東京粉末 PURE BLACK
GRASP クライミング チョークボール大
FrictionLabs フリクションラボ
カンプ チャンキーチョーク300g
PD9 クライミング液体チョーク
フリクションラボ Liquid Chalk 新液体チョーク
Spunkクライミングチョーク 乾燥剤不使用 正規品
ADD FRICTION
ボルダリングにチョークは必需品
ボルダリングに使える道具は2品のみと定められており、その1つがチョークです(もう1つはシューズ)。ボルダリングにとってチョークとは、プレイヤーに欠かせない必須アイテムであり、結果に直結する重要事項とされます。
ボルダリングは自然の岩や人口の突起物(ホールド)をつかんで登る競技で、足場のないときは指先だけで突起につかまって登ることさえあり、ボルダリングチョークとは、競技で手を滑らせない必需品であるとともに、自分の身を守るための道具なのです。
ボルダリングチョークとは滑り止めではない
突起につかまり滑り落ちないことを目的に使うボルダリングチョークですが、チョークの素材は主に炭酸カルシウム(俗にいう石灰)であり、滑り止め効果のある素材ではなく、逆に多く使用すれば摩擦が少なくなって滑りを助長します。
炭酸マグネシウムは滑り止めの役目を果たさないけれど、水分を吸収する特性を持ちます。ボルダリングチョークには直接の滑り止め効果はないものの、突起物をつかむときに邪魔になる手汗の水分を吸収し、2次的に滑り止め効果を発揮する必須の道具なのです。
ボルダリングチョークの種類と選び方
ボルダリングチョークの成分
ボルダリングチョークの主な成分は炭酸カルシウムですが、素材自体には滑り止めの効能がなく、松やに(ロジン)のような滑り止め効果のあるものや、アルミナ(酸化アルミニウム)のような吸着剤で強く長く安定したフリクション(摩擦)を目的として、素材の炭酸カルシウムに加えています。
他にも素材の炭酸カルシウム以外に、吸着しやすくするためエチルアルコールや、色付けのための顔料を加えることも多く、炭酸カルシウム100%のボルダリングチョークのほうが珍しいほどです。
ボルダリングチョークの種類と特徴
ボルダリングチョークには、黒板消しをたたいたときに出るような粉状のものや、かたまり状の固形タイプや、チョークが手にまんべんなく吸着するようにアルコールを加えた液状タイプなどの種類に分けられます。他にも中間の半固体タイプ、半液体のクリームタイプもあり、数種を混ぜて使用するなど好みが分かれるところです。
ボルダリングチョークとは汗の主成分である水分を吸収するのが目的で、汗のかき方は個々で違いがあるため、好きなチョークの種類も大きく分かれます。
古くから人気の愛用者が多い「パウダーチョーク」・粉末タイプ
最も一般的で、初心者の方も思いうかべるのが、粉末タイプのパウダーチョークでしょう。
粉末チョークの長所は、つけたらすぐにボルダリングができることで、手につけると同時に汗の水分を吸収し、フリクション効果を発揮してくれることですが、粉が舞い上がって周囲を汚してしまうという弱点もあり、ジムによっては使用を禁止している場所も。持続性が弱く何度もボルダリングチョークをつける必要があり、手につける度にダストが舞い上がります。
ダストのでない「リキッドチョーク」・液体タイプ
リキッドチョークとは文字通り液体タイプで、エチルアルコールなどに炭酸カルシウムを溶かしたボルダリングチョークです。炭酸カルシウムは、水やアルコールに溶けにくく分離するため、チョークを使用するときは、よく振って使います。
液体はチョークダストがほとんど出ないため、ジムでも歓迎されるコンパクトで持ち運びにも便利なボルダリングチョークですが、乾くまで待つ時間があることと、含まれるアルコールなどで手肌を傷めるのが弱点で、肌が敏感な人はとくに注意してください。
お財布にやさしい「ブロックチョーク」・固形タイプ
ブロックチョークはパウダーチョークのように使用するたびにチョークダスト(チョークの細かい粉)が舞い上がることがなく、周囲を汚すことがありません。必要な分だけ手にこすりつけて使えるのが利点です。
厳密にはブロックとパウダータイプは同じ個体であり、形状が違いがあるものの同じ種類に分類されますが、使い方も利用者の好みも異なるため別ものとして分類されます。ブロックチョークは量に対して価格が安くて無駄も少ない、ボルダリングチョークでは最もコスパのよい種類です。
いいとこどりの「チャンキーチョーク」・半固形タイプ
粉末タイプと固形タイプの長所だけを併せ持つのが「チャンキーチョーク」で、粉末と固形の2種類を混在させたボルダリングチョークです。ブロックタイプに比べてコンパクトで持ち運びやすいのも魅力。
手にのりやすくチョークダストは少なめなので細かいダストに敏感な人にもやさしく、固形のチョークも混入しているため、印なども簡単に書けます。とても使い勝手がよいうえに、使用量も2種類の中間でコスパにも優れているのため、初心者にもおすすめのボルダリングチョークです。
手に馴染む「クリームチョーク」・クリームタイプ
クリームタイプのボルダリングチョークは手に馴染みやすく、使い勝手のよいボルダリングチョークです。スプレータイプと同じで、乾くと炭酸カルシウムだけが残る仕組みで、油分はフリクションを妨げるため使用していません。
スプレータイプと同じで乾くまで使えないというデメリットがありますが、液体よりも乾きが早く、まんべんなく塗れます。無駄がないので価格が高くてもコスパは悪くはなく、ベースに塗って粉末を上から混ぜて使うと効果が増すため人気上昇中です。
ボルダリングチョークの選び方①場面や状況にあった性能で選ぶ
ボルダリングは室内のジムや、屋外の自然の中(一部は人工的に手入れ)でおこなうときがあり、使うチョークも違います。ジムでは室内が汚れるパウダータイプを禁止することもあり、指定のボルダリングチョークしか使えないこともあるので注意が必要です。
屋外では天候や湿度でフリクションがかわるため、状況により性能の違うチョークを選んで使うことも重要で、ボルダリングのマナー(他の利用者のために使用後はきれいに落とす)も考慮した選び方でチョークを選んでもよいでしょう。
ボルダリングチョークの選び方②経験とフィッティングで選ぶ
ボルダリングチョークには相性があり、使ってみなければわからないことが多いのが事実です。初心者の方は悩まずにオーソドックスな粉末タイプや、ジムで指定(おすすめ)されたタイプのチョークを使い、経験を重ねてから別のタイプのチョークを試し、自分にあう種類と価格の商品を探すのがよいでしょう。
汗のかき方や、滑らない感覚は個人によって全く異なるので、見たり聞いたりするよりも実際に使って違いを感じ、自分で「これだ!」というボルダリングチョークを見つけるのが大切です。
ボルダリングチョークの選び方③自分にあうタイプと種類を複数組み合わせる
ボルダリング経験者を見ると、お気に入りのチョークはありますが、1つだけしか使わない人は稀です。経験値によって変えていったり、使う場所やコンディションによって複数のボルダリングチョークを上手く使いわける人が多いようです。
リキッドタイプとパウダータイプを2種類混ぜて使う人もあり、単品で使うことが正解ではありません。経験を積んだら、自分に最高のフリクションが得られるように、自分だけの配合を考えたりして、独自のチョークスタイルをつくってみてください。
ボルダリング用チョークのおすすめ8選
たくさんあるボルダリングチョークの中から、人気が高く品質のよい商品を8つ選びました。商品の特徴(素材・種類・対応など)と上手な使い方を、実際に使用した方のレビューとともに紹介しています。ぜひ、ボルダリングチョークを購入する際の参考にしてください。
素材にこだわった手に優しいパウダーチョーク
Spunkクライミングチョーク 乾燥剤不使用 正規品
種類 | 粉末タイプ |
---|---|
内容量 | 100g |
ジムで借りていたチョークは、使用後に手が荒れて痛くなりやすいのですが、こちらのチョークは手触りも良く馴染む感じで荒れませんでした。
乾燥材などは一切使わずに、炭酸カルシウムの粒子を細かくすることで吸湿性能を高めた高品質のパウダーチョークです。炭酸カルシウム100%で、他に添加物は全く加えておらず、レビューにあるように手荒れが心配な人にも喜ばれています。
粉末タイプとしては、量の割に価格が高いですが、ボルダリングは継続して励むスポーツです。少しずつ上達して楽しむためにも、ボルダリングに重要な「手のケア」に最高の商品ですので、手荒れで困っている方は1度お試しください。
粉末チョークの中で最も強力
東京粉末 PURE BLACK
種類 | パウダータイプ |
---|---|
内容量 | 330g |
手汗びっしょりヌメラーの僕でも違いがはっきりとわかります。今までチョークアップなしに連登は考えられなかったけどこの時期のジムでも連登できます。感触はフワッフワです笑もうこれ以外考えられません!
粉末チョークで大人気の「東京粉末」は、スタンダードタイプの「ピュアパック」と、ワンランク上の「ピュアブラック」があります。ピュアブラックは、スタンダードタイプよりも粒子が細かくフリクション性能が高く、ここ一番で活躍してくれると大人気のボルダリングチョークです。
使ったらやめられないというレビューも多く、実際に他の商品と比較すると性能の違いがはっきりと感じられ、全ての種類の中でもトップクラスのチョークだと実感できる、おすすめの逸品です。
粉末チョークの弱点のダストを少なくするボールチョーク
GRASP クライミング チョークボール大
種類 | 粉末タイプ(チョークボール) |
---|---|
内容量 | 130g |
腰用チョークバックにギリギリ入る大きさです。質感も良く、満足しています。
専用に開発した袋(ボール)に、大人気の「GRASP パウダーチョーク(ハイグリップコンディション)」を入れ、野球のピッチャーが使う「ロジンバッグ」と同じように使います。パウダーチョークですが、ボールに入れるので持ち運びが便利でダストの飛散も少なく必要な分だけ使える無駄の少ないボルダリングチョークです。
同じ量でも価格が高くなるためコスパは悪く感じますが、無駄になるダストが出にくく衣服の汚れが少なくなることも考えれば、全体のコスパは問題ないといえます。
初心者から上級者まで使えるオールラウンドなチャンキーチョーク
カンプ チャンキーチョーク300g
種類 | チャンキーチョーク |
---|---|
内容量 | 300g |
もう何種類も試しました(現在も色々と試しては失敗)がこのチョークは文句ないです。ヌメリ手の方はぜひ!
品質・価格ともに平均的な定番のボルダリングチョークですが、使いやすさとコスパのよさから、多くの人に愛されています。初心者から上級者まで幅広い利用者が安心して使えるので、迷ったときにはコレを選べば間違いないと断言できる、弱点の少ないチョークです。
手汗が多くて「ヌメリ手」で困っている方はレビューを書かれた人のように以外に多く、チョーク選びに悩んでいる方や、チャンキーを始めて使う人にもおすすめしたいチョークです。
3タイプから選べる人気のフリクションラボ
FrictionLabs フリクションラボ
種類 | チャンキーチョーク |
---|---|
内容量 | 300g |
今まで使ったことある最高のチョークだ!ちょうどいい質感で、乾燥しすぎず手をきれいにコートします。素晴らしいグリップ力のチョークです。(訳)
高級チョークの代名詞ともいえる「フリクションラボ」は、特徴のある3種類が用意されていて、好みの1品を選べるのはとても魅力的です。
きめ細かいパウダーに小さめのブロックチョークをくわえた「ユニコーンダスト」、中程度のブロックにパウダーをプラスした「ゴリラグリップ」、最も大きいブロックが「バムバム」で、各々の長所と短所がレビューからも見てとれます。
素材からは有害物質を排除し、子供から大人まで安心して使える高品質のボルダリングチョークです。
パウダーチョークとの併用で敵なし
ADD FRICTION
種類 | 半液体タイプ(クリームチョーク) |
---|---|
内容量 | 50g |
滑り手なのでウェットにしました!ノーマルより柔らかく伸びやすいです。掌全体に伸ばしてチョークアップしてますが、持続性が高いので1度つけたらしばらくつける事がなく、チョークアップだけで済むのも良いです。いつも使うというよりはここぞ!という時に使っています。コンパクトな大きさなので1個忍ばしておくと重宝します。
クリームチョークは単品で使うよりもパウダータイプなどと併用して使うと効果が倍増すると評判で、クリームチョークを下地(ベース)に使い、上にパウダーチョークをのせて効果的なフリクションを得るという利用方法が効果的だとレビューにも複数あがっています。(順序は必ず①クリームorリキッド→②パウダー)
ADD FRICTIONには、ドライとウエットの2種類があり、ウエットは手汗の多い人向けとされ、状況(湿度など)にあわせる使い方もおすすめです。
クリームチョークは乾きが早くまんべんなく塗れる
フリクションラボ Liquid Chalk 新液体チョーク
種類 | 半液体タイプ(クリームチョーク) |
---|---|
内容量 | 75㎖ |
自然素材でノンアルコーのチョークを見つけるのには苦労した。、軽いコーティングで、私の手にフィットするチョークは、今までにないこだわりの逸品になりました。余計な磨き残しなども気にする必要が全くありません。 (訳)
人気のフリクションラボが開発した、クリームタイプの半液体ボルダリングチョークです。液体チョークに比べると伸びて広がるので、手にまんべんなくつけられます。量の割に価格が高いのでコスパが悪く感じますが、無駄がないため減りが少なく思ったほどコスパは悪くありません。
単品での使用ももちろん大丈夫ですが、パウダータイプとあわせて使う人も多く、粉の下地に使うと強固なフリクションが得られると、喜びのレビューが多く寄せられています。
ジムで大歓迎のダストの出ない液体チョーク
PD9 クライミング液体チョーク
種類 | 液体タイプ |
---|---|
内容量 | 60㎖ |
小学生の子供が使っています。手荒れが心配でしたが、いまのところ平気なようです。
チョークバックとかいらないので、初期投資がかからない点と、手が白くならないところが良いですね。
PD9クライミングチョークは、60㎖の小さなプラスティックボトルに入った液体チョークで、持ち運びに便利なうえチョークダストが出ないので人気の商品です。ポケットに入るコンパクトサイズなので、ジムと屋外の両方で使えて重宝します。
成分には炭酸カルシウムの他にアルミナ(アルミニウムの粉)を配合して、フリクション性能を高めました。レビューのように、液体なのに乾燥しても手が白くならず、衣服が汚れないことも喜ばれており、人気の一因となっています。
ボルダリング用チョークの使用上の注意点
使用後はボルダリングチョークを落とすのがマナー
屋外でボルダリングをする際は、チョークは使用後にブラシなどで落としてから帰るのがマナーです。チョークで自然を汚したあとは、自分で責任をもってきれいにしていくのがスポーツマンの精神でしょう。
松やに(ロジン配合)を使ったチョークは、付着すると取れづらくブラシを使ってきれいに落とす必要があります。多くのジムが松やに入りチョークの使用を禁止しているのも落ちないことが原因で、使用後にチョークを落とすのは、マナーであるとともに重要な注意事項です。
ジムで使えないロジン入りチョーク
チョークには直接の滑り止め効果がないため、松やに(ロジン)を混ぜてフリクション性能を高めることがありますが、ホールドなどについた松やにはブラシで磨いても落ちづらいことから、ジムで使用禁止としていることが多くあります。他にもパウダーチョークはダストが飛散してジム内を汚すため、使用禁止としている場所も多いようです。
上手くなれば自分のチョークを購入すると思いますが、ジムで使える範囲内で自分の実力や体質にあわせた最良のチョークを使ってください。
アレルギーには要注意
ボルダリングチョークの主成分は炭酸カルシウムで、液体チョークにはエチルアルコールを加えることが多く、アルコールはコロナウイルス対策にも用いられているため、除菌作用があると人気です。
反面、アルコールは乾燥すると皮膚にダメージを与える物質で、汗を吸い取る炭酸カルシウムも皮膚から水分を奪い乾燥させるため、皮膚の弱い人はとくに注意をしなければいけません。成分表などで確認して、アレルギー物質の少ない手肌に優しいチョークを選ぶようにしましょう。
ボルダリングチョークは使用期限内に使う
ボルダリングチョークは使用期限内に使い切ることが大切で、とくに開封後は早めに使ってしまわないと、ボルダリングチョーク本来が持つ特性や、得られるはずのフリクションが半減してしまうのです。
素材の炭酸カルシムは高い吸湿性能を持ち、汗の水分を吸収してくれますが、空気中の水分をも取り込んでしまうため、早めに使いきらないと目的とは別の水分を吸収してしまい、競技のときには真価を発揮してくれなくなり、液体タイプは逆に含まれている水分が蒸発して固まってしまいます。
ボルダリングチョークのコスパを見極めるのは難しい
ボルダリングチョークは、「フリクション性能」を評価するのに個々の体質(汗のかき方)が関係し、効果の持続時間も性能評価の一部です。汗の止まりはよいが持続時間が短いものはコスパがよいとはいえず、長期で使い異なる個々の効果を金額に換算するのは容易なこととはいえません。
同じ条件でコスパのよい商品を選ぶことは難しくありませんが、個々によって感じるパフォーマンスが違うボルダリングチョークを評価することは難しく、コスパは個人の判断にゆだねられます。
最高のチョークで最高のパフォーマンスを!
ボルダリングにおけるチョークとは、最高のパフォーマンスを引き出す「魔法の粉」です。初心者の方や、力に自信のある方ほど「チョークなど必要ない」とおっしゃる方も多いようですが、実際に使用してみれば、チョークがボルダリングには必須のアイテムであることが理解できるはずです。
上達にあわせてチョークもかえていき、自分が納得できる逸品を見つけてください。あなたにピッタリはまる最高のボルダリングチョークが、新しいパフォーマンスを披露してくれることでしょう。
「ボルダリングチョークバック」が気になる方はこちらをチェック!
チョークの持ち運びに便利なチョークバッグは、チョークと一緒に購入したいものです。「チョークバッグ8選・ボルダリングでおすすめしたいチョークとともに」では、コンパクトで色鮮やかな素材にこだわったチョークバッグや、初心者から屋外向きまで、使用するチョークやデザイン、用途にあわせた多数のチョークバッグを紹介しています。
ぜひ、ご覧になってチョークと同時の購入をご検討ください。
チョークバッグ8選|ボルダリングでおすすめしたいチョークとともに!
ボルダリングをする時に使用するチョーク、そしてそのチョークを入れるのがチョークバッグです。 今回はボルダリングに特化した置き型のチョークバ...