オーロラライト350
オーロラライト450
オーロラライト600
オーロラライト700DX
オーロラライト900DX
オーロラライトとは
国内生産にこだわったナンガの人気寝袋
オーロラライトは、ダウンの品質、加工などにこだわりをもつ日本の人気ブランド「ナンガ」が発売する保温性の高い高品質ダウンを保温材に使ったシュラフのことです。ナンガは国内でダウンの洗浄や乾燥などをし、国内でシュラフを製造する品質に絶対的な自信があるブランドです。
同社が発売するダウンシュラフの中で防水性のある表地覆われている寝袋がオーロラになり、オーロラを軽量化したモデルがオーロラライトになります。
オーロラライトは防水
ダウンシュラフの保温材の羽毛は湿気を帯びる、濡れると厚みがなくなります。厚みがなくなると保温材として暖かい空気を溜め込めなくなるため、羽毛を使う寝袋は絶対に水濡れ厳禁でしたが、オーロラライトは表地に水を弾く防水性のある素材が使われていて、水濡れに強いです。
本来は水濡れを防ぐためにカバーが必要な寝袋ですが、オーロラライトは防水性があるため専用のカバー不要で使えるため荷物を軽量化できます。
登山は軽量化が重要
防水のカバー自体はそんなに重たいものではありませんが、少しでも軽くしたい登山ではカバーが、不要になるだけで大きなメリットになります。また、オーロラライトが持つ水濡れに強いという特徴は、キャンプでも役立ち結露などで濡れても中まで水が染み込まずきちんと保温してくれる信頼性の高い寝袋です。
つまりオーロラライトは寝袋自体も軽量で、防水のカバー(シュラフカバー)が不要になることから登山に特におすすめの寝袋になります。
オーロラライトとオーロラの違い
オーロラライトとオーロラを比較すると主に保温性、暖かさが違います。ライトと付いているため軽くなっていますが、2021年4月現在発売されているオーロラライトは保温性も高くなったモデルです。細かく比較すると生地の厚みがことなり、収納サイズなどもコンパクトになります。
また展開している種類もそれぞれことなり、下限温度なども異なります。オーロラライトは、純粋に軽くなったオーロラの上位互換ではないのでそれぞれ適した温度で使いましょう。
オーロラライトの種類・違い
オーロラライトの種類
オーロラライトは350DX、450DX、600DX、750DX、900DXの5種類があります。数字が大きくなるほど下限温度が低く、寒さに強い寝袋になり、350DXは夏向け、750DX、900DXは冬用です。
詳しい違いは後述しますが、夏用と冬用では保温性だけではなく構造や機能も異なり、冬用には首周りから冷たい空気が入らないようにしながら肩部分を保温するショルダーチューブなどの構造が採用されています。
現行モデルと旧モデルの比較
オーロラライトには現行モデル(新モデル)と旧モデルの違いがあります。新モデルは生地が更に薄くなっているためコンパクトに収納できます。一方でほんの少し重たくなっていて、チタンスパッタリング材を採用することで従来のオーロラライトよりも嵩ができ保温性が増していますよ。
同じモデルでも現行モデルのほうが少し暖かくなっていて下限温度が低くなっていますよ。収納サイズは小さくなっていますが、少しだけ重たくなっているので注意してくださいね。
サイズ・仕様の違いについて
オーロラライトにはレギュラー、ショート、ロングの3種類があり、レギュラーは身長178cmまで対応し、ショートは165cm、ロングは身長185cmまでとなっています。体を包み込むマミー形の寝袋のため体格に合った大きさの寝袋を選びましょう。
今回はオーロラライトDXを紹介しますが、オーロラライトにはSPDXというものもあります。SPDXはワンランク上の羽毛を使い保温性を高めたモデルで紹介するDXより快適温度が高いです。
オーロラライト350DX
オーロラライト350
オーロラライト350DXは下限温度が0度の主に夏の登山におすすめのモデルです。一番保温性がなく羽毛の量が少ないモデルとなり、5度を下回ると寒く感じやすいので注意してください。収納サイズが直径13×25cmと非常に小さいです。
表面は多孔質のウレタンで防水処理がされていて水が染み込まないようになっていますが、通気性はあり蒸れないようになっている独自素材が使われています。1日あたり1㎡で6000gもの湿気を排出してくれますよ。
オーロラライト 450 DX
オーロラライト450
オーロラライト450DXは、3シーズン使える万能型の寝袋です。寒いと感じる下限温度が-5度となり快適に使える温度が0度までとなります。また、インナーシュラフなどを追加すると冬キャンプでも利用できると言われていて非常に使いやすいですよ。
冬の登山は標高が高くなるにつれて気温が低下することからインナーシュラフを使ってもあまりおすすめできません。350DXと比べ少し構造が異なり上面はより保温性が増すボックスキルト構造です。
オーロラライト 600 DX
オーロラライト600
まだ寒さが残る春や少し寒くなってきた秋などに活躍するモデルとなり、快適温度が-4度 、下限温度が11度にもなります。平地でのキャンプなら冬用としても使える温度ですが、快適温度より下回ると寒いと感じやすくなるため注意してくださいね。
より寒さに強い3シーズン用ということで構造が前述した2つのモデルと大きく異なり、ショルダーウォーマーやファスナーから風が入らないようにするドラフトチューブがあり機能的になっています。
オーロラライト700 DX
オーロラライト700DX
国内の山なら厳冬期でも使える性能、機能を持つ非常に暖かいオーロラライトになります。快適温度はDX-8度、下限温度は-16度となり冬キャンプ、冬の登山でもきちんと使える暖かさがあり、3シーズン以降のモデルにはショルダーウォーマーやドラフトチューブなどの機能がきちんとあります。
冬用のため毛量がかなり増え、収納サイズも直径19×31cm、1200gと大きくなっていますよ。
オーロラライト900 DX
オーロラライト900DX
オーロラライトDXの中では一番暖かいモデルです。海外の登山でも使える保温性があり日本国内の山なら厳冬期でも問題なく使えますよ。快適温度が-10度、下限温度が-19度となりドラフトチューブなどの機能と900gの毛量でしっかり保温してくれます。
保温力が高すぎるため平地でのキャンプでは真冬以外は暑くなりやすく寝付きにくくなります。また、毛量が増えたことで軽量かつコンパクトなダウンシュラフでも1400gと重たいです。
オーロラライトの口コミ
新モデルの口コミ
少し重たくなっていますが、旧モデルと比べると実感できるほど暖かく感じると評価されています。一番毛量のないオーロラライト350では50gの差となるため人によっては重たくなっている点も許容範囲内と言えるでしょう。暖かいだけではなく、収納サイズが小さくなっている点も口コミで評判です。
1モデル前のオーロラライト 750dxも持ってますが、600 dxはそれよりも暖かい感じます。チタンのおかげでしょうか。収納も750よりも小さく、モンベル のコンプレッションキャップSサイズでかなり小さくできます。とても暖かく、小さくなるので重宝してます。
軽さの口コミ
ポリエステルなどの化繊の中綿と比べダウンは非常に軽量で暖かい素材です。ナンガはダウン専門のメーカーとして日本で加工したダウンが使われていて高品質です。そんな羽毛を中綿に使ったオーロラライトは小さくて軽量で持ち運びやすく、暖かいと全体的に高く評価されていますよ。
ファスナーの口コミ
ナンガのシュラフはサプライヤーも一流企業です。ファスナーにはYKK社の製品が使われていて生地を咬まないように樹脂パーツで保護されていますよ。完全に咬まないようにはできませんが、スムーズに開閉できるようになっていて使いやすいと評判がいいです。
ファスナーがまたグッド。
YKKの新型の「噛み込み防止」タイプが採用されてる。
これね、地道にスゲーいいですよ。
オーロラライトのまとめ
ナンガのフラグシップモデル
ナンガのオーロラライト公式HPには「フラッグシップモデルがさらに進化」という文字があり、オーロラライトシリーズはナンガの代表的な製品です。軽くてコンパクトでさらに暖かいという3つの要素を高いレベルで保っていて夏用でも工夫すれば3シーズン使えるなど汎用性も高いです。
新しいモデルになったことで少し重たくなっていますが、より暖かく、コンパクトになっていてキャンプから登山までおすすめできます。
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