感動に出会えるサーフィン映画を観よう！
世の中にはサーフィンをテーマにした映画が多数リリースされています。名作と呼ばれる有名なオールディーズの映画から、最新の感動的な作品まで目白押しです。またCGではないかと思われる大波に挑戦する有名な映画やドキュメンタリー映画も揃っています。
さらに実際のサーファーをモデルにした作品や実話を基にしたヒューマニズム溢れる感動的な映画も少なくありません。今回は名作と言われる人気のサーフィンの洋画や邦画を厳選して全部で10選、ご紹介していきます。
おすすめのサーフィン映画：洋画編7選
人気のサーフィン映画①：ハートブルー
【ストーリー】
ロサンゼルスのビーチで歴代大統領のゴムマスクをかぶった一味による銀行強盗が頻発していました。新人FBI捜査官のジョニー（キアヌ・リーブス）とコンビを組んだベテラン捜査官は場所柄からサーファーの犯行ではないかと推測し捜査を開始します。
ジョニーは潜入捜査のためにサーファーになりすまし、銀行強盗一味のリーダー、ボーディ（パトリック・スウェイジ）に近づきまた女性サーファーのタイラーとも出会い恋人同士の関係になっていきます。
ラストのストーリー展開が印象的！
やがて仲間になっていったジョニーはサーフィンやスカイダイビングなどを通してメンバーと絆を深めていき逮捕のチャンスを窺いますが…。
そしてラストはタイトルにもなっている「Point Break（ポイント・ブレイク）」人生の一点突破となる感動的な結末が待っています。
【映画の見どころ】
監督は2009年にイラクで爆発物処理の任務を描いた映画「ハート・ロッカー」で史上初の女性アカデミー監督賞を獲得したキャスリン・ビグローの作品です。随所にサーフィンの魅力あるシーンが詰まっていてサーファーを楽しませてくれます。
またキアヌ・リーブスの新鮮な演技とパトリック・スウェイジの演技がFBI捜査官と銀行強盗という、正反対の立場の人間の友情を見事に描いています。アクション映画としてのストーリー展開も小気味よく、ラストは印象的です。
| タイトル | ハートブルー（原題: Point Break) |
| 公開年 | 1991年 |
| 監督 | キャスリン・ビグロー |
| 主演 | パトリック・スウェイジ、キアヌ・リーブス |
人気のサーフィン映画②：ロスト・バケーション
【ストーリー】
医学生のナンシーは母に先立たれ、父と妹の世話をしながら医師となる為の勉強漬けの毎日を送っていました。そんな日常から開放される為に以前に母から聞いたメキシコの秘密のビーチにサーフィンを楽しむ為にやってきます。
最初は人のいない広々としたビーチで地元のサーファーのたちの誘いをやり過ごしながら、一人サーフィンを楽しんでいました。そんな時に一匹の巨大な人喰いザメが近づき、彼女は必死に岩場に逃げます。ここから恐怖が始まり、色々な手を打ちますが…。
【映画の見どころ】
原題の「The Shallows」は、彼女の逃げ場となった岩場の狭い浅瀬を意味し、はじめはかろうじてサメの攻撃を避けることができました。しかしこの浅瀬もやがて満潮により海に没しサメから逃げられなくなります。
そしてここから彼女の本当の恐怖と戦いが始まり、ラストは誰も予期せぬ衝撃的な結末が待っています。最後までハラハラ、ドキドキ感がいっぱいで、暑い夏に最適なサーファー必見の映画です。
| タイトル | ロスト・バケーション（The Shallows） |
| 公開年 | 2016 |
| 監督 | ジャウム・コレット＝セラ |
| 主演 | ブレイク・ライブリー |
人気のサーフィン映画③：ビッグ・ウェンズデー
【ストーリー】
1960年代の夏、カリフォルニアの海辺の町では、マット、ジャック、リロイなどのサーフィン・グループが、水曜日にやって来るという世界最大の波「ビッグ・ウェンズデー」に挑戦する日を夢見ています。そして昼はサーフィン、夜はパーティという奔放な生活を過ごしていました。
そんな青春を謳歌していた彼らにも、ベトナム戦争の徴兵令状が届き、グループの大半が何とか懲兵から免れようとしていた中で、優等生だったジャックは志願してベトナムへと出征していきます。
青春の区切りとして大波に挑む！
3年後、ジャックが帰還しメンバーの中で戦死した者や他の町に行った者、結婚して家庭を持った者などそれぞれの生活を歩み始めていました。それは自由に過ごしてきた青春の日々の終りを意味しています。
しばらくして待ちに待った「ビッグ・ウェンズデー」が遂にやってくることになり、久しぶりに懐かしい青春の浜辺で偶然顔を合わせた3人は、青春の夢に終止符を打ち、新しい未来に進むためにサーフボードを携え「ビッグ・ウェンズデー」に向かっていくのでした…。
【映画の見どころ】
この映画の最大の見どころは、最後の「ビッグ・ウェンズデー」の大波に挑戦するクライマックスシーンでしょう。現在のようにCGもない時代に、これだけ大迫力の大波のシーンをよく撮影したと感心させられます。
砂浜には大波によって破壊され2つに割れたサーフボードが打ち寄せられ、スクリーンいっぱいに映し出されるビッグウェーブを見ていると恐怖さえ感じます。そして恐怖をモノともせず大波に挑むサーファーたちのキラキラした姿がなんともカッコよく印象的です。
| タイトル | ビッグ・ウェンズデー（Big Wednesday） |
| 公開年 | 1978年 |
| 監督 | ジョン・ミリアス |
| 主演 | ジャン・マイケル・ヴィンセント |
人気のサーフィン映画④：ソウル・サーファー
【ストーリー】
ハワイに住むベサニーは、幼い頃からサーファーの家族と一緒にサーフィンに親しみ、その見事な腕前から将来はプロサーファーとして期待されていました。しかし13才の時に鮫に襲われ、肩の下から左手部分を失ってしまいます。
退院後すぐに海への恐怖心にも負けずサーフィンを始めますが、思うようにできないベサニーは失意のどん底へ。それでもサーフィンへの思いが断ち切れず、家族や友人達に支えられながら厳しい訓練を乗り越え、再びサーファーの道を目指します…。
【映画の見どころ】
この映画は片腕を失いながらも、サーファーの道を諦めなかったベサニー・ハミルトンの実話を描いています。退院後にサーフィンを開始しますが、腕によるバランスがとれず前のようにうまくサーフィンができない姿には同情を禁じえません。
最後のコンテストのシーンで、大波を掴みパイプラインの間をサーフィンする姿が感動的です。そしてエンドロールと共に実際のベサニー・ハミルトン本人がサーフィンする姿や野球の始球式でのシーンが映し出され共感を呼びます。
| タイトル | ソウル・サーファー |
| 公開年 | 2011年 |
| 監督 | ショーン・マクナマラ |
| 主演 | アナソフィア・ロブ |
人気のサーフィン映画⑤：ビラボン・オデッセイ(Billabong Odyssey)
【ストーリー】
この映画はスイムスーツなどのインターナショナル・サーフブランドのリーダー「ビラボン」が企画した地球上で最大の波を探して挑戦するサファーの「冒険（オデッセイ）プロジェクト」を追うドキュメンタリー映画です。
サンディエゴ沖合の太平洋の真っ只中にある「コルテスバンク」やヨーロッパ屈指の高い波が寄せるスペインやフランスの海、危険な直下波のタヒチ、有名なマンモス級大波のマウイ島「ジョーズ」など世界有数のビッグ・ウェーブに挑む男たちオデッセイです。
【映画の見どころ】
この映画の最大の見どころは、全部実際のサーファーが巨大な波に挑んでいるところです。映画の中ではなんと60フィート（約20ｍ）というビル6階に相当する高さのビッグウェーブが出現し、余りの波の大きさにCGではないかと思ってしまう程の大迫力です。
この高さになると人間の手によるパドリングでは到底キャッチできず、ジェットスキーなどで引っ張ります。下のサーファー、マイク・パーソンズの映像は卓越で、サーファー必見のドキュメンタリーとなっています。
| タイトル | ビラボン・オデッセイ(Billabong Odyssey) |
| 公開年 | 2005年 |
| 監督 | フィリップ・ボストン |
| 主演 | マイク・パーソンズほか |
人気のサーフィン映画⑥：ブルークラッシュ
【ストーリー】
ハワイのオアフ島に住むアンは幼少の時から天才のサーファーと呼ばれ、数週間後にサーファー達の聖地と呼ばれる地元ビーチで開かれる世界最高峰の大会「パイプライン・マスターズ」での優勝を目指し練習に励んでいました。
しかしアンは以前サーフィン中に遭遇した事故が原因でトラウマとなり未だその恐怖を克服できずにいました。一方でフットボール選手と恋仲となり、サーフィン熱も徐々に薄れていくのでした。そんなアンを親友達は歯がゆい思いで見ているのでしたが…。
【映画の見どころ】
この映画の見どころは、波の描写が凄く臨場感が抜群で、ブルーの波がクラッシュするシーンはCGではないかと思うほどの迫力です。また波の色彩が鮮やかで水上や水中のシーンも実感を持って迫ってきます。
女性サーファーが主人公の青春映画で、主演のケイト・ボスワースは「The Horse Whisperer」の少女役や「Superman」のロイス・レーン役で活躍した女優でこの映画でも魅力ある演技を見せています。特に女性サーファーにおすすめの映画です。
| タイトル | ブルークラッシュ（Blue Crush） |
| 公開年 | 2002年 |
| 監督 | ジョン・ストックウェル |
| 主演 | ケイト・ボスワース |
人気のサーフィン映画⑦：マーヴェリックス
【ストーリー】
アメリカのカリフォルニア州サンタクルーズで母親と二人暮らしの少年ジェイは、地元の沖合に世界中のサーファーが憧れる最大級の大波マーヴェリックスが出現することを知っていました。
ジェイはこの波に挑むために隣人の名サーファーとして有名なフロスティにコーチを依頼し、トレーニングを開始します。厳しい訓練を通して二人は父子のような深い絆で結ばれていき、いよいよジェイがマーヴェリックスに挑むことになりますが…。
【映画の見どころ】
実在のプロ・サーファーで世界最大級の大波「マーベリックス」に挑み22歳の若さで他界したジェイ・モリアリティを描いた伝記映画です。コーチ役には映画「300」などで人気のジェラルド・バトラーが好演しています。
カルフォルニア北部に現れる大波マーヴェリックスのシーンは迫力があり、実在の人物を主人公にしているので一層リアル感もあります。またIMDBでも7.1ポイントを獲得している高評価のサーフィン映画で、サーファー必見の映画に仕上がっています。
| タイトル | マーヴェリックス(Chasing Mavericks) |
| 公開年 | 2012年 |
| 監督 | カーティス・ハンソン |
| 主演 | ジョニー・ウェストン、ジェラルド・バトラー |
おすすめのサーフィン映画：邦画編3選
人気のサーフィン映画①：あの夏、いちばん静かな海。
【ストーリー】
ごみ回収の仕事をしている聾唖の青年・茂はごみに出されていた壊れたサーフボードを見つけ、持ち帰って修繕し同じ障害を持つ貴子と共に海へ向かいます。次第に茂はサーフィンに夢中になっていくがボードは間もなく壊れ新品を買った彼はさらにサーフィンにのめり込みます。
地元のサーファー達は最初は茂を見下しますが、サーフィンに打ち込む様子を見て応援するようになります。その後、茂はサーフィンの腕も上達していき、サーフィン大会に出場するまでになっていきました。
潮騒だけの静かな海！
千葉で開催された大会で、見事入賞を果たした茂は帰りのフェリーの上で、賞品のトロフィーを貴子と一緒に宝物のように見つめるのでした。しばらくして貴子がいつものように海に行ってみるとビーチに茂の姿は無く波打ち際に彼のサーフボードだけが漂っていました。
その後、貴子は彼のサーフボードを持ってサーフィン大会の会場となっていた思い出の千葉の海を訪れ、2人の写真をボードに貼り付けそれを静かな海に流すのでした…。
【映画の見どころ】
数々の名作映画を世に送り出した北野監督のサーフィンと海を題材にしたラブストーリー映画です。映画の随所にブルーを基調にシーンが多いことが特徴で、後の「キタノ・ブルー」の原点とされています。
主演者に一切セリフが無いのも特徴で、またバイオレンス描写のない映画としても話題となりました。音楽は久石譲が初めて担当しておりキタノ・ブルーのシーンと重なり、映画が一層を魅力ある作品に仕上がっています。
| タイトル | あの夏、いちばん静かな海。 |
| 公開年 | 1991年 |
| 監督 | 北野武 |
| 主演 | 真木蔵人 |
人気のサーフィン映画②：Life 天国で君に逢えたら
【ストーリー】
夏樹と寛子は共通の趣味であるウィンドサーフィンを通して知り合い、互いに一目惚れして恋におち、その後交際を続けてやがて結婚します。二人は4人の子供にも恵まれ、夏樹はプロのウィンドサーファーとして活躍し世界を飛び回る生活を送っていました。
しかしそんなある日、夏樹は肝臓ガンの宣告を受け、肝移植の可能性を探るべく診断を受けますが「移植は不適」とされ余命宣告を受けてしまいます。その後、執筆に生き甲斐を見出し気力を振り絞って執筆を続けますが…。
【映画の見どころ】
実在のプロのウインドサーファー飯島夏樹が、ガンによる余命宣告を受けてから生きがいとなる執筆活動で遺した小説「天国で君に逢えたら」をベースに映画化されました。38才という若さで逝去する間際まで綴り続けた命の記録となっています。
余命宣告という残酷な事実を前に主人公の苦悩や死に向き合う姿、愛する妻や4人の子供たちと最後に過ごす時間などがテーマになっています。サーフィンのシーンも随所にあり、サーファーはもちろん多くの人に見てもらいたい作品です。
| タイトル | Life 天国で君に逢えたら |
| 公開年 | 2007年 |
| 監督 | 新城毅彦 |
| 主演 | 大沢たかお、伊東美咲 |
人気のサーフィン映画③：WAKITA PEAK（ワキタピーク）
【ストーリー】
サーフィンの聖地ハワイ・ノースショアは「奇跡の７マイル」と呼ばれる世界屈指の波が押し寄せるビーチです。中でも有名なのが「パイプライン」で、世界で最も危険なポイントでありまた美しい「波の女王」とも言われています。
そのパイプラインの波に世界で唯一名前を刻んだのが日本人プロサーファー「脇田貴之」で、サーファーの間でここの波は別名「WAKITA PEAK」とも呼ばれています。この作品は彼の人生を描いた感動のドキュメンタリー最新作です。
【映画の見どころ】
この映画は世界のサーフィンの中心ハワイ・ノースショアを舞台にしていますが、サーフィンをテーマにした映画だけではなく、そこに描かれるサーフィンに人生を捧げる男の生き方や家族との触れ合いが作品の見どころとなっている最新作です。
| タイトル | WAKITA PEAK（ワキタピーク） |
| 公開年 | 2018年 |
| 監督 | 清野正孝 |
| 主演 | 脇田貴之 |
サーフィンの名画に感動しよう！
感動の名作揃い！おすすめのサーフィン映画のご紹介はいかがでしたでしょうか？現在映画市場には、洋画や邦画も含めてサーフィンをテーマにした有名な映画がたくさんありますね。
中には実話をベースにした感動的な映画や最新のドキュメンタリーもあり、サーファーのみならず多くの人におすすめの映画が揃っています。サーフィンシーズンを待って家に居る間に、是非サーフィン映画でシーライフを満喫してください。
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