はじめに:アメリカ風インテリアが人気
アメリカ風インテリアは種類が多くわかりにくい
雑誌やwebでも目にすることが多くなっているアメリカのインテリア特集。アメリカには非常に多くの素敵なインテリアコーディネート実例があってそれぞれ個性が光る内装づくりに役立ちます。
ただ数や種類が多すぎて自分の欲しい情報が見つけにくいと感じる方も少なくないようです。インテリア雑誌などでも独自の呼び名やスタイル分けされているのも目立つでしょう。
アメリカのインテリアを日本人好みにする実例も
好みのコーディネートが決まっても、アメリカのインテリアを我が家に取り入れたいと考えたとき日本人の生活習慣や居住空間の限界などアメリカのおへやそのまま持ってくるのは難しいですね。
今回はそんなアメリカンインテリアを自分で作るDIY方法とともに日本人の使いやすいサイズでなおかつテイストはそのままにうまく取り入れる人気スタイルごとの内装実例集もご紹介しましょう。
アメリカのインテリアの作り方や実例を見る前に
アメリカのインテリアとは
アメリカは移住によって大きくなった国ですので非常に人種の多様化が目立ちます。また歴史的にはそれほど古くなく建国247年(独立宣言基準:2021年現在)となっています。
しかし国土が広い・移住者の出身国がバラバラ・ヴィンテージからモダンへとアメリカならではの住まいへの変化も含めて非常に多くのアメリカ風インテリアがあって困るでしょう。
種類1.歴史と近代
まずアメリカのインテリアで分けたいのが古いヨーロッパの歴史に基づいたトラディッショナルな家具や部屋づくりと摩天楼のマンションの一室をイメージさせるような近代的でモダンな作りの部屋で大きく違いが見られます。
これは日本人でも大きく人気が分かれるところではありますが、トラディッショナルタイプなら丸みを帯びた家具の装飾やファブリック・木材などナチュラルテイストな素材が目立ち、近代的なモダンテイストな住宅では金属やプラスチックなどが多く使われアメリカらしい合理的でシャープなイメージを受けることでしょう。
種類2.ヨーロッパとアメリカ
旧司祭館。明治22年のアーリーアメリカン建築。 pic.twitter.com/6bNvGmwuWd
— 丸山政也 ©︎ (@masaya_maruyama) April 9, 2018
前述の近代もアメリカらしいインテリアともいえますが、もう少し歴史を感じさせるもの。そう映画で例えればシェーンのような西部劇であったりアメリカの開拓時代を代表とする大草原の小さな家のドラマに見られる特徴的な室内装飾の流れをくんだ特徴が現代でも人気でよく見かけられます。
古い映画にでも出てきそうな歴史を感じつつもまさにアメリカらしいよい意味で大あじでストレートな色・家具のデザインが目立つのが西部劇風なアメリカンインテリア。逆にヨーロッパ風の家具の雰囲気を残しつつ限られた材料で作られている家庭的な部屋が後者となります。
種類3.アメリカの地域性
一人暮らし始めたら西海岸風インテリア絶対揃えよ🤔
— のりくん☺︎ (@bnml_vr) December 21, 2016
まじで渋い🏄
こーゆーのまじで憧れる🏝🐬 pic.twitter.com/pCv7G76ugp
アメリカは広い国なのでその地域によってもインテリアのテイストは変わってきます。日本人にも人気ですぐにイメージしやすいものといえば西海岸風ではないでしょうか。さわやかなブルー系でまとめられており、大きな風通しの良い窓に清潔感があるインテリアが特徴です。
広い土地があり自然に近い生活をしている地域であればラスティックと呼ばれるログハウス風な大きな木造建築とそれに合う家具もアメリカを代表するスタイルとして注目されています。
アメリカ風おしゃれインテリアのDIYレシピ3選
有機ELワイヤーを使ったアメリカンなネオンサイン
アメリカ風なおしゃれで素敵な装飾品といえばという質問に、ネオンサインをあげる方も少なくありません。特に50'sの雰囲気でガレージなどを作っていらっしゃる方は多く、自作のネオンサインは活躍してくれるでしょう。
インテリアの作り方概要
このおしゃれなネオンサインはELワイヤーという扱いやすい素材でできています。光る服などにも使われる自由に曲げても切れたりしないため文字を作るのも簡単。
動画では無地のスケートボードを3枚横に連結させたところに下書きを貼り付けワイヤーを通す穴を開けていきます。あとはお好みの色のワイヤーを通して完成です。電源は充電式バッテリーの他ACアダプター・複数の色を使う場合の分岐コネクターなども売られているので自由度も高く作りやすいでしょう。
古い自宅の部屋をアメリカ風にリメイクする方法
素敵な家具を置くにはまずベースとなる部屋全体の壁などのリフォーム作業もしておくことをおすすめします。できるだけ安くまた頻繁に部屋の模様替えをしたいという方に向いているのが100均素材を使ったリフォーム方法です。
インテリアの作り方概要
この素敵なヴィンテージ風な白いレンガ壁も大理石の出窓も100均で売られているシート類を使って貼り付けているだけ。貼ってはがせるタイプであれば賃貸住宅でもすぐに真似できるアイデアですね。
おしゃれな腰板部分もご自分で作られています。壁に直接木を打ち付けられないという方はベニヤなどで作成してそれを壁の上に貼り付けていけばよいでしょう。
簡単な折りたたみ式テーブルDIY
アメリカのインテリアでも北欧風な家具は人気です。また塗装を変えることでいろいろなスタイルにも流用可能なシンプルで初心者でも作りやすい木製の折りたたみ式テーブルの作り方をご紹介しましょう。
インテリアの作り方概要
動画47秒あたりを参考にして、北欧風な木製テーブル制作に必要な木材を寸法・本数でご用意ください。この他折りたたみとなるので蝶板を4個使用します。
脚部分は四角い枠タイプ。天板は板をならべて裏から1本当てた棒にビス止めして作ります。あとは脚と天板を合体させるだけと工程も少なく非常に簡単な作りながら、室内だけでなく持ち出すつもりならアウトドアでも使える便利な折りたたみ式木製テーブルができあがります。
タイプ別!魅力的なアメリカインテリア実例集9選
1.ダイナーアメリカンインテリア
アメリカでも50'sなどにも代表される明るい原色を多く使った内装がダイナーズスタイルの特徴です。
元はアメリカンダイナーでよくある室内装飾をインスパイアしたもので、そのため蛍光管のネオンや赤を差し色としてふんだんに使ったりロードサインやポニーテールとパラシュートスカートの女性のイラストなどを飾ることで簡単にそれっぽく仕上げることができます。
日本風なダイナーズアレンジも
インテリアコーディネートのポイントはとにかくカラフルな差し色を入れること、レコードジャケットやポスターなどを額に入れて壁にかける。日本人が自宅の内装に取り入れるならバブルガムマシンの代わりに駄菓子屋の瓶容器などを並べてみると日本風ダイナースタイルになるでしょう。
2.ブルックリンスタイルアメリカンインテリア
アメリカでもN.Yのダウンタウンとして知られるブルックリン。ブルックリンスタイルの特徴はレンガやコンクリートなどの壁と少し使い込んで古びた印象のテーブルやキャビネットに黒くペイントされたアイアンを合わせていく作り方となります。
インテリアコーディネートのポイントは木製家具類をブラックアイアンに合わせたダークな色合いで揃えるところ。全体に暗く地下にあるガレージのような雰囲気の男前の部屋を目指すと日本人好みのかっこいい内装に仕上るでしょう。
3.カントリーアメリカンインテリア
アメリカへの移民と独立戦争時代の古き良きヴィンテージ感がお好きな方におすすめなのがこちらのインテリアコーディネート例。基本はヨーロッパ風な装飾が色濃く残るところがポイントとなります。
そのため家具は木製が多く丸みをおびたデザインながらも物がなかった時代を代表するように作りはシンプルで手作り感があるものが多いです。カラーは画像のように白かさわやかな水色のペイントをしてよりヴィンテージ感を出すためにダメージ加工で仕上げましょう。
4.ミッドセンチェリーアメリカンインテリア
ミッドセンチェリースタイルとはアメリカの50-60年代モダンをイメージしたインテリアコーディネートの総称です。先程のダイナーズとも時代は同じなのですがこちらはモダンということでよりシンプルに北欧風のインテリアの影響を強く受けているのがポイント。
クッションや布製カーテンなどを多く飾ってテーブルは木目を活かした木製で、何より日本人の住宅事情にもおすすめなのができるだけ低く過ごすような家具の高さになっていることを意識すると過ごしやすく内装全体もうまくまとまるでしょう。
5.西海岸風アメリカンインテリア
アメリカの中でもとびきり明るくてさわやかなインテリアコーディネートとなるのがウエストコースト・西海岸風の内装の作り方です。ポイントは何とてっても色使い。白をベースにして水色のアイテムを使っていきましょう。
また家具類は背が高くフットワークが軽いのも西海岸風の家具の特徴。基本はテーブルと椅子の生活となります。どっしりと腰を落ち着けずすぐに海に泳ぎに行きたいという気持ちを込めて家具を集めていくとうまくまとまるでしょう。
6.モダンアメリカンインテリア
アメリカのモダンインテリアは日本人の間でも話題になったできるだけ家具などを置かないミニマムな生活スタイルの家具コーディネート。
ポイントは家具が少ないのも当然ながら布や木目などナチュラル素材は使わずプラスチックやアイアンなどつるっとした光沢のある近未来的なデザインとなっているところでしょう。
7.トラディショナルアメリカンインテリア
アメリカでもイギリスやフランスなどよりヨーロッパ色が残っているインテリアコーディネートのことをトラディショナルスタイルと呼びます。ご覧のとおりポイントは重厚感のあるレトロな家具で構成されているところ。
また壁紙はピンクや花がらなどが使われることが多くこちらもイギリス風な感じがしますね。丸みがあり彫刻など細かなディテールを持ったアンティーク家具を揃えることで簡単に日本人でも作ることが可能です。
8.トランジショナルアメリカンインテリア
アメリカントラディショナルとコンテンポラリーな家具が融合したようなインテリアコーディネートとなっているのがトランジショナルスタイルの特徴でありポイントです。
部屋の作り方のコツは古いデザインも尊重しつつシャープな形でメンテナンスもしやすい最近のデザインの家具を取り入れること。一歩間違えるとぐちゃぐちゃになってしまうのでセンスが問われる内装デザインとなっています。
9.コンテンポラリーアメリカンインテリア
よりシンプルに直線的にを重視しているアメリカのインテリアコーディネートはコンテンポラリーと呼ばれています。ポイントは少ない色数で揃えることと空間をたくさんつくること。
そのため置ける家具の数は少なければ少ないほどおしゃれな仕上がりになるでしょう。どうしても物がごちゃごちゃしがちな日本人の住宅事情ではなかなか真似するのも難しいですが、少ない色使いや一つだけ目立つ壁装飾(写真でも絵画でも)を配置するのを意識するとうまくいきやすいです。
まとめ:日本人好みのアメリカンインテリア
アメリカンインテリアをDIYでも楽しもう
魅力的なアメリカのインテリアの実例集と自分で作れるネオンサインや木製テーブルの作り方・100均素材の壁リフォームのやり方などご紹介してきました。
おしゃれなアメリカのインテリアは種類も多く迷うことも多いかも知れませんがそれだけ自分好みのものが見つかる可能性もたかいもの。ぜひ気になる内装があったら参考にして素敵で快適な部屋づくりにお役立ていただければさいわいです。
アメリカンインテリアが気になる方はこちらもチェック
おしゃれなアメリカのインテリアだけでなく他の内装や装飾に使える雑貨類も知りたいという方はこちらの記事もおすすめです!暮らしーのではこの他にもたくさんのDIYや部屋づくりの記事をご用意していますので、そちらも検索窓を活用して探してみてくださいね。
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出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1130977