プテリスとは
プテリスはシダ植物の仲間で、世界には約250種もが分布。プテリスは主に熱帯と亜熱帯を中心に自生している植物でもあり、日本国内では約30種類が自生していると言われています。
特に山間部ではオオバノイノモトソウがよく見かけられます。プテリスの最大の魅力は、美しい葉で観葉植物として人気があります。そんなプテリスの葉の特徴は主脈に白い半が入っていることです。この白い半がプテリスが人気の理由になっているのでしょう。
プテリスの名前の由来
プテリスは別名イノモトソウとも言います。さらにプテリスという名前には翼を意味するプテロンが語源になって誕生しました。それは、プテリスの葉が翼のように見えるからです。
また、別名のイノモトソウは漢字で井の元草と書き、それは井戸の近くによく自生しているからと言われています。プテリスの花言葉は愛嬌や平凡な心という意味を持っており、それは日陰にそっと自生しているプテリスの姿に由来した花言葉になっているのです。
プテリスの好む環境とは
プテリスは、湿度が高く直射日光が当たらない場所を好みます。プテリスの場合は、湿度が低いとせっかくの魅力である葉が縮れてしまったり、黒くなってしまうことがあるからです。
また、直射日光が当たると葉焼けを起こす危険もあるので、栽培する際は、明るい日陰で管理するのがおすすめ。
プテリスは耐寒性が弱く耐暑性が強い特徴を持っています。その為、寒冷地などの栽培が適していません。また、冬はできるだけ温かい室内での栽培がいいでしょう。
プテリスの育て方を知ろう
プテリスはコツさえ押さえれば、初心者でも栽培しやすい植物です。ポイントは水やりと日当たりです。明るい日陰を好み、耐寒性の弱いプテリスは直接庭や花壇に植えるのもいいですが、季節によって移動できる鉢植えで栽培するのがいいでしょう。
プテリスの育て方を詳しく紹介していくので、自宅で上手にプテリスを栽培してみて下さい。
植え替えや植え付けの時期を知ろう
プテリスは観葉植物なので、一年を通して緑を楽しむことができます。そんなプテリスの植え替えや植え付けを行うのなら、5月から9月に行うのがおすすめです。
基本的に耐寒性が弱いので、冬になると枯れることがあるので室内で栽培できるるように鉢植えでの栽培がおすすめです。
しかし四国よりも南の1年を通して暖かい地域では地植えでの育て方も可能になります。地植えで栽培する場合は、直射日光が当たらない湿気のある場所に植え付けを行うのがいいでしょう。
鉢植えをしてみよう
プテリスを鉢植えで管理する場合は、プテリスの株よりも2周りほど大きな鉢を用意するといいでしょう。プテリスはホームセンターや園芸店で手軽に購入できる観葉植物です。
また、プテリスは年々大きくなるので、毎年植え替え作業を行わないと根腐れや葉が枯れる心配があるので、注意しましょう。
植え替えをする際は、根についている土を3分の1ほど崩してから新しい鉢に植え替えするようにしてみて下さい。
どんな土が適している?
プテリスを植え付けするにあたり、土は水はけや水もちがいい土にする必要があります。鉢植えにする場合は、観葉植物用の土を用意するか赤玉土やパーライトモス、腐葉土、軽石を混ぜた土を使うのがいいでしょう。
地植えを行う場合も同様で、植え付ける前に植える場所の土を耕して腐葉土を混ぜておくと、プテリスがうまく成長します。
プテリスは水やりが重要になる植物なので、土作りも大切な一歩になるのです。追肥する場合は、5月から9月に緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。
水やりはしっかり行おう
プテリスを栽培する際のコツとして重要なのが、水やりです。特に生育期である春から秋の季節は土が乾燥しないように注意しましょう。乾燥してしまうと、枯れることがあります。
また、水やりとは別に霧吹きなどを使って葉に水を与えてあげると湿度が保ちやすくなり、プテリスの特徴でもある葉を美しく保つことができます。
季節によって、室内でも日当たりの状況は異なるので、直射日光が当たらない場所で管理してあげるのがいいでしょう。葉がチリチリした際も水やりの合図です。
注意しておきたい病気と害虫
プテリスは病気も少なく育てやすい観葉植物ですが、注意しておきたいのがハダニやカイガラムシなどの害虫です。
ハダニは葉の表面に地位さあ斑点があるのが特徴になります。特に乾燥すると発生しやすいので、しっかりと水やりや霧吹きを行うことで防ぐことができるでしょう。
カイガラムシは風通しが悪いと発生する害虫です。その為、できるだけ風通しがいい環境で栽培するように注意してみて下さい。もしも病気がひどい場合は、専用の薬剤を使用するのがおすすめです。
プテリスを剪定してみよう
プテリスは大きく成長すると葉が密集する特徴を持っています。その為、適度に隙間を作り風通しをよくする為にも、剪定を行うのがおすすめです。
あまり密集した状態だと枯れることがあるので、注意してみて下さい。剪定のやり方は簡単で、密集しているプテリスの葉を切るだけです。また、枯れたプテリスの葉もそのままにせず剪定するように注意しましょう。
このように定期的に剪定などのメンテナンスを行うことで、綺麗なプテリスの葉を長期間楽しむことができます。
プテリスを株分けで増やしてみよう
プテリスは株分けで、増やすことができます。株分けを行う場合は、5月から9月に行うのがおすすめで、植え替えを行うタイミングで株分けも一緒に行うのがいいでしょう。
やり方は、それぞれに3本から5本などの茎がつくようにしてプテリスの株を分けてあげます。後は、株分けした株よりも大きめの鉢に植え付けしてあげたら完成です。
株分けした後は、水やりや肥料をあげて管理してあげて下さい。手軽に行えるので、プテリスが増えたと感じたら株分けしてみてはいかがでしょうか?
プテリスの楽しみ方
プテリスは寄せ植えにも適した植物です。特に葉っぱが人気のプテリスはディッシュガーデンとして楽しむこともできます。
ディッシュガーデンとは、お皿の上で植物を育てることで、おさらの上に防腐剤を敷いて、植物を植え付けて育てるのです。
インテリアとしてもとてもおしゃれなので、鉢植えだけではなくプテリスをディッシュガーデンで楽しんでみるのもいいでしょう。涼し気な見た目になるので、インテリアとしても重宝します。
風水としても人気
プテリスは、風水としても人気です。風水には花風水というものがあり、植物のパワーを風水に取り入れることができます。プテリスは高温多湿を好む植物なので、浴槽の風水アイテムとして活用できるのです。
プテリスを浴室に置くことで、汚れが溜まりやすく風水では悪い運気が溜まると言われている浴室の風水をよくしてくれます。
まとめ
プテリスの栽培方法はいかがでしたか?上手な育て方のポイントは、水やりと日当たりです。プテリスは乾燥に弱いので、しっかりと水やりを行う必要があります。
また、冬の寒さにも弱いので、冬の時期は暖かい場所で管理してあげるのがおすすめです。
大きくなったプテリスは根腐れを防ぐためにも植え替えや株分けを行うのもいいでしょう。比較的育てやすく、初心者でも挑戦しやすい観葉植物なので、自宅に植物を飾りたい時にもピッタリです。
観葉植物が気になる方はこちらをチェック!
プテリスだけではなく、他にもいろいろな観葉植物があります。いろいろな観葉植物を知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみて下さい。

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