ビーチキャンプの始め方や必需品を徹底解説
ビーチキャンプとはその名の通り、浜辺で行うキャンプのことです。キャンプは行う場所によってその魅力が全く異なります。もちろん山でのキャンプには独特の魅力がありますが、海には海の魅力があるのです。
夏に特に高い人気を誇るアウトドア、ビーチキャンプ。その始め方や必要な道具などを具体的に解説します。普段海でキャンプはしない、という方も今年の夏にはビーチでキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ビーチキャンプの魅力
ビーチキャンプの魅力について解説します。ビーチキャンプではビーチでしか味わえない多くの魅力があるのです。考え方によっては山でのキャンプより魅力があるアウトドアだという人もいます。
そんなビーチキャンプの魅力を把握して充実したキャンプを楽しみましょう。
海の遊び方
最も大きい魅力が海で遊べる、ということでしょう。海での楽しみ方は無限大のため大人の方でも子供のようにはしゃいでしまいそうです。山とはまた違った自然の魅力を味わうことができますよ。
そんな豊かな自然に満ちた海での楽しみ方について解説します。
海水浴
海水浴は海で最もポピュラーなアウトドアではないでしょうか。海水浴場でのキャンプや海水浴場の近くにあるキャンプ場でのキャンプはシーズン中は非常に高い人気を誇ります。水中眼鏡とシュノーケルを用意して潜ってみるもの楽しいですよ。
海水浴場によっては遊泳禁止エリアもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
海釣り
魚釣りも海の楽しみ方の一つです。普段は川でしか魚釣りをしない、という方でもビーチキャンプでは海釣りを楽しむことができますよ。しかし、魚釣りを行う際には周りに遊泳者がいないかしっかり確認しましょう。
ボートでの海上散歩
ボートを持参もしくは、レンタルして、海上を散歩するのも海の楽しみ方の一つです。池などでもボートは楽しめますが、海中の景色は海でしか楽しめません。
海中を見ることができる道具を使用すればボートの上からでも海中の景色を見ることができるので、泳ぎが苦手な方にもおすすめですよ。
きれいな夕日が見られる
きれいな夕日は山でのキャンプでは見ることができない魅力の一つでしょう。夕陽を見ながら食べる夕食は格別ですよ。しかし、すべてのビーチできれいな夕日を見られるわけではありません。
そのため、夕日が見られるビーチをあらかじめ確認しておきましょう。
バーベキューを楽しむ
山で行うバーベキューでは主に野菜やお肉がメインでしょう。しかし、ビーチキャンプではそのメイン具材に加えてシーフードが味わえるのです。海水浴場の中には新鮮な魚介類が販売されている場所もあります。
そんな新鮮な魚介類を購入してシーフードバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ビーチキャンプの必需品
ビーチキャンプの必需品である装備や道具を紹介します。中には普段のキャンプでも使用している道具もあるかもしれませんが、海でのキャンプではそれらが必需品となることもあるのです。キャンプに必要な装備や道具を準備してビーチキャンプを快適にしましょう。
紫外線対策用具
日焼け止めやサングラス、帽子などの紫外線対策用具はビーチキャンプでは必需品です。ビーチでは日差しを遮るものがほとんどありません。海水浴場ならばシーズン中には浜茶屋や飲食店などの設備はあるでしょう。
しかし、シーズン以外の海水浴場にはそういった設備がないため、日差しを遮るものは設営したタープやパラソルくらいしかありません。必然的に日差しを受ける時間が長くなるため、紫外線対策用具は必需品なのです。
サンダル
ビーチを歩く際は靴よりもビーチサンダルの方が快適にビーチを歩けます。ビーチサンダルならば、海の中に足を入れることができますし、砂がサンダルの中に入ってもすぐに払い落とすことができるのです。
そのため、ビーチキャンプを行う際には靴ではなくビーチサンダルなどを履いていきましょう。
遊泳器具
海水浴場でのビーチキャンプや海水浴場が近くにあるキャンプ場でキャンプを行う際は、誰もが海水浴を行うでしょう。そのため、水中眼鏡や浮き輪などの遊泳器具は必需品だともいえます。
また、各器具の装備方法などは必ず把握しておきましょう。遊泳中に装備が外れるとパニックになることもあるため、注意が必要です。
釣り道具
海辺で魚釣りを楽しみたい、という方は釣り道具も必需品でしょう。海辺での釣りスポットの近くには釣具屋があることが多いです。そのため、釣りえさなどは現地で購入することができます。
釣りが好きな方はぜひ、ビーチキャンプを行った際に一日中魚釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
袋
ビーチキャンプを行う際、袋は多めに持参することをおすすめします。後記にて紹介しますが、ビーチキャンプでは山でのキャンプよりも袋の用途が多いのです。そのため、袋を多めに用意しておきましょう。
着替え
普段のキャンプでも着替えを用意している方もいるでしょう。しかし、中には着替えは用意しない、という方もいるかと思います。ビーチキャンプでは当然ですが海が目の前にあります。
そのため海に入らなくても潮風で体や服がべたべたになることがあるのです。そのまま眠るのは不快ですから必ず着替えを用意しておきましょう。
上着
夏場でのキャンプでも夜になると急に冷え込むことがあります。また、海の近くは風が強い、という特徴もあるため、昼は暑くても夜は寒いこともあるのです。そのため、夏場のキャンプでも必ず上着は用意しておきましょう。
ビーチキャンプでの注意点
ここからはビーチキャンプでの注意点について解説します。ビーチで行うキャンプだからこそ守らなければならない注意事項があるのです。ビーチキャンプを安全に快適に楽しむためにも必ず注意事項は把握しておきましょう。
砂対策
ビーチキャンプでは砂対策が必要です。砂浜でなくてもビーチであれば多少の砂はあることでしょう。風で巻き上げられたり、砂が付着した足でテント内に入ったりするとテント内が砂で汚れてしまいます。
何よりも対策が必要な点がペグ打ちです。芝生のテントサイトを利用する際は気を付ける必要はありませんが、ビーチキャンプの場合、砂浜にペグを打つと抜けてしまうことがあります。そのため、砂浜でも抜けにくいサンドペグの利用がおすすめです。
ペグ打ちの対策
砂浜でも比較的抜けにくいタイプのペグであるサンドペグの使用が最もおすすめです。サンドペグのなかにも様々なタイプがあり、太めのタイプやねじのようにひねりながら刺すなど非常に豊富なタイプがあります。
しかし、サンドペグを使用せずとも抜けにくくする方法として石や土嚢を使う方法があります。石や土嚢をペグをつないでいるロープの上に置くことでも抜けにくくすることができるのです。土嚢の作り方は袋を何重にもして砂を詰めるだけなので簡単ですよ。
風対策
ビーチキャンプでは風対策も必要です。主に昼は海からの風が強く、夜は山からの風が強い、という特徴があります。そのため、風の影響でポールが曲がったり、タープやテントが飛ばされてしまったり、といったトラブルが発生しやすいのです。
対策としては、テントやタープを海から横向きで設営することが効果的です。横向きに設営することで、風はタープ内を抜けるだけなので、飛ばされにくくなりますよ。
波
ビーチで遊んでいるときはもちろんですが、キャンプ中でも高波に注意しなければなりません。高波は波が穏やかでも突然発生することがあります。
突然の高波で海の中に引きずり込まれる、といったことはめったには発生しませんが、服やキャンプ用具が濡れてしまうことがあるのです。そのため、波打ち際の近くにはテントやタープは設営しないようにしましょう。
日差し
前記でも解説しましたが、ビーチキャンプでは日差しを遮るものがほとんどありません。そのため、日焼け止めなどの紫外線対策用具は必ず用意しておきましょう。日焼けを甘く見てしまうと、その日の夜は眠れなくなってしまいますよ。
遊泳エリアの順守
海水浴場の中には遊泳エリアが定められています。主にブイやテトラポットなどが置かれているため、誰もが分かるようになっているはずです。しかし、中にはわかりにくいエリアもあるため、事前に調査しておくことをおすすめします。
遊泳エリア外は潮の流れが速かったり、急に深くなっていたりすることがあり、非常に危険です。泳ぎに自信がある大人の方でもおぼれることがあるため、注意しましょう。
水分は多めに準備
日差しを遮るものがほとんどない、ということは熱中症にかかる危険性が高い、ということです。そのため、ビーチキャンプでは普段のキャンプよりも多めの水分を用意しておくことをおすすめします。
飲料水の自動販売機はあるかと思いますが、人が多いとすぐに売り切れてしまうため、ビーチキャンプを行う際は、必ず多めの水分を用意しておきましょう。
キャンプ場の選び方や設営場所の選び方
普段は山にあるキャンプ場でしかキャンプをしない、という方はビーチ近くのキャンプ場の選び方が分からないという方もいるでしょう。また、ビーチでキャンプを行う際もテントの設営場所には気を付けなければなりません。
そんな、ビーチキャンプ場を利用する際のキャンプ場の選び方とビーチでキャンプをする際の、テントなどの設営場所について具体的に解説します。
ビーチキャンプ場の選び方
シャワーなどの設備があるキャンプ場
ビーチキャンプ場を利用する際には必ずシャワーがあるキャンプ場を利用しましょう。ほとんどのビーチキャンプ場にはシャワーが設置されていますが、中にはシャワーが設置されていないキャンプ場もあります。
たとえ海に入らない方でも潮風で不快感を感じる方もいるでしょう。そんなときに洗い流すためのシャワーがあれば安心ですよね。またコテージなどがあるキャンプ場もおすすめです。コテージにはシャワーなどもあるため、より快適に過ごせますよ。
オートキャンプ場
ビーチキャンプ場だけでなく、キャンプ場選びでも重要ですが、オートキャンプ場を選びましょう。オートキャンプ場は車をテントサイトのすぐ近くまで乗り入れることができるため、荷物の出し入れが非常に楽です。
そのため、オートキャンプ場を選んだ方が快適なキャンプを行えます。
周辺の施設
周辺に買い物ができる店舗があるキャンプ場がおすすめです。万が一キャンプ中に飲み物や食料が足りなくなった場合にすぐに買い出しに行くことができます。そのため、ビーチキャンプ場を選ぶ際には周辺施設について注目しましょう。
ビーチキャンプの場所の選び方
波が届かない場所
誰もが想像できることだと思いますが、ビーチキャンプを行う際には波が届くような場所にテントやタープを設営してはいけません。日中は波が穏やかでも夜になると荒れてくることもあるのです。また、急な高波が発生することもあります。
そのため、テントやタープはなるべく海から離れた場所に設営しましょう。
樹木の近く
ビーチキャンプを行う際は樹木が近くにある場所がおすすめです。樹木の近くは風を防ぐことができる上、日差しも遮ることができます。そのため、ビーチ内の樹木がある場所を選ぶことをおすすめします。
しかし、樹木の真下にタープやテントを設営すると折れた枝や木の実が落下してくることもあるため。真下に設営することはやめましょう。
景色が良い場所
基本的にビーチ内ならばどこにいてもきれいな夕日や水平線まで広がるきれいな海を見渡すことができるでしょう。しかし中には防波堤やテトラポットなどが設置してあり、景色がさえぎられている場所もあります。
そのような場所はあまりおすすめしません。せっかくのビーチキャンプなら景色が良い場所できれいな夕日を眺めながらおいしい夕食を食べてみたいとは思いませんか。
夏はビーチキャンプを楽しもう
ビーチキャンプの魅力や必需品など基本的な始め方について解説しました。普段は海に行かない、という方でも、ビーチキャンプでは海の魅力を存分に楽しむことができます。
もちろん、海が近くにあることによる注意点もありますが、順守すれば危険は比較的少ないといえるでしょう。今年の夏にはビーチでのキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。山キャンプとはまた違う楽しみ方ができますよ。
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