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ストレリチア(極楽鳥花)の花言葉をご紹介!種類別の特徴や季節・開花時期も!

ストレリチアは大きな葉が特徴の観葉植物です。花も存在感があり、その美しい姿から「極楽鳥花」と呼ばれることもあります。そんな美しい花を咲かせるストレリチアの花言葉は明るい未来を意味するものばかり。この記事ではストレリチアの花言葉や開花時期、誕生花をご紹介します。
2021年3月25日
みもざ
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目次

ストレリチアとは

人気の観葉植物

Photo byADD

ストレリチアは単子葉植物、ゴクラクチョウカ属に分類される植物の総称です。固有種、園芸種をあわせると約20種類ほどあります。日本で販売されているものはそのうち3~4種類ほどです。どれも育てやすく、インテリア性も高いため、観葉植物として人気があります。

特徴①色あざやかな花

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

ストレリチアは色あざやかで大きな花をつけるのが特徴で、その見た目の華やかさから切り花や観葉植物として人気があります。花の色が単色ではなく、オレンジや黄色、紫と何色も組み合わさっているのも特徴といえるでしょう。

特徴②大きな葉

ストレリチアは、花だけではなく、バナナの葉のように大きな葉をつけます。厚みのある立派な葉は、それだけで南国の雰囲気がたっぷり味わえるでしょう。インテリアにリゾート感をつけたい人におすすめです。葉が大きく、蒸散量が多いので「天然の加湿器」のようにして飾る人も多くいます。

名前の由来と意味

ストレリチアは「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」という別名でも有名。ストレリチアという言葉は馴染みがない人が多いかもしれませんが、それぞれの呼び方に由来や意味があります。

「ストレリチア」の由来と意味

Photo by Art Gallery ErgsArt

ストレリチアの名前の由来は、学名のStrelitzia reginaeにちなみます。この学名はストレリチアはじめとした植物を愛したイギリス国王ジョージ三世の王妃シャーロット(シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ)からつけられました。シャーロット王妃もかずかずの植物を愛したことで知られています。

「極楽鳥花」の由来と意味

Photo bystux

ストレリチアの属名はゴクラクチョウ属で、別名の極楽鳥花と共通します。また、英語では「Bird of Paradise(天国の鳥)」と表され、こちらも「極楽」をイメージさせるものといえるでしょう。このような名前がつけられた由来は2つの説をご紹介します。

由来と意味①不死鳥をイメージさせる

ストレリチアの花が、まるで、色鮮やかな不死鳥のような姿をしていることから「極楽鳥花」とつけられました。ストレリチアの花の形が、火から飛び立つ不死鳥の姿に見えたのでしょう。また、ストレリチアは種類にもよりますが、1つのつぼみで5回ほど花を咲かせます。何度も花をつける姿も不死鳥を感じさせるのかもしれませんね。

由来と意味②フウチョウに似ている

「極楽鳥花」の由来は、現存する美しい鳥、フウチョウに似ているからという説もあります。フウチョウはオスが色鮮やかな羽で、求愛のダンスを踊る生態が有名です。その美しさから「極楽鳥」と呼ばれることがあり、ストレリチアの花の美しさをフウチョウに例え、「極楽鳥花」と呼ぶようになったといわれています。


いつの誕生花?

誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のことです。366日すべてに誕生花が決められています。誕生日プレゼントに花を贈りたい人はぜひその人の誕生花を調べてみましょう。ストレリチアは11月23日、12月6日の誕生花です。ストレリチアの花言葉は前向きなものが多く、贈りやすい花といえます。

ストレリチアの花言葉

花言葉は多い

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ストレリチアは、現在、8つの原種と約10種の栽培品種が確認されています。すべてに共通する花言葉は「輝かしい未来」「気取った恋」「全てを手に入れる」「万能」などです。

これらの花言葉のほかにも、各品種ごとにつけられた花言葉もあります。どれも特徴や、名前の由来を感じさせるものばかりです。

花言葉①輝かしい未来

Photo bystux

ストレリチアの花言葉は「輝かしい未来」です。不死鳥が火の中から復活するように、美しい色に彩られた花が開くさまはまさにこれから始まる輝かしい未来をイメージさせます。人生の門出を迎える人に輝かしい未来があるように、願いを込めて贈るのにおすすめの花といえるでしょう。

花言葉②強運

Photo byPublicDomainPictures

ストレリチアの花言葉には、幸せな未来を予感させるものが多く、「強運」もその1つでしょう。どんな困難でも強運を持って切り開いていけるようにという願いを込めて、開店祝いなどに贈るのもおすすめです。

花言葉③気取った恋

Photo by [email protected]

3つめの花言葉は「気取った恋」です。存在感があり、美しく凛としたストレリチアの花を見ているとまるで自分の恋も神様から祝福され、成就するような気持ちになってくることからこのような花言葉がつけられたのかもしれませんね。「気取った」という言葉がついているので、恋する友人を贈るようなときにはニュアンスに注意が必要です。

花言葉④全てを手に入れる

Photo byJosch13

力強い「全てを手に入れる」といったものもあります。これも、花の美しさからつけられたのでしょう。誰の目も惹く美しさがあれば、「全てを手に入れる」と思うこともあるかもしれませんね。ストレリチアが誕生花の人にはぜひ知っておいて欲しい強い花言葉です。

花言葉⑤万能

「全てを手に入れる」と似た花言葉に「万能」もあります。一度目にすれば、忘れられないような特徴的で美しい花をつけるストレリチアからはまさに「万能」さを感じたのかもしれませんね。大きなチャレンジする人にも贈りたい花ですね。

花言葉⑥情熱

オレンジや赤、黄色と色鮮やかで大きな花を咲かせるストレチアの花言葉に「情熱」はしっくりくる人が多いかもしれませんね。求愛のダンスを踊るフウチョウのメスへの情熱も連想させるでしょう。情熱は色恋以外にも、仕事や勉強、夢に大切な気持ちです。エールを込めて贈りたい花言葉でしょう。


花言葉⑦恋の伊達者

「恋の伊達者」という少し変わった花言葉もあります。これは、フウチョウを連想させる花言葉といえるでしょう。美しい羽をまとい、愛を得るために激しいダンスを披露するフウチョウのオスはまさに「恋の伊達者」。その姿に似ているストレリチアにも同じ花言葉がつけられました。

花言葉⑧女王の輝き

Photo bylorilynnoliver

学名が、イギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットの旧姓にちなむことから、「女王の輝き」という花言葉がつけられました。夫婦仲は非常によく、9男6女の子供に恵まれます。シャーロット王妃は植物を愛し、現存するロンドンの「キューガーデン」の設立にも貢献しました。そんなシャーロット王妃の功績はまさに「女王の輝き」を象徴するものでしょう。

世界一有名な植物園「キューガーデン」

シャーロット王妃が建設に貢献した「キューガーデン」は世界一有名な植物園といわれます。1759年に建設されて以来、さまざまな変遷を経ながら今日まで残されており、かずかずの新種発見に貢献してきました。2003年にはユネスコ世界遺産にも登録されています。

ストレリチアの種類

種類別の花言葉も

日本で購入可能なストレリチアの種類は3~4種類ほどです。バナナのように大きな葉をつける種類が一般的ですが、近年は葉が細く茎のような見た目をした「ノンリーフ」と呼ばれる品種が誕生し、人気を集めています。それぞれの特徴や種類ごとの固有の花言葉をチェックしましょう。

種類①ストレリチア・レギネ

レギネ(レギナエ)の特徴は、ストレリチアの中でも「極楽鳥」らしい艶やかな花を咲かせることです。「極楽鳥花」といえばレギネを指します。花を楽しみたいのであれば、レギネがおすすめでしょう。

初夏に開花時期のピークを迎えます。葉は光沢のあるシルバーがかった細長い形が特徴で、葉の数はほかのストレリチアに比べて少なめです。

開花時期・花言葉など

開花時期 5~10月ごろ
耐寒性 2~3℃
耐暑性 40℃
原産地 亜熱帯アフリカ
固有の花言葉 寛容

レギネ(レギナエ)固有の花言葉は「寛容」です。極楽鳥花の代名詞ともいえるレギネの花は、見た人の心に寛容を生み出すような大きな存在感を感じるかもしれませんね。自分で育てたレギネに花が咲いたときの感動は大きなものでしょう。

種類②ストレリチア・ニコライ(オーガスタ)

ニコライの別名は「オーガスタ」です。オーガスタは白い美しい花を咲かせるので、英語では「White Bird of Paradise」と呼ばれていますが、観葉植物の扱いで育てている場合、花が咲くことはあまりありません。しかし、葉が大変美しく、形、色ともに観賞価値が高く観葉植物として人気です。

開花時期・花言葉など

開花時期 4~10月ごろ
耐寒性 5℃
耐暑性 40℃
原産地 南アフリカ、マダガスカル諸島
固有の花言葉 あたたかい心

ニコライ(オーガスタ)固有の花言葉は「あたたかい心」です。ほかのストレリチアには見られない「白い花」を咲かせるため、やさしさをイメージさせる「あたたかい心」という花言葉がつけられたのでしょう。


種類③ストレリチア・ユンケア(ノンリーフ)

ユンケアは名前のとおり、ボリュームの少ないほっそりとした葉が特徴です。成長するにつれて葉がどんどん細くなります。そのため、ノンリーフとも呼ばれ、スタイリッシュな見た目が徐々に注目を集めているこれから要チェックの品種でしょう。

花の色はレギネと似た色で、葉が細いため成長が遅く、インテリアグリーンとしても人気です。細長いシルエットなので空間に高さを作り出せます。

開花時期・花言葉など

開花時期 5~9月ごろ
耐寒性 5℃
耐暑性 40℃
原産地 南アフリカ
固有の花言葉 寛容

ユンケア固有の花言葉は「寛容」です。レギネと花と似ているため、同じ花言葉がつけられたのでしょう。

種類④ストレリチア・パルビフォリア

パルビフォリアはレギネとユンケアを掛け合わせて誕生した新しいノンリーフタイプの品種です。ユンセアよりは先端の葉が広がり、スプーンにもたとえられます。

開花時期・花言葉など

開花時期 5~9月ごろ
耐寒性 5℃
耐暑性 40℃
原産地 南アフリカ
固有の花言葉

パルビフォリア固有の花言葉はまだつけられていません。したがって、全般の「全てを手に入れる」や「寛容」が花言葉です。珍しい品種なので、前向きな花言葉と一緒にプレゼントするのもいいですね。

見た目も花言葉も明るい「ストレリチア」

ストレリチアは、大きな葉を持つものから、ノンリーフまで種類が豊富にありました。花言葉も「全てを手に入れる」など明るい未来を意味するものが多く、ストレリチアを誕生花にする人にはプレゼントしたいですね。ただし、「気取った恋」という花言葉もあるため恋する人に贈る際には注意しましょう。葉も観賞価値が高く、育てやすいので新築祝いなどにもおすすめです。

ストレリチアが気になる方はこちらもチェック!

さまざまな花言葉を持つストレリチアは置き場所や水やりなどを適切にするとぐんぐんと成長しますよ。新芽が出てきたり、花が咲いたりしたときの喜びは大きなものです。ストレリチアの特徴や、詳しい育て方を知りたい方は以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね。