ゴルフはマナーを守ることが大切!
自然の中で体を動かし、心地よい時間を過ごせるゴルフ。気軽に楽しめるのが魅力ですが、最低限覚えておきたいマナーがいくつかあります。ルールを守っていても、マナーを守らないことで「常識がない」と思われる場合があるので、要注意です。
マナーを覚えてゴルフに出かけよう
本記事では、ゴルファーが覚えておきたい基本的なマナーをまとめました。準備やラウンド、ハウスクラブといったシーン別のマナーを解説するので、ぜひ役立ててみてください。
最低限のマナーさえ把握しておけば、初心者でも気軽にゴルフを楽しめるようになります。お気に入りのコースで気兼ねなくプレーをするために、マナーを学んでいきましょう。
基本的なゴルフのマナー:準備編
準備段階からきちんと気をつけておくことで、うっかりマナー違反をするのを防げます。初心者が覚えておきたい基本的なマナーについて解説するので、ゴルフ場へ行く前にチェックしておきましょう。
ゴルフマナー①:保険に入っておく
見過ごしてしまいがちなマナーとして挙げられるのが、保険です。厳格なルールに定められているわけではありませんが、ゴルファーがお互いに安心してプレーをするためには、事前に加入しておくのがマナーとされています。
打ったボールが誰かの頭に当たるなど、ゴルフ場では思わぬトラブルが発生する可能性がゼロではありません。トラブルに対応できる状態を作っておくことは大切なことです。近年はリーズナブルな保険も増えているので、活用しましょう。
ゴルフマナー②:時間に余裕を持つ
ゴルフ場へ向かう際には、時間に余裕を持って行動するようにしてください。参加する人が全員集まってから開始するのが、ゴルフの基本的なルール。開始時間に間に合わないと、他の人を待たせる事態に陥ってしまいます。
また、同じグループだけでなく後続のグループを待たせてしまうのも注意しておきたいポイントです。1人の遅れでたくさんのゴルファーに迷惑をかけることになります。30分〜1時間前には現地に到着するようにしてください。
遅刻の際は早めに連絡
もし、遅刻してしまいそうな場合は、早めに連絡をしてください。事前に遅れることが分かっていれば、すぐにプレーを始められるように現地で準備を整えられます。何の連絡もなく遅れることは非常識な行為となるため、十分に気をつけましょう。
ゴルフマナー③:服装に気をつける
身につける服装に注意するのも、押さえておきたいマナーです。ジャージやジーンズなど、ラフ過ぎる服装はゴルフ場にそぐわないと言われています。きちんとした品格と清潔感のある服装に整えることが大切です。
襟付きのシャツやチノパンなどが、基本的な服装。近年は短パンを履いてもよいとされていますが、丈が短すぎるものはマナー違反となるため注意してください。足元はゴルフ用の靴を選んでおけば間違いないでしょう。
ゴルフマナー④:ボールのナンバリングを記憶
誤って他のゴルファーのボールを打たないためにチェックしておきたいマナーです。ボールに書かれた数字を覚えていないと、うっかり他の人のボールを使ってしまう可能性があります。他の人に自分のボールを打たれたら、嫌な気分になる人もいるので要注意です。
また、初心者の場合は他のコースへボールを飛ばしてしまうことがあります。他のコースに行ってしまった場合もすぐに自分のボールを見つけるために、ナンバリング以外に目立つ印を入れておくと安心です。
ゴルフマナー⑤:ボール数に余裕を持たせよう
携帯しているボールの数がギリギリだと、プレー中にストックが底をついてしまう場合があります。初心者の場合はミスショットによってボールが遠くに飛んでしまったり、池の中に入ったりといった場合も考えられるでしょう。
ボールを失ったとしてもすぐにストックを出せるように、多めに持って行くことが重要です。途中でなくなった場合は他の人から借りなければならなくなるため、迷惑をかけないためにも十分なストックを用意してください。
10〜12個ほど持って行こう
準備の際には、10〜12個は持っておくのがおすすめです。コースでプレーをする時には、3〜4個携帯しておくとよいでしょう。余裕を持たせることで、ボールがなくなる心配をせずにプレーに集中できるようになります。
ゴルフマナー⑥:バッグに名札をつける
所有物を明確にするための工夫をするのも、最低限のマナーとして挙げられます。ゴルフ用具を入れるバッグには、必ず名札をつけておきましょう。名札がないと、スタッフがカートまでバッグを運ぶ際に混乱してしまう場合があります。
また、名札がついていても小さかったり、目立たない場所についていたりしたら見つけるのが大変です。見える場所に名札をつけて、自分のものであることがわかるようにしてください。初心者は忘れてしまいがちなことなので、要注意です。
ゴルフマナー⑦:電話の音に注意
プレー中に大きな着信音が鳴ると、他のプレイヤーに迷惑をかける場合があります。着信音によって集中力が削がれ、実力を発揮できなくなることもあるでしょう。他の人への迷惑を避けるために、着信音は鳴らないように設定するのがマナーです。
また、プレー中はなるべく電話に出ないようにすることも大切なポイント。ルール違反行為ではありませんが、他のプレイヤーに対するリスペクトがないと思われることがあります。休憩中などに、折り返し電話をするのがおすすめです。
ゴルフマナー⑧:みんなに挨拶をする
しっかりと礼儀を持ってプレーをすることは、とても大切なマナーです。プレーを開始する前には、みんなに挨拶をしましょう。「今日は、どうぞよろしくお願いします」など、声をかけることによってみんなが気持ちよくプレーできるようになります。
初心者であることを知らせておく
まだプレーに慣れていない方は、挨拶の時に「本格的なラウンドにはあまり慣れていませんが、一生懸命頑張るのでよろしくお願いします」と最初に初心者であることを明確にしておくのがおすすめです。慣れていないとはっきり言っておけば、万が一ミスをしてしまったとしても、「初心者だから仕方がない」と許してくれるでしょう。
ゴルフマナー⑨:プレー15分前には準備を整える
現地に早めについていても、プレーのための準備が遅れてしまっては意味がありません。現地に到着したら、開始時間の15分前には準備を整えるようにしてください。
準備に手間取っていると、他のプレイヤーに迷惑をかけることに。余裕を持って準備をしておくことで、前のグループが早めにスタートしても、すぐに対応できるようになります。初心者は準備に時間がかかることがあるため、時間を意識しながら行動するようにしてください。
基本的なゴルフのマナー:ラウンド編
ラウンドに入る際もしっかりとマナーを守ることで、みんなが気持ちよくプレーできるようになります。初心者の場合はルールばかりに目が行ってマナーを忘れてしまうことがよくあるので、十分に注意しながらプレーしましょう。
ゴルフマナー①:効率的にプレーを進める
自分たちのペースでのんびりプレーをしていると、後ろのグループに迷惑をかける可能性が高いです。後ろのグループが次のプレーに移れず、どんどん時間が経過してしまいます。そのため、効率的にプレーを進めることが大切です。
きちんと効率的にプレーが運ぶように意識していれば、後ろのグループに迷惑をかけることはなくなります。プレー中は、常に後ろにグループがいることを忘れないようにしましょう。もし遅れ気味になった場合は、一言謝っておくことも重要です。
ゴルフマナー②:プレー中の人に近づかない
集中してボールを打とうとしている時、近くに人がいたら落ち着かなくなりますよね。打つ人からは距離を取り、集中できる環境を作ってあげましょう。プレーをする人の後ろに立つのが基本的なマナーです。
もし、どうしても前に立たなければならなくなった場合は、なるべく遠くに立つようにしてください。ボールの直撃などのトラブルを避けるためにも、距離を取ることは大切なポイントです。
静かに見守ろう
距離を取るのはもちろんのこと、静かにしていることも意識しましょう。他の人が集中しているのに、大きな声で喋ったり、笑ったりしているとマナー違反だと思われてしまいます。相手に迷惑をかける行為は避けて、プレーに集中できるようにしてください。
ゴルフマナー③:掛け声を忘れずに
プレーに慣れていないと、うっかり違うコースにボールを打ち込んでしまうことがあります。そんな時に必ずやっておきたいのが、掛け声です。ボールを打ち込んでしまったコースに向かって、「フォア!」と声を掛けるようにしてください。
声を掛けることによって、ボールが飛んでいることを周りの人に知らせ、トラブルを避けられるようになります。きちんと注意喚起をしておかないと、打ったボールが他のコースの人に直撃する可能性があるので、注意が必要です。
大きな声ではっきり言おう
きちんと掛け声を出していても、小さな声では相手に聞こえない場合があります。相手に掛け声が伝わらず、「ボールが飛んできたのに掛け声がなかった」と思われてしまう事態を避けるため、しっかりと大きな声を出すようにしてください。
ゴルフマナー④:打つ前の練習は2回まで
正確なショットを出すため、プレー前に練習をしたくなることは初心者によくあるパターンです。しかし、プレー前の練習に時間をかけると、他の人のプレーに遅れをきたすことがあります。
どんなに練習をしたくても、2回までに留めるようにしてください。また、練習をしなくてもすぐに打てる状態を作っておくことも大切です。ゴルフ場では、自分以外にもたくさんの人がプレーをしているのだと考えて、早めにプレーをするように心がけましょう。
ゴルフマナー⑤:ショット前に周りの様子を確認
打つ前には、周りに人がいないか否かしっかり確認をしてください。全く確認をせずにクラブを使った場合、周りの人に当たってしまう場合があります。また、クラブが折れて、周りの人に当たってしまう可能性もゼロではありません。
周りを確認し、他の人の位置が近いと感じたら「これから打つので、距離を取ってください」といったように注意喚起をすることが大切です。みんなが安全にプレーを楽しめるように、きちんと周りへの配慮を忘れないようにしましょう。
ゴルフマナー⑥:順番が来る前にプレーの用意を
自分の順番が来てから準備を始めると、他のプレイヤーを待たせてしまうことになります。順番が来たらすぐに打てるように、早めに準備を整えるようにしてください。早めの行動を心がけていれば、他の人を待たさずに済みます。
順番が来てからボールが足りないことに気づかないよう、ストックを確認しておくことも重要なポイントです。先を読みながら行動することによって、他の人へ迷惑をかける事態を防げます。
ゴルフマナー⑦:見失ったボールは一緒に探す
もし、他の人がボールを見失ってしまったのであれば、一緒に探しましょう。他の人が困っているのに知らないフリをするのは、マナー違反です。
ゴルフをプレーする者同士、助け合うようにしてください。どうしてもボールが見つからない場合は他のボールを使うなど、臨機応変な対応が必要です。
ゴルフマナー⑧:走ったり飛んだりしない
よいショットが出ると、つい喜んで走ったり、跳んだりしてしまうことがあるのではないでしょうか。このような行為は芝生を傷めてしまうため、マナー違反とみなされています。
どんなに喜んだとしても、芝生を傷める行為は避けてください。また、どうしても走る必要がある場合は、小走りを意識することが大切です。
ゴルフマナー⑨:自分以外のスコアも記録
自分だけでなく、他の人の記録もしっかり取ることもゴルフにおける大切なマナーです。1つのホールを終えたら、お互いにスコアを教え合って記録するようにしましょう。他の人も記録しておくことで、記録ミスを防げます。正確な記録を残すためにも、ホール毎の確認を忘れないようにしてください。
ゴルフマナー⑩:勝手に次のコースに入らない
前のグループがまだプレーをしているのに、勝手に次のコースに入るのはマナー違反です。きちんと順番を待ってから、次のゴルフのプレーに入るようにしましょう。早めに行動することはゴルフにおいて大切になりますが、前のグループを急かすような行為は避けた方が無難です。
基本的なゴルフのマナー:クラブハウス編
たくさんの人が集まり、プレー前後の時間を過ごすハウス内でも、マナーを守ることが大切です。ハウス内でもきちんとマナーを守っていれば、他の人に迷惑をかける事態を防げます。基本のポイントを踏まえた上で、ハウスに入りましょう。
ゴルフマナー①:汚れを落としてから入る
ゴルフ場でプレーをしていると、気づかないうちに靴に泥がついていることがあります。泥がついたままハウス内に入るのは、NGです。必ず汚れを落としてから入るようにしてください。
ハウスには汚れを落とすための設備が準備されていることがほとんどなので、活用しましょう。綺麗な状態に整えてからハウスに入ることが大切です。
ゴルフマナー②:帽子は脱ぐ
ハウス内では、必ず帽子を脱ぎましょう。ゴルフのプレーが終わった時はもちろんのこと、休憩のためにハウスに立ち寄った時もきちんと帽子を脱ぐようにしてください。脱がないでいると、マナー違反とみなされてしまいます。初心者は特に忘れてしまいがちなので、十分に注意が必要です。
ゴルフマナー③:電話は休憩所で
ハウス内で電話をしたい場合は、休憩所を選びましょう。レストランで電話をするのは、マナー違反とされています。きちんとマナーを守らずに電話をしていると、他の人から「常識がない人だ」と思われることがあるので気をつけてください。
ゴルフマナー④:窓際に目上の人を誘導
ハウス内では、窓からゴルフ場が見える位置が上座とされています。もし、目上の人と一緒にゴルフ場を訪れたのであれば、窓際の席に誘導するようにしてください。何も知らずに自分勝手に席を決めていると、目上の人から非常識と思われる可能性があるので、注意しましょう。
マナーを覚えてゴルフをプレーしよう
厳格なルールとして定められていないものの、ゴルフにはマナーとして守っておきたいことがいろいろます。特に初心者はルールに囚われてマナーを忘れてしまうことがあるので、注意しましょう。
きちんとマナーを意識した上でホールを終えられるようになれば、他の人に迷惑をかける事態を避けられます。周りに嫌な思いをさせないためにも、最低限のポイントは押さえておくことが大切です。マナーをきちんと守った上で、ゴルフを楽しんでください。
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