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「ナンガ」オーロラ450DXを徹底解説!唯一オールシーズン使いができる優れ物!

シュラフはモンベル、ナンガ、イスカでよく比較されそれぞれ魅力的な寝袋を発売しています。今回はナンガの「オーロラ450DX」を紹介。オーロラ450DXはダウンシュラフですがちょうどいい保温性があり3シーズンに対応し、平地なら4シーズン使えて便利です。
2021年4月10日
揚げ餅
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目次

この記事で紹介しているアイテム

オーロラ450dx

オーロラ450DXを発売するナンガとは

ダウンにこだわった寝袋が人気のブランド

ナンガは日本の衣料品、寝袋を作っているブランドです。ダウンは海外産ですが、詰めたり裁縫したり裁断したりするのはすべて国内になっていてmont-bell、イスカと比べられる日本の3大シュラフ生産メーカーです。今回紹介するオーロラはナンガのさまざまな寝袋中でも古い製品で伝統あるシリーズになります。

ナンガの製品は日本産ということと創業が、1941年ということでしっかりした技術があり人気です。

永久保証

ナンガのスリーピングバッグは、他のメーカーにはない永久保証になっています。永久保証ということで購入から半年などの期間限定ではなく、永久に保証してくれます。また、有料ではなく無料で修理できますよ。修理可能かどうかはナンガが判断してくれるので依頼するだけで大丈夫です。

また、ファスナーなどの一部の修理は、交換対応になるため有料になりますが、製造元で修理対応できるためユーザーにとっては大きなメリットになります。

オーロラ450DXの基本情報

はじめに

今回紹介するオーロラ450DXは2021年4月8日の時点で比較的新品が購入しやすい山渓とのコラボモデルを中心に紹介していきますね。コラボモデルのため一部ナンガオリジナルのオーロラ450DXと異なる部分もあります。

なお、2021年4月9日現在ナンガのHP、カタログにはオーロラ450DXや600の製品ページはなく山渓とのコラボモデルしか購入できないようになっています。

山渓×ナンガオーロラ450DX

オーロラ450dx

出典:楽天
出典:楽天

オーロラはナンガのフラグシップモデルの寝袋です。ダウンの量が450gの3シーズンに対応する万能型のシュラフになります。使用できる温度は快適使用温度が0℃の3シーズン用となり、冬キャンプで使うには少し寒いためそのままでは使えません。

前述したように純正モデルは生産終了している可能性が高く、どうしても純正オーロラ450DXが欲しい方は中古で探してみましょう。

温度について

快適温度は寒さに比較的弱い方でも快適に過ごせる温度となり、基本的に使用最低温度は使ってはいけない温度になります。過去モデルでは-11度まで使えましたが、今回は2021年6月下旬に納品される山渓とコラボしているオーロラ450DXで紹介しています。

760FPの素材

Photo bySponchia

オーロラ450DXに使われている中綿(保温素材)は760FPのスパニッシュダウン90~10%を使用しています。国内で洗浄されている高品質なダウンを使っているため嫌な臭いがなく、嵩がきちんとあり空気をしっかり溜め込み保温してくれますよ。

安価なダウンもありますが、ダウンに嵩がないと空気を内部に溜め込めずあまり暖かくありません。コラボモデルでもオリジナルオーロラ450DX同様に760FPの高品質なダウンがきちんと使われています。

生地の素材


Photo byBeesmurf

オーロラ450DXの生地は特殊素材で作られています。表地はポリウレタンの防水コーティング加工したナイロン生地になっていて防水用のシュラフカバーを付けなくても水濡れに強いです。裏地はすべすべとした40dnナイロンタフタです。

防水性のある記事ですが多孔質構造でゴアテックスのように通気性もあるため蒸れるということは少なくなっています。具体的には透湿性6,000g/m2/24hという高レベルの防水透湿性能を持っています。

オーロラテックス

オーロラ450DXに使われている素材はオーロラテックスです。ナンガ独自の素材になりオーロラシリーズ他にオーロラシリーズを軽量化したオーロラライトで使われている素材になります。

オーロラ450DXの特徴・魅力

1:3シーズンで使いやすい

オーロラ450DXは3シーズンで使いやすい温度です。夏の山でも使いやすく春のキャンプでも使いやすいモデルになります。ほどよいダウン量のためかさばりにくく持ち運びやすいところも魅力的ですね。

単純に上質な素材を使っているため暖かいというわけではなく、構造も工夫されていてオーロラ450DXはシングルキルト構造とボックスキルト構造を採用し、夏向けの構造と、冬以外のシーンで活躍する保温力が2番めに高い構造を組み合わせられて作られています。

シングルキルトとは

オーロラ450DXの背面はシングルキルトです。シングルキルトは表地のオーロラテックスと裏地のナイロンを直接縫い合わせることで構造を単純化し、軽量化するための縫い方になります。また、余分な生地を使わず縫い合わせているためコンパクトに収納しやすくなるなどのメリットがあります。

ボックスキルトとは

ボックス(箱型)の構造をしていて表地と裏地の間にメッシュがあり、ダウン量が偏らないように箱型になっています。メッシュが入っていることで空気の層、嵩を作るためシングルキルトよりも保温性が高い構造になっていて暖かいですよ。

オーロラ450DXは前面がボックスキルト、背面がシングルキルトで軽さと暖かさのバランスがいい寝袋です。

2:冬でも使える

Photo byjarmoluk

オーロラ450DXは適温が0度のため、そのままでは冬キャンプには使用できませんが、登山ではなく標高の低い場所での冬キャンプは服装、防寒グッズ、テントなどの工夫をすることで使えるようになると言われているダウンシュラフです。

本来なら冬用のシュラフが必要になりますが、3シーズン向けでも使えるところが大きな魅力と特徴になります。インナーを使うなどして保温性を増して使うとオールシーズン対応でき使い勝手が非常にいいと評価されていますよ。

収納サイズがコンパクト

化繊と比較するとダウンはもともとコンパクトですが、冬用と3シーズン用を比べると3シーズン用のほうがコンパクトになります。インナーを用意しないと使えないということを考えると差はないですが、寝袋自体は持ち運びやすいという特徴もありますよ。

また、収納サイズも魅力的でφ17×29cmしかなく、荷物の積載に制限がある車、徒歩(登山)などでも持ち運びやすい寸法です。φ17×29cmというのは2Lペットボトルを太くしたぐらいになります。

3:防水

Photo byqimono

オーロラ450DXの最大の魅力であり特徴になるのは防水性です。冒頭で紹介したよく比較されているmont-bell、イスカのシュラフも撥水性のある生地を採用しているモデルもありますが、オーロラ450DXやオーロラシリーズのように防水性の高いシュラフはありません。

中綿のダウンが800FPや900FPなどの最高品質のダウンでも水に濡れると嵩が確保できず、保温性が著しく低下することから水に濡れないというのは非常に重要です。

カバーが不要

オーロラ450DXは防水性が高いためカバーが不要になる点も大きな魅力であり特徴です。前述したように水濡れに弱いダウンを雨、結露などから守るには防水性のカバーを使う必要がありますが、シュラフとは別にカバーを持ち歩かないといけなくなることから登山では特に、荷物になったり、装備が重たくなる原因でした。

オーロラ450DXやオーロラシリーズは極めて防水性が高いためカバーが不要となり荷物の軽量化、パッキングしやすさに貢献してくれます。

4:細かなところも作りがいい

オーロラ450DXはファスナーが生地を噛みにくくなっていてスムーズに開けられると評判になっているシュラフです。また操作しやすい大型ファスナーと評価されていて扱いやすく、樹脂の蓄光素材が使われているためランタンを消した状態でもしばらくの間はファスナーの位置がわかりやすいですよ。

冷えを感じやすい足元の方はダウン量が多くなっていてしっかり保護するという形になっていて、限られた毛量で寒さを感じないように作られています。

空気が逃げない工夫

冬向けではないためヘッド・ショルダーウォーマーやドラフトチューブはありませんが、体をすっぽり包み込むマミー形の寝袋ということでドローコードで温められた空気が逃げないようにきちんと頭部周辺を閉じられるようになっています。

5:バリエーションが豊富

ナンガ純正のオーロラ450DXの他にさまざまなメーカーとコラボしたオーロラ450DXがあります。価格が異なっていたり、単にカラーが異なっていたり、スペックが多少異なっているなどさまざまなバリエーションがあります。また、サイズも少し長いロングなどもあります。

純正モデルについてはHPに記載がないことからすでに販売終了になっている可能性が高いですが、山渓とのコラボモデルは予約受付中になっていてまだ発売されています。

サイズについて

オーロラ450DXのサイズ感はレギュラーが最大長210cm×最大肩幅80cmとなります。適正身長ではレギュラーで178cmまでとなり、背の高い方はロングを購入するといいでしょう。

なお他のサイズはショートが165cmまでとなり、ロングが185cmまで対応し、ロングについてはレギュラーよりも少し高価になります。

6:自宅で洗える

オーロラ450DXなどのダウンを中綿に使っているものは汚れても洗濯しにくいものが多いです。しかしオーロラ450DXを発売するナンガでは洗濯方法をきちんと記載してくれていて自宅でも洗濯できるようになっていますよ。

自宅で簡単に清潔にできるのはオーロラ450DXやナンガのシュラフ全体に言える大きな特徴です。

DOWN CIRCULATION – NANGA | ナンガ
羽毛に拘ったダウンシュラフ・メーカーNANGA。安全で品質の良いダウン(羽毛)を使用し、独自の縫製技術によって生まれる商品は、「暖かく、そして軽い」。当社の製品が必要とされる貴方の元へ運ばれ、「このメーカーは良い!」と思って頂ければ幸いです。

オーロラ450DXのレビュー・評判

使い勝手に関するレビュー・評判

撥水加工は短時間の水濡れなら防げるというものですが、オーロラ450DXやオーロラシリーズは防水になっているため結露などが一晩(長時間)当たっても問題なく使える魅力がありこの部分を評価しているレビューも多いです。カバー不要で荷物が減る点も評価されています。


薄着でも暖かい。
ダウンシュラフは水分が大敵ですが、オーロラは「シュラフカバー無しでも良い(水滴等から守ってくれる。)」というラインなので、生地の保温力があるのかも。カバー不要分で軽量化もできる。

価格に対するレビュー・評判

Photo bynattanan23

コラボ、別注モデルが多数あり純正モデルよりもコスパのいいオーロラ450DXもあります。別注モデルでもきちんと暖かさがあり標高の低い場所、登山以外では4シーズン活躍し使いやすいと人気です。

寒い場所で使いたい方向けにオーロラ450DXのワンランク上にオーロラ600もありましたが、前述したようにHPやカタログに記載がありません。

12月から3月位までの平地の寒さなら薄着でこのシュラフで全く問題ありません。
安く買えたのでとってもありがたいです。

暖かさに関するレビュー・評判

きちんと暖かいと評価されていますよ。購入するモデルよってはオーロラ450DXでもショルダーウォーマーなどで暖かい寝袋内部の空気が逃げないようになっているといわれています。

非常に軽量で温かく、フカフカで寝心地も良く満足しています。
ショルダーウォーマーやドローコードで中の温かい空気も逃げないようになっています。

オーロラ450SXのまとめ

オーロラ450DXは水濡れにを気にせず使える

出典: https://nanga.jp/store/#tokyo

オーロラ450DXは水濡れを気にせず使える防水仕様のダウンシュラフです。適温が0度のため3シーズンで使いやすく平地でのキャンプでは装備を追加することで、4シーズンつかえるようになる万能さと手頃な価格が人気です。

オーロラ450DXの純正モデルはなかなか手に入りませんが、オーロラ450DXのコラボ、別注モデルは登山道具として購入可能なので探してみてくださいね。

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