SOTO MUKAストーブの魅力とは?
MUKAストーブは革命的なガソリンストーブ
登山やキャンプなど、アウトドアで料理や火を起こす時にはバーナーや焚火が欠かせません。SOTOのMUKAストーブは、ガソリンストーブの懸念点を解消した画期的なストーブとして発売されました。革新的な機能性とスタイリッシュなデザインから高い評価を受け、世界的に人気の高いストーブです。
プレヒートが不要なガソリンバナー
MUKAストーブが画期的と言われる理由として、プレヒートを使用しないことが上げられます。一般的にガソリンストーブにはプレヒート作業が必要ですが、MUKAストーブにはプレヒートを一切する必要がありません。燃料をポンピングして噴射することで使用できるので、よりスピーディに燃焼することができるのが特徴です。
火力がパワフル
MUKAストーブの火力は4000kcal/hなので超パワフル。一般的なガスストーブが1500~3000kcal/h、またガソリンストーブでも2000~3000kcal/hなので、その差は歴然としています。バナーヘッド全体から炎が出る「全炎口型火口」を採用しており、調理する際鍋底の熱がムラになりにくいのが特徴です。
ガソリンストーブでは苦手な弱火の火力調整も、MUKAストーブなら問題なし。キャンプ場での調理の幅も広がりますね。
シンプルでスタイリッシュな機能美
MUKAストーブの携帯缶とコンロは、メタリックでとてもシンプル。また、ストーブの五徳は3本のパイプでスッキリとしたスタイルです。不要なものを削ぎ落とし、機能性を追求した美しいデザインが評価され、2011年のグッドデザイン賞にも表彰されました。キャンプや登山で多くの人が利用するのも頷けます。
MUKAストーブのグッドポイントを解説
MUKAストーブのグッドポイントを上げました
国内だけに留まらず、世界中で評価されているMUKAストーブ。発売年には米アウトドア専門誌「BACK PACKER」の「EDITORS’ CHOICE SNOW」、2012年にはドイツの「Outdoor Industry Award」で金賞を受賞しました。世界の名誉ある賞を獲得したMUKAストーブ、どんな点が優れているのか詳しく解説します。
分離式の燃料タンク
使用者が加圧やプレヒートを行うことで、燃焼中の不具合で事故になるのを防ぎ、燃料タンクが分離式になっているのが特徴。分離式にする事で、料理をする際には五徳をテーブルへ設置でき、安全に使用できます。アウトドアなど、鍋料理や複数人の料理をする時に、ダッチオーブンなど大きめの調理器具を使っても、安心して料理を楽しめます。
自動車用のガソリンが使用可能
MUKAストーブは、自動車用のレギュラーガソリンが使用でき、高い燃焼効率が魅力です。通常レギュラーガソリンを使うと煤が発生し、ノズルが詰まったり手入れが大変でした。MUKAストーブは燃焼効率が高いため、レギュラーガソリンを使用しても煤が少なく、アウトドア向けのホワイトガソリンと遜色のない性能を発揮します。
またレギュラーガソリンは燃料費が安く、ガソリンスタンドで手に入りやすいのもメリット一つとなります。
初心者にも安心して使えるインジケーター付き
MUKAストーブには、加圧状況で判断しやすいインジケーターが付いているので、ガソリンストーブ初心者にも安心安全に使えるでしょう。さらに、加圧が適正かどうか、加圧状況が視覚で分かるので、経験者のみならず初心者にも使いやすいのが特徴です。
高火力で低ランニングコストが可能
MUKAストーブの最大火力は4,000kcalと、強いのが特徴。ソロキャンプでの使用からダッチオーブンを利用した複数調理まで、問題なく料理ができます。また、すぐに安定した火が付き、火力が強いので一気に温まる事ができ、冬や寒冷地には最適でしょう。暖をとる時の燃費が気になりますが、MUKAストーブは燃費も良く、一泊二日の登山であれば、寒い冬でもボトル1本で十分使うことができます。
メンテナンスが簡単にできる
MUKAストーブには、ダイヤルを回して内部の空気を外へ一気に放出する機能が付いています。この機能を使うことで、ジェネレーター内部を常に清潔に保てるようになりました。そのため、一般のガスストーブよりも簡単にメンテナンスでき、同時に長く使用できます。
軽量で持ち運びが便利
本体とポンプを合わせると重量が333gしかなく、ガソリンストーブの中では比較的軽量なのがMUKAストーブ。さらに耐久性も高く、様々なアウトドアシーンでの持ち運びにとても便利。キャンプへのパッキングで荷物が多くても、MUKAストーブなら軽量なので、嵩張らずに持ち運びできます。
MUKAストーブのデメリットは?
MUKAストーブを使用する際の注意点やデメリットをまとめました。
ガスストーブとしてはとても優秀なMUKAストーブ。初心者にも使いやすく、優れた点は多いですが、デメリットはないのでしょうか。どんな商品でも、優れた点と気をつけた方がいい点があるはずです。この記事ではMUKAストーブの課題点を取り上げましたので、初めて購入する方はぜひ役立てて下さい。
燃焼音が大きい
ガソリンストーブの燃焼音は、とても力強いのが特徴です。利用者の多いキャンプ場では、多少気を使うかもしれません。ただし、ガソリンストーブの燃焼音もアウトドアシーンならでは。大勢でテーブルを囲んでの食事も、キャンプや登山ならではの雰囲気が更に引き立ちます。
火力調整が苦手
ガソリンを帰化させながら燃焼させるので、高火力や中火は問題ありません。ただし、弱火にすると消えやすい特徴があります。お湯はすぐに沸かせますが、弱火で保存したり、トロ火での調理をするのは苦手なので注意が必要しましょう。また、転化時は10秒位炎が上がるのと、高火力のためドームテント内での使用はできません。
MUKAストーブの使い方レビュー
MUKAストーブの使い方レビューを紹介します。
独自の技術で、配管にガソリンが入る前に気化することに成功したSOTOのMUKAストーブ。この技術によりプレヒートが不要になり、使い勝手も便利になりました。MUKAストーブ初心者にも分かりやすく使い方をレビューしてたので、ぜひ参考にして下さい。
使い方①ポンピング
コントロールダイヤルを「Stop」位置に合わせ、ポンピングを行います。目安は圧力インジケーターに赤いラインが見えるまで。燃料満タン時で70回ほどです。
ポンピングする前は、ボトルにガソリン注いでおきます。この時、ボトルの口元にゴミが付着すると燃料漏れの原因になるため注意しましょう。上限以上に燃料を入れると空気が入らず、気化出来なくなるので上限をしっかり守ることが大切です。また、ストーブを安定して置けるようにテーブルも準備しましょう。
使い方②燃焼準備
ポンプに本体を接続し、燃焼準備に入ります。
MUKAストーブは燃焼から消火までをダイヤル操作で行うので、ダイヤルをStopの位置に回し、軽く押し込んでLOCKの状態にしておきます。
燃焼する際はテーブルなどを利用し、平な場所に設置しましょう。また点火には着火させるために火が必要です。マッチやライターでも問題ありませんが、点火時に大きな炎が上がるため、SOTOガストーチがあると便利です。事前に準備しておくといいでしょう。
使い方③燃焼
コントロールダイヤルを「Start」の位置にするとガスが放出されるので、ライターなどで点火します。最初は赤い炎があがりますが10~15秒で青い炎に変化。その後ダイヤルを「Run」に合わせ、再度ポンピングすればOK。
バーナーに火を近づけ、コントロールダイヤルを引っ張りロックを解除し、左に回して"Start"の位置に合わせます。初めの2~3秒は空気だけが出て、その直後にオレンジ色の炎が上がりますが、正常動作なので問題ありません。10~15秒くらいで炎が安定し、青い炎になります。炎が青くなったら"Run"に設定します。火力調整は"Run"の範囲内で設定可能です。
使い方④消化
消火は初め「Air」に合わせ、火が消えたことを確認してからダイヤルを「Stop」に合わせます。燃焼中の緊急消火は、ダイヤル本体を下方向に押し込むと消火できる安全機能が付属しています。
消化する時は、ダイヤルコントロールを"Air"に合わせると、内部の空気が外に放出されて火が消えます。バーナーから「シュー」っという音が消え、圧力インジケーターのピンが収まるのを待ちましょう。使用後はダイヤルを"Stop"へ戻し、”Lock"のし忘れに注意して下さい。
MUKAストーブを使ってアウトドアを楽しもう!
登山やキャンプなど、さまざまなアウトドアシーンに欠かせないのがアウトドア火器。技術の変化によって、その性能は歴史を相まって進歩を遂げてきたMUKAストーブ。耐久性も高く軽量のため、荷物の多いパッキングでも問題なく持ち運べます。ソロや大勢でキャンプで調理をする際も、MUKAストーブがあれば、問題なくアウトドアが楽しめること間違いありません。
出典:https://unsplash.com