレスです。このアドレスをすることで前足上がりの斜面と同じ状態になります。練習場では高めのティーペグを利用してかかとに体重が乗ったまま打ち込む練習が前足上がりの傾斜の感覚を養うにはおすすめです。
4.前足下がりのアドレスの構え方の練習
前足下がりの傾斜の練習は腰を落としてつま先に体重をかけたアドレスをとります。この時にクラブを短く持って構えることで足より低い位置にあるボールを想定したアドレスの完成です。
注意点としては、アドレスからスイングに入る時に体が起き上がるとクラブヘッドがボールの上を通過して空振りになります。空振りを防ぐには腰の高さとつま先の体重を一定に保つことです。この態勢を保ちながらのスイングは難易度が高いショットですので、普段の練習で身につけましょう。
ゴルフ場で意識する正しいアドレス
練習場ではきちんとしたアドレスができてもゴルフ場ではアドレスの方向が狂う場合があります。ゴルフ場は練習場とは異なり平らなライばかりではありません。さらにバンカーなどのハザードや景色が方向性を狂わせる原因です。
ゴルフ場でのアドレスは練習場で練習してきたことと何ら変わらず特別なことではありません。練習で覚えた基本のアドレスを思い出しながらそのままスイングするだけです。ここではゴルフ場で意識するアドレスの作り方をご紹介します。
- ゴルフ場の景色に騙されないようにアドレスをしよう
- ゴルフコースでも練習のルーティンは大切
- バンカーは腰を落として左向きのアドレス
1.目標のターゲットの定め方
ゴルフ場は練習場のように方向が定めにくいので、目標方向のボールの先にのスポットを見つけることはご紹介しました。ゴルフ場はターゲットを向いたアドレスを取っているつもりでも景色によって方向を惑わします。
この時に正しいアドレスを取るにはボールの先のターゲットと平行になるように片足ずつゆっくりスタンスを取り方向が合っているか確認しましょう。この方法は目標のスポットを定めても右打ちの方は右を向きやすいアドレスを修正するのにおすすめです。
2.アドレスまでの基本ルーティンを守ろう
ゴルフ場でアドレスのルーティンはご説明しましたが、練習場でその通りできてもゴルフ場で同じようにできないのがゴルフの難しさです。ゴルフ練習場ではご自身のペースで失敗しても何度も打ち直しができますがコースでは一度限りになります。
特にミスショットした時や雨天の場合はアドレスに入るまでのルーティンを忘れていきなりショットをしがちです。このような時はよい結果になりません。どのような時にもアドレスまでの基本のルーティンを忘れないようにしましょう。
3.バンカーの基本のアドレスの作り方
ゴルフのアドレスの中でもバンカーは特殊なアドレスが必要です。バンカーはクラブヘッドが直接ボールに当たると飛びすぎてトラブルになります。ボールの5センチほど前の砂ごと打つのがバンカーショットです。
アドレスはボールを直接打たないように腰を落として右打ちの場合は30度ほど左を向きます。クラブフェースの面はターゲットに向けてクラブをアドレス方向に振り下ろすだけです。
まとめ
ゴルフの正しいアドレスの構え方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ゴルフのアドレスはいきなり構えても正しいアドレスにはなりません。アドレスに入るまでの準備とアドレスをした時の確認が正しいアドレスの作り方です。
正しいアドレスで構えることができればゴルフの上達が早くなります。それには練習場は自宅などで正しいアドレスを作るための練習が必要です。これからゴルフを始める方たちも正しいアドレスを覚えてゴルフを楽しんでください。
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