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テントの種類別に張り方を徹底解説!正しく設置して安全なキャンプタイムを過ごそう!

キャンプで使うテントには、種類があるのをご存じでしょうか。キャンプで張るテントの種類によって、張り方が変わってきます。初心者の方は特に、張り方が簡単かどうかもテントを選ぶ基準になりますので、ぜひチェックしておいてください。
2021年2月20日
大石ゆう
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目次

テントの張り方が知りたい

Photo bybhossfeld

キャンプといえば、テントを張らなければ始まりませんね。キャンプに初めて挑戦するという方は、とにかくやみくもにテントを探して購入してしまうことがあるかもしれませんが、実はテントには種類があるんです。

テントの種類によってテントの張り方が変わってきます。テントの形の違いもあるのですが、やはり初心者の方が気になるのは自分でも設営ができるのかどうかということではないでしょうか。ここではテントの違いによっての張り方をご紹介します。

構造によっての張り方の違い

ではまず、テントの張り方の種類を始めにご紹介していきます。テントの種類分けの方法はあるのですが、構造の違いによって張り方の方法も変わってきますので、まずは張り方の種類を知っておきましょう。

テントはキャンプ場で張るとなると、時間がかかったとしてもしっかり自分で設営できなければいけません。どの種類が手軽な張り方なのか、またその構造の利点なども参考にしてください。

スリーブ式

スリーブ式の方法はポールをスリーブに通して組み立てる

まず初めにご紹介する張り方は、スリーブ式というテントです。スリーブ式は写真を見ると分かるのですが、テントのスリーブという筒状になったところに骨組みのポールを入れてテントを組み立てていくような張り方になります。

スリーブ式はテントとポールが一体になった状態でテントを組み立てていくので、多少力が要りますし、風が強かったりすると組み立てがしずらかったりすることもあります。

スリーブ式テントのメリットとデメリット

この張り方のメリット面ですが、スリーブタイプはポールとテントが一体となっているため、テンションが均一にかかります。テンションが均一なので安定しており、組み立ててしまえば強い風が吹いても壊れにくいです。

一方デメリットですが、設置にはある程度力が必要になります。また、撤収時にポールがスリーブから外れてしまい、面倒なことになるというデメリットがあります。夏の暑い日や寒い冬にも、設営の簡単さというのは考えていた方がいいかもしれません。

吊り下げ式

吊り下げ式はひっかける方法の張り方

吊り下げ式の張り方はテントとポールが一体ではなく、別々なものとして設置していきます。ポールで骨組みを作り、ポールについているフックにテントをひっかけていくようにしていきます。

写真では左側がスリーブ式、右側が吊り下げ式の方法になっています。ちょっとした違いではありますが設置の仕方が異なるので、張り方についてのメリットデメリットを見て選ぶといいでしょう。

吊り下げ式のメリットとデメリット

吊り下げ式の張り方は、設営の簡単さが挙げられます。まずはポールを組み立ててしまえばテントをフックにかけて設営できるのでとても簡単です。これは撤収もしかり。フックから外してポールを片付ければ終了です。

吊り下げ式のデメリットについては、スリーブ式の張り方と比べて強度が弱いということではないでしょうか。フックにかけているだけなので、それが外れてしまう可能性もあります。

ワンポール式

ワンポール式はポールを建てる方法で

ワンポールテントの張り方は、今までの二つとも形が異なり、三角形の形が際立っているのが分かります。これは、真ん中に一本ポールが立っており、そこにテントを張っていくような張り方になるからです。

テントはその一本のポールで支えられており、中央部分が一番高くなっています。女性の方には人気のタイプで、おしゃれなテントにこのワンポールテントを選ぶ方もいるようです。


ワンポールテントのメリットとデメリット

ワンポール型のテントのメリットについては、張り方が簡単なことが挙げられます。また、真ん中部分が高くなっているので、立って作業ができることもあるでしょう。ただテントの端は狭くなっているので、その点がデメリット。

また、テンションを均一にかけないと不格好になってしまいます。しかし最近では端に立ち上がりがあるアスガルドタイプもあるので、狭いワンポールテントが嫌だという方はアスガルドタイプを選ぶといいのではないでしょうか。

テントの種類をご紹介

張り方の違いが分かったところで、今度はテントの形の違いでの種類をご紹介していきます。ここでは一般的によく利用されるものについてご紹介しますので、初心者の方はぜひチェックしてみてください。

テントを選ぶ場合は、見た目や大きさだけでなく設置方法が簡単かということも重要な一つ。見た目だけで購入してしまうと、後で後悔するなんてこともあり得ますので、一通りの種類をチェックしておくと安心です。

ドームテント

こちらはドームテントと呼ばれるテント。ドームとあるように、ドーム状になったテントで、これはキャンプ場でもよく見かけるタイプではないでしょうか。このドームテントには先ほどご紹介した構造の違いでスリーブ式と吊り下げタイプがあります。ドームテントを選ぶ場合、張り方の簡単さか、もしくは安定したテントがいいのかで選んでいくといいでしょう。

ツールームテント

ツールームテントはドームテントと同じような形なのですが、こちらは通常ある寝室以外にも前室があり、広いリビングとして使える場所があるテントになっています。

ドームテントだと夏の暑い日にはタープがないと日陰が作れませんが、ツールームテントなら前室があるのでタープいらず、という点が便利に使えるようになっています。広く使えるので、家族や大人数でのキャンプで活躍してくれます。

ワンポールテント

ワンポールテントは先ほど張り方の違いでもご紹介したように、一本のポールでテントを支えるようになっている円錐型をしたテントです。ティピーテント、とも呼ばれることもあり、ティピーテントの名称で販売されていることもあります。

このタイプは高さがあり、設営が簡単、さらにおしゃれだということで選ばれる方も多いテントです。女子キャンプではワンポールテントを選ぶ方も多いようです。見た目も可愛いものがある種類です。

ロッジ型テント

ロッジ型テントは、写真を見ても分かるように、お家のように大きいフォルムのテントです。大きいということから、大人数でのキャンプに使う場合に選ばれることも多いです。どのテントよりも内空間が広く、快適に過ごせます。ただ、やはり大きいので上手く設営できるようになるためには多少練習が必要になるかもしれません。

基本的なテントの張り方

では次に、どのテントでも基本的に一緒なテントの張り方についてご紹介していきます。テントを張る場合、適当に張ってしまうと後悔することにもなりかねません。テントを購入する前には、基本的なテントの張り方というのも理解しておくようにしましょう。そのあとに、それぞれの種類別のテントの張り方をマスターしていけばOKです。

テントを張る場合の風向きにはコツがある

Photo byblickpixel

初心者の方は、テントを購入したらとにかく張ればいい!と思ってしまうかもしれません。ですが実は張り方にもコツがあるんです。まず、テントをキャンプ場で張る場合、風向きを見ていく必要があります。

風があるときのテントの張り方は、テントの入り口ではなく入り口とは反対側を風に向けるように設置します。また、風向きを見て、風が吹いてくる方からペグを固定していくと設置しやすくなります。


テントを張る場所

また、テントを張る場合、風向き以外にも気を付けなければならないことがあります。それが、川や海が近くにある場合のテントの設置です。川が近くにある場合、天気によっては大雨で水位が上がってしまうことも。海だと満潮時にテントが海につかるなんてことがあります。そういった点もしっかり考えて、テントを張るようにしてください。

夏や冬など季節によって利用するものを変える

テントを張る場合、夏や冬によって使うアイテムが変わってきます。冬は寒く、結露がしやすくなるのでフライシートというアイテムを持っているといいでしょう。結露以外にも二重に張れるので暖かさも変わってきます。

それに対して夏ですが、フライシートがあると暑くなってしまうのでフライシートはいりません。逆にあるといいものがタープ。タープがあることで夏の日差しをよけながら料理をすることができます。

テントの張り方をご紹介

では最後に、テントの張り方をご紹介していきましょう。動画での説明になりますので、細かいところも分かりやすいのではないでしょうか。もちろん購入するテントによって建て方は変わってきますが、ここで張り方を見ておくことで購入の決め手にもなるはずです。テントの設置は練習も必要になりますが、コツをつかめば誰でも設営はできるようになりますよ。

ドームテントの張り方

Colemanドームテントの張り方について

始めにご紹介するのは、ドームテントの張り方です。こちらのテントはColemanのテントを使っているのですが、スリーブ式のテントになります。初心者の方は、テントの張り方が全く分からないという方もいるでしょう。

なんとなくこんな感じの建て方なんだな、というのを把握するのにも動画を参考にしてみてください。また、フライシートの取り付け方も説明しています。どんなテントもそうですが、ある程度慣れるまでは練習が必要です。

Colemanドームテントの張り方

ドームテントの張り方ですが、まずは設置する場所にグランドマットを敷くところから始めます。設置場所にそのまま建ててしまうと、汚れてしまうこともあるのでグランドマットは敷いて使うようにしてください。

また、ペグの固定の仕方のコツですが、動画にあるように風で飛ばされにくいように外側から内側に固定するように固定していきましょう。テント、フライシートの入り口もそうですが、開けるときは外側に巻いていくと雨が入り込む心配がありません。

ツールームテントの張り方

snowpeakのツールームテント

次にご紹介するのはツールームテント。テントはsnow peakのものを使った建て方をご紹介しています。こちらはドームテントよりも大きいのですが、手順を練習して覚えれば問題なく建てられるようになります。

snow peakのツールームテントは、本体はスリーブ式、インナーテントは吊り下げ式になっています。大きいテントなので、風向きにも注意して設置場所を選んでいきましょう。

snowpeakツールームテントの建て方

snow peakの本体はスリーブ式なので、ドームテントにあった方法と同じようにポールをスリーブに入れていきます。骨組みができたら本体を開き、設置場所にペグで固定していきます。ルーフシートを取り付け、最後にインナーテントをフックにかけていけば完成です。

前室が広くとってあるツールームテントは、家族など大人数の方におすすめのテント。初めは練習が必要ですが、練習していくうちにコツも分かってくるので、問題なく建てられるようになりますよ。

ワンポールテントの張り方

初心者にもおすすめなワンポールテント

次にご紹介するのはワンポールテントの張り方です。ワンポールテントは、簡単に設営できるということで初心者の方にもおすすめです。ワンポールテントはどのように張っていけばいいのでしょうか。簡単にできるとはいえ、やはり張り方にはコツがあります。動画ではそのコツと、撤収の仕方も説明してくれているので購入の際の参考にしてみてください。


ワンポールテントの張り方

ワンポールテントの張り方は、まずペグを打つところから始まります。そのペグ打ちのコツというのが、対角線に固定していくというところ。対角線にペグを打ち、最後にポールを建てて完成。

ワンポールテントは作業自体が他の張り方よりも少なく、自分でもできそうだと感じられるのではないでしょうか。一人でも簡単に建てられるので、初心者でソロキャンプに挑戦してみたい、という方にもいいかもしれませんね。

ロッジ型テントの張り方

ロッジテントを設置しよう

最後にご紹介する張り方は、ロッジテント。大きくて家族がいる方はこのロッジテントを選びたいと思う方もいるかもしれません。このロッジテントは今までのテントとは張り方が異なっており、骨組みから組み立てていくような形になります。

大きいテントなのでほかのテントよりも重く、がっちりしたような作りになっています。初心者の方は自分でもできるかなと思ってしまうかもしれませんが、一つずつ工程を丁寧に行えば問題なく設置はできます。

ロッジテントの張り方

ロッジテントの張り方ですが、まずは骨組みからしていきます。動画にもコツとしてご紹介していましたが、骨組みのある位置にパーツを置いていき、そこから組み立てていくと作業がしやすくなります。

骨組み部分は全部作ってしまうのではなく、屋根にテントをかぶせられるよう、三分割の一本は外して作業していきます。それぞれのテントによって、張り方もコツも異なっていますので、一通りさっと見て、いいなと思ったテントを購入してください。

まとめ

今回はテントの種類別に張り方をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。種類によって張り方が異なり、さらに風向きや設置場所にもコツがあるということが分かっていただけたのではないでしょうか。

初心者の方は特に、どんなテントを選べばいいのか分からないという方も多いでしょう。動画で張り方の違いを見て、あとは大きさや価格なども考えて楽しく過ごせるテントを選んでくださいね。

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