登山ギアについて
ついつい集めてしまう登山道具には使用用途によって多岐にわたる使い方や種類がギア1つ1つにあります。季節も違えば山も違う、色々な状況の中でアウトドアギアはその力を発揮するので、一つの用途や意味だけではないギアの選び方をしっかりと理解することが必要です。
また長きにわたって使用することで愛着が沸き、自分だけの特別な道具としてかけがえのない存在になる登山ギアのおすすめのメーカー品を一つ一つご紹介していきます。
登山ギアの選び方
アウトドアギアの選び方で悩まれている初心者の人や、少しアウトドアギアを使いこなしてきたけど、どんな種類や性能のものやメーカーがあるのか、もっと情報が欲しい考えている中級者の人が多く、ギアの選び方の基本や簡単な情報収集で最新のアウトドアギアの探し方、選び方をご紹介します。
初心者の人でも中級者以上になるとこんな選び方があるんだとステップアップの楽しみを感じてもらえたり、こんな選び方があるのかと中級者以上の人の参考になれば幸いです。
初心者導入編
初心者の方の登山道具の選び方は登山道具のお店の人に聞くのがよいです。自分で調べることも大事ですが、全く経験のない状態で知識を詰め込むより、経験豊富なお店の人に聞くことが最も大事です。
中には「必要じゃないものまで売られるんじゃないか?」と心配になることもあると思いますが、しっかりと行きたいと山やどんな登山をしたいかを明確に伝える事で、一つ一つ道具の意味や特徴を教えてくれたり、どのような状況で使うかなど最適な登山ギアの提案をしてくれます。
中級者以上
初心者を経て中級者以上になり、さまざまな種類のアウトドアギアの意味を理解し、使い込なしてくると、難しい登山工程や、長期縦走に挑みたいと思うようになります。ハードなロケーションや、長時間の登山の行動に耐えうる大手メーカーの高性能機能のギアや、玄人ごのみのガレージブランドメーカーのギアを登山仲間に聞いたり、SNSなどで最新の情報を見つけて、メーカーが集まる展示会などに行くのがおすすめです。
登山ギアの種類
登山で必要な道具の種類をご紹介いたします。アウトドアギアショップへ行くとギアの商品数に圧倒されてしまい、何を買ったらいいのかわからなくことがありますが、必要最低限、登山で必要なギアの種類を知っておくと登山道具ショップの店員の人と話をするときも便利です。
アウトドアギアショップには多くのメーカーのアウトドアギアが豊富で種類も多いですので、道具の意味や選び方をしって、自分で使いこなして楽しい道具をアウトドアギアショップで選びましょう。
バックパック
登山に欠かせないギアの一つ、バックパック。季節にもよりますが、夏山でしたら日帰りのデイハイクでは20L前後のもの、またオーバーナイトでは30L以上のバックパックが一つの目安です。
バックパックメーカーによってさまざまな特徴や意味があります。例えばドリンクホルダーのついているものだと、移動中も水分補給がしやすいですし、ポケットがフロントに多いものだと携行品の仕分けもしやすいので、自分のスタイルにあったものを選ぶとおすすめです。
レインジャケット
レインジャケットは登山のマストギアです。急な雨や、風よけ、気温の低い山頂での防寒着としても使えます。昨今素材の機能が上がり、非常に薄手で耐水圧が高く、透湿性の高い生地があり、ウィンドジャケットと兼用できるのが特徴です。
また、レインジャケットにはポンチョ型もあり、低山での活動に向いています。ポンチョは換気性が非常に高いので、湿度の高い雨の中の行動に最適で、初心者は勿論、中級者以上にもおすすめです。
ヘッドライト
登山中、早朝や夕方、夜行動する場合になくてはならないアウトドアギアがヘッドライトです。山は暗くなるのが早く、町のように明かりがないので、ライトは必須アイテムとなります。ハンドライトでもよいのですが、例えばつまづいた時に手が塞がっていると怪我をする可能性が増えますので、頭につけるヘッドライトを携行するほうがよいです。
特に朝、夕方どちらも行動する場合にはバッテリー駆動時間が長いものや、予備バッテリーを携行するとよいでしょう。
シューズ
登山で安全に移動するために欠かせないシューズですが、足首まで固定できる登山靴からローカットのハイキングシューズまであります。ハイキングシューズはトレイルランニングのシューズと兼用も出来るので、軽荷物ならローカット系のシューズが軽快に山を上り下りできるのでおすすめです。
重い荷物を背負って長い工程の縦走をする場合には身体のバランスを保つことが重視されるので、足首まで固定できる登山靴を選ぶことをおすすめします。
シュラフ
テント泊や山小屋泊デビューで必要なアウトドアギアがシュラフ(寝袋)です。シュラフには布団型やマミー型(頭まで覆う)タイプがありますが、登山ではマミー型がおすすめ。
泊まるシーズンや宿泊する時の標高での気温など、計画する山行の環境下で選ぶシュラフも変わってくるので、最適な使用温度でのシュラフを選ぶ必要があります。その他、結露によるシュラフの濡れ防止のためシュラフカバーも必要です。
テント
山小屋がない場所での宿泊にはソロテントが必要です。登山ではトレッキングポールを使うワンポール式テントと、専用のフレームで立てる自立式の2つがあります。風が強い場所でテントを設営する時には風に強いフレーム式の自立タイプを使ったりしますが、フレームがやや重いのが特徴です。
ワンポール式は1kgを切る軽量性が特徴ですが、風が強いところでの使用に不向きな場合もあります。その場合には少し下山して風が弱いところで設営する事のがおすすめです。
クッカー
登山の楽しみの一つ、「山ご飯」を堪能するために必要な登山道具です。本体素材はアルミ式や軽量のチタン式などがありますし、収納ではスタッキング式や折り畳み式まで幅広くあります。クッカーはコンパクトにできますが、作る料理が多いと食材もクッカーも量が多くなるので、山ご飯を楽しむための登山なのか、軽量化して長期の山行を楽しむための登山かで、クッカーを選ぶことが重要です。
バーナー
クッカーで料理する時には「火」が必要となり欠かせないの登山道具がバーナーです。クッカーにスタッキングしやすい小型で火力の安定しているOD缶タイプのバーナーや、ホームセンターやコンビニでも入手しやすい細長い缶のCB缶などがあります。
バーナーもメーカーによってや種類によって火力や五徳のサイズが異なりますので、クッカーのサイズやバックパックの大きさなどに合わせて最適なものを選ぶのがおすすめです。
おすすめの日帰り向け登山ギア5選
日帰り向け登山ギア1
ハイパーライトマウンテンギア Summit 30L
ご紹介するハイパーライトマウンテンギアのバックパックがあれば、少し山行が慣れてきたら山小屋泊やテント泊まで出来、幅広い登山に使えるのが特徴です。日帰りには十分なサイズの30Lのバックパックは初心者にもおすすめといえます。
素材には非常に軽量で防水素材のDCF(ダイニーマコンポジットファブリック)を採用しており、雨の濡れにも強い素材を使っているのが特徴です。
日帰り向け登山ギア2
Trail Bum® / ヌーケープ
天気がよい日でも、天候の崩れで雨になるのが登山です。そんな急な天候の崩れに最適なのがレインポンチョ。レインジャケットはフルジップタイプが多く、一度バックパックをおろして着用しなければなりませんが、ポンチョはバックパックの上から被ることが出来るのが特徴で、初心者にもおすすめです。
ご紹介するTrailBum®のヌーケープは撥水処理されたシルナイロンで出来ています。手のひらサイズの収納で、重さは115g(ケース含む)と軽量で傾向に便利です。
日帰り向け登山ギア3
アルトラ ローンピーク 5.0
日帰り登山では荷物も少ないので軽快に動き回れる登山シューズがよいです。ご紹介するメーカーのアルトラのローンピークは登山やハイキング、トレイルランニングまで幅広く使えるギアです。ベアフットと同じ要素を取り入れたそのフラットなソールは「推進力」こそないものの、自然な体勢へと身体を保ちます。
そうすることで、足裏へ均一に荷重がかかり、バランスが取りやすいので、足が痛くなったりすることが登山中少なく、初心者にもおすすめのアウトドアギアです。
日帰り向け登山ギア4
trangia トランギア メスティン TR-210
日帰りでも山の景色が楽しめる場所で食べる山ご飯を楽しむアウトドアギアがクッカー。ご紹介するTrangiaのメスティンはキャンプでも大人気で、非常に料理の汎用性が高く、米を炊くことも出来るし、煮込むことも出来るし、焼くことも出来るので、初心者にもおすすめです。
サイズはスモールとラージサイズが有り、店舗やWebshopに入荷してもすぐ売り切れになる人気のアウトドアギアです。在庫を見つけたら直ぐにゲットをすることをおすすめします。
日帰り向け登山ギア5
ソト(SOTO) アミカス SOD320
SOTOのアミカスSOD320はOD缶を使うバーナーで、扱い方も簡単で、初心者でも扱いやすく、非常に小さく軽量ですが火力が有り、先にご紹介したメスティンもアミカスの五徳にしっかり乗るのでおすすめのバーナーです。
これ一つで、ハイキングは勿論、本格登山でも使えるので非常に汎用性があります。横風にも強いですが、専用の風防があると、より効率的に速く料理が作れるので、風防も一緒に購入するのがおすすめです。
おすすめのオーバーナイト向け登山ギア5選
オーバーナイト向け登山ギア1
SIX MOON DESIGNS Lunar Solo
テント泊でオーバーナイトする時に必要なアウトドアギアがテントです。ソロテントの選び方には2種類あって、フレーム型の自立式か、トレッキングポールなどを支柱に使うワンポール式があります。ご紹介するワンポール式テントは本体がフライシートと蚊帳とボトムが一体型になっており、本体だけで約740gと非常に軽量です。
登山道中で使うトレッキングポールを支柱に使えるので、専用のフレームが必要なくなり、軽量化することで快適な登山が可能となります。
オーバーナイト向け登山ギア2
esbit エスビット ポケットストーブ
長期登山で少しでも軽快に行動するために携行品を軽くしたい時におすすめなのが固形燃料で有名なドイツメーカーのエスビットのポケットストーブです。エスビットのストーブにはいくつか種類がありますが、今回ご紹介するポケットストーブは簡単に折りたたむことが可能で、中に固形燃料も入れることが出来ます。
本体は85g、固形燃料も80gと非常に軽量なので、例えば食料を少し多めに持って行けたりできるので、楽しみを増やすことが可能です。
オーバーナイト向け登山ギア3
SAWYER Mini SP128
ご紹介する浄水器のソーヤーミニがあれば、山で水に困ることが少なくなります。山で宿泊する用に水を大量に持っていくと重いですが、浄水器が有れば、山で飲み水を確保することが可能です。例えば一泊するのに3Lの水が必要な場合、3Lの水を持って行動しなければなりませんが、浄水器があると、持ち運ぶ量は半分以下で、途中の沢等で飲み水を浄水器で作ることが出来ます。
飲み水を作ることが出来る浄水器はオーバーナイトは勿論、日帰りでも有効なアウトドアギアです。
オーバーナイト向け登山ギア4
レッドレンザー NEO10R
朝方や夜に行動するに必要なのがヘッドライトです。ご紹介するヘッドライトメーカーのレッドレンザーが作るNEO10Rは、長い夜を明るく、長時間行動するために作られているのが特徴で、最大輝度600cdで10時間駆動することが出来ます。他メーカー品では最大輝度で2~4時間が多いのですが、600cdという高輝度で10時間動作できるのがNEO10Rです。
オーバーナイト向け登山ギア5
アイスブレーカー TECH LITE SS CREW
最後に紹介するのがICEBREAKERのメリノウールTシャツです。通気性があるので、夏は涼しく、また冬は中に切ることで保温性も高く、活動して汗をかいても「保水機能」があるので汗冷えしにくいです。
またメリノウールTシャツは臭いも軽減してくれるので、1~2泊ならメリノウールTシャツ一枚でもアンダーウェアやトップスとして使えます。荷物の軽量化にもなるのでおすすめです。
登山ギアまとめ
アウトドアギアの意味や選び方、特徴を初心者や中級者以上向けにまとめ、おすすめのメーカー品や日帰り、オーバーナイト向けにわけてご紹介させていただきました。登山道具の意味をしっかりと理解して使いこなすことで、登山がより楽しくなり、ギア集めもより楽しくなると思いますので、これから登山を始める初心者の人や、中級者以上の人に山行になっておりましたら幸いです。
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ご紹介した登山ギア以外にも本サイトにはたくさんありますので、気になる方は是非こちらの記事もチェックしてみてください。ソロテントやダウンジャケットなど、厳選したおすすめの商品を記事でご紹介していますので、気になる登山ギアを是非見つけて頂ければ幸いです!

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